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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2020ー7ー26 第904 毎日曜日発行 地方の札所を巡る旅 美濃三十三観音霊場 12 岐阜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岐阜 美濃三十三観音 11番札所 【大龍寺】 臨済宗妙心寺派 15−4−24 256号線を高富から岐阜方面に行く途中、 粟野に「だるま寺」として有名な【大龍寺】がある。 広い駐車場を構え、ツツジが植え込まれた丘の上に諸堂が見える。 杉の大木が並ぶ参道を山門へ、境内に入って 驚いた高さ5m程の青銅造りの『達磨大師座像』が本堂の前に鎮座されている。 本堂には腹帯子安観世音菩薩を安置、隣には朱の六角堂『達磨大師堂』が建つ、 堂内数多くの達磨が奉納され見るからに壮観。 その隣に『地蔵堂』子育地蔵尊と千体地蔵が子育祈願と 水子永代供養の為に祀られている、堂内の両側には多くの風車が納められ、 一種異様な雰囲気さえ感じられる。 地蔵堂の前に「水子供養の文」がある。 【ああ現世の縁有り 生きる運命にあるものを 水子のうちに捨てられて ゆくえも知れぬ一人旅 いずこに宿る処なく 闇路にさ迷う幼な霊 抱いてあやす人も無く 添い寝を頼む母もなし 追善供養することも 無きまま過ぎし闇の児を 大慈大悲の懐に いただき育てて彼の岸に 導きたまえし地蔵尊】 所在地 岐阜県岐阜市粟野 058-237−3837 |