メルマガ:【実践留学道場】
タイトル:【実践留学道場】 [第655号]  2017/01/18


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             【実 践 留 学 道 場】

                第655号(2017/1/18発行)

       毎回発行部数:約330部、 累計発行部数:397,948部

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 読者の皆さん、こんにちわ。
メールマガジン【実践留学道場】”道場主”の、多門院 英蔵ことヒデクラです。

 ついこの前に新年を迎えたと思っていましたら、もう成人の日も過ぎて、1月
も下旬になってしまいました。月日のたつのは、早いですね〜。

 前回の新年特別号の『新・実践英語上達最短のコツ』は、如何でしたでしょう
か? 少し長いですが、まだ読まれておられない読者の方は、英語力向上や海外
留学を目指しておられる読者を意識して特別に執筆しましたエッセイですので、
是非、前回の新年特別号を過去のメールから検索して、お読みください。

 毎年書いていますように、私は欲張って新年には抱負をたくさん考えて、PC
に入力して、管理しています。
 ここで重要なのは、数ではなく、その抱負を忘れずに絶えず振り返って、その
達成状況をフォローアップすることです。その点、PCのデスクトップに目立つ
ようにファイルを置いおくと、絶えず確認できて、抱負の達成状況や進捗を確認
することがで切るので、ベターです。

 今回は、また通常通りのコラム、『実英習得&留学成功、豆知識』を送りしま
す。今回も有益なコラムとなっていますので、是非、お読み下さい。


 それでは、早速、今回の稽古に入りましょう!


  =========================[今回の内容]==========================

    ☆1☆ 『実英習得&留学成功、豆知識』[第6回]

    ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』

  ===============================================================


 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜

         『実英習得&留学成功、豆知識』[第6回目]
         ====================

  好評新連載のコラム『実践英語習得&海外留学成功への豆知識』、
 略して『実英習得&留学成功、豆知識』です。

  このコラムでは、実践英語習得を目指されておられる方々や、海外
 留学実現や成功を目指して頑張っておられる読者の方々にとって、色々
 お役に立つ情報や、ちょっとした豆知識をご紹介して行きます。


  今回は、皆さん苦手と思われている「英文法」とうまく付き合える
 ようになるコツ、ポイントを豆知識としてお送りします!

    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

 ●第6回目:「英文法」のカラクリを知ると、英語が楽しくなる!


  皆さんは「英文法」と聞くとあまり良い印象を受け無いのではない
 でしょうか? できれば、あまり関わらずにいたい、しかし、英語は
 上手くなりたい、と言うように。

  この背景には、やはり、これまで中学や高校の時に「英文法」で
 苦労したが、英語が上手くなりたいの一心で頑張ってきた、しかし、
 頑張った割には、ネイティブと自由に会話すら出来ない、一体なんで
 なんだろう? ということがあるかと思います。そして、結構この
 ように感じておられる読者の方も多いのではないでしょうか?

  あるいは、端から英語が嫌いで嫌いで、学生の頃は英語の勉強は
 せずに、何とか落第せずにぎりぎりのところで、「英文法」からも
 切り抜けてきた、という方もおられるかも知れません。しかし、
 そのような方であっても、今は英語が上手くなりたい、留学したい、
 という気持ちがあるからこそ、このメルマガを読んで頂いているのだ
 と思います!


  少し余談になりますが、実際、私は中学や高校の時には、英語は
 好きな科目でした。そして、ほとんどの英語のテストは全て満点
 もしくは、満点に近い点数でした。しかし、「英文法」を意識して
 勉強したか、というと、決してそんなことはありませんでした。

  しかしながら、「実践英語」という面では、まだまだ自由に英語
 を操ることは出来ませんでした。特に、リスニングという点では。
  先程の「満点に近い点数」のロス分は、実はこのリスニングの
 ところの聞き間違いによる減点だったのです。(私の中学校は
 リスニングが重視され、必ず毎回のテストで100点満点中10点
 分は、聞き取りの問題が出ていました。−−−もう、何十年も前の
 話ですが、その頃からリスニングは重要視されていたのです。)

  では、脱線ついでに、何故、私が中学の頃、全ての英語のテスト
 でほぼ満点ばかり取ることができたか、そのコツを、特別にお話
 しましょうか?(別に聞きたくないって? 聞きたくない人は、
 この部分を読み飛ばして貰ってもOKですョ(笑)。


 【中学英語上達のコツ、特別公開!】

  そのコツは、今、巷でよく話題になっている「音読」でした。
 そのころは私も全く意識しておらず、ただ、テキストの英文が
 スラスラ読めるようになることを目的に、単語や意味を覚えると
 いうことも含めて、ただひたすら何度も何度も「声を出して」
 英文を読みました。
  私の中学の時の自慢は、今でいうところの「語彙力」でした。
 テキストの「全て」の単語の「英語←→日本語」変換も完璧でした。
  もちろん、綴りもです。そして、綴りが完璧となった理由は、
 単語の「音読筆写」でした。声を出して、意味を頭の中で確認
 しながら、何度も何度も単語を覚えてしまうまで書くのです。
  これは、実際そんなに大変なことではありません。というのも、
 新しい単元ごとの新出単語は、せいぜい十数個くらいでしたので。

  しかし、こと「英文法」に限っては、あまり特に意識した勉強は
 しませんでした。ただ、英文の意味を理解するためや、構造を理解
 する助けとして、「英文法」に助けて貰った、という程度です。

  良く、基本5文型(S+Vとか、S+V+C、とか言う例の
 モノです!)が「英文法」というと話題になりますが、少なくとも
 中学の頃は一切これは意識しませんでしたし、「この英文は、基本
 5文型のどれにあたるか?」というようなばかげた問題もテストに
 出ませんでした。しかし、英文の構造が理解でき、構文変化(主語
 を変えたり、疑問文にしたり、等々のあの練習です!)が自由に
 できれば、テストは完璧でした。

  しかし、高校に入ったときに、急に先ほどの「基本5文型」での
 英語の授業となっていました。
  最初は少し戸惑いましたが、基本がしっかり出来ていたお陰か、
 これまでの自分の理解と「基本5文型」がスッとつながり、スムーズ
 に「英文法」に入れました。
  よって、高校の時も中学ほどではありませんでしたが、それほど
 英語を勉強しなくても、得意科目となってしまいました!

  私の方法が誰にも当てはまるとは限りませんが、もうひとつ重要な
 コツをお話しなければなりません。特にこれは結構、大変重要なポイ
 ントです。先ほど単語の「音読筆写」の話をしましたが、実は中学の
 頃は、自然とテキストの殆んどの英文の「音読筆写」ができるように
 なっていました。
  これはどういうことかと言うと、スムーズに読めようになるために
 何度も音読しているうちに、その英文を暗唱できるくらいに覚えて
 しまった、ということです。しかも、これは「予習」としてです。
  よって、よく授業で当てられて、英文を読まされることがあった
 ことを、皆さんも覚えておられるかと思いますが、大抵皆んなまともに
 読めないところを、私はスラスラ読めました。皆んな羨望のまなざしで
 私を見ていました。特に、女の子からは。
 (これが理由で私は中学の頃はモテました! 半分冗談、半分本当
 です。高校の時も、同級生の女の子から「どうしてそんなにスラスラ
 読めるの?」と聞かれたことも多々ありました。しかし、これはそんな
 に難しいことでは無いのです。誰でも練習すれば出来ることなのです
 から。)
  このようなことがあると、更に予習として「音読」の練習を意欲的に
 することができ、好循環となり、結果的に、テストの成績も良くなった、
 ということです。逆に、「英語」に復習は不要でした。先手必勝です!

  やはり、英語は楽しく対応することが一番ですネ。 おしまい。
 (今から思うと、この時の音読のベースが、自分のいい加減な発音ペース
 の音読であったので、当時はリスニングがあまり上達しなかったのかも
 知れません。ネイティブの自然な速さでの会話の流れや英文の発音を
 正確に真似た音読をしていれば、その頃から、既にもっと実践で使える
 リスニング力が身についていたかも知れませんネ。)


  ちょっと余談が長くなりましたので,本題に戻しましょう。

  我々日本人が「日本語の文法」を良く知らなくても日本語の読み書き
 や、もちろんリスニング、スピーキングが出来るようになったのは、
 やはり小さい頃からの「語彙」も含めた情報のインプットやアプトプット
 の蓄積がベースであり、これによる経験則が大きな影響を与えており、
 決して「文法」ありきではないのです。よって、理想的には、英語の
 学習もこれと同じ方法がベストであることには変わりないのですが、
 一番の大きな違いは、既に「日本語」というひとつの言語感覚が身に
 ついてから、他の言語を、しかも短期間に習得する必要があるという
 ことです。そして、そのためには、「文法」つまり、英語習得上の
 「英文法」が、かなり有効なのです。使い方によっては!?

  ここでまたひとつ重要なことをお話しましょう。

  いくら「英文法」が重要だからといって、大の大人がまた文法を
 一から勉強しようとするのは時間もかかり、ナンセンスです。
  第一、そんな退屈なことが、長く続くはずが筈がありません。
 少なくとも、私は続けられません。

  それよりも、もっと効果的な方法があります。

  一番の理想は、私が中学の時にやったように、英文をひたすら
 (出来れば声を出して)読み、もし意味が分からないところがあれば、
 初めてその英文の構造を分析し、そのときに「英文法」の知識を
 最大限に活用するのです。もし、自分でいくら考えても英文の構造が
 理解できなければ、誰か良く知っている人に聞いたり、分かりやすい
 文法書を入手して調べるという手もあります。
  要は意味が分かることが大切であり、そのために文法を活用するの
 です。決して「英文法」ありき、ではありません。

  英語の「基本5文型」以外に、一番英語学習者が悩むことに、
 定冠詞(the)や不定冠詞(a,an)の使い方があるかと思います。
  これは特に学校では余り詳しく教えてくれない(教師も教えきれ
 ない?)為、悩む人や間違った使い方をする人がい多いと思いますが、
 これも理屈が分かれば、そんなに難しいことではありません。
  これら定冠詞や不定冠詞の使い方が分かれば、より正確に英文の
 意味も理解できるようになります。

  ここで読者の皆さんに、取っておきの本を紹介しましょう。

  まず、aとtheの使い分けに関して易しく解説した本として、

          「aとtheの物語」
    (著者:ランガーメール編集部、発行:Languamail)

 があります。これは、百数十ページの小さな本ですが、楽しく読め、
 aとtheの使い分けが、豊富な実例の中で良く分かります。決して、
 文法書といった感じの本ではありませんので、気軽に読めると思います。

  更にもうひとつ。THEについて良く理解したい人には、同じところ
 から発行されている、

          「THEがよくわかる本」
    (著者:ランガーメール編集部、発行:Languamail)

 は如何でしょうか? これも楽しく読めてTHEの使い方が良く理解
 できます。
 (どうして、学校の先生は、このようなことを教えてくれなかったの?
 というのが、私の読後感です。)


  このように「英文法」は英文を理解する為や複雑なことを表現する為
 の「お友達」なのですが、やはり、中には意地悪な「お友達」もいます。
  皆さんが学生時代に良く悩まされた、「話法」「時制の一致」「仮定法」
 等々です。これらが組み合わされると、「英文法」の基本ルールから
 外れる例外が出てきてやっかいです。

  しかし、これらも原理さえ理解すれば、良い「お友達」に成れます。

  これらに関しても、最近は書店で色々な「文法」関連書を良く見かける
 ようになりましたので、皆さんが気軽に付き合える「文法書」をひとつ
 選び、英文理解のときの座右の銘(書)としては如何でしょうか?

  というところで、少し長くなってきましたので、今回はこのくらいに
 しておきましょう。


  今回の豆知識では、「英文法」に対しての豆知識というよりも、私の
 考え、アドバイスをお送りしました。日常のちょっとしたことを簡単に
 表現したり、ややこしい内容を正確に表現する際にも、「英文法」は
 大変強力な味方となってくれます。
  一応リスニング力はついたが、今ひとつ「相互理解」や「コミュニ
 ケーション」がスムーズに行かない、と感じる人がいれば、これは
 「文法」的な誤りを犯しているからかも知れません。

  特に、これから留学して米国の大学や大学院で学ぼうとする人は、
 これを機会に是非、英文法を意識して(別に高度でなくても)正確な
 英語を身につけるように普段から心掛けて下さい。きっと、飛躍的に
 英語力が向上しますよ!
      

                    〜 第6回目、完 〜

    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

  『実英習得&留学成功、豆知識』の[第6回目]は、如何でしたで
 しょうか?
  今回の豆知識では、少し長くなりましたが、英文法と上手く付き合う
 方法をお送りしました。如何でしたでしょうか?
  是非、英文法と仲良しになってください(笑)。

  今後も、色々読者の皆さんに役に立つ豆知識をお送りしますので、
 ご期待下さい!
  また、こんなことが知りたい、と言う内容がありましたら、下記
 の欄外のメルアドまで、お寄せ下さい。私の分かる範囲で、ご質問に
 お答えさせて頂きます。

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          【道場主の戯言(編集後記)】
          =============

 本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。
いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます!

 冒頭にも書きましたように、ここ数年、毎年恒例の新年の抱負を今年
も早速PCに作成&入力しました。
 ところで、この「新年の抱負」、英語で何んと表現するかご存知で
しょうか?

 英語では、New Year's Resolution. と言います。


 私は、毎年、各項目数件、全てで15〜16件もの抱負になってしまい
ますが、今年は少し厳選して減らしました(笑)。

 この厳選した抱負を、抱負で終わらせずに、実現すべく頑張ります!


  ===  閑話休題  ===


 1月8日まで実施していました、新刊発行記念の無料大キャンペーン、
好評のうちに終了し、多数の皆さんに数多くの書籍をダウンロードして
頂けました! ありがとうございました!!
(最新刊の「ヒデクラのロンドン便り」は、有償ですが、結構おもしろい
内容で、現地で撮影しました写真も織り交ぜていますので、是非、これも
お読みください。宜しくお願いします!)

 尚、アマゾンKindle電子書籍の詳細は、「使える英語を目指す方の
為のサイト」である、

   http://www.studying-abroad.jpn.org/RealEigo.htm

からご覧ください。
(去年末より、サイトのURLが新URLに変更となっていますので、
ご注意下さい!)


 今後も、このメルマガ【実践留学道場】、更に頑張って充実させて
行きますので、どうぞ引き続き、宜しくお願い致します。

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜


 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした!
それでは、次回をお楽しみに。( Take care and study hard! )


      ●●● 次回は、2月8日発行予定です。●●●


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