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────────────────────────────────────── 【609 Studio】email newsletter 2018年11月20日 No.882 ────────────────────────────────────── フォト・ジャーナリスト片山通夫のemail newsletter。現代時評、ロシアやサ ハリンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載! ────────────────────────────────────── お知らせ グラフ誌Lapiz2018冬号 12月1日発行予定! 主な企画 1)北前船シリーズ⇒昆布と大阪 2)旅するカメラ⇒穴太(あのう)積 3)日本のポンペイ⇒一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだに あさくらし いせき) 4)2019年カレンダー などなど ご期待ください!! Lapiz Site http://lapiz-international.com/ お知らせ 片山通夫が過去に撮った写真を順次公開しています。 パレスチナ・サハリン・DMZ(韓国)・東ベルリン ・キューバ・アルバニアなど ぜひご覧ください!! https://www.609studio.com/ ────────────────────────────────────── 好評発売中! 《サハリン逍遥》 片山通夫写真集 サハリン残留朝鮮人の取材のため15年間サハリンに通った写真家が自然や人 々の暮らしを折にふれて撮りためた素顔のサハリン。さり気ないアプローチでと らえた被写体にユーモラスな文章をそえた魅力的な写真集。 群像社刊 モノクロ152ページ、1800円+税 群像社サイトからお買い求めいただけます!! http://gunzosha.cart.fc2.com/ca8/198/p-r-s/ サハリン逍遥が電子ブックになりました! http://www.shinanobook.com/genre/book/3775 ────────────────────────────────────── 【著書案内】 「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太 への逆密航」を語る貴重な証言!! 凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html 定価 1900円+税 ────────────────────────────────────── ◆現代時評《怒りを通り越して・・・》山梨良平 ────────────────────────────────────── 怒りを通り越すと次に呆れがやってくる。今日14日の東京新聞に次の記事が 掲載されていた。 曰く「片山氏、収入記載漏れ34件 また収支報告訂正」とあって、収入の記 載漏れが34件(計450万円)、支出の記載漏れが六件(計90万3千円)あっ たという。 いずれも訂正で済ませたようだ。そして同日衆院内閣委員会で、閣僚辞任を否 定し、収支訂正は「これ以上ない」と答えた。 いやはや怒りはすでに通り越して呆れるばかりだ。彼女の過去の言動などを鑑 みても、到底国民の代表たる議員になれるはずがないのだが、比例代表という選 挙のマジックで、政党で上位の名簿に記載されると、大政党である自民党の場合、 絶対にと言って良いほど当選する。この場合、比例名簿の上位に記載されるのは、 当の政党執行部の思うままである。つまり執行部の覚えめでたき「ゴマすり」で も、「名誉欲の塊が金の力で」でも、「安倍のような極右の持ち主に迎合する言 動の輩」でも、ともかく執行部の覚えめでたければ、比例名簿の上位に食い込み、 自然に当選するというシステムのマジックだ。 片山さつきの場合、大臣とか議員とかの以前に人間として完全に壊れているの ではないかと案じる。ちなみにつぎのHPをのぞいてみていただきたい。彼女の過 去の言動がまとめられている。→ http://ur0.work/NuNZ このページを一通り目を通してみた。 読後の感想を一言でいうと、彼女は「目立ちたがり」なのだ。聞けば東大から 大蔵省へ入りそして政界に打って出たというエリートなのだろうが、単なる官僚 上がりの政治家にはなる気はないようで、時の政権、この場合安倍極右政権に忖 度、慮る路線をひた走っているという印象なのだ。 このようなかわいそうな人を集めて、政権を維持しようとしている安倍はみじ めだろうと思うのは筆者だけか。 ────────────────────────────────────── 新刊ガイド《「大大阪」時代を築いた男 評伝・関一(第7代目大阪市長)》 大山勝男 著 定価(本体2,600円+税) 2016年2月10日発行 http://koujinnotomo.com/ ────────────────────────────────────── ◆気になるサイト(国内の大マスコミは除く) ────────────────────────────────────── ◆情報通信・ラジオ「スプートニク」 ⇒ https://jp.sputniknews.com/ ◆聯合ニュース ⇒ http://japanese.yonhapnews.co.kr/ ◆THE KORIAN POLITICS ⇒ https://www.thekoreanpolitics.com/ ◆朝鮮の声放送 ⇒ http://www.vok.rep.kp/CBC/ ◆フォーカス台湾⇒ http://japan.cna.com.tw/ ◆愛媛新聞 ⇒ https://www.ehime-np.co.jp/ ◆しんぶん赤旗⇒ https://www.jcp.or.jp/akahata/ ◆長周新聞 ⇒ https://www.chosyu-journal.jp/ ◆日刊ゲンダイ ⇒ https://www.nikkan-gendai.com/ ────────────────────────────────────── ◇きな臭い話、こぼれ話 ────────────────────────────────────── 【政治】 障害者雇用水増し職員 中央省庁は続々 「処分せず」のア然 霞が関の無責任・大甘体質極まれりだ。 中央省庁の障害者雇用水増し問題で、障害者雇用促進を所管する厚生労働省が職 員の処分を見送る考えを示したことに続き、国税庁、総務省、経済産業省、法務 省も職員を処分しない方針であることが分かった。 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241647 元徴用工訴訟:河野外相「原告は徴用された方ではない」 https://mainichi.jp/articles/20181110/k00/00m/030/088000c 【社会】 安田さんの「謝罪」へ疑問相次ぐ 内戦下のシリアで2015年に拘束され、3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリスト 安田純平さん(44)が9日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見した。 海外の記者からは「やるべき仕事をした」との称賛の声が出た一方、「自己責任 論」や安田さんが謝罪したことへの疑問の声が相次いだ。 https://this.kiji.is/433589057155662945 【国際】 夫人と衝突が原因 トランプ大統領が首席補佐官また解任か https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241644 不滅の写真家アラ・ギュレル、死去 不滅の写真家アラ・ギュレル氏が治療を受けていた病院で亡くなった。90歳だっ た。 不滅の写真家アラ・ギュレル氏は体調不良のために私立病院に搬送された。イス タンブルの病院に搬送されたギュレル氏は二度心停止したが、医師たちの尽力に より蘇生した。しかし治療も空しくこの世を去った。 http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=45571 アメリカ:パレスチナ系女性初の下院議員に歓喜 様々な場所に散らばって暮らしている多くのパレスチナ人の家族たちと同様に、 パレスチナ系としてもイスラム教徒の女性としても初めてアメリカの下院議員に 当選したラシーダ・ターリブ氏の親戚たちも、アメリカ、ヨルダン、パレスチナ の3カ国から、SNSを通して祝福しあった。 http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=45704 朴槿恵前政権 日本側の賠償金「最小化」に躍起だった=徴用工裁判 http://urx.blue/Nypg ロシア・ユジノサハリンスク 子ども鉄道に伝統!? http://tabi.chunichi.co.jp/from-the-world/181010yuzhno-sakhalinsk.html 日本もやられ放題。台湾の選挙にも介入し妨害する中国の「姑息」 http://urx.blue/Nyos ロシア・サハリンで歌舞伎初披露 https://www.saga-s.co.jp/articles/-/300443 【こぼれ話】 大相撲 稀勢の里が休場 初日から4連敗 https://mainichi.jp/articles/20181115/k00/00e/050/206000c?fm=mnm ──────────────────────────────────── ◆編集長から:片山通夫 ──────────────────────────────────── 河野外相にしたって外相になった途端以前と考えが変わる。いや変えざるを得 なくなるのか。そうでないと今の立場を維持出来なくなるのだろう。逆に言えば、 せっかく得た大臣の椅子を捨てたくはないのだろう。安倍政権に関して言えば就 任する前から、こうなる覚悟があったと思わざるを得ない。 、なぜこんなことを書き出したかと言えば、河野外相が「河野外相「原告は徴用 された方ではない」等と簡単に言い出したからである。 筆者は過去何年にもわたって、サハリン残留朝鮮人を取材してきた。彼らの生の 声を聴き、韓国に残されたそのほとんどが新婚であった妻の嘆きを取材してきた。 外相が言うように、つまり安倍政権が言うように、「彼らが徴用工でなかった」 と100歩譲って募集工だったとしても、どれほどの差があるのだろうか。 筆者は、植民地時代の貧農が「日本人として」生きてゆくには、募集であって も、その募集に応じなければ生きてゆけなかった環境に追いやったのは、日本で あり、日本の企業だったのだ。 思い出してほしい。日本の村社会でも、戦前には「村八分」だの「非国民」だ のと、異質分子を排斥する風潮が蔓延していた。いやもしかすると、最近の社会 風潮も同じようである。「生産性」だの「生活保護家庭へのバッシング」等は、 その表れなのかもしれない。 とまれ、植民地時代の朝鮮人に対する日本政府とその末端の官憲等が企業の後 ろについて、「募集という名の強制的な徴用」をだれもしなかったと、だれが言 えるのか? もう一度、自著「サハリン物語」を読み返すことにしたい。 ―苦難の人生をたどった朝鮮人たちの証言 (ガリヴァー叢書) http://urx.blue/NyGb ────────────────────────────────── 発行 2018年11月13日 No.881 FB https://www.facebook.com/michio.katayama.5 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html website http://www.609studio.com/ 投稿 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html ◇禁・無断転載◇ ──────────────────────────────────── |