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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015ー06ー07 第636 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 三河三十三観音霊場 07 岡崎 7 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岡崎 三河三十三観音 5番札所 【松応寺】 浄土宗 19−2−6 此処も家康ゆかりの寺で、1549年松平宏忠(家康の父)が岡崎城内で没し, 喪を秘して此処に密葬したところで、 1605年57回忌に家康が建立した寺である。 密葬の折、墓上に手植えした松が東方に成長するを見て、 我が祈念に応ずる松なりと【松応寺】と名付けられた。 『本堂』にご本尊阿弥陀如来、左脇間に札所本尊聖観世音菩薩、 右脇間に自蔵菩薩が祀られている。 本堂の裏手に『松平宏忠公御廟』が、朽ちた土塀に囲まれ、 お手植えの松の古株が残り、葵の紋の入った手洗いが一つ ひっそりと残された様子は400年の昔が偲ばれる。 此処は岡崎の中心街の一角で、門前まで民家や商店街が迫っているが、 商店街は戸が閉まり閑散としている。 そんな関係で本堂前の境内は広くないが, 御廟付近一帯は墓地や石仏が並び静かな佇まいが感じられる。 所在地 岡崎市松本町42 0564−22−6863 |