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タイトル:雲は遠くて 185章 鬼滅の刃とメジャーリーグの大谷翔平  2021/10/28


185章 鬼滅の刃とメジャーリーグの大谷翔平

 2021年10月24日の日曜日。

 川口信也の スマホの LINE に、
高校2年生の 森下 きな からメールが 届いた。

「 鬼滅の刃!
私も好きです
(*^▽^)/★*☆
私は冨岡義勇が好きなんです(笑)」

 冨岡 義勇(とみおか ぎゆう) は、
『鬼滅の刃』アニメ版 キャラクター 人気ランキング TOP38!の
【2021年最新投票結果】で、冨岡義勇 は 第1位に決定!だった。

 冨岡義勇 は、鬼になったばかりの 禰豆子(ねずこ)と、
その 禰豆子を助けようと 必死の  炭治郎(たんじろう)の、
兄 妹(きょうだい)に、雪の降る 山中で 出会う。

 冨岡義勇 は「おれの仕事は鬼を切ることだ」と 言いながらも、
この 兄 妹(きょうだい)を 助けた、
炭治郎が 初めて 出会った 心 優しい 鬼殺隊士だ。

「冨岡義勇 は 鬼滅 のキャラクターで
人気1位だよね!
さすが きな さん 鬼滅を よく知っているね ー 」と 信也。

「わー!1位なんですか!
(o^∀^o)  びっくりです! 」と きな。

 川口 信也は、1990年2月23日生まれ、31歳。身長
175cm。

森下 きな は、2004年9月16日生まれ、17歳。身長165cm。

 二人は、2020年の正月の 1月3日 、偶然に
この LINE で 出会った。

  信也は 最近の テレビの『 鬼滅の刃 』の、
初回から『無限列車編』までの 放送を見て、
これは傑作だ!と感動した。

 作者の 吾峠 呼世晴 (ごとうげこよはる) さんは、32 歳の若さだけど、
こんなに 独創的な 物語を作って、天才だと、信也は 思った。

 そして、『鬼滅の刃』の 創造の秘密を知りたくて、
吾峠 呼世晴さんについて ネットで 信也は 調べた。

 作者は 男性と 思っていたら、作者は 32歳の女性だった。

 吾峠 呼世晴 (ごとうげこよはる) さんについて、
初代 担当 編集 の 片山 達彦さんは、インタビューで、こんなことを 語っていた。

「 純粋な人ですよね。
そして 言葉の本質を 見ている人です。」

「 先生は 物事の 真理 が 知りたいだけ。」

 信也は「なるほど純粋な 人 なんだなぁ」と
あらためて 感心した。

 信也は 日ごろから、
『 天才的な 人 は 子どもの 心 を
持った ままの 人 だ 』と 思っている。

 そんな 自論に、ぴったりと当てはまると思った。

 信也は、昨日は 録画していた NHKの番組の、
『大谷翔平~2021~超進化を語る〜 』を 見た。

 アメリカのメジャー・リーグの野球界で、
野球の神様といわれる ベーブ・ルース の 
記録さえも 超えた 投打二刀流の
大谷 翔平(おおたにしょうへい) 。

 大谷は、からだの怪我やスランプなどの大きな壁をも
乗りこえて、たゆまない努力で、偉業を達成した。

 その番組を 見た 信也は、 大谷 翔平 も
『 子どもの 心を 持った ままの 人』だなぁ と思った。

 大谷翔平の 父の 大谷 徹(とおる)さんは
現在も 少年野球の 監督をしている。

その 徹さんが 少年の頃の 大谷 翔平 に
こんな アドバイスをしている。

「 一生 けんめい 元気に 声を 出す 」
「 一生 けんめい キャッチ ボール をする 」
「 一生 けんめい  走る 」
「 この 3 つの ポイントを しっかり やれば 
かならず よい ことが ある 」

 現在でも 大谷翔平は この言葉を 実践していると 語っている。

 「大人(おとな)になっても この父の教えを素直に実践するということは
純真な 子どものままの 心が あるからできることだよなぁ
大谷 翔平は こんな子どもの 心 の 実践者なんだろうなぁ 」

 信也は そう思った。そんな 大谷 翔平に 感動した 。

 『鬼滅の刃』という 日本のアニメに金字塔を打ち立てた 
吾峠 呼世晴さんも 純真な 子どもの心を持ったままの人だと
信也は 思う。

 信也は『 吾峠 呼世晴 短編集 』を読んだ。
無名の吾峠さんが、週刊少年ジャンプの漫画賞に応募した
『過狩り狩り(かがりがり)』が載っている。

 吾峠さん 本人の コメントに こうある。

「まだ 担当さんに ついて いただく 前で、
第三者 からの アドバイス 等(など)も なく
描(か)いているので、何度か 読み返さなければ
意味が わからなかったりするのが
大変 申し訳ないです。
鬼滅の刃 の ベース となった 作品です。
ハンディ が あっても 普通の人より 強い剣士を
描きたかったのと、着物(きもの)を 着た 吸血鬼というものは
あまり 見ないような 気がしたので
明治・大正時代 あたりで 和風 ドラキュラ を 
描こうとしたのを覚えています。」

  「吾峠さん も また、たゆまぬ努力で、兄妹という
絶対的な 兄妹の愛を 中心とした 壮大な 物語を
創造したのだろう。
子どものような純真な 心を 力 や 糧 にしながら。
純粋な 心には 宇宙的な パワーも 味方するのだろうから ! 」

 そんなふうに 信也は 思った。

☆参考文献☆
<1>『 吾峠 呼世晴 短編集 』 ジャンプ コミックス
<2>『大谷翔平~2021~超進化を語る〜 』 NHK 番組

≪ つづく ≫ --- 185章 おわり ---

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