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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ┃ Multi Lingual Internet Mail Magazine ┃ ★ JP-Swiss-journal - Vol. 211 - December 15, 2022 (Swiss Time) ┃ ☆ http://www.swissjapanwatcher.ch/ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【 目次 / INDEX / INHALTSVERZEICHNIS 】 【J】連邦評議員(閣僚)の後任選事情 明子 ヒューリマン 【E】Swiss Federal Councillor's Succession Election Situation Akiko Huerlimann ━━━━━━━━━━━━━【 日本語 】━━━━━━━━━━━━━━━ スイス連邦評議員(閣僚)の後任選事情 明子 ヒューリマン スイスでは、連邦議会も地方議会も「Miliz-Parlament」、即ち議員達はパー トタイム勤務で殆どが本職を持つ。議員は「Mandat (政治的委任)」を禁じら れていない。 https://www.parlament.ch/de 「ブンデスラート(Bundesrat)」は、ドイツ語でスイス政府とその構成員を 意味する。ブンデスラートは、1日24時間任務と言われ、「Mandat (政治的委 任)」を引き受けることを禁じられているので、ブンデスラートとに選ばれた ら、全ての政治的委任を解消しなければならない。 https://www.admin.ch/gov/de/start.html 1. ウエリ・マウレル連邦評議員SVP(スイス国民党)の辞任表明 今年72歳になった財相を務めるウエリ・マウレル連邦評議員が、9月30日記者会 見で辞意を表明したことは、前号でご紹介した通り。 2009年から連邦評議員を務めており、辞任は1年以上前から計画していたと説明 した。 https://en.wikipedia.org/wiki/Ueli_Maurer 連邦政府の閣僚の中では、最年長で最も在任期間が長い。その為、突然の辞意表 明ではあったが、順当な決断と受け止められた。1996年から2008年迄最大の国政 政党SVPスイス国民党の党首を務めた保守の重鎮で知られ、謹厳実直な同氏の人 柄と公平な姿勢に、各方面からは好意的な反応が寄せられた。 2. SVPの後任候補に5名が立候補を表明 SVPは、連邦議会占有率で連邦評議員2名の席が認められている。 保守のオピニオン誌「Weltwoche」のMarcel Odermatt記者が、「連邦評議員 候補の中立性チェック」という記事を同誌28.10.2022に書いた。 https://weltwoche.ch/story/bundesrats-kandidaten-im-neutralitaets-check/#comment-298147 この記事の前提となる背景は、2月28日、連邦内閣はEUと米国の対ロシア制裁を 採択することを決定したこと。この数日前、SVPの関連組織「Pro Schweiz」は、 スイスが交戦国に対する非軍事的報復、すなわち制裁の放棄を要求する「中立 性イニシアティブ」を発表した。 Pro Schweiz: https://proschweiz.ch/neutralitaetsinitiative-pro-schweiz/ この記事で、5名のSVP候補者の立ち位置を解説している。 先ず、明確な立ち位置を表明しているのが、ツューリッヒとツークの候補者。 1人目は元国民議会議員のHans-Ueli Vogt(チューリッヒ大学私法・商法教 授)。この活動を推進する一人で、イニシアチブ委員会の委員を務めている。 「スイスは、中立の立場を活かして紛争の予防と解決に努め、調停役として 平和のために働くべきで、戦争に参加すべきではない」と主張する。 2人目のツーク州政府財務担当のHeinz Taennlerは、「中立性の意味は、ここ 数十年で大きく変化しているので、中立性というテーマで白黒をつけるのは 間違っている。かつて、この国は周囲を敵対勢力に囲まれ、互いに争ってい た。だから、『傍観者』であることに意味がある。制裁を盲目的に受け入れる のではなく、慎重に検討すべきだったと、連邦政府の対応に疑問符を付けた。 ベルン州の2人の候補者は控えめ。 3人目のWerner Salzmann全州議会議員は、「中立性が連邦憲法の目的条文に明記 されており、スイスが2014年のクリミア危機の時と同様に制裁体制を遵守し続け ることは正しい」と述べている。 4人目のAlbert Roesti国民議会議員は、「永続的な武装中立」を常に支持して きたと強調する。ETHT(連邦工科大学ツューリッヒ校)で農学部を専攻後、 米ロチェスター大学のMBAを取得。2016年4月23日から2020年8月22日迄SVP党首 を務めた。温厚な人柄と連邦議会での広い人脈から、最有力候補と称された。 https://en.wikipedia.org/wiki/Albert_R%C3%B6sti 5人目のNidwalden政府財務担当のMichele Bloechligerは、Pro Schweizの懸念に まだ納得していないので、このイニシアチブについて何の意見も表明していな い。 https://de.wikipedia.org/wiki/Mich%C3%A8le_Bl%C3%B6chliger 10月17日、スタンス市庁舎で連邦評議員に立候補を表明し、唯一の女性候補で 注目されたものの、英国籍疑惑が浮上した。 本人は一旦は否定したものの、彼女の母親が英国人であったことから、スイス国 籍に加えて、英国の国籍も得ており重国籍者だった。 彼女は19日水曜日に虚偽発言を撤回したが、法律家の彼女が、国籍について一旦 虚偽の発言をしてしまったのは大きな失態と言うほかない。 彼女の母党SVPは、政治家の重国籍を厳しく制限する政策を進めている。 そして11月3日、ヴェルトヴォッヘ誌の主筆で、SVPの国民議会議員でもある Roger Koeppelが、社説「アルベルト・ロシュティは誤った候補(Albert Roesti ist der Falsche)」を書いた。 https://weltwoche.ch/story/albert-roesti-ist-der-falsche/ その概要は、 「スイスの政治が大混乱に陥っている。亡命者数は爆発的に増え、物価も上が っている。電気やエネルギーが不足している。グリーンターンは夢物語である ことが判明した。連邦内閣は忍耐のスローガンを掲げている。500年振りに、 スイスは外国の戦争に積極的に参加することになった。中立性は昏睡状態で危機 だらけ。」、と危機感を露わにした。 イグナツィオ・カシス(内科医)大統領は、来年行われる連邦評議員選を非常に 恐れて左側に傾いている中立の麻酔科医。保健大臣のAlain BersetはKO前のカウ ントダウンの状態。「Simonetta Sommarugaは負けるのにうんざりしている。 ヴィオラ・アムヘルド(弁護士)、ギー・パルメラン(ワイン醸造家)、カリ ン・ケラー・スッター(通訳・翻訳家)には、希望のかけらが見られる。ウエ リ・マウラーで、最後のステーツマンが引退してしまう。 こういう現状なので、SVPを代表して誰が後継者として政権を担うのか、全く 無関心でいるわけにはいかない。最強の政党SVPに、有権者は、スイスを市民の 美徳の道に戻すことを期待している。後継者の使命は、中立の復活、軍隊の強 化、自殺的なエネルギー実験の拒否、国境と雇用の確保だ。 戦争のタカ派と平和のハト派がせめぎ合っている。左翼は、その「キャンセル文 化」の大火葬場で表現の自由を焼き尽くしている。コロナ渦以来、全ての政党の 専制君主は、緊急事態法という非民主的な力尽くの政策に慣れきってしまってい る。 他の人が聞きたくないことを敢えて言うのは、ウエリ・マウレルだけであること が多かった。彼の辞任は大きな空白を残すことになり、この政府から常識の欠片 が取り除かれた。SVPは今、不安な一匹狼と自己防衛者達がたむろする機能不全 の機関に、国を超えたキャリアと適応者を送り込むべきではない。逆風の中で花 開く個性、解決すべき深刻な問題があって議論があるときにこそ本領を発揮する 個性が必要なのだ。 SVPの記録的なポスト収集家(アルベルト・ロシュティ)は、その殆どが高給の17 の政治的委任によって、自分自身を認識出来ない程貶め、利権傭兵は今やベルン に完全に組み込まれ、メディアや反対派さえ、彼を賞賛するだけになっている。 彼のように多くの帽子を被っている人物は、もはや対立や議論や深遠さを求める 余裕はない。 ロシュティは、党のあらゆる民主主義の原則に反して、現在政敵SP会派会長の ロジェ・ノルトマンと協力して、異議申し立てと民衆の権利の解体に取り組み、 将来、水力、風力、太陽光発電所が抵抗なく建設出来るようにしようとしてい る。彼の有料クライアントは、「Swiss Association of Water Management」 なのだ。ロシュティには、ジャーナリスト達が際立って寛大で、欧州政策つま り、EUとの関係に於いて従順で柔軟さを示すと既に信じている。 ベルンの全州議会議員Werner Salzmannは、スイスの中立性を堅持する揺るぎな い軍事専門家だ。チューリッヒ州からは、法学教授のハンス・ウエリ・フォクト が戻ってきた。都市型SVPで、党の方針に隷属せず、高い知性を持ち、ポストハ ンターではなく、信頼性が高く、あらゆる本質的な問題に精通している人物だ。 そのため、本命のハインツ・テンラーはアウトサイダーの位置にいる。ツーク州 の財務責任者は、カントンがお金を燃やすのではなく、お金を稼ぐように組織す る方法を知っている。テンラーは独立志向で違和感がなく、独断専行ではなく、 リーダーシップの経験も豊富で、良い人選だと思う。」と結論付けた。 個人的には大きく頷ける解説だ。 SVP議会会派は、党内委員会の投票結果、Albert RoestiとHans-Ueli Vogtの2名 を候補者に決定した。 3. SP(社会民主党)のシモネッタ・ソンマルーガ連邦評議員の辞任表明! 11月2日、スイス公共放送SRFは、「驚きの辞任、シモネッタ・ソンマルーガ連邦 評議員辞任(Ueberraschender Ruecktritt - Bundesraetin Simonetta Sommaruga tritt zurueck)」と報じた。 https://www.srf.ch/news/schweiz/ruecktritt-aus-dem-bundesrat-simonetta-sommaruga-die-teamplayerin スイスの主要報道機関は概ね心情左派だが、その一角を占めるSRF(スイス公共 放送)でさえも、先ず、「連邦評議員シモネッタ・ソンマルーガの辞任は、誰も 予想だにしていなかった。理由は簡単で、環境・エネルギー大臣がエネルギー不 足解消の先頭に立ち、準備の最中、冬本番直前に投げ出したのでは誰も理解でき ないからだ。」と論評した。 「国民投票では、ソマルーガの12年間の国政で『狩猟法』、『メディア対策パッ ケージ』、そして一番痛い敗北『CO2法』と、この3つの国民投票で彼女は全敗し た。」とも報じた。 彼女は、辞任理由を、10日前16歳年上の夫が脳卒中になった為だと記者会見で説 明した。62歳の彼女は、2010年から連邦評議員を務めているので、辞任は来年と いうのが大方の予想だった。主要メディアは、高齢の配偶者の病気という辞任理 由に一応の理解を示した。 8月1日独語主要紙「ターゲス・アンツァイガー紙」が、SVP会派リーダーThomas Aeschi のインタビュー記事を掲載した。 「トーマス・エッシ会長は、エネルギー大臣シモネッタ・ソンマルーガがエネル ギー危機に直ちに対応しなければ、SVPのウエリ・マウラー連邦参議院議員に書 類を渡さなければならなくなるだろう。」と圧力をかけた。 https://www.tagesanzeiger.ch/sommaruga-ist-der-schwierigen-situation-nicht-gewachsen-923359759362 SVPは、エネルギー相ソンマルーガと連邦政府に手紙を書き、8月初めに経済界、 エネルギー供給会社、政党を交えたエネルギー危機に関する特別サミットを開 くよう要求した。又、最終的には電力総局を設置する必要がある。 彼女がエネルギー危機に直ちに対応しないのなら、SVPのウェリ・マウレル連邦 評議員(財務担当)に交代させたいという主旨の発言をした。 「ターゲス・アンツァイガー紙」は翌日、彼女を擁護し、反論の記事を掲載し た。 https://www.tagesanzeiger.ch/wirds-mit-ueli-maurer-besser-sicher-nicht-963650280968?idp=OneLog&new_user=no ソンマルーガ・エネルギー相の辞任表明は、SVPトーマス・エッシの発言が正当 であったかもしれないことを示唆している。官僚が補佐するとは言え、高度な 専門性が要求される国の最高機関の執行者として統轄する職務は、平時の時には 対応出来ても、危機の時には、執行能力の欠如を露呈してしまうのは容易に考え られる。ソンマルーガは、2010年から2018年まで司法・警察担当大臣を務め、 2019年から環境・運輸・通信・エネルギーを担当している。 彼女は音楽教育を受けた人で、ピアニストとして又、音楽教育に携わっていた が、1988年頃からSP社会民主党で活動を始め、消費者保護団体の代表を経て政界 入りをしている。高齢の配偶者が居て、危機の時に尚、国政の最高責任者の1人 で在り続けた姿勢には、疑問の余地がある。 これがSPの戦略で擁立されたブンデスラーティン、即ち国の最高機関を統治する 1人だった! 4. ソンマルーガ連邦評議員の後任候補として、3人の女性と1人の男性(後者は 非公式申請者)が名乗りを上げた。 党執行部は女性の公認候補のみを擁立する姿勢を示した。 40代の女性候補は、学齢期の子供が居ることが争点になり、公認候補から脱落 した。 ユラ州の全州議会議員Elisabeth Baume-Schneider https://de.wikipedia.org/wiki/Elisabeth_Baume-Schneider と、 バーゼル・シュタット州の全州議会議員 Eva Herzog https://en.wikipedia.org/wiki/Eva_Herzog が公認候補に選ばれた。 SPの重鎮でツューリッヒの全州議会議員Daniel Jositschは、党の方針に異を 唱えて立候補を取り下げなかった。 https://de.wikipedia.org/wiki/Daniel_Jositsch この後、公認候補者は、連邦議会の各会派に呼ばれて、ヒアリングに臨んだ。 5. 12月7日、朝7時半から開催された両院議員総会の投票で、10時半には2名 の後任連邦評議員が選出された。 連邦評議員選の連邦政府サイト: https://www.admin.ch/gov/de/start/bundesrat/bundesratswahl/bundesratswahlen-7-dezember.html 2022年連邦評議員選ハイライト: https://www.youtube.com/watch?v=3RpxxMvFBE8 SVPの連邦評議員は、ベルン選出のアルベルト・ロシュティ国民議会議員が 過半数の131票を得て、1回で選出された。 ハンスウエリ・フォグトは98票、その他が14票だった。 https://www.blick.ch/video/aktuell/mit-131-stimmen-hier-wird-albert-roesti-zum-bundesrat-gewaehlt-id18122278.html アルベルト・ロシュティの記者会見: https://www.youtube.com/watch?v=iV4IxSnnWe4 SPの連邦評議員は、3回目の投票で漸く過半数を得て、Elisabeth Baume- Schneiderが当選し、「驚きの結果」と繰り返し報じられた。 https://www.blick.ch/video/aktuell/kein-absolutes-mehr-im-1-wahlgang-baume-schneider-hat-96-stimmen-vor-herzog-id18122448.html エリザベス・バウメ=シュナイダーの記者会見: https://www.youtube.com/watch?v=vOzpuZH7uGw 本命と目されていた能吏型のEva Herzogが敗れて、製薬産業の中心都市バーゼ ル・シュタットの失望は大きかった。一因に、保守系男性議員が、ヨースティッ チ議員に投票して、結果が変わったとも言われている。 農村出身のバウメ候補は農村部出身議員の支持を得て、最も若いユラ州初の 連邦政府評議員が誕生した。 1963年生まれのエリザベス・バウメ=シュナイダーは、在任1期のみと宣言し、 移行期間の任務と考えていることが伝えられた。 https://www.srf.ch/play/tv/tagesschau/video/roesti-und-baume-schneider-in-den-bundesrat-gewaehlt?urn=urn:srf:video:e8bd9138-0f6c-4f60-a476-14cd2aa5af44 6. 連邦内閣の新体制 アルベルト・ロシュティは、希望通り「環境、交通、エネルギー、通信 (UVEK)」担当相の座を射止めた。 エリザベス・バウメ=シュナイダーは、「法務・警察」の担当相になった。 閣僚人事は閣内の話し合いで決定される。新任閣僚は、不人気の「法務・警察 (EJPD)」や「国防・市民保護・スポーツ(VBS)」を割り当てられる傾向が ある。 今回、アルベルト・ロシュティが、望み通り「UVEK」担当相の座を獲得出来たの は、FDPのKarin Keller-Sutterとの良好な関係から、退任するウェリ・マウレル の財務相(EFD)の委譲を約束して彼女の支援を得ることが出来たからだと報じ られた。 SPのアラン・ベルゼ内務相(EDI)は、公然と「外務相」の座を狙っていたと報 じられたが、SVPとFDPに依る保守の連携に敗れたと言われている。 2022年スイス連邦副大統領のべルゼ内相は、翌年スイス連邦大統領に選出される のが通例だが、2023年の大統領に、246人の有権者のうち140票という極めて低い 得票率で選ばれた。べルゼ内相の不倫とパワハラ発覚を報じた報道は未だ記憶に 新しい。それにもかかわらず、2022年12月15日付「ターゲス・アンツァイガー 紙」印刷版の記事には、「アラン・ベルゼは2023年以降も連邦参議院議員に留ま ることを希望している。」と報じられた。 https://www.tagesanzeiger.ch/alein-berset-will-ueber-2023-hinaus-bundesrat-bleiben-893995292557 【連邦大統領の基本任務】 https://www.admin.ch/gov/de/start/bundespraesidium/rechtliche-grundlagen-des-bundespraesidiums.html 来年2023年は、連邦議会選挙と連邦評議員の任期終了に伴う改選が控えている。 連邦議会での政治的駆け引きの全ては、来年の選挙に向けられているのだ。 ラテン語圏の連邦評議員が4人になり、ドイツ語圏を凌ぐ勢力になった。 その為、次の改選連邦評議会は、ドイツ語圏を多数派にすべく各党の思惑が交差 している。 2023年12月14日付ターゲス・アンツァイガー紙は、「ロシュティ気候相は軌道 修正できるか?(Kann Klimaninister Roesti den Kurs aendern?)」という 記事を書いた。緑の党と環境保護団体は、SVPの政治家が重要な部門に任命され たことに反発しているという。 しかし、15年間「UVEK」を率いたモーリッツ・ロイエンベルガー元SP連邦評議員 は、「以前どのロビーだったかはあまり重要ではない」と言い、財務相だったハ ンスルドルフ・メルツ元FDP連邦評議員は「当然の事ながら、7人の中立派が連邦 評議会を支配しているわけではない」と、左派陣営の警戒心をなだめる発言をし た。 来年の政治は、既にエネルギーと環境問題の激突が全面に出る事が予想されてい る。 【 編集後記 】 最近、SP党はEUへのアプローチに言及し始めた。ロシアのウクライナ侵攻以来、 Mainstream Mediaは権力にしがみつくイソギンチャクのように見えてきた。 今後、メディアの報道にも注意したい。 メインストリームの報道は鵜呑みにするな、とヴェルトヴォッヘ誌の主筆ロジャ ー・コッペルは言う。左派であろうが右派であろうが、イデオロギーの薄衣を脱 げば変わらぬ人間だ。 読者の皆様、良い年をお迎え下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━【 English 】━━━━━━━━━━━━━━━ Swiss Federal Councillor's Succession Election Situation Akiko Huerlimann In Switzerland, both the Federal and Local Parliaments are "Miliz- Parlaments", i.e., most Parliament Members work Part-time and most of them have a real Job. They are not forbidden to take "Mandat" (political Mandate). https://www.parlament.ch/en "Bundesrat" is the German Word for the Swiss Government and its Members. The Bundesrat is said to be on Duty 24 Hours a Day and is forbidden to accept a "Mandat" (political Mandate), which means that once elected, the Bundesrat must terminate all political Mandates. https://www.admin.ch/gov/en/start.html 1. Ueli Maurer, Federal Councillor of SVP-Party, announced his Resignation. As mentioned in the previous Issue, Federal Councillor Ueli Maurer, who turned 72 Years old this Year and serves as the Minister of Finance, announced his Resignation per the End of the Year at a Press Conference on September 30, 2022. Maurer has served as Federal Councillor since 2009; he explained that he planned his Resignation for more than a Year. https://en.wikipedia.org/wiki/Ueli_Maurer He is the oldest and most tenured of the Federal Ministers. He is known as a Conservative Leader of the SVP (Swiss People’s Party); Maurer was President of the largest national political Party SVP from 1996 to 2008. Ueli Maurer received positive Reactions from all Sides for his stern and honest Personality and Fairness. 2. Five Candidates declared their Intentions to Replace the Federal Councillor of SVP. The SVP-Party has been approved two Seats in the Federal Council (Bundesrat) based on the Federal Assembly Members in Parliament (Party with the largest Number of Voters). The Article "Neutrality Check for Federal Councillor Candidates" by Journalist Marcel Odermatt of Weltwoche Magazine was published on October 28,2022. https://weltwoche.ch/story/bundesrats-kandidaten-im-neutralitaets-check/#comment-298147 The Background to this Article is that on February 28, Swiss Federal Government decided to adopt EU- and US-Sanctions against Russia. On October 15, 2022, SVP's affiliated Organ "Pro Schweiz" announced a "Neutrality Initiative" calling for non-military Retaliation against the Belligerents, i.e. the Renunciation of Sanctions. Pro Schweiz: https://proschweiz.ch/neutralitaetsinitiative-pro-schweiz/ This Article explains the Positions of the five SVP-Candidates for the Federal Council. First, the Candidates of Zurich and Zug have clearly stated their Positions. The First is, Hans-Ueli Vogt, former Member of the National Assembly (Nationalrat) and Professor of private and commercial Law at the University of Zurich. He is one of the Promoters of the "Neutrality Initiative" and, a Member of the Initiative Committee. He argues that "Switzerland should use its Neutrality to prevent and resolve Conflicts and work for Peace as a Mediator, and should not participate in Wars." The Second is, Heinz Taennler, Cantonal Minister of Finance of Zug (ZG), he said, "It is wrong to be black and white on the Subject of Neutrality, since the Meaning of Neutrality has changed so much over the last few Decades". In the Past, this Country was surrounded by hostile Forces, fighting each other. So it makes Sense to be "on the Sidelines". He questioned the Federal Government's Response, saying that it should have carefully considered the Sanctions instead of blindly accepting them. The two Berne's SVP-Party Candidates were modest. The Third, Werner Salzmann, a Member of the Council of State (Staenderat), said that "Neutrality is enshrined in the Purpose Clause of the Federal Constitution and that Switzerland is right to continue to abide by the Sanctions Regime, as it did during the Crimean Crisis in 2014." The Fourth, Albert Roesti, a Member of the National Assembly (Nationalrat), stresses that he has always supported "Permanent Armed Neutrality." After studying Agriculture at ETH (Federal Institute of Technology Zurich), he holds an MBA from the University of Rochester, USA. He served as SVP-Party President from April 23, 2016 to August 22, 2020. With his warm Personality and extensive Contacts in the Federal Parliament, he is regarded as the most promising Candidate. https://en.wikipedia.org/wiki/Albert_R%C3%B6sti The Fifth, Michele Bloechliger, Cantonal Minister of Finance of Nidwalden (NW), has not yet expressed any Opinion on the "Neutrality Initiative" as she is not yet convinced by "Pro Schweiz's" Concerns. https://de.wikipedia.org/wiki/Mich%C3%A8le_Bl%C3%B6chliger On October 17, she announced her Candidacy for Federal Councillor at Stans City Hall, attracting Attention as the only female Candidate but raising Suspicions about her British Citizenship (GB). Although she once denied it, she was a Dual Citizen, having acquired British Nationality in addition to Swiss Nationality, since her Mother was British. Although she retracted her false Statement on the following Wednesday, it is a great Blunder for her to have once made a false Statement about her Nationality as a Lawyer. Her Mother-Party, the SVP, has been pursuing a Policy of severely restricting the Dual Nationality of Politicians. Then, on November 3, 2022, Roger Koeppel, Publisher and Editor-in-Chief of "Die Weltwoche" as well as a Member of the National Assembly (Nationalrat), wrote an Editorial, "Albert Roesti is the wrong Candidate (Albert Roesti ist der Falsche). https://weltwoche.ch/story/albert-roesti-ist-der-falsche/ His Editorial Summary is here: "Switzerland's Politics are in Turmoil. The Number of Asylum Seekers is exploding and Prices are rising. Electricity and Energy are in short Supply. The Green Turn has turned out to be a Pipe Dream. The Swiss Federal Government has adopted the Slogan of Patience. For the first Time in 500 Years, Switzerland is actively involved in a Foreign War. Neutrality is in Comatose and full of Crises". He revealed his Sense of Crisis. Swiss Federal President Ignazio Cassis (Physician) is a neutral Anesthesiologist leaning to the Left, very fearful of the Federal Council Elections to be held next Year. Health Minister Alain Berset is in a pre-KO Countdown. Simonetta Sommaruga is fed up with Losing. Viola Amherd (Lawyer), Guy Parmelin (Winemaker), and Karin Keller-Sutter (Interpreter/Translator) see a Glimmer of Hope. In Ueli Maurer, the last Statesman retires. Because of this current Situation, we cannot remain totally indifferent to who will represent the SVP as its Successor in Power. To the SVP, the strongest Party, Voters expect Switzerland to return to the Path of civic Virtue. Its Successor's Mission is to restore Neutrality, strengthen the Army, reject suicidal Energy Experiments, and secure Borders and Jobs. The Hawks of War and the Doves of Peace are jostling. The Left is burning Freedom of Expression in the great Crematorium of its "Cancel Culture". Since the Corona Vortex, Despots of all Parties have grown accustomed to the undemocratic Policy of brute Force, the Emergency Law. Ueli Maurer was often the only one who dared say Things others didn't want to hear. His Resignation left a huge Vacuum, removing a Shred of Common Sense from this Government. The SVP should not send now its national Carriers and Adaptors to a dysfunctional Institution where anxious Loners and Self-Protectors hang out. We need Personalities who flourish in the Face of Adversity, Personalities who come into their Own when there are serious Problems to be solved and debated. SVP's record-setting Post Collector (Albert Roesti) has disgraced himself beyond Recognition with his 17 political Mandates, most of which are highly paid, and the interest Mercenary is now so fully embedded in Berne that the Media and even his Opponents only praise him. One who wears so many Hats as he does can no longer afford Confrontation, Debate, or Profundity. Roesti, against all Democratic Principles of the SVP-Party, is now working with political Opponent SP-Parliamentary Faction Leader Roger Nordmann to demolish Opposition and People's Rights so that in the Future Hydro, Wind, and Solar Power Plants can be built without Resistance. Roesti's paying Client is the "Swiss Association of Water Management". Journalists have been notably generous to Roesti, already believing that he will show Flexibility and pliability in his European Policy, namely in his Relations with the EU. Werner Salzmann, Member of the Council of State (Staenderat) of Berne, is an unwavering Military Expert who upholds Swiss Neutrality. Hans-Ueli Vogt, a Law Professor, returns from the Canton of Zurich. He is an urban SVP, not beholden to Party Policy, highly intelligent, not a Post- Hunter, and reliable, and well versed in all essential Issues. Therefore, the main Candidate, Heinz Taennler, is in the Position of Outsider. Zug’s Cantonal State Minister of Finance knows how to organize the Canton so that it makes Money, not burns it. Heinz Taennler is a good Choice, because he is independent-minded, uncomfortable, not dogmatic, and experienced in Leadership." he concluded. This is a Commentary that I personally nodded greatly to. The SVP Parliamentary Faction has decided on two Candidates, Albert Roesti and Hans-Ueli Vogt, based on a Result of a Vote by the Party's internal Committee. 3. SP (Social Democratic Party) Federal Councillor Simonetta Sommaruga announced her Resignation! On November 02, 2022 Swiss Public Broadcaster SRF reported "Surprise Resignation, Resignation of SP-Federal Councillor Simonetta Sommaruga (Ueberraschender Ruecktritt, SP-Bundesraetin Simonetta Sommaruga tritt zurueck)". https://www.srf.ch/news/schweiz/ruecktritt-aus-dem-bundesrat-simonetta-sommaruga-die-teamplayerin Major Swiss News Organizations are generally left-minded, but even the SRF (Swiss Public Broadcaster), which is one of them, was the First to report, "The Resignation of Federal Councillor Simonetta Sommaruga was not expected by anyone. The Reason is simple: no one could understand how the Minister of Environment and Energy could take the Lead in eliminating Energy Shortages and then throw it away in the Middle of Preparations, just before the Winter Season." it opined. Regarding to Popular Voting, she lost all three Popular Votings in Somaruga's 12 Years of National Politics: the "Hunting Law", the "Media Package",and her most painful Defeat, the "CO2 Law" the Report also said. She explained at a Press Conference that the Reason for her Resignation was that her Husband, who is 16 Years older, had suffered a Stroke 10 Days ago. 62 Years old, she was a Federal Councillor since 2010, and most expected her Resignation to be next Year. The Mainstream Media gave a passing Nod to the Reason for her Resignation: the Illness of her elderly Spouse. On August 1, 2022 the major German-Language Newspaper Tages-Anzeiger published an Interview with SVP-Faction Leader Thomas Aeschi. "Faction Leader Thomas Aeschi said, if Energy Minister Simonetta Sommaruga does not respond immediately to the Energy Crisis, she will have to hand over the Documents (Files) to the SVP Federal Councillor Ueli Maurer". He pressured her to do so. https://www.tagesanzeiger.ch/sommaruga-ist-der-schwierigen-situation-nicht-gewachsen-923359759362 The SVP wrote to Energy Minister Sommaruga and the Swiss Federal Government, demanding a special Summit on the Energy Crisis with the Business Community, Energy Suppliers, and political Parties in early August. Eventually, a Commander (General) for Electricity should be established. If she does not address the Energy Crisis immediately, SVP wanted to replace her with SVP Federal Councillor of Finance Ueli Maurer. The following Day, the Tages-Anzeiger Newspaper published an Article, defending Sommaruga and refuting the SVP-Allegations. https://www.tagesanzeiger.ch/wirds-mit-ueli-maurer-besser-sicher-nicht-963650280968?idp=OneLog&new_user=no The Resignation of Energy Minister Sommaruga suggests that SVP-Thomas Aeschi may have been justified in making such a Statement. It is easy to imagine that the Duties of the Executive of the Country's highest Authority, which requires a high Level of Expertise, albeit assisted by Bureaucrats, can be handled in Times of Peace, but in Times of Crisis, the Lack of Executive Capacity can be exposed. Sommaruga served as Federal Councillor for Justice and Police from 2010 to 2018, and since 2019, she has been in charge of Environment, Transport, Communication and Energy (UVEK). Simonetta Sommaruga is a Music educated Person, a Pianist and a Music Educator, who has been active in the SP, Social Democratic Party since around 1988, and has been the Head of a Consumer Protection Organization before entering Politics. Her Attitude to her elderly Spouse and the Fact that she remained one of the Chief Executives of the Swiss National Government even at a Time of Crisis is open to question. She was the Federal Councillor retained by the SP's Strategy, i.e., one who would govern the Country's highest Institution! 4. Three Women and a Man, the latter as an unofficial Applicant, were put forward as Candidates to replace the SP Federal Councillor Sommaruga. The SP-Party's Executive indicated that it would only field Female certified Candidates. A female Candidate in her forties dropped out of the List of certified Candidates due to the Issue of having school-age Children. Elisabeth Baume-Schneider, a Member of the Council of States (Staenderat) for the Canton of Jura (JU) https://de.wikipedia.org/wiki/Elisabeth_Baume-Schneider and Eva Herzog, a Member of the Council of States (Staenderat) for the Canton of Basel-Stadt (BS) https://en.wikipedia.org/wiki/Eva_Herzog were selected as Official Candidates. Daniel Jositsch, a Member of the Council of States (Staenderat) for the Canton of Zurich (ZH), as not official Applicant from the SP-Party and Party Grandee from Zurich did not withdraw his own Candidacy, objecting to the SP-Party's Policy. https://de.wikipedia.org/wiki/Daniel_Jositsch After this, approved Candidates were called to the various Factions of the Parliament for personal Hearings. 5. On December 07, 2022 the two Successor Federal Councillors were elected at 10:30 a.m. by a Vote of the United Federal Assembly, by both Parliament Chambers, which was held at 7:30 a.m. The Swiss Federal Site for the Election of the Federal Councillors: https://www.admin.ch/gov/de/start/bundesrat/bundesratswahl/bundesratswahlen-7-dezember.html Highlights of the Election of the 2022 Federal Councillors: https://www.youtube.com/watch?v=3RpxxMvFBE8 The new SVP's Federal Councillor was elected in one Round, by the United Federal Assembly, it was Albert Roesti from Berne, Member of the National Assembly (Nationalrat), Roesti received a Majority of 131 Votes. Hans-Ueli Vogt received 98 Votes and Others 14 Votes. https://www.blick.ch/video/aktuell/mit-131-stimmen-hier-wird-albert-roesti-zum-bundesrat-gewaehlt-id18122278.html Albert Roesti's Press Conference: https://www.youtube.com/watch?v=iV4IxSnnWe4 The new SP's Federal Councillor was finally elected with a Majority on the third Ballot, elected was Elisabeth Baume-Schneider, repeatedly reported as a "Surprise Result". https://www.blick.ch/video/aktuell/kein-absolutes-mehr-im-1-wahlgang-baume-schneider-hat-96-stimmen-vor-herzog-id18122448.html Elisabeth Baume-Schneider Press Conference: https://www.youtube.com/watch?v=vOzpuZH7uGw The Loss of Eva Herzog as a skilled Politician, who was considered the Front-Runner, was a big Disappointment in Basel-Stadt (BS), the Center City of the pharmaceutical Industry. One Factor, it is said, was that a Number of Conservative Male Members of Parliament voted for SP- Jositsch (unofficial Applicant), which changed the Outcome. Baume, a Candidate from a rural Area, won the Support of rural Parliament Members, giving the youngest Canton of Jura (JU) its first Federal Councillor (Bundesrat) Elisabeth Baume-Schneider, born in 1963, declared that she would only serve one Term in Office and reportedly considered it a transitional Assignment. https://www.srf.ch/play/tv/tagesschau/video/roesti-und-baume-schneider-in-den-bundesrat-gewaehlt?urn=urn:srf:video:e8bd9138-0f6c-4f60-a476-14cd2aa5af44 6. New Structure of the Swiss Federal Cabinet (Government). Albert Roesti has taken the Seat in charge of the "The Federal Department of the Environment, Transport, Energy and Communications (UVEK)" as he had hoped. Elisabeth Baume-Schneider was put in charge of "The Federal Department of Justice and Police (FDJP)". The Cabinet Assignments are decided through Discussions by the Ministers (Bundesrat). New Ministers tend to be assigned the unpopular "Legal Affairs and Police (EJPD)" and "Defense, Civil Protection and Sports (VBS)". This Time, Albert Roesti was reportedly able to get the desired Position of Minister in charge of "UVEK" because of his good Relationship with Federal Councillor Karin Keller-Sutter (KKS) of the FDP, who was able to gain her Support by promising to delegate the Finance (EFD) of the outgoing Federal Councillor Ueli Maurer. SP Interior Minister Alain Berset (EDI) was reportedly openly seeking the Position of "Minister of Foreign Affairs," but was apparently defeated by the Conservative Alliance relying on the SVP and FDP. Interior Minister Berset, who was Swiss Federal Vice President in 2022, is routinely the presidential Candidate for the Year 2023 and was elected by an extremely low 140 Votes out of 246 Voters as Swiss Federal President for 2023. The Media Coverage of his Affair and Power Harassment Revelations is still fresh in our Minds. Nevertheless, an Article in the December 15, 2022, Print-Edition of the "Tages Anzeiger" reported that "Alain Berset intends to remain as Federal Councillor beyond 2023." https://www.tagesanzeiger.ch/alein-berset-will-ueber-2023-hinaus-bundesrat-bleiben-893995292557 [Basic Duties of the Swiss Federal President] https://www.admin.ch/gov/de/start/bundespraesidium/rechtliche-grundlagen-des-bundespraesidiums.html Next Year 2023, the Swiss Federal Parliamentary Election and the Re- Election, due to the End of the Term of Office of the Swiss Federal Councillors (Bundesrat) are scheduled to take place. All of the political Gamesmanship in the Parliament is directed at next Year's Elections. The four Latin-speaking Federal Councillors (Bundesrat) now outnumber the German-speaking ones. Therefore, the next Round of Federal Council Election (Bundesrat) is a Crossroad of Speculation among the Parties to give the German-speaking Bloc a Majority. The Tages-Anzeiger Newspaper of December 14, 2022, published a Report titled "Can Climate Minister Roesti Change the Course? (Kann Klima- Minister Roesti den Kurs aendern?)". The Green Party and Environmental Groups say they are opposed to the Appointment of SVP Politicians to Key Departments. However, former SP-Federal Councillor Moritz Leuenberger, who headed the "UVEK" for 15 years, said that "it doesn't really matter in which Lobby you used to be," and ex-FDP-Federal Councillor Hans-Rudolf Merz, who was Finance Minister, said, "Of course, seven Neutrals do not rule in the Federal Council (Bundesrat)", the leftist Camp's Caution was appeased by the Statement. Politics next Year is already expected to be dominated by the Collision between Energy and environmental Problems. [Editor's Postscript] Recently, the SP-Party has started to mention its Approach to the EU. Since Russia's Invasion of Ukraine, the Mainstream Media have looked like Sea Anemones clinging to Power. We must also pay attention to Media Reports in the Future. Weltwoche's Magazine Mr. Roger Koeppel, Publisher and Editor-in-Chief. Whether you are on the Left or the Right, you are still a Human Being when you take off the Ideological Cloak. Have a Good New Year. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃【 jp-Swiss-journal 】 Number of readers: 158 ┃ Subscribe & Unsubscribe / 登録・解除・アドレス変更: ★ jp-swiss-journa@bluewin.ch ★ Mag2: http://www.mag2.com/m/0000044048.htm ★ Mailux: http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM49D642ECE442D ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ☆ Issuer/発行元: Akiko Huerlimann & the editors' Group Copyright (C) 1998-2022 Akiko Huerlimann ☆ If you wish to refer our text, please send your mail to the issuer for permission. 無断転載・転送は固くご遠慮下さい。掲載のお問い合わせは発行元まで メールでお問い合わせください。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ Sister Mail Magazine【Swiss News headlines】 Number of readers: 574 ┃ Subscribe & Unsubscribe / 登録・解除・アドレス変更: ★ WSNH: https://sv8.mgzn.jp/sys/reg.php?cid=U101650 ┃ メール一覧:https://sv8.mgzn.jp/pub/mailList.php?cid=U101650&offset=0 ★ Mag2: http://www.mag2.com/m/0000025024.htm ★ Mailux: http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM49D0B8FB9C4B4 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |