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少女の性 第二百六十部 「由美ちゃん、パンだけじゃ足りないだろうから、また何か買おうね」 「はい。でも、これで少し落ち着いたから」 「でも、これは３時のおやつだろ？高校生には足りないよね」 「あんまり気にしないで下さい。こうやって宏一さんと一緒に歩くのが良いんです」 そう由美が言うと、二人は仲店を通り抜けて浅草寺でお参りした。 「由美ちゃんは何をお願いしたの？」 「母が早く良くなりますようにって。宏一さんは？」 「そうか、俺は由美ちゃんがたくさん幸せになりますようにってお願いしたよ」 「うわぁ、宏一さんたら」 由美は嬉しそうだが恥ずかしそうに笑った。由美は宏一とデートできて本当に楽しいと思った。実はさっきまで母親の病院にいて検査結果を聞いたのだが、正直、あまり思わしくない結果になっていて、医師からはきちんと入院することも考えるように言われたのだ。それで少し落ち込んでいたので、宏一との時間はとても楽しかった。 「それじゃ、そろそろ行こうか？今から行けばちょうど良いよ」 「はい」 「途中でもう少し何か食べるものを調達しようか。船の中で食べられるかも知れないから。食べられなければそのままホテルに持って行けば良いし」 「はい」 そのまま二人は浅草寺から伝法院通りへと進み、途中で焼き芋羊羹と焼きドーナツを仕入れ、私鉄の始発駅の裏にある水上バスの乗り場へと向かった。これが由美のリクエストだったのだ。あらかじめ時間を組み立ててあったので、程なく水上バスに乗ることができた。 由美は目の前に来た水上バスの形に少し驚いている。 「なんか、ちょっとイメージが・・水上バスって・・・変わった形の船ですねぇ。平べったくて丸くて・・・ちょっと虫っぽい・・・・」 「そうだね、船の時間を調べる時に見たんだけど、有名な漫画家が宇宙戦艦をモチーフにデザインしたらしいよ」 「何も川の上で宇宙船に乗らなくたって・・・・・・窓がいっぱいで明るいですけど・・・」 由美は不思議そうに言ったが、確かに船は全面ガラス張りと言っても良いくらいに視界が開けており、観光するにはもってこいだ。 「それで由美ちゃん、どうして水上バスに乗りたかったの？」 「友達が水上バスに乗ってとっても良かったって言ってたんです。川から見る景色って初めてだったから知らない世界を旅してるみたいだったって」 本当はその子は、『動き出すとみんなデッキに行くから、二人だけでくっついて座っていても周りはあんまり人がいなくて良かった』とも言ったのだが、さすがにそれは黙っていた。第一、目の前の船にはデッキなど無い。きっと違う船だったのだ。 「そうか、確かに雰囲気は独特だよね」 「でも、なんか素敵ですね。こんな船で景色を楽しむなんて。水面がこんなに近くにあって」 最初は戸惑ったみたいだが、由美は気持ちを切り替えると水上バスの旅を楽しみ始めた。視線が低いので水上を滑っていくような感覚があるし、本当に視界が広い。宏一は荷物があるので席を動かなかったが、由美は船のあちこちを移動して景色を楽しみ始めた。浅草からの移動距離自体は十キロも無いくらいだが、小一時間かけてのんびりと進んでいくのがとても心地よい。 由美は一通り歩き回ると、宏一のとなりにぴったりとくっついて一緒に景色を楽しみ始めた。船の中は普通の水上バスと違って駅の待合室みたいな感じだが、座っていてもあまり視界を遮るものが無いし、幸いテーブル席に座れたので仕入れてきたものを食べながら話を楽しめるから一緒に居るのがとても楽しい。 最初は大きく見えていたスカイツリーがだんだんと遠くなり、浜離宮の横を通り抜ければ目の前にレインボーブリッジが近づいて、周りが一気に開けてベイエリアだ。由美は宏一にくっついて外を見ながら、何度も宏一に寄りかかったりして甘えていた。 宏一は仕事でビックサイトの展示会に行く時にも水上バスに乗ることはあるが、あれはあくまでバスだからシチュエーションが違うので、のんびりしていて楽しいと思ったことは無い。しかし、由美と一緒だと全然違う雰囲気を楽しめる。船の雰囲気もとても良かった。 二人はお台場海浜公園に着いた。 「さぁ、まずは散歩かな？」 「はい」 由美と宏一はまず散歩から始めた。もちろん目の前のあちこちにあるビルの中に入ればいろんなアトラクションがあるが、二人だけの時間を楽しみたかったのだ。海沿いの潮風公園の遊歩道をのんびりと歩き、ぐるっと軽く回ってからダイバーシティの横を通ってアニメのロボットの実物大の模型を見ながらアクアシティまでのんびりと歩く。宏一は由美の腰に手を当てて寄り添って歩きながら、時々由美があちこちを歩き回る様子を楽しそうに見ていた。由美も楽しそうだ。遊歩道のエリアはそれほど人は多くないので、二人だけの時間をたっぷりと楽しめる。時々、周りに人がいない時に由美を抱き寄せると、由美は恥ずかしそうに軽くチュッとキスをしてくれた。 「由美ちゃん、お腹減っただろ？どこかで休憩がてら何か食べる？」 「さっき食べたからそんなに減ってませんよ。大丈夫です、でもその前に宏一さん、今日はどこに泊まるんですか？」 「いろいろ考えたんだけど、ちょっと変わったところにしようと思ってさ」 「変わったところって？」 「うん、いつもだとシティホテルかリゾートホテルって感じのところだったろ？それを東京でやっても面白くないから、違うところにしたんだ」 「お台場じゃないんですか？」 「うん、違うよ。お台場のほうが良かった？」 「そんなことありません。でもそれって、どこにあるんですか？」 宏一は、由美にしては珍しく場所にこだわっていると思った。 「うん、羽田にあるんだ」 由美は羽田と聞いてもピンとこないようだった。 「それって、ここから遠いですか？」 「それほど遠くはないんだけど、ちょっとあるかな？」 「それなら、先に移動しませんか？」 「うん、いいよ」 そう言うと二人は歩き始めた。りんかい線の駅まではほどは広いし人は少ないのでのんびりと歩いて行ける。 「由美ちゃん、まだ明るいのにもうここから出ちゃってもいいの？」 宏一は何げなく聞いたが、由美はちょっと反応した。 「なんか、ずっとこうやっているとちょっと・・・・」 由美は言いたいことがあるようだったが、わざと黙っている。 「疲れたのかな？ホテルまでそんなに時間、かからないから」 「疲れたわけじゃありません。大丈夫です」 「それならいいけど、さっきからずっと立ちっぱなしだし、歩きっぱなしだから疲れたかな？って思ってさ」 「これくらいなら大丈夫です。私、そんなに弱くありませんよ」 由美はそう言ったが、それならどうして遊びのスポットのお台場から出たいのか、宏一には理解できなかった。りんかい線の駅まで来ると、そこから天王洲アイルまで行ってモノレールに乗り換えれば直ぐだ。由美は窓の外に広がる景色に、やっと気が付いたようだった。 「宏一さん、これって羽田空港ですか？」 「そうだよ」 「これからどこかに行くんですか？」 「ううん、由美ちゃんの希望通り、ホテルに行くだけだよ。ただし、空港の中だけどね」 「空港の中にホテルがあるんですか？」 「そうだね」 そう言うと宏一は、第二ターミナルに隣接するホテルに由美を連れて行った。 「これって、本当に空港なんですね。隣とかじゃなくて」 由美は航空会社のチェックインカウンターが並ぶ出発階のロビーを歩きながら宏一に聞いてきた。 「ここにホテルがあるんですか？」 「そう、空港の雰囲気は味わえるだろ？」 「味わえるも何も、空港の中じゃないですか」 「そうだね」 二人は航空会社のチェックインカウンターが並んでいる前を通り抜け、そのまま繋がっているホテルへと入っていった。今日の二人の部屋はダブルだが広い部屋だ。由美はゆったりとした部屋が気に入ったようだが、場所が場所だけに少し気にしたようだ。宏一が由美の荷物を置くと、由美の方から近づいてきた。 「こんな空港の中で豪華な部屋ですね。こんなに広い部屋でなくてもよかったのに」 「由美ちゃんとゆっくり過ごすための部屋だからね。たとえば仕事とかでの宿泊なら夕食は外で食べて、ホテルは寝るだけだからこんな部屋にはしないんだけど、部屋で過ごす時間が長いからちょっとだけ奮発したんだ。でも、元がビジネスホテルだからそんなに高くはないよ」 「宏一さん、ありがとうございます」 そう言うと、由美は宏一の前に立って首に手を回してきた。 「え？由美ちゃん？」 宏一が聞いたが、由美は何も言わずにそのままキスしてきた。もちろん宏一は由美を抱きしめて何度もキスを返す。由美はたっぷりとキスを楽しみ、うっとりとしているようだ。やがて唇を離した宏一が由美の項に唇を這わせながら聞いた。 「由美ちゃん、こうしたかったの？」 「ああぁ、はぁ、ああン、本当は早くお部屋に入りたくて、ああぁぁぁ、あんなにデートしたかったのに、やっぱり宏一さんと二人でいると優しくして欲しくて、ああぁぁ、ごめんなさい、せっかくのデートだったのに、あん、はぁぁ、我慢できなくて・・・・あう、こうして欲しくて・・・・・」 由美は軽く喘ぎながらもこれ以上夢中になったらベッドで全て何度もするまで止まらなくなると思った。宏一の手は由美の身体をしっかりと撫で回し、Ｔシャツの中にまで入って肌を直接愛撫し始める。 「ああん、宏一さん、食事に行きましょう。このままだと止まらなくなる」 「ベッドの後で行っても良いよ？」 宏一の手は由美の身体中を撫で回し始めた。スカートをまくり上げてお尻から前の方を撫でたかと思うと、Ｔシャツの上から胸の膨らみを愛撫し、さらにＴシャツの中にも入ってきた。更に宏一は由美の細い首筋を丁寧に舐め始めた。 「ああん、だめです。夢中になったら何時になるか分からないから、ああん、そんなにそこを舐めないで。だから、あっ、お願いです。食事に行きましょう」 由美がそう言うので、宏一もそうすることにした。由美を離すと由美はシャツを直しながら、 「今、何時ですか？」 と聞いてきた。 「もう少しで５時だね。レストランもきっと開く頃だよ。ちょっと確認する」 宏一はそう言うと、フロントに電話をかけて確認した。 「やっぱり５時から開いてるって」 「はい」 「本当はホテルの外にだっていっぱいレストランがあるんだよ。でも、空港のレストラン手、値段の高い店でも意外に定食ばっかりでいろいろ食事をゆっくりと楽しむ店っていうのは無いんだ。きっと時間に制限のある搭乗客の人ばかりだからだね。でも、ここだって元はビジネスホテルだからシティホテルみたいな豪華なレストランじゃ無いよ」 「私は別にどこでも・・・・」 由美はあまり場所は気にしないようだった。 「それじゃ、宏一さん、先にシャワーを浴びてきても良いですか？」 由美は、さっき抱きしめられたときに気になった汗を先に流してから食事に行こうと思った。そうすれば、食事も気楽に楽しめるし、部屋に戻ってきてからも直ぐにベッドに入れる。 「うん、そうだね」 宏一も同意したので由美は着替えを取り出すとバスルームに向かった。宏一はホテルのパンフレットを見ながら時間を潰した。木曜日はなんと言っても突然だったから慌ただしく由美を抱いてしまったが、今日はゆっくりと可愛がる時間がある。時間に十分に余裕があると言うのは気持ちがとても落ち着いているので二人の時間をたっぷり楽しめるはずだ。宏一は久しぶりの由美との夜が楽しみで、自然に肉棒に力が入るのが分かった。 だから宏一は、由美が戻ってきたら直ぐに食事に出かけようと思っていたのだが、シャワーから出てきた由美を見た途端に考えが揺らいだ。 由美はなんと、制服姿で出てきたのだ。 「ゆ、由美ちゃん・・・」 絶句する宏一に、由美は恥ずかしそうに、 「これ・・・少し小さくなったんですけど、制服の方が良いかと思って」 と言って宏一のところに来た。 もちろん由美は宏一が制服姿が好きなことを知っていて着てきたことは明らかだ。宏一はベッドに座ったまま由美を膝の上に載せながら自然に手が由美の胸へと延びていった。なんと言っても、シャワーを浴びた由美が目の前に制服姿でいて、ベッドも時間もある。どうしても手が伸びてしまうのだ。 「宏一さん、そろそろ行かないと・・・・」 由美は宏一が胸を撫で始めたことに戸惑った。由美自身は早く夕食を済ませてきたいのだ。 「うん、でも、もう少しだけ、良いだろ？」 そう言って宏一が軽くキスをすると、由美はそれを受けてから、 「んんん・・・・でも、あん・・・そんなに丁寧にしないで下さい」 と戸惑っている。 「うん、俺もいかなきゃって思ってるんだけど、由美ちゃんが可愛らしくてさ、だからもう少しだけ」 「ンあぁ、だめですぅ、先にレストランに行きましょう。あ、あぁぁぁ」 由美はキスの後、宏一が首筋を舐め始めたことに戸惑った。宏一の舌の動きから宏一が本気なのが分かったのだ。 「ああん、下ろして下さい。このままじゃ止まらなくなります」 そう言って由美は宏一の膝の上から降りて隣に座ったが、逃げだそうとはしなかった。由美だって本当はその気があるのだ。 「うん、でもさ、こうやって二人でゆっくりできるのも久しぶりだから」 宏一は由美の脇から両手を回して可愛らしい膨らみを制服の上から撫で始めた。 「あん、宏一さん・・・・・・だめ・・・・・・いや・・・・・」 由美は口では嫌がったが、軽く宏一の手を押さえただけでそれ以上の抵抗はしなかった。由美自身、宏一の愛撫を受け止めて楽しんでいるのだ。しかし、そうすれば由美の身体はどんどん熱くなってくる。 「ああぁぁ・・・・宏一さん・・・・食事に行きましょう・・・お願いです」 「そうだね・・・・・・」 宏一は同意したものの、由美の胸の膨らみが硬く突き出してくるのが楽しくて仕方が無くて手を止められない。 「宏一さん、ああぁん・・・早く食事に・・・・・・はぁぁぁ・・・あうぅっ、だめっ」 宏一が再び由美の首筋をねっとりと舐め始めたので由美には宏一が止める気が無いことが分かってしまった。 つづく バックナンバーサイト http://shojyonovels.is-mine.net/ バックナンバーはＭａｉｌｕｘにアクセスして左上の 検索窓に『少女の性』と入力してバックナンバーの欄の 「閲覧可能」をクリックしてください。 ↓↓↓ここからはＭａｉｌｕｘ↓↓↓ |