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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2021ー1ー31 第931 毎日曜日発行 地方の札所を巡る旅 北陸三十六不動霊場 5 輪島 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 輪島 北陸三十六不動5番札所 【金蔵寺】 真言宗 14−10−11 能登の名勝「曾々木海岸」から南に5k、町野町金蔵の里、 一番奥の丘の上に【金蔵寺】はある。 石垣に被る様な松の下くぐり石段を登る、 唐風様式を取り入れた二層の『鐘楼門』を潜る、 左にお地蔵さんが三体、右側には六地蔵のお出迎え、更に石段を登ると境内、 先ず目をひくのは樹齢600年、幹回り6mの「タブの木」、 正面に『本堂』ご本尊 十一面観世音菩薩 左に不動明王、 右に弘法大師が祀られている、 右別間には当寺の先代住職の手による西国三十三観音の像も安置されている。 本堂右手に回廊で繋がっている『不動堂』。 1671年建造で安置されている「不動明王」は4,6mの巨大仏、 頭部から胸部までは平安後期、下半身は江戸期に補作された座像である、 途中補作があるため文化財の指定はされていないが、 木目が生かされた尊顔、全体に重量感が溢れた見事な仏像である。 その他四天王、聖観音、薬師如来、地蔵菩薩、弥勒菩薩、十王、大日如来等 多くの仏像も安置されている。 境内には『水掛不動』『水子地蔵』『弘法大師修行像』等も祀られている。 所在地 石川県輪島市町野町金蔵 0768―32−0277 |