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少女の性 第五百九十一部 「ねぇ、他には見るところ、あるの?」 さとみは時間稼ぎの会話で話を繋ぐと同時に、少し身体を宏一に寄りかからせた。直ぐにベッドで夢中になるつもりはなかったが、せっかくの時間を単に他人同士の会話にするつもりもないからだ。 「うん、行ってみれば全体が大きな水族館だから、水族館にあるものしか無いけど、それでもかなり珍しいものとか多いはずだから、時間は結構潰れるよ」 宏一もテーブルのカクテルを飲んだ。宏一が座っているのはさとみの左側で、さとみは宏一の右側に寄りかかっている。すると宏一の右手が少し脇を回って軽く乳房に触れてきた。さとみは何も反応しなかったが、それこそ受け入れたサインだ。 「でも・・・・せっかくなのに時間を潰すって言うのも・・・・・」 「それじゃ、メインのショーとかを見たら海中公園に行こうか?」 「そうね。遠い?」 「うん、30分くらいかな」 「行ってみたい・・・・。あ、天気次第なんだっけ」 さとみは目の前の光景を目に焼き付けながら背中で宏一の温かさを感じていた。窓の外には真っ暗な海が広がっており、遠くの水平線を船の灯りで縁取っている。今までは時々のセックスは灯りを消した部屋だったので、こんな素敵な部屋を見ながら抱かれたことなど無かったし、景色を楽しんだこともなかった。昨日までは寂しくて泣きそうだったが、このゆったりとした部屋と素敵な景色がご褒美なのだと実感できる。 「うん、だからシーワールドの後は柔軟に決めていかないとね」 「海中公園がダメだったら、後はどうなるの?」 「そうだね。反対方向にずっと行くと房総の白浜があって、そっちに行くとフェニックスとかの南国気分が味わえるよ。フルーツ農園とかお花畑とか野島崎灯台なんかがあって、どっちかって言うと房総半島先端の景色が楽しめるって感じかな?シーワールドみたいな特に大きな観光スポットはないんだけど、のんびり半島の先をドライブで回る感じ。もちろん天気次第だけど景色は良いよ。フェニックスとかも増えるから南国気分満点だし、小さなスポットはあちこちにあるからいろいろ楽しめるしね」 さとみは乳房に当たっている宏一の手書きになってカクテルどころでは無くなってきた。 「それなら、天気が良かったら海中公園と半島のドライブと、どっちが良いの?」 「う〜ん、難しいけど・・・・気持ち次第かな?海中公園は静かにじっと魚を見てるのがオススメだから静かに過ごす感じ。半島のドライブは華やかな気分で南国をドライブって感じかな?」 「そうか・・・・・・どっちにしようかな?」 「特に予約とか要るわけじゃ無いから、明日の天気や気分で決めれば良いんじゃない?」 「そうね・・・・・」 さとみはもう一度カクテルを飲んで、グラスをテーブルに置いた。すると、宏一も同じ事をした。 さとみはいよいよ始まると思った。そして、この状況から宏一がどのようにリードしてくれるのか、ドキドキしながら宏一の次の手を待った。もちろん宏一にはプランがあった。そしてそれをさとみが受け入れて楽しんでくれることを願っていた。 「それじゃぁ、こうしない?明日、天気が良くて、さとみさんが元気いっぱいだったら半島先端のドライブにしようよ」 そう言いながら宏一は両手をさとみの脇に入れて部屋着の上から可愛らしい乳房をそっと包んでいく。 「ふふっ、もう我慢できなくなったの?」 「どうかな?さとみさんは?」 「そんなこと、言えるわけ無いでしょ?」 「ずるいなぁ」 「今頃気が付いたの?」 そう言うとさとみは宏一の方を向いて目を閉じ、宏一に寄りかかったまま軽くキスをした。その間に宏一の手は部屋着の上からさとみの乳房の下側をそっと包み込んでいく。部屋着は薄手のショートガウンだがタオル地なので厚みがある。だから、ガウンの上から包まれても余り刺激は強くないが、さとみの身体は熱を帯び始めた。 「さぁ、どうするつもり?」 さとみは刺激が弱いので次に何をしてくれるのか、確かめたくなった。 「それはね、もちろんこうだよ」 そう言うと宏一はさとみのガウンの帯を解いていく。しかし、完全に帯を解くわけではなく緩くしただけだ。 「ここで脱がすの?」 さとみは宏一が何をしたいのか分からずに少し戸惑った。 「まさか」 そう言うと宏一はさとみのガウンを少し引き揚げてから左右に大きく開き、肩を出した。さとみは反射的に胸を押さえてガードした。すると宏一は項から肩に軽く唇を這わせ始めた。 「はうぅっ」 さとみの口から声が漏れた。宏一は更に両手を前に回して胸を押さえたさとみの手の上から乳房へとアクセスしていく。もちろんまだ乳首には触っていない。 「ああぁん、こんな格好にするなんて」 さとみはガウンを脱がされなかったことに安心した。実はガウンの下には何も身につけていないのだ。だからここで脱がされたらソファの上でいきなり秘部まで露わになってしまう。まだそれは早いと思ったからだ。 一方宏一は、少しずつさとみを裸にしていく楽しさにのめり込んでいった。さとみは胸をガードしては居るが、それほどしっかりガードしているわけではない。だから宏一の指はさとみの手の上からでも乳房に少しずつアクセスすることができた。乳首の周りを指でなぞってから乳首を軽くツンツンする。 「あんっ、こんな触り方って・・・・」 「ちょっと触り難くてさ、さとみさんが手をどければ普通の触り方になるよ」 「この状況でそんなこと、できると思う?」 「ううん、思わない。だから、しばらくはこのままだね」 「そんな無責任な」 「そんなことないよ。しばらくはこのままだから、さとみさんがカクテルを飲みたければ飲んでも良いし、俺だって飲むよ。もっとさとみさんと話しながら夜を過ごしたいからね」 それはさとみも全く同じ気持ちだった。だからさとみは一度手を伸ばしてカクテルを取って飲んでから、また手を胸のガードに戻したが、宏一は何もしなかった。 「本当だ。なんにもしない・・・・・・ちょっと予想外」 そう言うとさとみは宏一に言われた通り、カクテルに手を伸ばして一口飲んだ。 「いきなり脱がせてベッドに押し倒したんじゃ、せっかくの夜がもったいないよ」 「うん、そうね。同感」 「それじゃ、このまま話をしても良い?」 「して、あんっ」 さとみは宏一が再び項に唇を這わせたので声を上げてしまった。吐息が掛かっていた肌が敏感になっていたのだ。 「話すだけじゃダメなの?どうしてそんなことするの?」 さとみは感じさせるのか、話すのか、どちらかにして欲しいと思った。 「だって、せっかくのこのシチュエーションだもの。さとみさんが腕の中にいることを確認したいじゃ無い?だから、会話を楽しんだり、さとみさんが感じてる声を聞いたり、だよ」 「そんなに耳元で囁かなくても・・・・・・ああん、何か変な気分になってきたかも・・・・」 「そう?それじゃ、話すのは止めにする?」 「ううん、もっと話したい。ねぇ、明日は何時までに帰らないといけないの?」 さとみはまだベッドに入りたくないと思った。もう少し、この贅沢な時間を楽しみたい。 「それはこっちが聞きたいよ。レンタカーは夕方まで借りることになってるから、夕方の6時を回らなければ何時でも良いけど、さとみさんの予定が分からないから」 「私?私は何時でも・・・・・・と言うわけじゃないか・・・」 「予定があるの?」 「あのね・・・・一度残してきた荷物を取りに行かないと行けないの。もう手配は済んでいて、私も直接行くつもりなんだけど、宏一さん、ねぇ、一緒に来てくれない?」 「そうか・・・・でも、あのレンタカーで運べるくらいの荷物なの?」 「引っ越し屋さんにはトラックを頼んであって、ほとんどは引っ越し屋さんが運んでくれるから私達は行って荷物を預けるだけ」 「元の家には何時に行かないと行けないの?」 「3時なの。その日のうちに私の部屋で荷物を受け取らないと行けないから」 「そうか、それじゃ、実質的に明日が引っ越しだね」 「そう、お願いしても良い?」 「もちろん。さとみさんの部屋には入れるんだし」 「入るだけじゃなくて、泊まっていってもいいのよ」 「えっ、そうなの?」 「でも、まだ全然片付いてないから、ちょっと不便が色々あると思うけど」 「例えば?」 「シャワーとかは、まだオールインワンのシャンプー一つだけだし、歯ブラシも私の一個しかないから買い出さないといけないし、冷蔵庫だって明日運ばないと無いし、もっと言えばキッチンだって・・・・」 「大体分かったよ。それでも、俺が泊まっていったほうが良いって言うのは・・・・もしかして前の同居人に関係がある?」 「そう・・・・・・宏一さんが一緒なら押しかけてくることもないから。もし来ても返り討ちだし」 「そうだね。住所を知られないようにしないといけないね」 「そうなの。引っ越し屋さんに聞かれたらお終いだもの」 「じゃぁ、引っ越し屋さんには送り先の住所は言わないように念を押しておこう」 「そんなことできるの?」 「できるとおもうよ」 「ありがと・・・・」 さとみはそう言うと、胸を押さえていた手をどけた。これで宏一は乳房の上半分には自由に触れる。ガウンに覆われている下半分はこれからだ。 「ねぇ、明日の話は明日しましょう?もう、これ以上元カレのことは考えたくないの。だから、もうこの話は止めにしましょ」 「そうだね。きっとさとみさんは自分でも嫌になるほど考えたんだろうからね」 「うんざり、あ、ちょっと待って」 そう言うとさとみはテーブルに置いてあったスマホを取ると、自分と宏一を自撮りした。 「向こうがまだぐだぐだ言ったら、これを見せてやる」 「おーお、逞しいこと。でも、見せるだけで送っちゃダメだよ」 「え?あ、あぁ、そうね。わかった」 今の世の中、画像を送ったらどんな風に加工されるか分かったものではない。 「それより、ねぇ、まだ?」 「まだって?」 そう言うと宏一はねっとりと首筋に唇と舌を這わせた。 「わかってるなら、ねぇ、いいでしょ?」 「慌てないで、まだ氷が来てから30分しか経ってないよ」 「慌ててないけど・・・・・」 宏一が真摯に話を聞いてくれて会話を楽しめるるのは嬉しかったが、それにしても、もう少し何か無いのかと思った。 「それじゃ、こうしてみようか?」 そう言うと宏一はガウンの端から手を入れて乳房の下半分を軽く包み込み、指で膨らみを可愛がり始めた。 「え?あっ、ああん、いきなりっ」 「いきなりだった?ごめんね。もうこれくらいはいいかなって思って」 「ううん、だいじょうぶ」 「くすぐったい?」 「ううん、大丈夫・・・・・だけど、これって・・・・・・んんんん」 「さとみさんの身体にそろそろ準備をしてもらおうと思ってね」 「でも、どうやったら準備ができたって分かるの?」 「それは秘密だよ。それまで少しくすぐったいの、我慢してね」 「別に良いけど・・・・」 さとみは既にここまで脱がしているのだから、もっとはっきりとした愛撫をすれば良いのにと思った。 その時、さとみは不意に宏一が先程からカクテルを飲んでいないことに気が付いた。 「カクテル、飲む?」 「うん、飲みたいけど、今両手が塞がってるんだ」 「まぁ、それじゃ、私が飲ませてあげる」 そう言うとさとみは宏一のグラスを手に取り、宏一の口元に持って行った。宏一は口を押し込むようにして少し飲んだ。 「なんか、変な感じ。私、今触られてるのよね?その私がこんな事するなんて」 「うん、ありがと。美味しかった。とっても」 「どういたしまして」 「それじゃ、もう一口だけくれる?」 「まだ飲むの?良いわよ」 さとみがもう一度宏一にカクテルを飲ませると、宏一は満足したらしい。 「うん、十分飲んだ。この後、俺の口に入るのはカクテルじゃないよ」 「なあに?」 「さとみさんの身体のどこか」 「そんな露骨に言う?」 「まずかった?」 「ううん、良いわよ。だって、こうなってるんだもの。私だって、半分くらい脱いだ感じだし」 そう言うとさとみはガウンを自分から更に下げ、ガウンを腰から下だけにした。 「それじゃ、どれくらい準備ができたか確認してみるね」 そう言うと宏一は指先でさとみの乳首を下から上にクイクイとゆっくりと押し上げた。 「ふああぁんっ、いやぁ、変な声が出ちゃったぁ」 「うん、もう少しかな?」 「まだなの?」 「うん、もう少し、待っててね」 そう言うと宏一は耳元を唇で愛撫しながら、乳房の上を指で這い回り、時々乳首ギリギリを愛撫してさとみに予感を与えた。 つづく http://shojyonovels.is-mine.net/ 少女の性シリーズ掲示板 https://bbs1.sekkaku.net/bbs/hiwaki25/ バックナンバーはMailuxにアクセスして http://www.mailux.com/ 左上の検索窓に『少女の性』と入力して! |