メルマガ:〔ファンタジー小説〕 バラリュード 〜美処女が犬♂に奪われた〜
タイトル:バラリュード 第4号 『犬聖(ドッグ・マスター)』  2016/01/27


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§『犬聖(ドッグ・マスター)』

 エイナこと、ディアレイナ・サクラカレンは、二十一才になっていた。

 エイナという愛称は、ディアレイナ(Deareina)の綴りを…
――愛しのエイナ(Dear Eina)と、解釈できることに由来する。

「この店も、久しぶりね」

 彼女は、二年間の、ドッグ・トレーナーの修行を終えて、帰って来たばかりだ。

 彼女の格好は、相変わらず露出が高いが…
――かつての面影はなく、金持ちの遊び人といった感じだ。

 セクシーさは、前にも増している。
 平たく言うと、かなりいい女だ。


 そして、昼下がり…
 エイナは、呪印屋に居た。

「リタ・レイキッドさん。
 貴方は、不死鳥の呪印を持っているそうね」

「ん?
 …
 誰かと思えば、エイナじゃないか!
 どこかの、馬鹿な金持ちかと思ったよ」

「馬鹿な金持ち…」

「不死鳥なら、持ってるよ!」


 エイナは、トップレスで、作業台に固定されていた。
 不死鳥の呪印は、心臓の上に、彫る必要がある。

「恋の呪印は?」
「師匠に消された」

 四時間で、呪印は彫り終わった。

「八割方、呪印が書き換えられていたね」
「彼氏の一人の、ジュ―ド・シュタインがやった」
「彼氏…」

 呪印屋のリタが、表情を暗くした。

「私も、色々あったから…
 ジョンを忘れるように、師匠のたくらみで、二十人ほどに輪姦されたりとかね。
 売春宿に、一ヶ月ほど監禁されたりもしたけどね」

「そっか…」


 リタの店を出たときには、日がすでに暮れていた。

 そして、飲み屋で、ジンを一杯で仕入れた、情報の場所に向かった。
 乱交パーティー会場である。


 エイナが、全裸で会場入りすると、どよめきが走った。
 北欧風の美女的な、美貌と色気だけではなく、身体のスタイルが絶品だからだ。

 十八才まで、ダンスやシンクロナイズド・スイミングで、育て上げられた肉体である。
 その肉体が、十八才の処女喪失以降は、性交対象として磨き上げられた。

 グラマラスな女体に、男たちが群がっていった。


「素晴らしい肉感と、なめらかさだ」
「ん…くちゅ…唇の弾力と、舌の感触も素晴らしい…」
「乳輪の色形、乳頭の勃起具合が絶妙だ!」
「美しいヴァギナに、最高の入れ心地…
 絡みつき具合も、前後するときの弾力も快感だ!」


 二時間ほど、エイナは身体を、男たちに任せた後に、自分で行動し始めた。

 彼女は、汗でぬれた髪を、振り乱しながら、騎乗位で妖艶な表情をしている。
 そして、子宮に精液を注ぎ込まれるたびに、淫靡に裸身をくねらせている。


 彼女が、ドッグ・マスターだとわかると、会場が沸き立った。
 自分でも、犬姦を披露した上に、犬姦指南も行った。

 犬姦を終えた女性と、レズプレイも楽しんだ。

 さらには、ダンスの心得の有る者と、歌いながらアクロバット・セックスも披露した。
 もちろん、フィニッシュは、ペニスを根元まで咥え込んでの、子宮内への直接射精だ。

 会場中の視線が、彼女に釘付けになり、その肉体に男も女も群がり続ける。


 お開きの後で、会場を出るときには、また来るように二十ゴールドをもらった。
 その後、金持ち達の家を渡り歩き、帰路に就いたのは十日後だった。

「十日ほどで、千四百ゴールドの売り上げ…
 上々な、この街での再出発ね!」

 エイナは、満足げにしていた。
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