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■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ┃ Multi Lingual Internet Mail Magazine ┃ ★ JP-Swiss-journal - Vol. 210 - November 01, 2022 (Swiss Time) ┃ ☆ http://www.swissjapanwatcher.ch/ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 【 目次 / INDEX / INHALTSVERZEICHNIS 】 【J】2022年09月25日国民投票結果と連邦評議員(閣僚)の後任選挙 明子 ヒューリマン 【E】The Results of the Popular Vote on September 25, 2022 and Election of a new Federal Councilor (Government Member) Akiko Huerlimann ━━━━━━━━━━━━━━【 日本語 】━━━━━━━━━━━━━━━ 2022年09月25日国民投票結果と 連邦評議員(閣僚)の後任選挙 明子 ヒューリマン 投票日が過ぎて1ヶ月が経ち、各議案のその後の経緯を観察していたが、 そろそろ議論も出尽くしてきた様なので、弊誌を纏めることにした。 連邦政府による投票結果は以下のリンクで参照可。 https://www.bk.admin.ch/ch/d/pore/va/20220925/index.html 各議案の概要は弊誌 Vol. 209 を乞参照。 https://www.swissjapanwatcher.ch/jp-Swiss-journal/jsj-vol209.htm 個別の議案の結果と反響を見ていこう。 1) 国民発議「畜産場発議」の結果は、賛成37.13%、反対62.87%、賛成多数の カントンは半州バーゼル・シュタットのみで、それ以外のカントンは全て反対 という圧倒的な結果だった。投票率は52.27%。 食料品の値上がり、食の安全保障、国土の保全を担う農業の存続が脅かされる 事態に繋がると懸念されたこの議案は、有権者に敢無く否決された。 現行法で充分と受け止められたようで、投票日以後も議論の俎上に載ることは 殆ど無く、決着が付けられた。 「国民年金の安定化 (AHV21)」は法令2件で投票が行われた。 2) 「付加価値税の引き上げによるAHVの追加融資に関する連邦令」の結果は、 賛成55.07%、反対44.93%。 賛成多数のカントンは21州で、反対多数のカントンは5州と、カントンでは明確 な賛成の意志が示された。投票率は52.16%。 寿命が延び高齢化が進むスイスで、今後国民年金の原資が乏しくなるのは誰もが 認識している現実だ。しかし、25年振りのAHVの大改革は僅差で承認された。 その結果、付加価値税は2024年時点で、AHVに注入される原資として0.4ポイント 引き上げられ、8.1%になる予定だ。 3) 「老齢・遺族保険に関する連邦法の改正(AHV 21))の結果は、 賛成50.55%、反対49.45%。賛成多数のカントンは16州で、反対多数のカントン は10州と、カントンでは反対多数の意志が示された。投票率は52.18%。 女性の定年を64歳から65歳に引き上げて、男性と同等にすることが承認された 訳だが、女性の年金受給年齢の引き上げを支持したのは、わずか3万票の差に 依ってだった。 少なくとも今後数年間は国民年金(AHV)が確保されたとしても、連邦政府は 今後4年の間に別の改革を提示しなければならない。 9月26日正午、ベルンで数百人の女性が女性の年金受給年齢の引き上げに反対 する抗議デモを行った。平等の観点から大きく後退するものであったという 主張からだ。社会民主党(SP)女性部の共同議長タマラ・フニチエッロとマル ティン・ドコールは、駅前広場でのデモを呼びかけた。 彼女達は、「国民投票の結果に反対するデモをするのは非民主的ではない。 非民主的なのは、40年前から憲法に謳われている平等が、未だに実行されていな いことだ。昨日決まったことは恥ずべきことで、女性はもっと長く働くべきだと 決めつけた。だが、女性はこの社会を無報酬で背負っている。 金持ちで年寄りの白人男性に対する最初の宣戦布告だ。 政治家達は、2019年の大規模な女性のストライキとその要求について忘れている ようだ、思い出させる時が来た。私達はここにいて大声を出している、あなた方 が私たちの年金を盗んでいるからだ」と言った。 「2023年6月14日にストライキを行う」と書かれた横断幕が掲げられていた。 【総論】 SRFが、 「AHVの男女格差が明確な理由」について、ベルンのGfS研究所の政治学 者 Cloe Jans の解説を報じた。 https://www.srf.ch/news/ja-zur-ahv-reform-warum-der-geschlechtergraben-bei-der-ahv-so-deutlich-ist タメディア社による国民投票後の調査結果は、女性が3分の2の多数(63%)で AHV改革を拒否したが、男性の3分の2(65%)が賛成票を投じた。 今回の投票では過去最大級の男女格差が見られた。 従来、投票に行くのは女性より男性の方が多く、特に婦人参政権が導入された後 はその傾向が強くなった。 投票に行く女性は若い人よりも年配の女性の方が多く、有権者の平均年齢が57歳 であることが分かった今、彼女達は未だに伝統的な考え方をする部類に属する傾 向があるかもしれない。 もう一つの理由は、女性は男性に比べて政治的なコミットメントが低い傾向があ る。そのためある状況下で動員され易く、比較的強い最終的な動員の中で、恐ら く女性は更に投票に行き、そのために結果が予想以上に近くなったという仮説を 立てることができる。 次の老齢年金制度改革も、女性の犠牲をより多く求める方向であれば、それは正 統性の点で大きな問題だ。 今回地域別の傾向として、レシュティとポレンタの典型的な別行動が見られた。 ラテン系スイス人は、強力な福祉国家に関して、ドイツ系スイス人よりも左派に 投票する傾向がある。 [総論] 国民年金の議論の根本には、女性の生涯収入が男性に比べて圧倒的に低いという 不公平な事情がある。出産・育児・介護と家事の負担によって、キャリア形成が 阻害されている。女性が公平な年金を受給するためには、こうした家庭内労働を 賃金換算する必要性も議論され始めている。又、農家の女性の多くも、未だに年 金に加入できる収入を得ていないという事情にも最近光が当てられるようになっ た。しかし、議論は始まったばかりの段階だ。 4) 「源泉徴収税に関する連邦法改正」 賛成47.99%、反対52.01%、賛成多数のカントンは12州、反対多数のカントンは 14州と拮抗した。投票率は51.70%。 注目に値する議論として、2022年9月21日に公開されたターゲス・アンツァイ ガー紙オンライン版に、ツューリッヒのスイス国民党(SVP)のトーマス・マッ ター国民議会議員のゲスト投稿記事「主要な議論が全く無かった訳ではない (Das Hauptargument war nie ein Nullargument)」が掲載された。 https://www.tagesanzeiger.ch/das-hauptargument-war-nie-ein-nullargument-957086275460 トーマス・マッター議員の主張は、「2022年09月19日付けターゲス・アンツァイ ガー紙オンライン版のマルクス・ヘフリガー記者の『債券の源泉徴収税廃止に反 対する記事』がネット上に現れるや、左翼政治家によって数千の電子メールで拡 散され、反対キャンペーンの道具立てにされた」というものだった。 https://www.tagesanzeiger.ch/die-erstaunliche-karriere-eines-abstimmungsarguments-971671226489 「国民が承認した税制改革はすべて、州の財源に追加的な資金をもたらした。」 と述べ、債券に対する源泉徴収税の廃止は、産業および金融の中心地にとって 有益なだけでなく、公共部門にとっても有益で、連邦、カントン、地方自治体が 資本市場でより安価に資金を借りられる。こうした保守の議論に、左派陣営の SP、緑の党、労働組合は「根拠が無い」と主張しているというのだ。 銀行家で、連邦議会の「経済・税制委員会(WAK)」の委員でもあるマッター議 員は、政敵よりも金融市場のことを理解していると自負しており、「源泉徴収税 廃止になれば、連邦税務局の試算で年間最大2億フランの節約になるというの は、むしろ悲観的過ぎる」とさえ言う。 反対する左派陣営は、「実証的な研究が存在しない」ので、飽くまで仮定の話だ と一蹴した。マルクス・ヘフリガー記者の当該記事は、「税務行政の単なる『想 定』が、支持者の選挙活動でハードな財務予測になった」と締めくくっている。 【総論】 源泉徴収税の一部撤廃は、資産家の利益になるだけで無く、資本市場で資金調達 をする公共部門の利益にもなる事は明らかだ。高学歴の多い左派陣営の政治家 は、得てして「分配」には熱心だが、「分配の原資調達」に努力する姿勢が乏し いのが難。 【総括】 投票率は50%超と比較的高めで、注目度の高さが伺えた。ハイライトは何と言っ ても国民生活に直結するAHV国民年金関連法だった。 https://www.tagesanzeiger.ch/schweiz/abstimmungen 来年秋には連邦議会議員選挙があるので、1年を切った今、各政党は臨戦態勢に 入ったと伝えられている。女性達を怒らせた年金改革法が、各政党や候補者への 支持にどの様に影響を与えるのかが注目される。 それは取りも直さず、女性達の政治への覚醒の度合いも試されることになる。 【ウエリ・マウレル連邦評議員の辞任表明】 今年70歳になった財相を務めるウエリ・マウレル連邦評議員が、9月30日記者会 見で、辞意を表明した。 マウレル財相の辞任記者会見: https://www.youtube.com/watch?v=qfKpCA7NfG4 2009年から2022年迄連邦評議員を務め、連邦政府の閣僚の中では、最年長で最も 在任期間が長い。その為、突然の辞意表明ではあったが、順当な決断と受け止め られた。保守の重鎮で謹厳実直な同氏の人柄と公平な姿勢に、各方面から好意的 な反応が伝えられた。 スイス国民党(SVP)が後任候補を次の冬期会期中に決定し、12月7日両院議員総 会で後任が選出される予定。これまでにSVPの5人が立候補を表明している。 【 編集後記 】 スイス女性が果たしている社会的役割は、可なり先進的に思っていたが、それで も現実には可なりの隙間がある事が、AHVの改定を機に、女性達の意思表示で明 明らかになった。今後も継続的できめ細かな取り組み無しには不備が改善される ことはない。女性の覚醒が鍵になる。 ウエリ・マウレル連邦評議員の評価と後任選出については、弊誌次号でお伝えす る積り。乞うご期待。 【訂正】 3) 「老齢・遺族保険に関する連邦法の改正(AHV 21))の結果について、 以下の様に訂正します。 「賛成多数のカントンは16州で、反対多数のカントンは10州と、 カントンでも賛成多数の意志が示された。」 ━━━━━━━━━━━━━━【 English 】━━━━━━━━━━━━━━━ The Results of the Popular Vote on September 25, 2022 and Election of a new Federal Councilor (Government Member) Akiko Huerlimann One Month has passed since the National Voting Day, and I have been observing the subsequent Process of each Voting Topic. It seems that the Debate has run its Course, thus I have decided to summarize the Results in this Issue of the Journal. The Results of the Vote by the Federal Government can be found at the following Links. https://www.bk.admin.ch/ch/d/pore/va/20220925/index.html For a Summary of each Voting Topic, please refer to Vol. 209 of our Magazine. https://www.swissjapanwatcher.ch/jp-Swiss-journal/jsj-vol209.htm Let's look at the Results and Reactions to the individual Voting Topics. 1) The Results of the National Initiative "Livestock Farm Initiative" were overwhelming: 37.13% in favor (Yes), 62.87% against (No); the only Canton with a Yes-Majority was semi-state Basel-Stadt, and all other Cantons were opposed (against it). The Voter Turnout was 52.27%. The Initative, which was feared leading to higher Food Prices, threaten the Survival of Agriculture, which is responsible for the Preservation of the National Land, and for Food Security, was rejected by the Voters without a Fight. It seems that the current Law was considered to be sufficient, and the Issue was settled with little Discussion after the Voting Day. "Stabilization of the National Pension (AHV 21)" was voted on two Issues (Decree). 2) "Federal Decree on Additional Financing of the AHV through an Increase in the Value Added Tax (VAT)" resulted in 55.07% in favor (Yes) and 44.93% against (No). 21 Cantons voted in favor and 5 Cantons voted against, indicating a clear Will in favor among the Cantons. The Voter Turnout was 52.16%. With Life Expectancy increasing and the Population aging, Everyone is aware of the Reality that the National Pension Funds will be scarce in Switzerland in the Future. However, the first major Reform of the AHV in 25 Years passed by a narrow Margin. As a Result, VAT will be raised by 0.4 Percentage Points to 8.1% as of 2024 as a Source of Funds injected into the AHV. 3) "Amendment to the Federal Law on Old-Age and Survivors Insurance (AHV 21)" resulted in, 50.55% in favor (Yes) and 49.45% against (No). 16 Cantons voted in favor and 10 Cantons voted against, indicating a Majority Will in the Cantons. The Voter turnout was 52.18%. Although the Increase of the Retirement Age for Women from 64 to 65 Years old, making it equal to that of Men was approved, it was only by a Margin of 30,000 Votes that Women supported the Increase of the Pension Age. Even if the National Pension (AHV) is secured for at least the next few Years, Federal Government will have to present another Reform in the next four Years. At noon on the 26th of September, Hundreds of Women protested in Bern against the Increase in the Pension Age for Women. They claimed that it was a major Step backward in Terms of Equality. Tamara Funiciello, Co-Chair of the Social Democratic Party (SP) Women's Section, and Martine Docourt called for a Demonstration in the Station Square. The Women said, "It is not undemocratic to demonstrate against the popular Voting Results. What is undemocratic is that Equality, enshrined in the Constitution for 40 Years, is still not implemented. What was decided Yesterday was shameful and determined that Women should work longer. But Women carry this Society on their Backs without Pay. This is the first Declaration of War against Rich, Old, White Men. Politicians seem to have forgotten about the massive Women's Strike of 2019 and their Demands, Time to remind them. We are here and loud because you are stealing our Pensions," they said. A Banner read, "Strike on June 14, 2023." [ General Comment ] SRF-Web reported a Commentary by political Scientist Mrs. Cloe Jans of the GfS Institute in Berne on "Why the AHV Gender Gap is so clear." https://www.srf.ch/news/ja-zur-ahv-reform-warum-der-geschlechtergraben-bei-der-ahv-so-deutlich-ist A post-popular Voting Survey by Tamedia showed that Women rejected the AHV Reform by a two-thirds Majority (63%), while two-thirds of Men (65%) voted in favor. This Vote showed one of the largest Gender Disparities in History. Traditionally, more Men than Women go to the Polls, especially after the Introduction of Women's Suffrage. More older Women than younger Ones go to the Polls, and now we know that the Average Age of Voters is 57 Years, they may still tend to belong to the more traditionally minded Category. Another Reason is that Women tend to be less committed politically than Men. They are therefore easier to mobilize under certain Circumstances, and one can hypothesize that in a relatively strong final Mobilization, perhaps Women went even further to the Polls, thus making the Outcome closer than expected. If the next Reform of the Old-Age Pension System goes in a Direction that calls for more female Sacrifice too, that is a major Problem in Terms of Legitimacy. The regional Trends this Time show a typical Separation between Roesti and Polenta. Latinos tend to vote more to the left than German Swiss when it comes to a strong Welfare State. [General Discussion] At the Root of the National Pension Debate is the inequitable Situation, that Women's Lifetime Earnings are significantly lower than Men's. The Burden of Childbirth, Childcare, and Caregiving, as well as Household Chores, inhibit Career Development. In order for Women to receive a fair Pension, the Need to convert such domestic Labor into Wages is beginning to be discussed. Also, the Fact that many Farmers Wives are still not earning enough to contribute to the Pension System has recently been brought to light. However, the Debate has only just begun. 4) "Amendment to Federal Law on Withholding Taxes." The Vote was 47.99% in favor (Yes) and 52.01% against (No), with 12 Cantons voting in favor and 14 Cantons voting against. The Voter Turnout was 51.70%. In a Discussion worth noting, the Online Edition of Tages Anzeiger, published on September 21, 2022, featured a Guest Post Article by Zurich SVP National Assembly Member Thomas Matter, "The main Debate was not entirely absent (Das Hauptargument war nie ein Nullargument)" was published. https://www.tagesanzeiger.ch/das-hauptargument-war-nie-ein-nullargument-957086275460 Rep. Thomas Matter claims that "as soon as the 'Article against the Abolition of the Withholding Tax on Bonds' by Markus Haefliger in the Online Edition of the Tages Anzeiger dated 2022/09/19 appeared Online, it was spread by left-wing Politicians via Thousands of E-Mails and was used as a Tool against it, in the Opposition Campaign". https://www.tagesanzeiger.ch/die-erstaunliche-karriere-eines-abstimmungsarguments-971671226489 All of the Tax Reforms approved by the Public have brought additional Money into State Coffers." and the Elimination of Withholding Taxes on Bonds is not only beneficial to industrial and financial Centers, but also to the Public Sector, allowing Federal, Cantonal, and Municipal Governments to borrow Money more cheaply on the Capital Markets. To these Conservative Arguments, the SP, the Greens, and Labor Unions in the left Camp say that they claim that there is no basis for them. Mr. Matter, a Banker and Member of the Federal Assembly's "Economic and Taxation Committee (WAK)," who prides himself on understanding the Financial Markets better than his political Opponents, even says that "it is rather too pessimistic to say that the Federal Tax Administration's Estimate of up to 200 Million Francs in annual Savings if the Withholding Tax is abolished. The opposing leftist Camp brushed it off as a only Assumption, since "no empirical Studies exist." The said Article by Markus Haefliger concludes, "The mere 'Assumption' of the Tax Administration has become a hard financial Projection in the Campaign of its Supporters." [General Discussion] It is clear that from the partial Elimination of Withholding Taxes will not only benefit the Wealthy, but also the Public Sector, which raises Money in the Capital Markets. Politicians in the leftist camp, which has a large Number of highly educated People, are usually enthusiastic about "Distribution," but they are not willing to make an Effort to raise "the Funds for Distribution". [ General Overview ] The Voter Turnout was relatively high at over 50%, indicating the high Degree of Attention paid to the Voting Issues. The Highlight was, after all, the AHV National Pension Law, that directly affects People's Lives. https://www.tagesanzeiger.ch/schweiz/abstimmungen With the Swiss National Parliament Elections coming up next Fall, the political Parties are reported to be on the Warpath now that less than a Year is to go. It will be interesting to see how the Pension Reform Law, which has angered Women, will affect Support for each political Party and Candidate. It will also Test the extent of Women's political Awakening. [ Federal Councilor (Bundesrat) Ueli Maurer announced his Resignation ] Federal Councilor Ueli Maurer, who turned 70 this Year, announced his Resignation at a Press Conference on September 30. Press Conference on the Resignation of Finance Minister Maurer: https://www.youtube.com/watch?v=qfKpCA7NfG4 He has served as Federal Councilor from 2009 to 2022, making him the oldest and longest-serving Member of the Federal Government's Cabinet. His sudden Resignation was therefore seen as an appropriate Decision. The Conservative Leader's Character and Fairness have been well received by all Quarters. His Successor will be selected by the SVP-Party. The SVP will decide on the Party's Nominee by the next Winter Session, which is scheduled to take place on December 7. So far, five Candidates have announced their Candidacy. [Editor's Postscript ] Although I thought the Role of Swiss Women in Society was fairly advanced, the Fact that there are still some Gaps in Reality became clear with the Revision of the AHV, as Women expressed their Willingness to play a Role. Inadequacies will not be remedied in the Future without continuous and meticulous Efforts. The Awakening of Women is a Key. I will Report on the Evaluation of Federal Councilor Ueli Maurer and the Selection of his Successor in the next Issue of our Magazine. See you soon. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃【 jp-Swiss-journal 】 Number of readers: 156 ┃ Subscribe & Unsubscribe / 登録・解除・アドレス変更: ★ jp-swiss-journa@bluewin.ch ★ Mag2: http://www.mag2.com/m/0000044048.htm ★ Mailux: http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM49D642ECE442D ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ☆ Issuer/発行元: Akiko Huerlimann & the editors' Group Copyright (C) 1998-2022 Akiko Huerlimann ☆ If you wish to refer our text, please send your mail to the issuer for permission. 無断転載・転送は固くご遠慮下さい。掲載のお問い合わせは発行元まで メールでお問い合わせください。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ Sister Mail Magazine【Swiss News headlines】 Number of readers: 574 ┃ Subscribe & Unsubscribe / 登録・解除・アドレス変更: ★ WSNH: https://sv8.mgzn.jp/sys/reg.php?cid=U101650 ┃ メール一覧:https://sv8.mgzn.jp/pub/mailList.php?cid=U101650&offset=0 ★ Mag2: http://www.mag2.com/m/0000025024.htm ★ Mailux: http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM49D0B8FB9C4B4 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |