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***************************** 幸福ニュース(しあわせニュース)第693号2016年9月1日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *3つの質問で人生が楽しくなる心理療法『内観』研修! 9月13日(火)15時〜19日(月)15時 熊本県玉名市の蓮華院誕生寺本院で開催。 一日内観や自宅で行うEメール内観はお申し込みにより随時開催。 http://www.rengein.jp/naikan/ (来年より1万円UPの予定です。) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「聞き手の大事さ」 心理学者で有名な河合隼雄先生の著『日本人と言う病』に出てく る一節に次のようなくだりがあります。 「『先生、汝自身を知るというのは、とても大切な事だと解るの ですが、自分自身を知るには一体どうしたらよいのですか』非常 にいい質問でしたが、私はこう言うてやりました。『そんなん解 るもんなら、私がやってますがな』」 自分自身を知るということは、河合隼雄先生をもってしても難し いことなのである。しかし、私は内観はこれを可能にする手法の 一つではないかと思っている。 屏風で仕切られた部屋の一角で、ただひたすらに(1)してもら ったこと、(2)して返したこと、(3)ご迷惑・ご心配をおかけし たことを考えるのである。 内観1日目は、正直1週間も出来るかなと思っていた。それほど に食事以外の一般の楽しみのない、テレビも電話も何もない生活 は辛く苦しかった。大好きな本すら読めないのだ。 ところが、比較的早い段階、内観3日目で突然何かが心に降りて きた。それは、父に対する内観を行っている時である。 父が単身赴任中の高校2年生の時、母が大事故で入院するのをき っかけに、私は完全に勉強をやめた。それから、お酒、バイク無 免許運転等、そうそうたる悪行をやってのけるわけである。 心に降りてきた衝撃の事実とは、父が単身赴任で居なくなってか ら、半分逃げる人生になったという事実であった。そして、母が 入院して完全に逃げる人生を確立してしまった。 私は、誰かが見ていないと嫌な事は絶対にしない人間であり、見 ていないと悪行をする人間だったのである。 これは誇張ではない。何故なら「お父さんがおらんけん、よかろ。 大丈夫やろ」という当時の感情がそのままよみがえってきたから だ。 当時確かにそう思っていた感情は、やがて闇の中へ沈むことにな るが、まさか内観をしてそれを思い出すとは予想だにしなかった。 泣けた。とても恥ずかしかった。申し訳なかった。逃げの人生は、 以来、私が救急救命士になるまで続くことになる。 何故、救急救命士になって、誰かが見ていないとしない性根が治 ったのか?答は簡単だ。さぼることは、傷病者の安全をおびやか すことになるという現実を、身をもって知ったからである。 それ以来、誰かが見ていないとしないという性根は改善されたが、 やがて大学院へ進学する中で、また、衝撃の事実が明らかとなっ た。 何かをつかみとる人生に転換することが出来たものの、自己中心 的な性根はそのままであったことである。 勉強をするという大義名分をいいことに、妻にどれだけ苦労をか けたことか。離婚されなかったことが奇跡である。 かくして私は、逃げの人生から自己中の人生へと変貌した。それ が今の等身大の私なのである。内観がそれを気付かせてくれた。 あとは、未来に向けて、私の手で家族に恩返しをせねばならぬ。 早く帰って恩返しの言葉を言いたい。早く帰って謝罪したい。 最後になるが、内観は自分で自分や色々な事に気づく事に最大の メリットがあるわけだが、私は一人では無理だと思う。日常内観 の限界はここにある。どんなに頑張っても、自分一人で自己分析 するのは不可能だと考えている。 何が言いたいのか。聞き手の存在である。内観は面接者がいて、 初めて完成する。 ユングもフロイトも自分を分析することによって心理学を確立し たのであるが、彼等には共通点があった。聞き手がいたのである。 日常内観でも聞き手を確保していれば、おおよそ問題はないのか もしれないが、人々が集中内観やEメール内観に再来する理由は ここにある。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *心の温泉でリフレッシュ!人生が楽しくなる内観(心理療法)! パリ大学の心理学部長も推薦する『内観セラピー』! 日本野球代表監督小久保氏も3回体験! 内観研修で人生をリフレッシュ、悩み解消! 1週間の集中内観、随時始められるEメール内観、一日内観を 選べます。 http://www.rengein.jp/naikan/ *日本内観研修所協会ホームページ 内観テープを一部聞くことが出来ます。 http://naikanken.com/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【坂村真民詩集】 「信条」 詩を作ることは 自己を作ること 自己を作ることは 自己の心を作ること 自己の心を作ることは 大海のような心になり すべてを受け入れ すべてを愛すること ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【名 言 集】 煩悩のきずなから逃れるには、ものの見方を正しくして、その原 因と結果とをよくわきまえる。全ての苦しみの元は心の中の煩悩 であるから、その煩悩がなくなれば、苦しみのない境地が現れる ことを正しく知るのである。 見方を誤るから、我という考えや、原因・結果の法則を無視する 考えが起こり、この間違った考えにとらわれて煩悩を起こし、迷 い苦しむようになる。(一切漏経) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *鈴虫が盛んに鳴き、夜は秋の季節に移ろいつつあるようです。 天変地異も頻繁です。想定外を想定して過ごす時代になりました。 鈴虫の音がいつまでも続くことを祈るこの頃です。(にこにこ和尚) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *皆様のご意見、ご感想、ご投稿を 蓮華院誕生寺Eメールアドレス:info@rengein.jp 内観研修所Eメールアドレス :naikan@rengein.jp へどうぞお寄せください。お待ちしております。 *「投稿大歓迎!」 皆様の投稿は、できるだけ「幸福ニュース」 に掲載しようと思っております。読者と共にこのEメールマガジ ンを作り上げていきたいと願っておりますので、何卒御協力をよ ろしくお願い申し上げます。 ---------------------------------------------------------- コンサルティング・テンプル 蓮華院誕生寺 http://www.rengein.jp/ info@rengein.jp ***************************** |