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△▼ Weekly Mail Magazine △▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 【実 践 留 学 道 場】 第633号(2016/2/3発行) 毎回発行部数:約340部、 累計発行部数:390,629部 △▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 読者の皆さん、こんにちわ。 メールマガジン【実践留学道場】”道場主”の、多門院 英蔵ことヒデクラです。 もう2月になってしまいました。日本もまだまだ寒い日々が続いているよう ですが、ここロンドンも、この1月、2月は結構、寒い日が続いています。 このところ雨の日も多く、雨の日は、日中コートを着てても寒いくらいです。 私は普段から出不精なんですが、特に冬の時期は、土日に雨が降っていたり していると、余計に出不精になってしまいます。 まあ、そのほうが、たまっているコインの整理が出来たり、新たな電子書籍の 執筆もできるので、良いかもしれませんね(笑)。 (尚、今回の編集後記は、ちょっとコイン関連の話題ですので、コイン好きな 方は、是非お読みください。) 好評の『楽しくマスター留学英語!』も、今回で既に第5回目となりました。 今回は、米国留学時に大変重要な、GPAの解説です。 それでは、早速、今回の稽古に入りましょう! =========================[今回の内容]========================== ☆1☆ 『楽しくマスター留学英語!』[第5回] ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』 =============================================================== 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜 『楽しくマスター留学英語!』[第5回] =================== 留学を目指している初心者の為に、毎回、基本的な留学関連用語の 解説をもとに、海外での留学生活のノウハウを解説して行きます。 では、『楽しくマスター留学英語!』[第5回]のはじまりです! −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−− ●第5回:GPA(Grade Point Average;成績評価平均点) GPA(G.P.A.とも表記する場合もあり)は、Grade Point Average (成績評価平均点)の略であり、米国の大学、大学院で一般に用いられて いる、成績評価指標です。 このGPAに関しては、かなり前に『留学センスアップ講座』にて 解説しましたので、以前からの読者の方は既にご存知かと思いますが、 復習も兼ねて、今回再びじっくりと解説致します。 私の通った大学院(学部も同じですが)では、この成績評価システムは、 "GRADING & QUALITY POINT SYSTEM (GPA)"として定義されており、その なかでGPAは、 ”GPA:Grade Point Average(calculated by QPTS ÷ QHRS)” と書かれていました。 (因みに、QPTS:有効評価ポイント、QHRS:有効科目単位数を意味します。) すなわち、同一QHRS(受講科目単位数)に対して、QPTS(評価点) が大きいほど、GPA値が大きくなり、成績が良いということになります。 既に、これまでに私の「波乱万丈の留学体験記」や「留学成功の秘訣」 を読まれた方は、GPAについてお分かりかと思いますが、この数値は 大変重要な意味を持っています。つまり、このGPAにより、進級、大学 院進学や奨学金を受け取る資格等々にも影響するのです。 それでは、まだこのGPAについて良くご存知ない方の為に、詳しく 解説しましょう。 通常、日本の大学では、4段階評価法である優、良、可、不可あるいは、 これに対応してA、B、C、Dという風に4段階で成績が評価されますが、 米国ではこれが5段階評価となり、例えば次のように定められています。 A(Outstanding)--------> 100〜90点(4.0ポイント) B(Superior)-----------> 89〜80点 (3.0ポイント) C(Satisfactory)-------> 79〜70点 (2.0ポイント) D(Low Passing)--------> 69〜60点 (1.0ポイント) F(Failing)------------> 59〜0点 (0.0ポイント) そして、更に細かく、A〜Dには、それぞれ”+”と”−”があり、 結局、A+(4.0),A(4.0),A-(3.7),B+(3.3),B(3.0),B-(2.7),C+(2.3),C(2.0), C-(1.7),D+(1.3),D(1.0),D-(0.7),F(0.0)と、区分されます。 ここで注意が必要なのは、日本の大学と違い、履修した科目がたとえ不合 格(例えば、DもしくはF相当)でもその科目の単位はGPAの対象となり、 QHRSに組み込まれます。したがって、不合格科目がひとつでもがあれば、 GPAはかなり下がってしまいます。 そして、大学によって差はあると思いますが、私の通った大学院では、 入学条件として、大学時代の専門課程でGPAが3.0以上、全体の GPAで2.7以上が要求されていました。(もちろん、日本人には TOEFLの得点も、大学入学審査の際には重要なファクターです!) また、大学院での条件も厳しく、卒業有効単位として認められるのは、 それぞれの科目でB(3.0)以上で、それ以下(たとえB−でも!)有効単位 として認められませんでした。 よって、例えばC+を取ったとすると、これは有効単位とならなくても、 もちろんGPA対象となりますので、全体のGPAは、かなり下がります! このように、米国の大学での成績評価システムは日本の評価システムより 概して厳しく、大学によっては、あるセメスタのGPAが2.0を切ると、 退学しないといけないケースもあると聞いており、このような実情から、 ”米国の学生は大学に入ってから良く勉強するが、日本の学生は大学に入る までは勉強しても、入ってから勉強しない”と、言われるのではないで しょうか? (もっとも、米国の学生が、ほんとうに勤勉かどうかは別として(笑)。) それでは最後に、GPAの理解を確認するためのクイズを出しましょう。 以下に示す米国のある大学院の学生の各科目の成績からGPAを計算し、 この学生が卒業できるか否かを回答願います。 ★卒業前提条件:5科目(15単位)以上履修すること。但し、B(3.0) 以上を卒業有効単位とし、GPA3.2以上にて卒業可 とする。 [(注)これはあくまでもクイズであり、実際の卒業条件ではありません。] ★そして、ある大学院生の履修履歴及び成績: (因みに、下記は、私の成績ではありません。為念。) Artificial Intelligence QHRS=3.0 QPTS=A- (3.7x3.0=11.1) Program Language Survey QHRS=3.0 QPTS=B- (2.7x3.0= 8.1) Management Science QHRS=3.0 QPTS=A+ (4.0x3.0=12.0) Fault-tolerant Systems QHRS=3.0 QPTS=B+ (3.3x3.0= 9.9) Operations Management QHRS=3.0 QPTS=A (4.0x3.0=12.0) UNIX Security QHRS=3.0 QPTS=B- (2.7x3.0= 8.1) ★質問:上記学生のGPAは? また、この学生は卒業可? 不可で あればその理由は? : : : ↓ ★解答:多分、皆さん容易にお分かりかと思いますが、この学生は 残念ながら卒業不可です。 以下に、その解説を致します。 上記学生のGPAは、単純に各科目の一番右の数値の合計を算出し、 これを、QHRSの合計時間で割ったものですから、 61.2 ÷ 18 = 3.4 となり、GPAに関しては卒業前提条件の3.2を超えていますので、 OKです。 但し、ここで注意しなければならないのは、もうひとつの前提条件 である、5科目(15単位)以上取得という条件です。 確かに、6科目(18単位)と見かけ上は履修条件をクリアして いそうですが、そのうちの2科目の成績が残念ながらB−となって おり、有効単位がB以上という条件からはずれています。 したがって、履修有効科目数、単位は4科目(12単位)となり、 卒業前提条件を満たしていないことになります。 ですから、ここでの教訓としては、うまく卒業するためには、単に 科目を一杯取ったり、GPAを気にしていてもダメであり、その質が 大切ということです。 特に科目を選択できる場合には、自分の理解できそうな科目、言い 換えれば、頑張れば必ずB以上がとれそうな科目を選択することが 大切です。また、その為には、事前に科目内容を良く調べたり、既に 受講済の友人等々から、科目情報を入手することも必要かも知れま せん。 ただ、ここで勘違いをして貰いたくないのは、あくまでも卒業が目 的ではなく、卒業は履修成果の結果としてついてくるものである、と いうことです。したがって、勉学なくしては、卒業も意味の無いもの となってしまいます。 本来の用語解説から少しそれてしまいましたが、これで今回はGAP に関して、しっかり理解できたことと思います。 それでは、ついでに下記の留学関連用語も、憶えておいて下さい。 ・Graduation Requirement (卒業履修必要単位、要件) ・Mid-term (中間試験;midterm examinationの略です) ・Final (期末試験;final examinationの略です) ・Credit (履修単位;unitとも呼ばれます。) 今回の『楽しくマスター留学英語!』は、これでおしまいです。 次回の『楽しくマスター留学英語!』、ご期待ください! 〜 第5回、完 〜 −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−− 『楽しくマスター留学英語!』、如何でしたでしょうか? 本コラムへのご意見、ご要望等ありましたら、お気軽にメール にてお寄せ下さい。 (メールアドレスは、このメルマガの下のほうに記載してあります。) 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜 【道場主の戯言(編集後記)】 ============= 本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。 いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます! 冒頭でも少し書きましたが、今回の編集後記は、趣味のコインの話題 です。 私は、ここロンドンに駐在して以降、主に2件のコインショップから 結構、英国のコインを中心に購入&収集しています。 一つは、大英博物館の直ぐそばにあるコインショップで、ここは、 骨董品のような、コインと言えないような古いコインまで扱っており、 私はその中でも比較的新しいコインや掘り出し物(記念コインやちょっと 変わったコインで安いモノ)を良く買っています。 (このコインショップは、月に2回ほどコインの新聞を発行しており、 これでよさそうなものが見つかると、売りきれないうちに早目に行って 買うようにしています。50ポンド以上買うと、オマケのコイン(これを 英国では、Free Giftと呼んでいます)が貰えます! いつもお世話に なっています、アイコインズさんと同じシステムですね(笑)。) もう一つは、大手の英国のオンラインコインショップで、ここは新しい コインを中心に扱っており、ここからは定期的に、郵便物での案内と共に PCメールで新規発行のコイン(特にDataStampと言って、切手でいえば初日 カバーのような感じで、コインが特別な日の消印のついた切手と共に、品質 が劣化しない(といわれている)プラスチックの透明のケースに入ったモノ) の案内が良く届きます。 更に、これらで高価なものは、豪華な木製のケースにセットで入って 売られる場合も多いです。 (木製の豪華なケースに入っているモノはケース自体も高いので、コイン の値段も高いものに限られているようです。比較的安いコインは、ケースに 入っていても、そのケースはちょっと安っぽい感じです。) 結構、英国では、これらのコインは頻繁に発行されており、全部買って いると小遣いがもちませんので、特に、金や銀の素材が含まれた価値の ありそうなモノや珍しいモノを厳選して買っています! あと、この英国のオンラインコインショップでユニークなモノとしては、 シリーズもののコイン(たとえば、世界各国の名所のコイン(純金製!) を6週間毎に配信)の販売があり、一見、半値等で凄く特価のようにみえて も、良く読むとそれは最初の送付の1回のみで、一旦それを購入すると、 その後、定期的に2回目以降が送付されてきます。もちろん、2回目以降は 通常の値段なので不要であれば、1か月以内に返品すれば支払い不要ですが、 返品がめんどうなので、余程気に入らないシリーズモノでない限り、つい、 継続購入してしまいます。 更に、このシリーズコインは、配信途中で、これらのコインを保管できる ケースが無料で配信されるのも魅力です。(特に、上記の世界名所の純金製 のコインの場合は、それ自体もプラスチックのケースに入っているんですが、 これらを全て納められる保管穴のあいた、かなり豪華な専用の木製のケース が2回目に無償で配信され、それぞれのリーフレットと共に保管できます。 これは、全部埋めたくなります! よって、資産も兼ねて、少し高いですが、 その後もずっと買い続けています。いつでも中止できるんですが、...。 上手い商法ですね〜(笑)。 よって、このような特価品の場合には、シリーズモノでないか、最初に よく注意して購入しないといけません。 英国で教訓として学んだことの一つです(笑)。 で、ロンドンに1年以上も住んでいると、これらのコインも結構たまり、 整理をしないと何を持っているのかわからなくなり、特に、前者のコインの 新聞では、過去掲載のモノが再度掲載されることも多く、最初はそれに 気づかずに、同じものを買ってしまったことも多々ありました(笑)。 よって、最近は、以前、日本のコインや米国のコインの所持品一覧を PC上のエクセルで管理していましたように、英国のコインの整理も始め だした次第です。 ちょっと、今回の編集後記は、趣味のコインの話で長くなってしまい ました(笑)。 今後も、このメルマガ【実践留学道場】、更に頑張って充実させて 行きますので、どうぞ引き続き、宜しくお願い致します。 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした! それでは、次回をお楽しみに。( Take care and study hard! ) ●●● 次回は、2月17日発行予定です。●●● (お願い) 一番下のP.S.もお読み下さい。毎回更新しています! ===================================================================== ■タイトル:【実践留学道場】 (第633号 2016/2/3発行) ■このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用 して発行しています。( http://www.mag2.com/ ) □まぐまぐID: 0000034453 □購読の登録・解除: http://members3.jcom.home.ne.jp/h-tamonin/merumaga.htm □バックナンバ: http://archive.mag2.com/0000034453/index.html ■このメールマガジンは、(株)電網社の『MailuX』を利用して発行して います。( http://www.mailux.com/ ) □MailuX ID: MM3F2C21707E783 □購読の登録・解除及びバックナンバ: http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3F2C21707E783 ■このメールマガジンは、『melma!』を利用して発行しています。 ( http://www.melma.com/ ) □melma!ID: 00105720 □購読の登録・解除及びバックナンバ: http://members3.jcom.home.ne.jp/h-tamonin/merumaga.htm ■各メルマガの解除は、ご自身で行なっていただけるよう、お願い致します。 ■ご意見、ご感想: h-tamonin@jcom.home.ne.jp ■発行: メルマガ【実践留学道場】事務局(発行責任者:多門院 英蔵) ■関連ホームページ: http://members3.jcom.home.ne.jp/h-tamonin/ ===================================================================== Copyright(c)2000-2016,Office of Practical Studying Abroad Mail Magazine メルマガ【実践留学道場】事務局の許可なく、複製・転載することを禁じます。 △▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ P.S. 以下に、英語・留学・海外生活関連で、読者の皆さんの参考に なるようなサイトを、毎号順番に色々紹介しています。 ↓↓↓ 是非一度、各サイトをご訪問下さい。 ↓↓↓ ====【 ▼推奨サイト 】=============================================== ☆★☆ Super源さんのダジャレ英語日記 ☆★☆ ======================== 〜 覚えにくい英単熟語を、ダジャレと絵で楽しく覚えるサイト 〜 ♪英単語が苦手な人、このブログで楽しみながら覚えてしまいましょう♪ 道場主の私も参加の「英語学習ランキング」でも、人気急上昇中! ⇒ http://ameblo.jp/super-gensan/ =============================================== [ ▲推奨サイト ] ==== ▲イラストがすごく面白い、源さんのブログです!(道場主より) ==== [ ▼オフィシャルサイト ] ======================================= ■ ☆★☆ 多門院英蔵の趣味(英語・資格)のページ ☆★☆ ■ □ ========================== □ ■ ■ □ ♪メルマガ【実践留学道場】のオフィシャルホームページです♪ □ ■ 実践英語、留学ノウハウ、各種秘蔵コレクション等々内容盛り沢山 ■ □ の多門院英蔵の趣味(英語・資格)のページです。是非、ご覧下さい。 □ ■ ⇒ http://members3.jcom.home.ne.jp/h-tamonin/index.htm ■ □ □ ■ ▼真の英語力を身につけたい方は、ココをご覧ください!!▼ ■ □ === 「真に使える英語を身につけたい方の為のサイト」 === □ ■ ⇒ http://members3.jcom.home.ne.jp/h-tamonin/RealEigo.htm ■ ======================================= [ ▲オフィシャルサイト ] ==== |