メルマガ:少女の性シリーズ
タイトル:少女の性 241  2016/12/11


少女の性 第二百四十一部

宏一は、こんな事で舞が感じるかどうかを確かめることができるのか、ちょっと自信がなくなってきた。舞は本当に美しい。宏一よりも少し年上で三十路前という感じなので可愛いとは違い、女性としての美しさが全体から沸き上がっている感じだ。

最初に気持ちが高まってきたのは宏一の方だった。そっと抱き寄せている舞を仰向けにすると、浴衣姿のまま、そっとうなじから胸を愛撫し始めた。舞は静かに宏一に身体を任せている。

しかし、まだ固さが残っていて無理に我慢しているという感じがありありと伝わってくる。

「やっぱりいや?」
「そんなことないけど、でもやっぱり・・・・。ごめんなさい」
「謝ることなんてないよ。でも、やっぱり受け入れてほしいから。ごめんね、きっと上手に雰囲気を作れないんだね」
「ううん、そんなことない。だって私、気持ちは受け入れてるもの。ただ、まだ体がそうなってないだけ」
「それじゃ、もう少しこうしていれば雰囲気も柔らかくなるかな?」
「わかんないけど、きっとそう・・・・」
「うれしいな。こんなきれいな人とベッドに入れるなんて」
「ほんとう?」
「もちろん、それは絶対断言できるよ。麻衣さんて雰囲気がとっても大人だからこっちも緊張してたけど、だんだんその気になってきたもの」
「ふふっ、それって嬉しいかも・・・・」
「舞さんはどんな風にされるのが好きなの?」
「そんなこと・・・・・・・。宏一さんの好きにしてみて。私もよく分からないから」

舞は目をつぶったままそう答えた。

「敏感なところは?」
「内緒。女の子から言うもんじゃないでしょ?ちゃんと探してみて」

舞の口調は優しいし、だんだん雰囲気も良くなってきたが、まだ舞の体は硬いまままで、まるで診察を受けるみたいな感じだ。それに、感じないと言っている女性に感じるところを聞いても意味は無い。宏一はまず、抱き寄せた米の体をやさしくなでまわしながら、何度かキスをして雰囲気を柔らかくすることにした。

「宏一さん、とっても丁寧なのね」
「うん、やっぱり女性の身体は丁寧に扱わないとね」

その言葉に、米は宏一について流れている社内の女性ネットワークのうわさを思い出した。それは、宏一には付き合っている女性はいないみたいだが、それはきっと作ろうとしていないだけで、あちこちの女性が狙っていてひそかにアプローチしているというものだった。その狙っている女性の筆頭は宏一と同じ部屋にいる友絵だが、彼女には別の噂もあって、どうやら成功してはいないらしいということだった。

宏一は舞の身体を撫でながら、本当に細いと思った。そして、この身体を本当に感じさせることができるのか、舞が夢中になって駆け上がる姿を見ることができるのか、まだ不安を感じていた。それでも、しばらくキスと愛撫をしていると舞の身体はだいぶ柔らかい感じになってきた。

そこで次に宏一は、舞の上に重なると、うなじと耳元をそっと唇と舌で可愛がってみた。

「ン・・・・・ね・・・・電気を消して」
「わかったよ」

普段の宏一なら電気を消してするのは好きではないのだが、今日は仕方が無い。それでも、ダウンライトをほんの少し残しておいた。

「これでいい?」
「うん」

舞は項を舐められながら静かに答えた。ただ、まだ感じているという雰囲気ではない。宏一はそれからもう少し続けてみたが、舞の反応は変わらなかった。全然感じている雰囲気ではない。浴衣姿で男に身体を任せていてこれほど無反応なのは宏一にも驚きだった。

「どうして感じないのか、聞かないの?」

舞は宏一に聞かれる前に自分からそう言った。

「聞かせてくれるの?」
「宏一さんなら、ね。だから、もう少し抱いて」

舞はそう言うと宏一にぴったりと身体を寄せ、宏一は更に深く舞を抱き寄せた。舞は腕を伸ばして宏一の頭を抱きしめ、宏一の耳元でささやいた。

「あのね、ちょっとあることがあって・・・・・、嫌なことをされてから感じなくなったの」
「そうなんだ」
「そう、私、嫌だって言ったのに、それでも止めてくれなくて。こんなこと言ってごめんなさい。聞きたくないわよね。だから・・・・・」
「舞さんが嫌がってるのは伝わってたの?」
「どういうこと?」
「ごめんね、こんなこと言って。嫌がってても男の方が盛り上がってると、伝わらないことがあるから」
「嫌よ嫌よも好きのうちって事?三谷さんがそんなこと言うなんて」

名字で呼ぶと言うことは、宏一の言葉に明らかに舞は明らかに気分を害したようだ。舞が少し身体を離した。

「ごめんなさい。本当に。ごめんなさい。嫌なこと言ったね」
「ううん、いいの。急に頼んだんだもの。当たり前よね」

そうは言ったが、明らかに舞のトーンは下がっている。

「よっぽど嫌なことされたんだね。可愛そうに・・・・・・」

そういって宏一がやさしく身体を撫でていると、再び舞の身体は柔らかくなり、雰囲気も戻ってきた。

「悲しかった・・・・・」

宏一は舞を改めてしっかりと抱きしめた。細い身体がしなって宏一に密着する。舞は宏一が優しく抱きしめてくれたことが嬉しかった。

「それで、っていうことか。でも、それなら今日、感じてくれると嬉しいな」
「うん」
「こんな綺麗な人を・・・・・。こんな可愛い人なのに・・・・・・」

その言葉に、舞は少し安心した。まだ二人は理解しあっているとは言えないが、宏一が一生懸命に愛そうとしてくれているのは舞にも理解できた。宏一は興味本位で女性を抱くような男ではないと信じることができそうだ。舞は少し安心した。

「宏一さん・・・・・・ありがとう・・・・・」
「胸、触るよ」
「うん」

宏一はそっと舞を仰向けにすると、浴衣の上から舞の胸の上を指でなぞり始めた。

「ン・・・・・・優しいのね・・・・・・・」

舞は宏一の愛撫がとても優しいことに安心した。こんな優しい愛撫は久しぶりだった。宏一の指が布地の上から丁寧に乳房の周りをなぞっていく。それでも舞はじっと目をつぶって任せているようだが、やはり反応しない。ただ、布地の上から舞の乳首に触れた時、少しだけ身体が反応したようだった。

「ん・・・・・・・」

しかしそれだけだ。宏一はなかなか感じない舞の身体に、どうして良いのか分からなくなってきた。ただ、暗い部屋でも舞の端正な顔のシルエットはなんとか確認でき、それはとても美しかった。だから宏一は何とか舞に感じて欲しいと願いを込めて愛撫を続けた。

「やっぱり感じない・・・・・・」

舞はふと言った。それは宏一には『あなたではダメ』と言われたように響いた。本当はそんなことはなく、舞は一生懸命愛撫してくれる宏一に申し訳ない気がしてそう言ったのだが、宏一にはそうは伝わらなかった。

「ううん、それじゃこうしてみる」

宏一は舞の浴衣の襟を大きく開き、上半身を露わにした。その時になって、舞は浴衣の下には何も来ていないことが分かった。

「あっ」

舞は少し驚いたが、嫌がりはしなかった。細い身体の上に小さな乳房が現れた。浴衣の上から触ったときにわかっていたが、確かに由美よりもまだ小さい乳房で、横になっていると膨らんでいるのが微かに分かる程度だ。しかし、乳首の周りは小さいわりに乳首自体は大きめだった。
宏一の視界に舞の乳房がいっぱいになり、宏一はそこに吸い付いた。

「あん」

宏一にその声は舞が感じている証拠ではないかと思えた。だから左右の乳房を交互に口に含み、丁寧に乳首を口の中で転がしながら、優しく揉みたてた。

「あん・・・あ・・・・あん・・・・あん・・・・・・・あぁ・・・」

舞は確かに声を出していたが、宏一が一生懸命に愛しているのに比べると、どこか機械的な感じで、気持ちがこもっているとはとても思えないものだった。

それでも宏一は舞の乳房を丁寧に愛した。少しでも感じてくれればそこから更に感じていくはずだと思ったからだ。しかし、どれだけ愛撫を繰り返しても、舞の反応はそれ以上何も変わらなかった。

やがて舞にキスをした時、宏一は舞の頬が濡れていることに気が付いた。

「舞さん・・・・・・」

その声が引き金になった。

「ごめんなさい・・・・・やっぱりダメみたい・・・・・・ありがとう・・・・嬉しかった・・・・」

舞はそう言ったが、涙を堪えられなくなったのか、一気に泣き始めた。宏一は唖然とした。明らかに失敗だ。舞の言葉は敗北宣言にも等しく思えた。宏一は静かに舞を抱きしめて優しく髪と背中を撫でることしかできなかった。

「ごめんなさい・・・・優しくしてくれてるのに・・・・・・気持ちを込めてくれてるのに・・・・・・でも・・・・・」

舞は宏一の胸で静かに泣き続けた。よほど悲しいことがあったのだろう、そう思うと宏一は髪を撫でながらも何度も優しくキスをした。

「ごめんね、下手で。上手にできなくて・・・・ごめん」
「ううん、宏一さんのせいじゃない。急にこんなことお願いした私が悪いの。でも、ありがとう。優しくしてくれて」

そのまま静かに舞は宏一の腕の中で身体を震わせていた。そのまましばらく舞を抱きしめて愛撫しながら、宏一はどうするべきか考えていた。このまま何度か同じ事を繰り返せば宏一に慣れてきた舞が感じる可能性はあったが、それでもあまり確率は高いと思えなかった。宏一に優しくされることよりも、舞が辛い思いをした方がずっと強烈に舞の身体に残っているのだ。それを超えない限りどうこうできるとは思えなかった。

「舞さん、何とかするよ。考えてみる」

行為がそう言うと、直ぐに泣きながらも舞が言った。

「何とかって?」
「ごめん。今は分からない。でも、必ず何とかする」

宏一はそう答えたが、何となく空々しいと自分でも思った。

「だから、またチャンスをくれない?」

宏一が聞くと、舞は頷いた。

「うん」

舞は宏一がどうにもできないことが悲しかったが、それでも放り出さずに何とか方法を考えてくれるという宏一の気持ちが嬉しかった。それだけでも、いつもよりは穏やかな気持ちになれた。

そのまま二人はしばらく抱き合っていたが、やがて静かに離れた。もう既にやることはしたという感じで、このまま寝る雰囲気になっていたが、その時になって舞が宏一に身体をくっつけて小さな声で言った。

「三谷さん、あの・・・・一度・・・・・してもらっても良い??」
「え?」
「あの・・・・お願い・・・・・・一度・・・・・良い?」

舞は挿入をねだっているのだ。

「だいじょうぶ?」
「一度・・・・・してみて・・・・・。宏一さんなら・・・・・」

こうなってはダメ元だから宏一に異存があるはずはなかった。

「それじゃ、少し触っても良い?」
「うん」

舞はそう言って仰向けで身体を開いた。宏一が帯を解き、舞の身体を露出させる。細いので直線的ではあったが、綺麗なシルエットだった。宏一の手が舞の浴衣の裾を割って入ると、茂みの奥へと伸びていく。そして茂みの奥の秘唇の中に入ると、舞は少しだけ反応した。

「あん・・・・・・ん・・・・んん・・・・あぁぁ・・・・」
「もう少しこのまましてから・・・ね?」
「うん・・・・おねがい・・・・」

舞の秘部は小さめだった。小さな茂みの奥に小さな秘唇があるのが確認できた。宏一は焦らずにゆっくりと秘唇の中を探り続けた。

「気持ちいい・・・・恥ずかしい・・・・・」

舞は小さな声でそう言ったが、どちらかというと安心したという感じで、やはり盛り上がっている雰囲気ではない。

「ありがとう。触らせてくれて、感じてくれて、嬉しいよ」
「うん、私も。嬉しい・・・・」

舞はそう言ったが、それは身体が喜んでいるのではなく気持ちが嬉しいのだ。それでも、更に優しく触っていると舞の中が少し潤ってきた。

「宏一さん、もういい?ねぇ・・・・・・来て」

舞の言葉で宏一は舞の上に重なり、挿入の体勢に入った。肉棒は完全ではないが、挿入はできそうだ。肉棒を宛がうと舞は位置を微調整してくれた。

「入るよ」
「うん、来て」

宏一が肉棒を差し込んでいくと、にゅるっと言う感じで肉棒が入っていく。

「んあっ、ああっ、そんな・・・・」
「だいじょうぶ?」
「うん・・・・・・・でも、こんな奥まで・・・おっきい・・・・・」

舞の中は何とか濡れているという感じで、中はかなりねっとりしていたが、挿入できないほどではない。宏一はゆっくりと腰を進め、そのまま肉棒を舞の中に全て入れた。

「う・・・・・・・」
「どう?痛くない?」
「痛くはないけど・・・・おっきくて・・・・なんかいっぱいで・・・・・胃がせり上がってくるみたい・・・・・」

舞のその言い方は、どちらかというと実験の観察をしているような冷静な口調だった。宏一は動いたりせずに、少し舞を楽しむことにした。

「少しこのままで居ても良い?」
「うん」

舞の中でじっとしていると、ゆっくりと舞の肉壁が肉棒に絡みついてくる。ただ、その動きが独特で、肉棒の長さ方向にしごきあげるような独特な絡みつき方だった。

「舞さん、気持ちいいよ」

宏一は素直にそう言ったが、舞の反応は素っ気なかった。


つづく

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