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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2020ー12ー27 第926 毎日曜日発行 地方の札所を巡る旅 美濃三十三観音霊場 34 関4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 関 美濃三十三観音 33番札所 【新長谷寺】 真言宗智山派 14−9−3 美濃の法隆寺と言われるこの寺は桧皮葺きの 国宝 七堂伽藍である。 『仁王門』には運慶作の仁王像、仁王門から見ると優美な七堂伽藍が一目で見える。 それは美しい眺めである、1460年建立の正面に『本堂』左手前から『釈迦堂』 『阿弥陀堂』『大師堂』と続き、右側に手前から『鐘楼』『三重の塔』『薬師堂』の伽藍が配されて多くは室町時代の建物で、三重の塔と釈迦堂は鎌倉、 鐘楼は江戸時代の物である。 本堂には重文の十一面観世音菩薩を、阿弥陀堂には源義朝公の念持仏 阿弥陀如来を祀りいずれも秘仏、しかし毎年3月18日のみ開帳される。 その他のお堂は拝顔でき薬師堂には薬師如来座像、 その周りに12神将を配し右に地蔵菩薩立像と千体観音が祀られている。 大師堂には弘法大師と極彩色の新しい閻魔大王を中心とした十王が祀られている。 地元では「吉田観音」と親しまれ2月18日の初観音には大勢の信者で賑わうという。 美濃西国三十三観音霊場の結願の寺として十分貫禄のある寺で 締めくくられたことは、何よりも嬉しいことです。 所在地 岐阜県関市長谷寺町1 0575―22−3464 美濃三十三観音霊場は本日で満願結願です、次回からは 北陸三十六不動霊場巡拝記録をお送りいたします。 |