メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:チェリーピンク・アベGDPの日本はAIロボ『人間の壁』・・・(1/6)  2019/03/06


■チェリーピンク・アベGDPの日本はAIロボ『人間の壁』経済に備え“社会の茎”、「新マクロ経済/Ex.BI型“社会的共通資本”」金融への展相が必須!(1/6)

<注記>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。
https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2019/03/05/153938



(Cover Imags)

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・・・Paul Cézanne『Mount Sainte-Victoire』1904-1906. Oil on canvas,73 x 91.9 cm Philadelphia Museum of Art, Philadelphia, PA, USA.

f:id:toxandoria:20190305072657j:plain・・・・当、広末涼子(NHKスペシャルドラマ『浮世の画家』↓に出演する)の画像は、https://www.youtube.com/watch?v=oXRfzIHJTqIより転載

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Maurice Ravel - Gaspard de la nuit

 

・・・

 

【要約】「限定合理の生命モデルに倣えば、ある意味で“合理的”に解決できるのに、その生来の律義さ(“任侠・忖度”愛好?)or伝統『構造災』へ拘泥するあまり人非人の嘘吐き邪教“あら人?”神(オレが国家だ!を騙る靖国英霊ナルシス愛“追憶のカルト”、自称“森羅万象”アベ神様)にすがりつき、それを忖度するバカりで肝心の<リアル&未生>の両「民」が命を繋ぐため必須の「相転換」、いわば汎用AIロボ「スキル偏向イノベーション」に因る近未来の「機械デュナミス経済(潜在的な高付加価値)」化への備えの最低限の条件、肝心の「金融・財政改革」が眼に入らぬ現代日本の超リスク!その展相(覚醒&相転換)のキーワードは“社会の茎”(socio-scapes)、つまりヒトを幸せにする“社会的共通資本”たる新マクロ金融の創造!」ということ。なお、BIは段階的ベーシックインカムのことだが、それについては「第6章‐2」で概要を述べている。

 

 (プロローグ)愈々、チェリーピンク病Vsハーフトピアの闘いの時か?

(0)日本の目前に迫る危機の真相

・・・安倍「アサッテのヒト(追憶のカルト/靖国英霊界追慕)」内閣は日本大衆が偏愛する、古色蒼然たるw “任侠”道政治への先祖返りか?ガンつけで過剰「忖度&寺銭」を強要する“任侠”道の濁り目では、千載一遇のチャンスでもあるハーフトピアの未来が認知できない!・・・ 

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<注>「“任侠”道政治への先祖返り」・・・この問題については下記資料♨を参照乞う。

♨安倍政権で<官邸ポリスによる国策「捜査潰し」(国策捜査の裏返し)>が堂々と罷り通る背景について(小論考)https://www.evernote.com/shard/s440/sh/b2a5a0aa-4241-48e7-b530-7fd970f160b4/cc8da668e2c69ca94a4a04467944ae0c

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https://twitter.com/shinkaikaba/status/1101760119132438529

https://twitter.com/shinkaikaba/status/1102019228889014273

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https://twitter.com/nuclearban_jp/status/1097297689736167424

大黒岳彦『情報社会の哲学』(勁草書房)によれば、マクルーハン(カナダ出身のメディア研究者・文明批評家)が「1.巨大WebネットDB汎“知”が刻々と創造するデュナミス(潜在エルゴン的な抽象電脳世界の増殖)、2.マッハ感覚論的素材性のエネルゲイア(日常世界で共鳴するヒトのリアル意識)、3.ルソー「一般意志」(普遍観念)が象徴する理想(エンテレケイア/啓蒙思想の核心)」という三つの異質な世界が鼎立する高度情報社会の到来を予見していたとされる(関連参照/第5章‐2:『人間の壁』、デュナミス経済化を助長する、“間主観性⇔AIロボ・クラウド汎知”断絶問題の真相)。

そして、この「異質な三つの世界が鼎立する高度情報社会の接近」という観念(着実に到来する近未来への予感)は欧米諸国で共有されており、特にそれは良識派に属する一般国民の深層に浸透して、ある意味で欧米民主主義社会のシステム・ツールバランサーの役割を果たしている。

加えて、近年は地球環境問題、ゲノム編集技術(生命科学の進化・深化)らとの絡みで「フーコー“統治理性”」が再認識されており、これら両者の共鳴から「リベラル共和」(正統保守)の重要性が再び深く理解されつつある。そして、実は表層的には「移民、ポピュリズム、格差、極右&保護主義台頭」等の問題で、愈々、混迷を極めるばかりか?とも見える欧米諸国と日本の決定的な違いが、この点にあることを自覚すべきである、

因みに、フーコーの統治理性とは「“どれほど社会理論や科学・科学技術が進歩したとしても常に国家・政府の統治権力と市民社会の自律的運動法則(<補足>特に労働組合のレニュアルが喫緊の課題!)は対等であるべき、とする非常に厳格な”考え方」である。そして、そのフーコーの統治理性の対象には、ノモス・エトノス的な意味で非常に危うい地球上の全ての生命環境が明確に視野に入っていたと思われる。加えて、フーコーの慧眼は「いま我々が体験しつつある準汎用AIロボの時代のマクロ・ミクロ経済論の展相の必然性」を実に的確に視野に入れていたことになる(関連参照/第3章‐ロ:宇沢弘文『社会的共通資本』と共鳴するH・アレント『ノモス社会論』)。

例えば、およそ1980年代の半ばから歴代政権が支出削減や企業の競争力強化、いわゆる新自由主義政策を過剰に試みてきたこと(ネオリヘ゛ラリス゛ム流の格差活用ヒト・イノベーション策)による矛盾の爆発(ジレジョーヌ運動)で苦しむ仏マクロン政権ではあるが、同運動代表との仏政府の対話、あるいはジレジョーヌと緑の党との対話などが着実に進められており、いわゆる分断による民主主義の機能停止には至っていない。米国における、冷静なトランプ批判の動向も然りである。

これら欧米の動向(深層のリアリズム!)と比べると、偽装統計問題(アベ・ピンクGDP)などに対する適正な解明の要求を閣議決定方式等で超然権力的に遮り、それどころか[メディアを含む批判勢力に対して露骨な「言論弾圧の姿勢」すら見せ始めた<安倍政権>Vs<“良識派”国民>]なる、我が日本の「分断=民主主義のセットバック」状況の深刻化は異常である。

結局、このおぞましい状況の根本には「リベラル共和」(正統保守)と偽装極右(安倍政権の正体である追憶のカルト)の違いについて、日本国民一般が殆ど無関心である!(その表れが“茹でガエル”派に因る、被虐的に?まるでアベ派のスキャンダルや暴走・横暴化と反比例するかにさえ見えるアベ支持率の上昇トレンド!)ということがあるようだ。

今や日本国民はこの「異質な三つの世界が鼎立する高度情報社会の接近」という、全ての国民が理解すべき最も肝心のリアリズム(これは大きなリスクであると同時に大きなチャンスでもある!)を正確に認知できないホワイトアウトに嵌っており、目先の“偽装極右”安倍政権に対する<忖度の間合いの取り方>だけに汲々とするばかりの、その日暮らし同然の主要マスメディアが、最も重要な情報を国民へ伝えるという「本来の仕事」に手が回らなくなっている。これこそが日本の目前の危機である!

(1)チェリーピンク病(チェリー・ピッキング症)

・・・統計データ等のインテリジェントに関わる基礎情報の中から、特定政策ら或る一定の目的に沿う好都合な重要基礎データや情報(解析結果)だけを作為的に選び、その情報全体がそもそも持っていた文脈や統計トータルの目的や有意性を歪め、自らの所期の目的にだけ好都合な結論を導くため、それらを悪用する一種の超然権力的(or神憑り的)なマッチポンプ戦術のこと。

・・・科学的な中立性、言い換えれば客観的な有意性が大きく失われ、それを真理の証拠とする意味と信用を完璧に失墜させるので統計学では禁じ手である。元々の意味は「サクランボの選別のように出来の良い果実だけを作為で収穫する」ということ。つまり、「アベ方式の統計活用?」こと<偽装&嵩上げGDP>の如きチェリー・ピッキングが禁じ手であるのは、<統計学=科学的手法>であることの最後の砦となっているからだ。

・・・しかし、残念ながら安倍政権はこの“禁じ手”のチェリーピンク病(チェリー・ピッキング)に紛れもなく嵌って(を罹患して)いる。そして、普段は「統計学の概念や手法」に縁遠い一般大衆(多数派国民層)は、そのアベ・チェリーピンク病の恐ろしさに、なかなか気付けないでいるようだ。

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https://twitter.com/shinkaikaba/status/1101204989437829120

https://twitter.com/shinkaikaba/status/1100918758661476353

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https://twitter.com/shinkaikaba/status/1102646281166499845

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https://twitter.com/shinkaikaba/status/1102649081279655936

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https://twitter.com/shinkaikaba/status/1102652085131083777

<関連資料>統計学「錬金術ツール」化が“アベ倒置国家”の正体・・・『統治性』統治術』(大阪大学教授/文化人類学)http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/030814govern.html

・・・

・・・そもそも統計学(統計法則)が確立し、それが真に科学的手法として遍く一般の市民社会で認知されるまでの歴史をふり返ると、我われは、むしろそれが<優生学思想>を助長するリスクと紙一重の過程であったことに驚かされる。“統計法則”が確立するまでのデータ化の歴史のふり返りで大切なのは、それを推し進めた主体は誰で、その目的とデータ化の対象は何であったか?ということになる(当論点の委細は下記↓★事を参照乞う!

 ★歴史的な“優生学”誕生への道筋/倫理・道徳的には中立でなかった統計学(“統計法則”確立)の歴史 http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180701B https://toxandoria.hatenablog.com/entry/20180701/p1

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(画像『The entrance to the Dakota building which had a sign posted that the Nutopian Embassy was there』は、https://en.wikipedia.org/wiki/Nutopia#/media/File:Dakota2.jpg より)

 

(2)ハーフトピアが意味すること

・・・1970年代に、テレビ出演したエルトン・ジョンが偶然に?口にしたとされるヌートピア(Nutopia/Newtopia、https://it.wikipedia.org/wiki/Newtopia)をもじった造語。それは「地球上のいたるところにあり、いたるところにない国家」である。また、この国家の理念はジョン・レノンが『イマジン』で歌っており、領土も国境もないので領土紛争は起こらない。ジョン・レノンとオノ・ヨーコが1973年4月1日に建国した。

・・・今から約10〜15年後に汎用?or準汎用AIロボが完成した暁には、人々が仕事をしなくても遊んで暮らせるユートピアが実現するとか、あるいはそれと真逆で“殆どの仕事がAI「知」に奪われてしまう”その時代にはグローバル金融をも完璧に組み敷いた「AIロボを所有・支配する数パーセントの人間」だけが9割超の“知的に劣る愚か”な奴隷的人間を支配する地獄の世界(デストピア)が出現するとか、いわゆるシンギュラリティをめぐる論争が喧しくなっている。

・・・そこで、当記事では「ほんの少しだけユートピアへ傾斜しているが、我われの努力次第では実現できると思われるリアルかつ健全な経済・社会の方向性」(いわば、永遠の展相を十分に承知の上でリアル化できることを重んじる「限定合理に因る近未来の可能性」(ヒューリスティクス(heuristics)」をマクロな観点から論考することを試み、そこで膨らむイメージ世界をハーフトピア(halftopia)と名付た。

 

(3)「準汎用AI」時代が意味するコト

・・・AIの技術開発が進み、仮に汎用AIロボが完成して、それが社会・経済のあり方などを根底から変革するような時代をシンギュラリティ(米国の発明家・実業家であるレイ・カーツワイルが名付けた/特異点とも呼ばれる)本格的な汎用AIロボの時代)とするなら、それがいつ頃に実現するのか?は未だ分からない。

・・・それは、AI研究がヒトの意識そのものの働きをするAIロボのレベルへ接近しつつあり、脳エミュレーション(ヒトの記憶・意識の“まるごと”移し変え)の研究に取り組まれているのは現実だが、仮にそれが完成しても果たしてそれがヒトと全く同等と言えるかどうかは分からないからだ。というより、限りなくそれへ近づくことはあっても(それが準汎用ロボの意味)、ヒトと全く同等のAIロボは、おそらくできないだろうとも考えられる(その可能性の方が大きい!)。

・・・そして、この限りなく人へ近づく意味でのAIロボの問題は「ヒトは“世界内の存在!”とするハイデガーの世界観に因るAI研究の第三段階、いわば限りなくヒトの意識に近いものを追究するという意味で“新しい人工知能研究フェーズ”」の問題、と理解されている。https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2018/12/17/044810

・・・付言しておくと、ヒトの一回性の生(生命・人生)は「論理・計算・記憶だけで成り立つものではなく、時間の流れに寄り沿いながら、その折々の自然・社会環境トータルとの因果的な繋がりとエコーしつつ、又は共鳴しながら感覚的・感性的で多様な想像力の海のなかを絶えず自己変容しながら遊泳している」ようなものである。

・・・しかも、そもそもヒトは地球上の他の生物と同じように、自然という多様な“生命論”的な意味での交流環境のなかにいるからこそ、ヒトとしての自らの生命個体を未来へ向かって自らの生命力で繋ぎ続けることができる存在であるからだ。

・・・因みに、現象学哲学の始祖と見るべきエルンスト・マッハ(そもそも自然科学者であるが)はこのような人間の生の特性の側面を「感覚論的素材性」(マッハ感覚論的素材性/日常世界で多様に共鳴するリアル意識)と呼んでいる。http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180806 

・・・しかしながら、先に見たとおり特定の目的に役立つ仕事を平凡なヒト並に、あるいは限りなくそれに近いレベルで、十分にヒトの期待に応えてやりこなす「準汎用ロボ」が実現するのは、そう遠い先のことではないだろう。おそらく、それは日々に近くなっており、遅くとも向こう10〜15年位のことではないか?と思われる。そして、それだけでも社会・経済のあり方などが根底から変革を迫られるようになるための条件としては十分ではないか?と考えられる。

・・・例えば、今を時めく新自由主義(新古典派経済学のジャンル)のツールとして重宝されているマネタリズムやサプライサイド理論なども、その発想を根底から相転換(展相)させる必要に迫られることになるかもしれない。従って、チェリー・ピッキング症を罹患した安倍政権の「神憑り!2020年GDP600兆円を絶対視した、ほとんど神憑り同然のアベノミクス『統計偽装』の大暴走」(↓画像)などは論外であり、大“噴飯もの”である!

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https://twitter.com/shinkaikaba/status/1098397566058647552

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https://twitter.com/shinkaikaba/status/1097002189275332608

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