メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=922 美濃三十三観霊場  2020/11/29


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2020ー11ー29  第922 毎日曜日発行
 地方の札所を巡る旅  美濃三十三観音霊場 30 美濃加茂4
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美濃加茂 美濃三十三観音 29番札所 【小山寺】 臨済宗妙心寺派 14−8−31

飛騨川と木曾川が合流する手前の飛騨川の中に小島があり
一本のコンクリート橋が架かっている、
橋の欄干には『美濃西国 南無馬頭観世音菩薩』と染め抜かれた
白い幟が両側ぎっしりと立っている、
川の真ん中に白い二本の線が延びているので異様な風景である、
この小島に『小山観音堂』がある。

1180年木曾義仲が、飛騨川を小舟で渡ろうとした時、
竜神が馬頭観音に化身して風波を鎮めたので、中洲に祠を建てて御祀りした、
以前は河原伝いに行けたが、
ダムの建設で水中に浮かび昭和13年に観音橋が完成した。

お堂に祀る秘仏 馬頭観音は5,4cmの母の護持仏であるといわれる。

小島には観音堂の他、西国33観音石仏、撫ぜ薬師、
弘法堂が狭い敷地に肩を寄せ合うように安置されている。

掲示板に『悩みの種は 自分の思うようにしようとする 我がままである』
とあった。

橋を渡るとき、飛騨川を亘る川風が心地よい、
橋の袂の丘の上に観音堂を管理する【小山寺】がある。

石柱の門を入ると『本堂』の前は、四角の白砂の庭、
周りには植木の間に石仏が配され回遊式の庭園になっている。

本堂の内陣の前には、高さ80cm程の木彫りの『達磨』開運福達磨が置かれ,
お顔を撫でて祈願してくださいと書かれていて、お顔はツルツルに光っていた。

所在地 岐阜県美濃加茂市下米田町小山104  0574―26−9133

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