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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2019-3-17 第833 毎日曜日発行 地方の札所を巡る旅 尾張三十三観音霊場08 美浜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 美浜 8番札所【大御堂寺】 真言宗豊山派 18−12−15 野間の大坊で知られている寺、 源頼朝が800年前に建立した『大門』の正面に重要文化財の『阿弥陀堂』が建つ、 均整の取れた美しい建物、ご本尊は阿弥陀如来、外に地蔵菩薩、弘法大師、 源頼朝公像が安置されている。堂の右隣に『源義朝公御廟』がある。 源氏の総帥左馬頭源義朝公は、京都六波羅の合戦に敗れ、 東国へ向う途中この地の東方、野間田上の湯殿で、家臣の長田忠致の為に 入浴中謀殺された時、我に小太刀一本なりとあればと 悲痛な一言を残されて最期を遂げられた、 その慰霊の為に多くの小太刀が奉納され山のように積まれている。 大門を右に少し行くと、源義朝公の御首を洗ったという『血の池』も残されている。 境内は広く、多くの樹木で緑り濃い環境の中に、多くのお堂が点在する。 阿弥陀堂から左り奥に『本殿』、庭にコの字に四国八十八ケ所の1番から 50番迄のお砂踏場、51番から88番までは、本堂に至る参道に設けられている。 本殿には本尊地蔵菩薩、左に不動明王、右に毘沙門天が、聖観世音菩薩、 弘法大師、大黒天等も祀られている、入堂してゆっくり参拝させていただける。 所在地 知多郡美浜町野間字東畠50 0569−87−0050 |