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167章 川口 信也たちの『 人生 相談 』が 雑誌で 始まる コンビニでも 売っている 人気の雑誌『 週刊 芸能ファン 』に、 ロックバンドのクラッシュ ビートの メンバー4人が 担当する 『 人生 相談 』が 始まることになった。 10月16日金曜日発売の 第1回は、川口 信也が 担当した。 『 人生 相談 』の 見出しは「 歌や ギターが うまくなりたい 」となっている。 そんな 悩み事の 相談の 内容と、川口信也の回答は、こんなだった。 「20年以上も 歌をうたったり ギターを弾いてますが、上達しません。 歌や ギターが もっと 上手になりたいのですが、 効果的な 練習方法が あったら 教えてください。」( 45歳・男性 ) 「 わたしは 15歳から 音楽好きの 親戚の叔父(おじ)から アコースティック ギターを もらって ギターを 弾き始めました。 いわゆる『おさがり』のギターです。はじめは コードも わからなく 知らないまま デタラメに 弾きまくってました。それでも楽しかったです。笑 しかし、そんな デタラメでは 上達しないことが すぐわかったので、 本屋で、弾き語りのための『ギター コード 奏法 入門』と、 コード楽器ためのコード入門書の『コード・ガイダンス』 の2冊を買って勉強しました。 高校1年のときのことで、音楽にいかに賭けていたかって、 今も懐かしく思い出します。笑 さて、練習方法のことですけど、教本とかは、数多くありますけどね。 効果的な、歌とギターの練習方法となると、実体験からお話ししますと。 何とっても、好きな歌とかのカバーやコピーになると思います! この理由は、好きな歌ですと、まず、この練習の、 やる気や 意気込みや 集中力が ハンパ でないと思います。 おもしろくもない 無味 乾燥な スケールとかの練習では、 単調過ぎて わたしなんかは すぐに 飽きます。笑 あと、そうですね。これまでは ただ 漠然と 聴いていた 歌の、 その コード進行や メロディーや リズムや ハーモニーなどの 詳細が わかるようになりますよね。あと、その 歌詞が、あらためて、わかったりもします。 できれば、その歌の 楽譜を 見ながら カバーの 練習はしたいですよね。 あと、そうですね。歌とは ラブ・ソングが ほとんどですからね。 できることなら、『ラブ』というか『愛』というか、そんなことを いつも 実感しているほうがいいですよね。つまり 具体的には 恋をしているほうが 歌もギターも楽しいし 熱中しやすいですよね。 しかし 現実的には 恋愛は 相手も あってのことですから、 むずかしいでしょうから、 恋 は 片思いでも 良いと 思います。 あと、そうですよね。現代は インターネットの時代で 大変に 芸術 活動にも 便利ですから、Youtube とかに カバーした歌の動画を 公開して 楽しむのも 歌や ギターに 向かう モチベーション(意欲)を 高めてくれると思います。 スマホと 良い アプリ があれば 比較的 簡単に 動画は制作できますよね。 動画の 音響を 良くするには、スマホに 外部マイクの 取り付けを お勧めします。 人生には 限りもあって そんなに 長い時間は 無いような 気もする 今日 この頃です。 好きなことを 見つけて それに 集中したり 楽しむという 人生の 選択は 最適だと 思います。 音楽の場合 自分も 楽しめれば ほかの人も 楽しんでくれるかも知れないですよね。 わたしのように その 音楽で 食べて行けるなんて 未知の 可能性も あるわけです。 あと そうですよね。ゲーム的な 感覚でいっても、人生は 困難な 状況を のり 越えて 生き残る 『サバイバル』の ような ところがありますよね。 それと 音楽って 大きな つながりというか 救いというか 癒(いや)されるというか 音楽には 不思議なパワーがあるという気がします。 今も 世の中は 混沌 としていて、問題 ばかりが 山積しているようで、 生きている 楽しさも 希薄化しそうな 社会かもしれないですよね。 でも 音楽には この世界の 神秘といっていいような 美の世界があると思う。 人の 音に対する 感覚が 実に 数学的に きちんと 表現されているしね。 音楽には 人の心を 映し出す 鏡のような 力があると思う。 つまり それは 人の 精神的な 欲求の 具体的な 形の 表(あらわ)れですよね。 つまり、この自然の世界は 愛や 美しさや 素晴らしさで 成り立ってることを、 音楽から 体験したり 実感することも できますよね。 これからも たくさんの 歌や ギターや 音楽を 楽しんでください!」 < 補足 > 歌を うまくなるための コツについて お話しします。 いわゆる「ミックス・ヴォイス」の見つけ方についてです。 わたしのヴォイス・トレーニングは、独学です。 YouTube の ヴォイトレ なども 参考にしてます。 しかし、決定的な、ヴォイトレ理論や 方法となると、様々にあって、 明確に、わかりにくいと感じます。 というわけで、わたしが、現在、信頼 している、ヴォイトレの原理を、 とてもシンプルに、わかりやすく語っている、 2つの本からの 文章を ご紹介します。 (1)「 地声の場合、調子の低いことが多いので、 声帯も 比較的 ゆるく 張られ、しかも 声帯 全体の 振動によって 発声しますが、 裏声の場合は 声帯も 比較的 強く張られ、 振動する部分も 声帯の接する 狭い範囲に限られます。 問題は 声区(地声)から 声区(裏声)に移るとき、 いかに スムーズに、変わり目が わからないように 切り替えることができるかです。 車 の ギアチェンジを いかにスムーズ に 行うか、というのと 同じです。 これが できるようになると 音楽的な 歌唱力は ずっと 広がってきます。」(224ページ) 以上は、『 声が良くなる本 』医学博士 米山文明 著 《 主婦 と 生活社 》 (2)「 声帯のことは、《ジッパー》だと思うと 良いかもしれません。 チェストでは、声帯は 全体の長さを 使って 震えています。 ピアノの 長い 弦と同じです。 そして 高音 になるにつれて dampening という 声帯 を 閉じる 行程が 始まります。 ジッパーが 半分 閉じたくらいが、ミドルヴォイス です。 そして、ジッパーが 4分の3(3/4)閉じたところで、 ヘッド ヴォイス に入るのです。」(45ページ) 以上は『 歌う力 を グングン 引き出す ハリウッド・スタイル 実力派 ヴォーカリスト 養成術 ( CD付き ) 』 ロジャー・ラヴ 著 《 リットーミュージック 》 ロジャーさんの言う「チェスト」は、地声 のことで、 「ヘッド」は、裏声 のことで、その 間が「ミックス」になると 思います。 この 「 ミックス 」 は 「 芯 の ある 裏声 」と 表現する ヴォイス・トレーナー も います。 米山さんと ロジャーさん が語る 理論は、 ほとんど、同じ 、考え方 だと 思います。 下記の、ウィキペディア《wikipedia》によれば、 ロジャーさんは あの X JAPAN と 長年、仕事をして、 Toshl(トシ)さんの コーチや、YOSHIKI(ヨシキ)さんたち の プロジェクトに 関わっている、そうです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ロジャー・ラヴ 最後に「美しい歌声は らくな姿勢から生まれる。不自然な姿勢で 発声すると、 やはり 声も 不自然になる。音質が かたくなったり、高音域でのどが詰まり、 低音も出しにくくなります。」と、さっきの 本では語ってます。 ☆参考文献☆ <1> ギタリストのための全知識 養父 貴(ようふ たかし)株式会社 リットーミュージック <2> ギターで覚える 音楽 理論 養父 貴 株式会社 リットーミュージック <3>『 声が良くなる本 』医学博士 米山文明 著 《 主婦 と 生活社 》 <4>『 歌う力 を グングン 引き出すハリウッド・スタイル 実力派 ヴォーカリスト 養成術 ( CD付き ) 』 ロジャー・ラヴ 著 株式会社 リットーミュージック ≪ つづく ≫ --- 167章 おわり --- |