メルマガ:【実践留学道場】
タイトル:【実践留学道場】 [第640号]  2016/05/18


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             【実 践 留 学 道 場】

                第640号(2016/5/18発行)

       毎回発行部数:約340部、 累計発行部数:392,984部

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 読者の皆さん、こんにちわ。
メールマガジン【実践留学道場】”道場主”の、多門院 英蔵ことヒデクラです。

 日本では、5月の上旬は、かなり気温が上がった日もあったようですが、もう
5月も下旬となり、ロンドンもかなり日が長くなり、良い天候の日も多くなり、
かなり暖かくなってきました。
 年間を通して、ここロンドンは曇りや雨の日が多いですが、やはり良い天気の
日は、気持ちも晴れ晴れとしますね〜。

 4月下旬の、アマゾンKindle電子書籍新刊のリリース及び新刊発行無料キャン
ペーンでは、多数の無料書籍のダウンロードに加えて、新刊含めた有料書籍も
ダウンロードして頂き、ありがとうございました! 新刊の、

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記載されてますメルアドまでお寄せいただけるとありがたいです。

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の、「真に使える英語を身につけたい方の為のサイト」では、書籍一覧をご覧に
なれ、ここからアマゾンKindleの各書籍のサイトにも移動できます!

 皆さんのご意見、ご感想も踏まえまして、引き続き、今後も新刊の発行を計画
して行きたいと思っています。


 またまた前置きが長くなってしまいましたが、それでは早速、今回の稽古に
入りましょう!


  =========================[今回の内容]==========================

    ☆1☆ 『ヒデクラのロンドン便りPart2』[第2便]

    ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』

  ===============================================================


 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜

         『ヒデクラのロンドン便りPart2』
         ==================

  この5月から再び、あの『ヒデクラのロンドン便り』を、Part2
 として、新たにロンドンの興味深い情報を、執筆&掲載しています!
  ロンドン現地の様子を毎月2回、読者の皆さんが気軽に読めて、かつ
 役立つ内容になるように、連載して行きたいと思っています。

  今後、ロンドンへの留学予定者のみでなく、出張や旅行でこられる方
 にも参考になるような内容ですので、どうぞお気軽にお読み下さい!

  それでは、『ヒデクラのロンドン便りPart2』(第2便)の
 はじまりです!

    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

 ●第2便:ロンドンのエスカレータ


  ロンドンのエスカレータと言っても、何もロンドンのエスカレータ
 の構造について書こうと言うものではありません。
 (当然、ご推察のように、ロンドンは日本に比べて古いものが多く、
 雑ですので、エレベータも多分に漏れずそうですが(笑)。)

  実は、今回書こうと思っています内容は、ロンドンのエスカレータ
 利用実態であり、つまり、エスカレータに乗る人の行動、習慣と言った
 内容です。


  日本では、エスカレータは基本的に立ち止まって乗るものであり、
 余程急ぐ人でない限り、エレベータ上では歩かず、ましてやエレベータ
 を駆け降りたり、駆け上ったりする人はあまりおらず、これは危険な
 行為とされています。

  しかし、何んとロンドンでは、エスカレータ上では歩くのがあたり
 前となっており、駆け降りたり、駆け上ったりする人も多いです。

  よって、歩かず立ち止まる人は邪魔になりますので、エスカレータ
 上では、右側に立たないといけません。
  これはロンドンでは、明確なルールであり、エスカレータの横にも、
 Stand on the rightと、分かりやすいように、多数表示されています
 し、仮に左側に立っていると、歩いてくる人(駆け降りてくる人?)
 に、Excuse me!(邪魔になるので右側に立て、何んで左側に立って
 いるんだ!)と言うような、(実際は、そこまでは言われませんが、
 そんなニュアンスで(笑))強い口調で言われる筈です。

  日本人のように、我慢して、そのまま立ち止まるようなことは
 ロンドン人はしません。
 (過去、『ヒデクラのロンドン便り』でも書いたかと思いますが、
 ロンドン人は、一見おとなしいように見えても、日本人よりせっかち
 なところが多々あります。電車に乗るときに、降りる人が降りきら
 ない内に乗り込んできたり、エスカレータの混んでいる列でも、
 我慢して待っているだけであり(横から上手く割り込んでくる輩も
 いますが)、その分、堂々と割り込もうものなら、ハッキリ文句を
 言いますし、逆に、優しい人がいて混んでいる列に入れてもらえる
 と、必ず笑顔で、Cheers!(Thank you!の意味)言います。また、
 列に入れるほうも、本心はわかりませんが(笑)、笑顔で挨拶して
 入れてくれるケース多いです。因みに、ロンドンではSorryやCheers
 が あちこちで聞こえます。余談。)

  因みに、日本では、関西ではロンドンと同様、エスカレータの右側
 に立ちますが、関東では左側に立ちますよね?
  この右側に立つというのは、今や、マニラ(フィリピン)等の海外
 の国でも常識になりつつあり、その是非は別としても、グローバル
 スタンダードになりつつあります。
 (この右側に立つと言う習慣は、もともとはロンドンから発生した
 習慣のようです。)
  よって、日本の2020年の東京オリンピックまでには、関東も、
 関西のように右側に立つようにし、しかも、それをエスカレータ上に
 明示するようにしないと、混乱が起きるかもしれませんね(笑)。)


  このように、ロンドン人は急ぐ人が多いのか、せっかちな人が
 多いのか、エスカレータ上では歩く(駆ける)のが常識になって
 いますが、ロンドンの地下鉄のHolborn駅では、最近、大胆な試みを
 実施し、巷ではちょっとした話題になっています。

  それは、ロンドン人の習慣に反して、歩いてはいけない(当然、
 駆けてもいけない)エスカレータ、つまり、両側に立てるエスカ
 レータの試行を開始したことです。


  朝夕の通勤時に凄く混雑する地下鉄のHolborn駅で、この4月に
 試行されました。(今回の施行は2回目で、昇りのエスカレータに
 限って、今回は半年間試行を継続予定とのことです。)

  その目的は、混雑緩和と危険防止の両方のようであり、そのエスカ
 レータには、Stand on both sidesと、明確に表示をしてあるようです。

  因みに、地下鉄を管理しているTfl(Transport for London;ロン
 ドン交通局)によると、ロンドンでは、エスカレータの右側があまり
 利用されていない(左側のみを歩く人が多い)ので、この新たな試み
 は通勤ピーク時の混雑緩和にもなると主張しています。

  以下が、その引用です。

  In stations where escalators have a vertical height of 
 more than 18.5m (60ft 7in), much of the left side remains 
 unused, causing queues to form at the bottom. 

  With both sides standing, 16,220 people could travel on 
 Holborn's 23.4m (76ft 8in) escalators during rush hour, 
 compared to 12,745 in normal circumstances.
 Congestion was reduced by 30%.

  と、両立ちにすると、混雑が30%緩和されるようです。


  しかしながら、試行の結果はどうかと言えば、何んとほとんど
 のロンドン人は、全くルールを守らずに、この表示を無視して、
 これまで同様にエスカレータを駆け上る人がほとんどだった、と
 新聞に書かれていました。
 (しかも、2つの昇りのエスカレータのうち、1つは、今まで
 通りで、1本のみが新ルール適用であっても、無視されたよう
 ですね〜。)
  よって、このロンドンのHolborn駅での試行が今度も継続して
 実施されるのか、他の駅でも実施されることになるのか、良く
 分かりませんが、ほとんどのロンドン人は、この新ルールに
 反対というのが事実のようです。

  これは、上のほうで書きました、ロンドン人の急ぐ性格、
 わがままな性格を表しているのかも知れません。
 (勝手なことを書いてロンドンの方には申し訳ありませんが、
 この事実だけを見ると、そのように感じますよね〜?)

  ただ、付け加えておくと、ロンドン人は、凄くマナーが良い
 面もあり、電車の優先席(日本でいうところのシルバーシート)
 に座ってる若い人でも、そばに年配の人がくると、かならず、
 声をかけて席を代わろうとしてくれますし、入り口等の扉を
 開けて通過した際には、必ず後に続く人の為に扉を押さえて
 待っていてくれます。この親切さには、私も当初びっくり
 しましたが、これらと上記のエスカレータを危険を顧みずに
 駆ける行為とのギャップは、どう解釈すればよいのでしょうか?

  ロンドン人は、良く分からない面がまだ多々ありますが、
 これらを今後、この『ヒデクラのロンドン便りPart2』
 で解明して行きたいと思っています!
 

  因みに、ロンドンの地下鉄のエスカレータの速度は、日本より
 も早いように感じましたが、これもロンドン人のせっかちさを
 反映しているのかも知れません。
  全般に、日本のエスカレータは、世界の他の国に比べて遅い
 ように感じていますが、これも安全面からでしょうか?
 (私も、関西人でせっかちなほうですので、混んでいる遅い
 エスカレータでは少しイライラすることもあります。しかし、
 ロンドンの速いエスカレータでは、安全の為にもせっかちな
 ロンドン人を避けて、駆けている人にぶつかられても大丈夫
 なように、横の右側のベルトをしっかり持って、”右側”に
 立つようにしています。本当は、左利きなので、左側に立って、
 左手で左側のベルトを持ちたいのですが、「郷に入れば、郷に
 従え」でしかたありませんね。)
 
  皆さんも、ロンドンでエスカレータに乗る際はご注意下さい。
 左側に立っていると、せっかちなロンドン人に、何も知らない
 旅行者や田舎者のような扱いをされますよ。
 (田舎者扱いは、冗談です(笑)。)


  と言うように、エレベータの乗り方ひとつとっても、日本と
 ロンドンではこのような違いがある、ということを知って頂く
 為に、今回の話題をもってきました。


  では、今回の第2便は、このくらいとしましょう。
 (今回は、少し長くなりました。すみません!)


                   〜 第2便、完 〜

    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

  『ヒデクラのロンドン便りPart2』の第2便、如何でしたで
 しょうか? 今後もこのような形で連載して行きたいと考えています。
  本コラムへのご意見、ご要望等ありましたら、お気軽にメール
 にてお寄せ下さい。
 (メールアドレスは、このメルマガの下のほうに記載してあります。)


 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          【道場主の戯言(編集後記)】
          =============

 本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。
いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます!


 前回も、今後の『ヒデクラのロンドン便りPart2』の掲載予定の
内容をお知らせしましたが、今回、ロンドンのエスカレータのことを
書いていると、次回は、ロンドンのエレベータのことを書きたくなって
きました(笑)。

 よって、若干今後の記載予定を変更し、下記とさせて貰います。


 ●第1便:ロンドンのサマータイム (第639号にて掲載済み)

 ●第2便:ロンドンのエスカレータ(今回、掲載)

 ●第3便:ロンドンのエレベータ (第641号にて掲載予定)

 ●第4便:ロンドンの地下鉄 (第642号にて掲載予定)

 ●第5便:ロンドンのTV番組    (第643号にて掲載予定)

 ●第6便:ロンドンの博物館 (第644号にて掲載予定)
         :
         :

 と言うような内容で、今後掲載させて頂きます。


 尚、以前の『ヒデクラのシンガポール便り』のようにベーシックな
内容で掲載していました、『ヒデクラのロンドン便り』(Part1)の
内容は、下記のようになっています。

 ●第1便:ロンドン内での移動手段 (第601号にて掲載済み)

 ●第2便:ロンドンの物価、住宅事情(第603号にて掲載済み)

 ●第3便:ロンドンのお店(特にコインショップ!)
                                    (第605号にて掲載済み)

 ●新年特別便:新・実践英語上達最短のコツ、ロンドン編
                  (第607号、掲載済み)

 ●第4便:ロンドン近隣諸国訪問記 (第609号、掲載済み)

 ●第5便:ロンドンの医療事情 (第611号、掲載済み)

 ●第6便:ロンドンの気候 (第613号、掲載済み)

 ●第7便:ロンドンの人柄観察 (第615号、掲載済み)

 ●第8便:ロンドン(欧州)国柄(対アジア、米国)
                                    (第617号、掲載済み)

 ●第9便:ロンドンの通販(郵便)事情 (第619号、掲載済み)

 ●第10便:ロンドンでの安い観光ノウハウ(第621号、掲載済み)

 ●第11便:ロンドン近郊各国への安い観光ノウハウ
                     (第623号、掲載済み)

 ●第12便:ロンドンでの食事、レストラン(第625号、掲載済み)

 ●第13便:ロンドンのカジノ事情(第627号、掲載済み)

 ご興味がおありの方は、「まぐまぐ」等から下記のバックナンバー
にて、お読み下さい。
(以前は、奇数号に連載していましたので、号数を、お間違えの無い
ように、ご注意ください。)


 今後も、このメルマガ【実践留学道場】、更に頑張って充実させて
行きますので、どうぞ引き続き、宜しくお願い致します。

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜


 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした!
それでは、次回をお楽しみに。( Take care and study hard! )


      ●●● 次回は、6月8日発行予定です。●●●


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