メルマガ:少女の性シリーズ
タイトル:少女の性 518  2022/06/12


少女の性 第五百十八部

「ううっ、また狭くなってきた。ああっ、気持ちいいっ」
「身体の奥まで、あああああっ、だめ、いきそうっ、いやっ、まだっ」

舞はまだいきたくなかった。本当にこれが最後だからだ。しかし、到底我慢できるレベルではない。舞はそのままどんどん絶頂に上り詰めていく。しかし、舞はそれでも無理やり我慢した。全力で宏一にしがみついたので宏一は首が痛いくらいだ。

「まだぁぁぁっ」

すると、宏一の方が先に我慢できずに放ってしまった。

「だめだぁっ、でるぅっ」

その声二枚は意識を解放した。途端に舞も宏一の肉棒の先端が開いた刺激で絶頂に上り詰めた。

「んあぁっ、はうぅぅぅっ」

舞は宏一の首にしがみついたまま、顎だけで仰け反った。そして、そのまま小刻みに身体を震わせる。その細い身体の中に宏一の肉棒から白濁した精がたっぷり注がれた。

「ううっ、こんなっ、うっ」
「はうっ・・ううっ・・・・うっ」

二人は最高の瞬間を共有し、そのまま動かなかった。宏一の肉棒はドクドクッと性を吐き出すと、ゆっくり小さくなりながら舞の中に残滓を残していく。舞は身体の奥深くに放たれた精の感覚を確かめながら、『この感覚、どれだけぶりだろう』と思った。

やがて、宏一が舞の乳首を離すと、舞もゆっくりと宏一を跨いだまま立ち上がった。すると、舞の中から二人の液体の混じったものがボタボタと落ちてきた。舞はもう何も言わずにそのまま洗面所へと入っていった。
やがて舞が戻ってくると見かけは先ほどと同じぴったりビジネススーツを着こなした有能な女性に戻っていた。

「それじゃ、先にいくね」

そう言うと、軽くチュッとキスをしてから部屋を出て行った。宏一は舞の後のシャワーを浴びると、コンビニで買ってきた下着に着替え、身支度を調えてホテルを出た。
宏一は部屋を出るときにローターを探したが見当たらなかった。そのまま10時過ぎに会社に着くと、真っ先にネクタイを自分の席に置いてあったものに換えた。
すると、昼に舞からラインが入った。

『舞さん、会議に間に合ったの?』
『もちろん、余裕よ』
『最高だったよ』
『バカ』
『ごめん』
『どうして謝るのよ。宏一さんは全然悪くないんだから』
『そうか・・・・今はどこ?』
『飛行機に乗ったところ。もうすぐ離陸』
『また戻って来て欲しいな』
『そんなこと言われたら本気にしちゃうから』
『本気だよ』
『もう、そんなこと言うから。今日だって大変だったんだから』
『大変て・・・・だって余裕だって・・・・』
『時間的にはね。だけど、臭いでバレないかと思ってヒヤヒヤだったのよ』
『臭いで?』
『そう、男の臭いをさせながらプレゼンしたのなんて初めてなんだから。もうヒヤヒヤよ』
『そうだったんだ』
『自席に座ったりしなかったから良かったけど、隣に女性がいたら危なかった』
『バレなくて良かったね』
『ねぇ、舞さん、ローターを持って行ったの?』

宏一の質問に、少ししてから返事があった。

『部屋にはなかったの?』
『うん、無かった』
『それじゃ、宏一さんが持ってないなら、ある場所は一つだけね』
『どこ?』
『知らない。あ、もう離陸。それじゃ、またね』
『またね。待ってるよ』
『うん、ありがと』

舞との会話はここまでだった。宏一は、突然現れてまた遠くに行ってしまった舞のことを思い返し、舞が戻ってくることを知ってからまだ1日しか経っていないことに気が付いた。突然現れて、そして突然消えるように居なくなった舞に会えるのはいつなのだろうと思った。

その舞は、高度を上げていく飛行機の中で、宏一に惹かれては離れようとする心の動きに翻弄されていた。宏一には別に彼女がいることには以前からなんとなく気が付いていた。だから、時々思い出して抱かれるのは問題ないというか仕方ないが、本気にならないように気をつけなくてはと思っていた。しかし、このままではとても離れられそうにない。きっとまた東京に来たときには自分から宏一を求めてしまうだろうという確信に近いものがあった。しかし、それだと気持ちが持たないかも知れないと思って少し怖くなった。

その日、打ち合わせが長引くだろうと思って直帰にして会社を出た後、業者の仕事が順調だったのと、さとみの方が早めに終わったので宏一の仕事に余裕ができた。まだかなり早い時間だ。そこで宏一は由美を迎えに行ってみることにした。

由美の高校は、最初に由美に出会って制服を準備したとき箱に書いてあったので分かっている。そこで宏一は由美が下校してくる時間を目指して高校に向かった。途中、由美にラインで連絡を入れておいたが、まだ授業中だからか返事はなかった。しかし、最悪の場合、由美に会えなくてもそのままマンションに行けば良いので何の問題も無いと考えた。

由美の高校はマンションから1時間弱の距離にある。もうすぐ到着するという時になって、やっと由美から連絡があった。取り敢えず校門の近くのコンビニで待っていると言うことで、コンビニの位置を送ってきた。校門からはほんの少しだ。

電車を乗り継いで宏一がコンビニに着いたとき、まだ由美は来ていなかった。そこで宏一はアイスコーヒーを飲みながら待っていると、十分ほどで由美が現れた。当たり前だが由美は制服姿で、鞄を持って歩く姿が似合っている。もちろん、由美と同じ格好の女生徒は川のように次々に流れてくる。

「宏一さん、来てくれたんですか?」

由美は宏一を見つけると、弾けるような笑顔で宏一のところに駆け寄ってきた。

「うん、ちょっと仕事が中途半端になって時間ができたんだ。ここで待ってて思ったけど、ちょっと離れたコンビニで待ってれば良かった?」
「え?どうしてですか?」
「だって、みんなに見られたら嫌かと思って。ここで待ってるように言ったのも、友達に見られたくないからだろう?」
「ぜんぜん」
「え?ちがうの?」
「はい、宏一さん、それなら校門で待ってても良かったんですよ。ちょっとあざといけど。外は暑いからって思ってここにしたんですけど、校門で待っててくれればもっと早く会えたし」
「みんなには内緒にしないの?」
「しません」

そのあたり、由美は何かはっきりとした考えがあるようで明確に否定した。

「ところでさ、由美ちゃんの高校はたくさん生徒がいるんだね」
「私立高校にしては大きい方みたいです。都立ならもっと大きいのもあるけど」
「由美ちゃんは普通科だったよね?」
「はい、ここは普通科しかないから」
「ふうん、私立だから面白い学科とか有るかな?って思ったけど、普通科だけなんだ」
「昔は理数科って言うのがあったらしいんですけど、今はないです。どのみち進学校だから・・・・・」
「受験まではまだまだ時間があるけど、進学校だからって言う自覚はあるんだね」
「もう、そんなこと。国立コースと私立コースには別れたんです。だから受験は意識せざるを得ないって言うか、そんな感じです」
「それじゃ、取り敢えず出ようか」

二人は店を出ると、駅へと向かった。由美は宏一と一緒に下校できるのが嬉しいらしく、いつにも増して笑顔だ。

「どうしたの由美ちゃん、楽しそうだね」
「だって、宏一さんとこうして歩くのなんて久しぶりだから。それに、旅行じゃないのってほとんど無かったし」
「そう言われてみればそうだね」
「だから、とっても楽しいんです。ちょっとはしゃぎすぎですか?」
「ううん、このままの由美ちゃんが良いよ。可愛いし素敵だし」
「宏一さんたら・・・・でも、嬉しいです。だから・・・・」
「だから?」
「なんでも無いです。部屋に着いてから」
「そうだね。それからシャワーを浴びて、だね」
「宏一さん、先にシャワーを浴びますか?」

由美がちいさなな声で聞いてきた。

「ううん、由美ちゃんと一緒が良い」
「そんな・・・・・それは・・・・・・」
さすがに由美は困ってしまった。まだ汗臭い身体のまま、宏一の腕の中には入りたくないのだ。由美の困った顔を見た宏一は気が付いた。
「ごめんごめん、由美ちゃんが先だね」
「はい、ありがとうございます」

二人はマンションに着くまでの間、いろんな事を話した。いつもは直ぐにくっついて始まってしまうので、日常のことをいろいろ話す機会はほとんど無いからだ。宏一は電車の中で由美の話から、由美の父親が最近は毎週帰ってこないことを聞いた。

「それじゃ、由美ちゃんは寂しいんじゃないの?」
「そう・・・・・父が帰ってくると忙しくて大変だけど、それでも帰ってこないと・・・・・。父もそれが分かっていて最近は毎週帰らないみたいだけど。お金も掛かるだろうし」
「そうだね。岡山と東京の往復なら3万円ちょっと掛かるから、毎週なら月に14万だもの。それは小さくないよ」
「はい、それは分かってるんです。だから、気にしないことにしました。もう子供じゃないから」
「そうだね。それは由美ちゃんが良く分かってるよね」
そう言って宏一が由美の顔を見つめると、由美はハッと気が付いたようで顔を赤くした。
「だから、それを教えてください・・・・・・」

由美は囁くような小さな声で言った。

「うん、そうするよ」

宏一の声に安心したのか、由美はそっと宏一にくっついてきた。それほど電車が混んでいないのに二人でくっついているのは少し不自然だったが、お互いに自然にしていたので周りの目を引くこともなかった。

「どうする?このまま部屋に行く?それともどこかで軽く食事する?」
「えっ、いいんですか?」

由美の顔がパッと輝いた。しかし、直ぐに困った顔になる。

「どうしようかな?食事もしたいし、お部屋にも行きたいし・・・・・」
「それじゃ、軽く食事していこうか?」
「はい」

由美は破顔した。

「でも、本当に軽く、だよ?それでも良いの?」
「はい、その方が良いです。30分だけ」
「そこまで時間を切らなくても良いけどね」
「だめです。私だって気持ちは同じなんです」
「それじゃ、何を食べたいの?」
「何にしようかなぁ?」

由美はそう言うと考え始めた。お酒が目当てではないからまさか居酒屋というわけにはいかないし、イタリアンとかのレストランに行けば時間が掛かりそうだ。

「あっ、そうだ。ハンバーガーレストランにしませんか?」
「ハンバーガー?そんなんで良いの?」
「最近流行なんです。グルメバーガーって知ってますか?値段は高いけど、すっごく美味しいの」
「ふうん、それじゃ、近くにあるかどうか探してみよう」

そう言うと宏一はスマホでグルメバーガーを探した。すると、グルメバーガーではなかったが、近くのイタリアンバルが持ち帰りのハンバーガーをやっていることが分かったので、二人で寄ってハンバーガーといくつかサイドを買ってから部屋に向かった。

部屋に着くと、由美は直ぐにシャワーを浴びに行き、宏一はハンバーガーを並べ始めた。宏一は一緒に缶ビールを買ったので一つだけ先に開けて喉を潤す。20分ほどして由美がいつもの制服姿で出てくると、宏一も代わりに入って軽く汗を流した。

シャワーを浴びながら気が付いたが、さっき由美は部屋に着いてから制服を着替えなかった。もともと由美は、宏一とこの部屋で過ごすためだけに制服を揃えたはずだが、ランドリーサービスがついているウィークリーマンションとは言え、ここで制服を着替えるのは意外に不便なのだろう。

もちろん宏一も全然嫌では無い。二つの制服の違いは、宏一と過ごすようにための制服の方が少しサイズが小さいのでラインが強調されると言うだけだからだ。だから、いつの間にか由美がもともと持っている制服と宏一に買って貰った制服が一緒になってしまったようだ。そして今日の由美は宏一と過ごす用の制服を最初から着ていた。
宏一がバスタオルを腰に巻いて出てくると、由美はニコニコして宏一を迎えた。

「どうしたの?何か楽しいことでもあった?」
「はい、宏一さんとデートしたし、これから部屋で夕食なんて、まるで旅行に来たみたい」
「由美ちゃん、日曜日は試験の後、出かけられるんでしょ?」
「はい、もちろんです。それを楽しみに毎日がんばってるんだから」
「待ち合わせはどこにする?」
「えっと・・・・・さっき宏一さんが待っててくれたコンビニって言うのはどうですか?」
「いいよ」
「やった!楽しみ」
「何時頃?」
「えっと、終わるのが2時半だから、3時頃???」
「わかった。でも、良いの?学校の近くだよ。誰かに見られたりしないの?」
「気にしません。荷物は駅に置いておくからお泊まりだって分からないし」
「うん、それじゃそうしよう」


つづく

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