メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:政治的ネクロフィリア安倍内閣のオフィーリア・コンプレックス(5/6)  2016/05/05


■政治的ネクロフィリア安倍内閣のオフィーリア・コンプレックス/バシュラ
ール・エトノス、「水のイマージュ」による批判(5/6)

<注>お手数ですが当記事の画像は下記URLでご覧ください。なお、スパム
対策の関係で、URLが✖→○(下記)へ変わっています。
○http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20160504 
✖http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20160501 

4 ネクロフィリア・カルト安倍政権のオフィーリア・コンプレックス“錯乱”
の克服が急務!/ヘイト集団(シネ!クドキ・カルト?w)を守護霊と崇める
安倍政権の病理

ジョン・エヴァレット・ミレー『オフィーリア』
f:id:toxandoria:20160501042506j:image:w500
John Everett Millais(1829-1896)「Ophelia」1851–2 Oil paint on canvas 
762 x 1118 mm Tate Britain、London

・・・そもそも歴史的に正統エトノス感(伝統の日本文化観)が存在してきた
日本列島では、維新期の旧薩長閥時代でも江戸期以前でも下層と上層は細い糸
ながら連続していた。問題は、特に<日露戦争後の自己矛盾的な軍拡イデオロ
ーグで追込まれ軍事カルト化し、オフィーリア・コンプレックス“錯乱”に嵌
った戦前の宗・政・軍・産複合体>による偽エトノスの国家神道がその糸を断
ち切りそれを英霊・靖国顕幽論(我われ一般国民は霊界に従属するロボットだ
とする/関連↓★)に置き換え、それで国民を洗脳した点にある。従って正統
エトノスの保証人たる現在の日本国憲法が邪魔となる訳で、そのカルト観念
(偽エトノス)を引き継ぐ安倍内閣、#日本会議 、神社本庁、神政連国会議
員懇談会らが、改憲に照準を当てるのは必然、ということになる。・・・

★閉鎖系カルト・イデオローグ/日本国民をネクロフィリア霊界共同体で君臨
する「軍神・英霊位階構造」の下に組み敷く国学系平田篤胤派の国家神道(靖
国顕幽論)/20150501toxandoriaの日記、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20150501 
・・・このネクロフィリア・カルト(偽エトノス=神国・国民総玉砕への道)
を戦前の日本国民のほぼ9割以上が受け入れる下地を作ったのは日本浪漫派文
学のイロニー(現実無視で崇高美に酔い痴れ没入する美学)であった、との鋭
い分析を行ったのが政治学者・橋川文三である(参照→20151030toxandoriaの
日記http://goo.gl/9MaUqa)。

・・・

<注>オフィーリア・コンプレックス的な錯乱とは?

・・・それは安倍政権が戦前〜戦中期のネクロフィリア・カルト(皇国史観、
国家神道、靖国顕幽論)に囚われ続けていることを意味する。例えば、それは、「水」の提喩(シネクドキ/synecdoche)である「オフィーリア・コンプレッ
クス」的な愛(ヒューマニズム)と人生(人間の生命、人の一生が意味するこ
と)に関わる「エトノス環境における未了の相克」の含意(関連↓◆)を超然
権力による“国家神道をエトノスヘ強制的に読み替える”という操作で、つま
り「水」のシネクドキ(偽エトノス=国家神道の場合は、美しく清らかな水の
イマージュによる禊(水ごり)、現人神天皇、臣民の結合空間の演出)で忠君
愛国(国家)を国民主権(個)より遥か上位に持ち上げたためもたらされた、
民主主義の根本に関わる誤解(国民主権、平和主義、知る権利などの否定)に
囚われていることを意味する。

◆先住多層文化エトノスはポスト・グローバリズムの希望/「国民主権否定の
改憲で正しい立憲主義を!」の安倍政権は寛容のホスピタリティ(近未来の可
能性)をナチ式恍惚催眠で犯す政治的変質者の群れ(20160301toxandoriaの日
記)http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20160301

・・・以下、バシュラール『水と夢/物質的想像力詩論/第3章=カロン・コ
ンプレクス、オフィーリア・コンプレクス』より部分転載・・・

<注>カロン(Charon)は、ギリシャ神話にある「死者の霊を獣皮を縫い合わ
せた小舟で彼岸へと運ぶ老人」のこと。カロン・コンプレクスの件(くだり)
で、バシュラールは「神話学的な仮説に立てば、棺(ある屍が入った)は冥界
へ旅立つ最後の小舟(ゴミの仲間と化した只の屍を乗せた)ではなく、新たな
未生の生へ向かう(未生へ希望をつなぐ)最初の小舟となるはずだ」と述べて
いる。

・・・オフィーリアの遺体を地上に運んだところで何になろう。彼女はマラル
メが言った通り、「永久に溺れてしまうオフィーリア・・・破局の下にある手
つかずの宝石」なのだ。何世紀も間、夢想家や詩人たちにとって、彼女は花を
もって小川に漂い、波に髪の毛を広げている姿として現れるであろう。彼女は
もっとも明快な詩的な提喩の契機となるであろう。彼女は漂う長い髪、波にほ
どかれる長い髪となるであろう。夢想における細部の創造的役割をよく理解す
るために、漂う長い髪のこの影像だけをしばらく引きとめておきたい。これが
それだけの水の心理学のひとつの象徴を活気づけ、それが単独でオフィーリア
・コンプレックス全体(それがもたらす錯乱)を殆ど説明することが分かるで
あろう。・・・

<注>提喩
・・・表象による表現の一種であり、両者の関係が包含・発展(成長)・変化
の関係で示される修辞。提喩あるいはシネクドキ(synecdoche)と呼ばれる。よ
く使われる例として「親子どんぶり」がある。どんぶりに載っている卵と鶏は
本物の親子でも何でもないがw、鶏は卵の成長の結果なのでこの親子の喩えは
シネクドキになる。出典:http://goo.gl/cBu3HQ 

・・・

一般に、ラファエル前派を代表する英国の画家ジョン・エヴァレット・ミレー
が描いた『オフィーリア』には二つの意味があると理解されている。一つは、
「シェイクスピアの戯曲『ハムレット』のヒロイン、美女オフィーリアの狂気
という悲劇のパラドクス世界への没入を誘う限りなく甘美な耽美意識/彼女は
狂気を装うハムレットに捨てられ父親も殺される二重の悲劇に襲われ、悲嘆の
あまり川に落ち自殺することで逆説的に麗しい愛の証を立てた!」であり、も
う一つは「オフィーリアの精神はとても悲劇的に崩壊したが、その美しい彼女
の身体が清らかな水の流れと融和することで救済される美的感傷にあふれた自
然風景の描写」ということだ。

しかし、これらの解釈のままではオフィーリアの狂気、というよりも人間とし
てのオフィーリアの真心(彼女の一回性の人生の意味)が、十分に救済された
とは言い難いのではないか?そのような思いについてヒューマニズムの視点か
ら熟考した結果、科学的認識と感覚的認識が補完し合い永遠にイマージュを深
めるのがポエジーの役割だ、そのポエジーは地球環境が保全される限り永遠に
伝承し得る、と主張するのがバシュラール『水と夢/物質的想像力詩論』の一
つの意図であったのではないか。

つまり、バシュラールによれば、四元素(世界の凡ゆる物質は火、空気(or風)、水、土の四元素から構成されるという古代ギリシア・ローマ・イスラームの、
及び18〜19世紀頃までヨーロッパで支持された思想に因る)の一つである「水」
は流れ去るはかない運命ではなく、成就することがない夢の如きむなしい運命
でもなく、自然のなかの存在の実体を絶え間なく変貌させる本質に関わる運命
(未了の相克と絶えざる未生への希望)の象徴であり、自然・エトノス環境的
な実在である。このことは政治学フィールドの「正統保守とは何か?」の問題
とも関わっている(関連参照↓◆)。

◆【立憲主義に立ち“未了の相克”に耐え抜くことを忌避する安倍政権は保守
ならず偽装極右!】保守主義の父、エドマンド・バーク(Edmund Burke/1729
 – 1797/アイルランド生まれ、英国の政治思想家)は仏革命の「ジャコバン
完全設計主義」を、左右両派に共通する罠だ!と批判した(仏革命・人権宣言
に先んじたポーランド1791年5月3日憲法も然り!と)が、今や安倍政権とポー
ランド(目下、過激化した若年層(既得権化した中高年層への抵抗?)に支持
される)の極右強硬派シドゥウォ政権はISテロを口実に対「憲法裁判所、メデ
ィア」弾圧を強化中!本質的な保守の論理に依拠するのは、一体どちらだろう
か。正統保守とは立憲主義に立ち“未了の相克”に耐え抜く覚悟だ!」(政治
学者・中島岳志氏)https://twitter.com/hanachancause/status/720089397312421889

・・・

ともかくも、このような観点から見ると<安倍一強に這いつくばるバカリとい
う現代日本の政治状況>が如何に異常であるかが浮き彫りとなる。しかも、そ
の安倍政権は何ら政治・財政・経済的な実績を示すこともなく、それどころか、益々、支離滅裂&ハチャメチャ・スキャンダル化の度合いを高めつつ、ひたす
ら暴走するバカりとなっている(関連参照↓◆)。

◆死屍累々の惨劇のド真ん中で“超然権力化した自らの仲間内だけが狂喜して
美しく?超然ナルシズムで咲き誇る”安倍政権には<人間的な情に欠けた政治
的ネクロフィリア倒錯(屍偏愛)カルト>の称号が似合う!20160417只のオッ
サンRT to @孫崎 享 菅官房長官、熊本地震に関連し憲法に「緊急事態条項」
新設を極めて大切な課題と指摘。災害には「災害対策基本法」があり体制整備
済み。憲法に入れる必要さらさらない。石川東大教授は「緊急事態条項の新設
は、戒厳令の問題にもつながる、と。https://twitter.com/hanachancause/status/721511063833841664

・・・Cf. 何故、この先が見えぬ緊急時に恰も開戦準備とバカリに「緊急事態
条項」型の「改憲」必要論に続き予備役300人、米軍オスプレイ投入らをドサ
クサとクローズアップ(持て余す自衛隊ヘリを無視して)するのか?緊急対応
手順の誤りでは?20160418只のオッサンTW ➡<熊本地震>救援物資輸送にオ
スプレイ毎日https://twitter.com/hanachancause/status/721868201831731201 

◆【安倍&籾井のNHK完全支配で疾うに日本は凶暴独裁国化!今や自民党も総
発狂カルト?!】かつて岸井成格氏(毎日新聞社主筆の時)が籾井会長から受
けた酷い圧力を告白、加えて自民党幹部は岸井氏に対し“視聴率など何時でも
コチラで操作できるぞ”と恫喝!20160418リテラ
https://twitter.com/hanachancause/status/721956098106728448 

・・・

ともかくも、この“あまりにも人間的な情に欠けた政治的ネクロフィリア倒錯
(屍偏愛)カルト”の称号が良く似合う安倍政権は、まさにバシュラールが指
摘した<「水」のイマージュの病理>に嵌っており、それは<オフィーリア・
コンプレックス的な錯乱>と見なすことができそうだ。つまり、それこそ安倍
一派(安倍自民党)、#日本会議、日本青年会議所(“生長の家”過激派)、
神社本庁、靖国顕幽論(篤胤顕幽論)、統一協会ら、現代日本に取り憑いた複
合カルトの核心の現れである。

それこそバシュラールが突き止めた<希望の「水」のイマージュ>の正反対の
<悪しき絶望の、あるいは破れかぶれカルト狂人のイマージュ>で(但しその
絶望は美しいエセ愛国心(偽エトノス)の強制でカムフラージュされる!)あ
り、<ゴミの仲間と化した只の屍を乗せる小舟へ、倒錯ネクロフィリア愛を罹
患した全ての日本国民が進んで乗れるようにするための反立憲主義的「改
憲」>を強制する動機である。安倍内閣、および #日本会議 、神社本庁ら
重篤カルト狂人諸派はこの「水」に関わる<絶望の悪しきイマージュ>の囚わ
れ人たちだ、ということになる。

だからこそ、九州(熊本)連続地震のような大災害が起こるや否や、まるで好
機到来とばかりに安倍内閣は“死ね〜!口説き”カルト(提喩synecdocheを使
ったダジャレ表現!w)派である正体を露わにすることとなり、恰も『(差別
対象に向かって)お前らは嫌いだから死ね〜!日本国民は愛国カミカゼ玉砕で
死ね〜!このみいくさで愛国心を見せろ〜』と叫び口説くが如き、シネクドキ
・カルト(synecdoche‐cult/ヘイト集団)の仲間であるという恐るべき正体
を露呈することになる訳だ。

5 20160419国連報告書「日本:国連の人権専門家、報道の独立性に対する重
大な脅威を警告」が、安倍政権に取り憑く「偽エトノス意識=ヘイト、シネク
ドキ・カルト(synecdoche‐cult/日本ヘイト集団の正体)」をズバリ指摘!

f:id:toxandoria:20160501044715p:image:w550
●【国連は、やはり偽エトノス意識をズバリ指摘!それにしても、肝心のメデ
ィアの報じ方(扱い方)が小さい!尚それでも安倍サマへ同調し自主規制する
のか?w】➡ 報道の独立性に重大な脅威、「日本政府の圧力、自己検閲生
む」政府のメディア規制やめよ!理念に留めたヘイトスピーチ法は悪用が可、
先ず人種差別禁止法を作れ!20160419国連広報センター
http://www.unic.or.jp/news_press/info/18693/・・・「20160419国連広報セ
ンター・報告書」の全文は、コチラ ⇒ http://www.unic.or.jp/news_press/info/18693/ 
・・・Cf. 偽エトノス(国家神道&靖国)の前提が『自公の名ばかりヘイトス
ピ−チ対策法』(与野党、修正協議で合意)問題の核心!人種差別禁止法を作
るべき(419国連広報センター)がスジ!故に「違法」明記がない!➡ヘイト
スピーチ対策法案成立へ20160428朝日
https://twitter.com/hanachancause/status/725444024383975424 

f:id:toxandoria:20160501043755p:image:w450
周辺情報によれば、そもそも安倍政権は多忙を理由に「国連報告者デービッド
・ケイ氏の訪日そのものと、同氏との面会」(20151201〜08の予定)を一旦は
断っていた。(デービッド・ケイ氏の画像は20150420朝日
http://goo.gl/uNnptLより) 
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/52264315.html 
・・・Cf.1 【国谷裕子氏(元NHKクロ現キャスター)の「世界」寄稿「安
倍政権の圧力が強くなった」と岸井成格氏(元毎日新聞社主筆、NEWS23 キャスター)への「籾井NHK会長」からの恫喝が国際的に傍証された!】日本国民
の国際的な赤ッ恥!➡ 報道自由度、前年より更に順位が11下がって日本72位
/国境なき記者団が「問題ある/多数メディアが自主規制し独立性を欠く」と
指摘!20160420朝日

https://twitter.com/hanachancause/status/722681119209037825
・・・Cf.2【漸く国連と国境なき記者団によって安倍政権のメディア弾圧が明
らかとなったが、これは日本国民の主権を凌辱する恥ずべき違憲行為だと日本
国民が先ず自覚すべきである。】しかも、日本政府による、この国民主権に対
する弾圧は、同時に全世界の一般国民への凌辱でもある!20160420只のオッサ
ンRT to @浜野喬士 「この懸念については、まず多くのジャーナリストが匿名
を要求しました。ジャーナリストの皆さんの立場は確保されているのに「匿名
で」と求められるのは異例のことです」/ 国連「表現の自由」HuffPostJapan https://twitter.com/hanachancause/status/722692910832070657
・・・Cf.3【NHK報道が政府公式発表だけならアベ広報機関!】逆に籾井発
言は国民へ大きな不安を与えてきたので<籾井就任20140125以降の受信料全
額>を視聴者へ返金すべき!➡「原発報道に識者見解、不安与える」NHK会
長が指示/20160427朝日

・・・

なんら疚しい(良心に恥じる後ろ暗い)ことがなければ堂々と最初から面会す
れば済むことを、いったんは断ってみせる日本政府の不可解な態度には如何に
も、安倍政権の恥ずべき幼児性「偽エトノス意識=ヘイト、シネクドキ・カル
トの正体」が表れており笑わせられる!w。

今回の国連側からの調査(面談)申し入れについても各メディア報道では<日
本政府が招聘>したと、自粛・同調・萎縮報道?に徹している!。また、「電
波停止」発言で世界中から顰蹙を買った高市早苗・総務相は、国会会期中を口
実にケイ氏との面会を断った(つまり逃げた!)。NHK籾井会長(安倍政権
の傀儡)は、どう対処したのだろうか?新クローズアップ現代で“その真相を
正直に報じてもらいたい”ものだ。w

それはともかく、そもそも歴史的・論理的に考えれば「ヘイトスピーチ対策」
は、国連報告者デービッド・ケイ氏が指摘するとおり、先ずは「人種差別禁止
法」を作るべきであり、この「人種差別禁止法」の基礎となる概念がエトノス
(エトノス意識)である。それは、この「エトノス(意識)の希薄さ」こそが、
実は戦前の日本が「国家神道」を掲げて、大侵略戦争(太平洋戦争)へ突っ走
った大きな元凶となったからだ。

もっと言えば、その「エトノス(意識)の希薄さ」に因って拡大した、戦前に
おける「日本軍国主義の暴走」こそが、今の『国際連合』成立の契機となった
という歴史的事実を安倍政権が全く無視しており(委細、下記参照▼)、日本
国民も主要メディアもそれに殆ど気づいていないこと(これも自粛か?)が今
の<安倍政権のカルト狂人政治>を許している。しかし、国連報告者デービッ
ド・ケイ氏は無論のこと、国連自身がこのことについて大きな危機感を持って
いる。

▼「『国際連合』成立の契機となった日本軍国主義」と「“人間の真理”に関
わる多義記憶(正統保守の歴史観)の重要性」に無知・無頓着な安倍「安保法」
の違憲性/故に、それは必然的に「国連が抱える集団安全保障の矛盾」回避の
「特別協定」(国連と日本国の間の)の弱点を悪用する違憲クーデターと化す(2015-09-01toxandoriaの日記)http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20150901

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。