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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.931(2017/7/22)  2017/07/21


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第931号*
  *■■■■■■■■■*2017/7/22       *
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第931号
  ■映画インプレッション『ジョン・ウィック チャプター2』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.586)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.862)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『ジョン・ウィック チャプター2』
  監督:チャド・スタエルスキ  主演:キアヌ・リーブス
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  ☆最強の殺し屋ジョン・ウィックの復讐劇を描く、キアヌ・リーヴス
  主演のサスペンス・アクションの続編。ヨーロッパを舞台に、殺し屋
  ジョンと世界中の殺し屋との戦いが繰り広げられます。前作では銃と
  カンフーを融合させた“ガンフー”が話題になりましたが、本作では
  ガンフーと車でのアクションが融合した“カーフー”を披露します。

  伝説の殺し屋ジョン・ウィックによる壮絶な復讐劇から5日後。ロシ
  アン・マフィアの残党から愛車フォード・マスタングを奪い返した彼
  のもとにイタリアン・マフィアのサンティーノ・ダントニオが姉殺し
  の依頼にやってくる。彼はかつてジョンが殺し屋業界を引退するため
  に課された実現不可能とされたミッションを助けたことがあった。し
  かし平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴。サンティーノの
  怒りを買ったジョンは、想い出の詰まった家をバズーカで破壊されて
  しまう。愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへ復讐を
  開始するのだが…。

  前作で車と愛犬を奪われて復讐の鬼となったジョンが目的を果たして
  平穏が戻ると思いきや、すぐに殺し屋に逆戻り、仕事を終えると口封
  じに7億円の賞金をつけられて今度は全世界の殺し屋から狙われるハ
  メになってしまい、血で血を洗う殺し合いに!キアヌのガン・フーも
  さらにキレキレで、前作の2倍以上の死体の山になってしまいました。

  至近距離であんなに銃をバンバン撃つのは、本シリーズの専売特許で
  すね。仕事前に色々準備をするシーンが面白いのですが、銃ソムリエ
  がいてまるでワインのようにシチュエーションに合った銃を選んでく
  れるのがツボでした。続編がさらに作れそうな感じです。

  ローレンス・フィッシュバーンが出演しているのですが、『マトリッ
  クス』以来のキアヌとの共演が懐かしいです。  
  
  公式サイト http://johnwick.jp/

  STONEMAN推薦度★★★☆ 犬は安全度★★★☆
   (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■ TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.586)
  『ヒトラーへの285枚の葉書』
  監督;ヴァンサン・ペレーズ 主演;ブレンダン・グリーソン
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  ☆冒頭から、清々しい森を駆け抜ける戦闘服をきた美しい青年の劇
  的な死にざまを見せつけられ、恐怖感を植え付けられ、早くも涙し
  ながらストーリーは展開していきます。
  
  第二世界大戦の最中1940年、フランスを打ち破ったドイツは、
  戦勝のムードを漂よわせながらも、人々には決して幸福な表情は表
  れていませんでした。いまだ続く戦闘に赴いている家族を不安がる
  人々、すでにその戦争で親しい人々を亡くし悲しみに暮れる人々ば
  かりだからです。本作は、ヒトラー率いるナチス軍がさらなる発展
  を遂げようとしている頃に実際起こった事象が描かれました。

  作家ハンス・ファラダが、ベルリンで起きた事件を小説化した『ベ
  ルリンに一人死す』(1947年)を、フランスを代表する俳優の
  ヴァンサン・ペレーズが映画化し、彼自身の長編3作目としてメガ
  フォンをとり、監督として力を奮います。

  銃弾に倒れた若き戦士は、ドイツ、ベルリンの棺製作工場の機械の
  オペレーションに従事するオットー(ブレンダン・グリーソン)と
  女性参戦運動家として働く妻アン(エマ・トンプソン)の一人息子
  でした。勤勉に働くけれども、その愛すべき一人息子の戦死に納得
  のいかないオートーは、ついにはカードにその思いをしたため綴っ
  ていきます。そして、同じ思いを経験したであろうドイツ国民に、
  そして、戦勝を祝いながらもヒトラーへの不信感を持ち続ける人々
  がいるであろうかと信じつつ、街中に置いて行きました。

  そのカードの数は、285枚にもなりましたが、それらの多くが読
  まれ、彼らに賛同して同様に書いた同法がいるのかはまったく知ら
  されぬ間にストーリーは展開していき、濡れ衣を着せられる男性の
  不幸な死や、どう足掻こうとも足掻き切れないヒトラー政権のもと、
  恐ろしい結末を迎えざるを得なかったこの夫婦がたどった寂しい最
  期は語り継がれるべき事実として明らかになります。

  ドイツを舞台としながらも、全編英語で演じられエマ・トンプソン
  (英国)とブレンダン・グリーソン(アイルランド)の二人の名優
  ぶりがうかがえますが、脚本のほうは史実を表すことを優先してな
  のか、後半はいささかテンポが落ちて、セリフ回しなど切れのない
  まま進んでいきましたが、二人の演技に十分救われています。

  それにしても、スペイン出身のダニエル・ブリュール(本作では、
  カードを書いた犯人を突き止めようとするエッシャリヒ警部役、
  「グッバイ、レーニン!」「ラッシュ/プライドと友情」「僕と
  カミンスキーの旅」など出演)の活躍が最近富に見受けられ、今
  後ますます注目すべく楽しみな俳優の一人にあげられます。

  本作で言い表したかったのは、ヒトラーの非道さはもちろんなの
  だけれど、ユダヤ人の排斥だけではなく、彼の思想を阻むものす
  べてに対し、自国民であろうと容赦なく排斥してしますとてつも
  なく恐ろしい政権下だったことを語っています。そして、ともか
  くも、ヒトラーの全体主義におののきながらも、ナチスの独裁政
  権に立ち向かう、我が子を思う夫婦の勇気ある行動を語り継がれ
  るべくして描かれています。

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■石男的衛星電影案内(Vol.862)7/22〜7/28 by.STONEMAN

  ★今週の石男が選ぶオススメの1本
  <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch
  7月17日(月)21:00
  『カルテット!人生のオペラハウス』('12 イギリス)
  監)ダスティン・ホフマン 主)マギー・スミス
  ※美しい田園風景の中に建つ、引退した音楽家たちの施設“ビーチャ
   ム・ハウス”では、存続をかけたコンサートの準備が進んでいた。
   カルテット仲間のレジー、ウィルフ、シシーのもとに、かつて野心
   のため皆を傷つけ去った大スターのジーンが入居してくる。誰もが
   伝説のカルテット復活に期待を寄せるが、ジーンは歌を封印してい
   た…。名優D・ホフマンの初監督作。ヴェルディはじめクラシック
   の名曲と英国の名優たちの豪華共演。

  <GYAO!・無料動画> http://gyao.yahoo.co.jp/
  『アビエイター』('04 アメリカ)
  監)マーティン・スコセッシ 主)レオナルド・ディカプリオ 
  ※「暗黒街の顔役」や「ならず者」などセンセーショナルな話題作を
   次々に世に送り出し、ハリウッドで頂点を極める一方で、世界最速
   の飛行機を作り出したいと飛行機会社を設立し、勇敢にも自ら操縦
   桿を握ってスピード記録を次々と更新、リンドバーグ以来、最もス
   キャンダラスな冒険飛行家として、注目を浴び、人生の絶頂期を謳
   歌するかに見えたハワードだったが、夢にのめりこみすぎた時、何
   かが狂い始める…。
   ★8/20まで無料配信中

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■編集後記
  ☆自主上映会のお知らせ

  『東学農民革命・唐辛子とライフル銃』前田憲二監督作品
  7月22日(土)14時より上映、16時より講演会
  会場:広島市東区民文化センター・スタジオ
  料金:前売1200円・当日1500円
  主催:NPO法人・ハヌルハウス

  日本と朝鮮半島の縁を題材にしたドキュメンタリーを撮り続ける
  大阪市出身の映画監督・前田憲二さん新作映画の上映会を行います。
  上映後には前田監督の講演も予定しています。

  この上映会で私はスタッフとして参加しまして、映写を担当します!

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  『この世界の片隅に』 (特装限定版) 
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【オススメ漫画】
  『認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』北川なつ著
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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.931(2017/7/22)
■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com
■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city)
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