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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015ー12ー20 第664(毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 三河三十三観音霊場 35 西尾 5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 西尾 三河三十三観音 33番札所【長円寺】 曹洞宗 14−7−3 草生した、緩やかな自然石の石段を登り『山門』を入る、 杉木立が頭を覆う、参道は石垣が積まれ,城のような雰囲気、 右に折れ階段の上に本堂の大屋根が見える、1630年板倉家が創建した寺、 370年の歴史を物語るか、境内には巨木が多い、 正面に『本堂』十一面観音がご本尊、右脇壇には巾1m、 高さ80cm木像坐像の「布袋尊」がにこやかに祀られている、 此処は三河七福神、布袋尊の札所。 又本堂の片隅に『開運抱き地蔵』が祀られ、 『お菩薩を わが胸に抱き念ずれば 心洗われ道は明らか』 と教える。 本堂脇から裏山に通ずる、枯れ葉と苔むした石畳の小道を登ると 朱塗り宝形造りの『肖影堂』がある、 此処には初代京都所司代を務めた板倉勝重の霊廟で、 木像寄木造りの板倉勝重座像が安置されている。 隣には歴代の墓が静かに時の流れを見守っているようだ。 山を下ってくると『羅漢池』山肌に多くの羅漢が立ち池を囲んでいる。 池には蛙がいた。とても静かな落ち着いた寺である。 所在地 西尾市貝吹町入101 05635−7―1002 岡崎から始まった三河三十三観音札所は蒲郡、三ケ山、三河湾を廻り幡豆、吉良,西尾で結願いたしました。 次回からは京都「洛西三十三観音霊場」参拝記録をお送りいたします。 御意見をどうぞ kamiike@hm8.aitai.ne.jp |