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**************************** *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* *■□■■□□■☆彡* 第896号* *■■■■■■■■■*2016/11/19 * **************************** ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第896号 ■映画インプレッション『PK』 ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.553) ■石男的衛星電影案内(Vol.827) ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 『PK』 監督:ラージクマール・ヒラニ 主演:アミール・カーン -------------------------------------------------------------------- ☆『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督と主演のア ーミル・カーンが再タッグを組んだ笑いと涙のドラマです。インド映 画らしく歌って踊り、そして笑わせて最後には泣かせるという1本で 何本分もの映画を観た気分にさせる贅沢な作品です。 留学先のベルギーで大失恋し、現在は母国インドのテレビ報道局で働 くジャグーは、ある日、地下鉄で黄色いヘルメットを被り、大きなラ ジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りをつけてチラシを配る奇妙な男を 見かける。そのチラシには神様の絵に“行方不明”の文字。「この男 はいったい何者?なぜ神様を捜しているの?」“PK”と呼ばれるその 男に興味を持ったジャグーは彼を取材し始めるが、世間の常識を全く 知らないその男が語る話はにわかには信じられないものだった…。 本作ではインドではタブーとも言える「宗教」をネタに笑いにしてい るところが凄いですね。神の存在を否定するわけではなく、信仰を利 用する悪人を笑い者にしているのでセーフだったのかもしれませんが なかなか深いテーマを扱っていました。 ヒロイン役のアヌシュカ・シャルマも今までのインド女優とは違った 魅力に溢れてとてもチャーミングですね。 主演のアミール・カーンは『きっと、うまくいく』では当時44歳でし たが、大学生を違和感なく演じていましたが、本作では筋肉ムキムキ で、全く撮影時49歳とは思えない若々しさで、まさにマサラムービー のトップ俳優です。演技もダンスも天才的ですね。 PKはいつもカセットレコーダーをぶら下げているのですが、色々な 音を録音しているのですが、音の中でもいちばん好きだったものが最 後に明かされるのですが、それは涙なしには見れません。 公式サイト http://pk-movie.jp/ STONEMAN推薦度★★★★★ SF版寅さん度★★★☆ (10点満点:★=2点・☆=1点) ==================================================================== ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.553) 『手紙は憶えている』 監督;アトム・エゴヤン 主演;クリストファー・プラマー -------------------------------------------------------------------- ☆エゴヤン監督の前回「白い沈黙」、前々回作品「デビルズ・ノッ ト」ともにカンヌ国際映画祭でのコンペティション部門で上映され つつも、批評家からの反応は極めて厳しいものだったが、新作「手 紙は憶えている」は、その酷評を払拭すべく作品となっただろうか と期待が大きい。第72回ヴェネチア国際映画祭コンペティション 部門へ出品されており、すでに、カルガリー国際映画祭、マル・デ ル・プラタ映画祭などで観客賞を獲得し、プラマー氏もACTRA アワードで男優賞を受賞し、カナダ・スクリーン・アワードで脚本 賞も受賞している。 「エキゾチカ」 「スウィート ヒアアフター」等で名声を高めて きたアトム・エゴヤン監督が「人生はビギナーズ」のクリストファ ー・プラマーを主演に迎え、アウシュヴィッツから生き延びた後、 復讐を遂げようとする老年男性二人の物語。ナチスに家族を殺され たゼヴ(C・プラマー)とマックス(マーティン・ランドー)は、 老人介護施設で過去アウシュヴィッツを過ごした者同士として偶然 巡り合い、車いす生活のマックスはブレインとなり、ゼヴは認知症 で記憶障害に苦しみながらも、マックスからの手紙を頼りに復讐の 旅へ出ます。目覚めるたびに記憶は飛んでしまい、最愛の妻に先立 ったことさえも忘れてしまいますがマックスからの手紙を手にする たびに、今果たそうとしている使命を呼び起こします。 アウシュヴィッツ収容所の看守だったルディ・コランダーが他人の 名をかたり現在もどこかで暮らしていると調べ上げたマックスの4 人の容疑者を探し求め、その4人のルディの過去を知りながら徐々 に革新のルディへと接近していくのだったのですが・・・。 そのラスト・シーンは、とても悲しい結末を遂げることとなり、た いへん衝撃的です。本作も、かなり批評家の酷評があったりしまし たが、個人的には、箔と貫禄をおおいに感じさせられたプラマ 氏の演技に賞賛を称えるとともに、アウシュヴィッツのその後とし て今更ながら新たなる一面を知らされたようです。 ==================================================================== ■石男的衛星電影案内(Vol.827)11/19〜11/25 by.STONEMAN ★今週の石男が選ぶオススメの1本 <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch 11月15日(火)21:00 『ジャージの二人』('08 日本) 監)中村義洋 主)堺雅人、鮎川誠 ※ある夏の日、会社を辞めたばかりの息子が、グラビアカメラマンの 父に誘われ、北軽井沢の別荘へとやって来る。息子は妻がよその男 と恋愛中、父は3度目の離婚の危機と、問題を抱えている2人は、 亡き祖母が集めていたジャージを着て、のんびりとした時間を満喫 するのだったが…。都会のけん騒を離れた生活の中で繰り広げられ る父と息子の夏休みを独特のタッチで描く。ジャージ姿の親子を、 堺雅人とミュージシャンの鮎川誠が好演。 <GYAO!・無料動画> http://gyao.yahoo.co.jp/ 『MW ―ムウ―』('09 日本) 監)岩本仁志 主)玉木宏 山田孝之 ※16年前、とある島で、島民全員が大虐殺されるという事件が発生。 その事実は政府によって闇に葬られたが、奇跡的に逃げ延びた2人 の少年は、それぞれの宿命を背負って大人になる。一人は頭脳明晰 なエリート銀行員という仮面を被り、凶悪犯罪を重ねる悪魔、結城 美智雄。もう一人は、敬虔な神父となった賀来裕太郎、彼は結城の 犯行を阻もうとしながらも毎回翻弄され、激しく苦悩する。そして 結城はついに、16年前の事件のキーワードである「MW」にたどり着 く。そしてこの「MW」を使い、全人類を道連れに世界を滅ぼそうと するのだった…。 ★12/15まで無料配信中 ********************************************************************* ■編集後記 ☆先週公開された『この世界の片隅に』ですが、全国で60スクリーン 程度の小規模公開ながら興行成績10位にランクインしました。口コミ 評価も高いので、スクリーン数が増えるかもしれませんね。 ================================================================== 【オススメ漫画】 『認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』北川なつ著 http://amzn.to/23McUzG ================================================================== ***************************************************** 当メルマガのfacebookページを作りました! http://on.fb.me/g2LofS「いいね!」を押して下さい! ***************************************************** https://twitter.com/stoneman_ulc ↑ツイッターはこちら!フォローよろしくお願いします。 ***************************************************** http://mixi.jp/view_community.pl?id=881459 ↑mixi「うるとら★ラッキー★シネマ」コミュニティ ***************************************************** ★ULCホームページ★(休止中) http://www.ulc-stone.com ***************************************************** ●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○● 映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中 http://form1.fc2.com/form/?id=893941 ↑詳しくはこちらのメールフォームからメールして下さい! ***************************************************** ======================================================================== ======================================================================== ■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.896(2016/11/19) ■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com ■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city) ■問合せ先(ご意見ご感想も)> http://form1.fc2.com/form/?id=893941 ■購読&解除はそれぞれの配信サービスにてどうぞ。 【まぐまぐ】ID:0000025922 http://www.mag2.com/m/0000025922.htm 【メルマ!】ID:m00017409 http://melma.com/backnumber_17409/ 【メイラックス】ID:MM3E96CCB3C7B20 http://www.mailux.com ======================================================================== |