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タイトル:NO=857  尾張三十三観霊場  2019/09/01


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2019-09-01 第857 毎日曜日発行
 地方の札所を巡る旅  尾張三十三観音霊場 32 名古屋
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名古屋音聞山 32番札所【仏地院】 曹洞宗   18−11−14

石垣の上に白壁が続き木立の中に石段が続く、
山門を潜ると大銀杏が二本境内一杯に枝を広げている。

正面には『本堂』ご本尊は、那智山青岸渡寺から勧請された
如意輪観音でお厨子は閉扉されている、左脇間には毘沙門天、弘法大師、
不動明王が右脇間には子安地蔵があんちされている。

本堂裏には大正8年に大和信貴山から毘沙門天を勧請して『毘沙門堂』が建つ、
山門脇に『観音堂』ここには「ふれ愛観音」高さ80cm程、金色の鋳造の坐像、
東京芸術大學名誉教授 西村公朝氏の作品が祀られている。
とても愛らしい観音様です。

次のような解説がありました。
  「拝んだ後にお身体に触れてください、
   皆様のふれ合いの輪が観音さまによって、
   この世に愛の心をもたらし,
   亦観音さまの広大な慈悲のみ心に浴くすることを祈ります」

皆さんが触れるので、なぜか顔の部分の高いところ「鼻」のところが剥げていました。

愛らしいお顔に憧れるのでしょうかね。

これと同じ観音さまを、京都の念仏寺、清水寺で観した記憶が有ります。

観音堂の右隅に如意輪観音の石仏が静かに座しているのが寂びそう。

 名古屋市天白区天白町音聞山1324  052−831−7072

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