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[暴政] フランス「原発依存大幅引下の決断etライシテ」とフクシマを無視し 「美しい戦争と世界一安全な原発」を取り戻す安倍政権の脳髄が「靖国&複合 カルト」汚染なる倒錯型「超リスク」の深層(7/n)http://urx.nu/9MQ1 (2)コンスタンツ宗教会議「ポーランド問題」とは? このようなポーランドにおける非常に先進的な「自覚的で、かつ穏健な保守主 義/正統保守主義」なる思想の源流には<コンスタンツ宗教会議『ポーランド 問題』でのクラクフ大学パヴェウ・ヴウォトコヴィチ学長の主張(一種の『観 念同時』的な視点から生まれた、非常に先駆的な“基本的人権と国際法概念” の独創)>という出来事が間違いなく大きな影響を与えてきたと考えられる。 ◆コンスタンツ宗教会議『ポーランド問題』とは?(ウイキより部分転載/修 正&補記) ・・・ポーランド・リトアニア連合王国との戦争に敗北(1410年、タンネンベ ルクの戦いでヴワディスワフ2世率いるヤギェウォ朝ポーランド・リトアニア 連合王国に大敗)した、ローマ教会の支持基盤であることを自負する熱狂的 (100%自己目的化の意味でカルト化していた!)なチュートン(ドイツ)騎士 団はローマ・カトリック教会に対し、ポーランド王国がリトアニアなどの非キ リスト教徒を擁護していることを理由に欧州諸国がポーランドへ厳しい制裁 (国家抹殺、虐殺による国民殲滅(ジェノサイド))の罰を与えるべしと主張 した。このためポーランド・リトアニア連合王国は決定的な消滅の危機に瀕し た。 ◆クラクフ大学パヴェウ・ヴウォトコヴィチ学長(Paweł Włodkowic/ca1370– 1435)の主張(基本的人権と国際法概念の独創)(ウイキより部分/修正&補 記) ・・・チュートン(ドイツ)騎士団の主張に対し、ポーランドのクラクフ大学 学長パヴェウ・ヴウォトコヴィチは、「全ての土地の人民は、たとえ異教徒で あろうとも、自らを統治し平和のうちに暮らし、その土地を所有する権利があ る。」という主張を展開した。 ・・・つまり、パヴェウ学長は異教徒にもその個人や彼らの国家の存在が保障 される普遍的な「基本的権利」があると主張し、この画期的一般論によってポ ーランド王国の行為の正当性を主張した。 ← 600年以上も前のポーランド に、現代日本の安倍自民党一派よりも遥かに先進的な考え方を持つ人物がいた ことに驚愕する! ・・・また、パヴェウ学長は、一方で公会議主義(つまり国際会議主義)の必 要性を唱え、それまでの教皇や一部の教会官僚の独占的な裁量決定権に対し、 公会議における、より民主的な最高決定権の必要性を唱えた。これは、当時の ヨーロッパで未だ殆ど共有されていない考え方であったが、まさに「政教分離 ・普遍的人権思想・近代国際法の先駆け」として高く評価できるものである。 ・・・これに対し、チュートン騎士団派のヨハネス・ファルケンベルク (Johannes Falkenberg/ドミニコ派の神学者)はポーランドを糾弾し、「ポ ーランドはチュートン騎士団に対する戦争において異教徒を使うという嫌悪す べき罪を犯した」と主張した。 ・・・さらに、ヨハンは論文「リベル・デ・ドクトリナ(Liber de doctrina)」で、「皇帝は未信者(非ローマ・カトリック教徒)を、たとえ 彼らが平和的な存在であろうとも、異教徒であるがゆえに虐殺(ジェノサイ ド)する権利を有する。ポーランドは未信者と同盟してキリスト教徒のチュー トン騎士団に反抗したのであるから絶滅されるべきである。未信者を守護した ポーランドはカトリック・キリスト教(殆どカルト化しつつあった! ←toxandoria補足)から見れば死に値し、一般の未信者よりもさらに優先して 絶滅(ジェノサイド)されるべきである。ポーランド人から主権を剥奪し、ポ ーランド人を奴隷にすべきである。」と(まるでヒトラーかゲッベルスのよう に←toxandoria、補足)主張した。 ・・・しかし、教皇マルティヌス5世は1424年1月、「ヨハネス・ファルケンベ ルクのこのような誤った非難に基づいてポーランド王国に起こりうる災厄を未 然に防ぐことを欲し(中略)、このような誤った非難を宣伝、擁護、主張する などの行為を行うキリスト教徒は全て事実上の破門に処する。」との大勅書を 発した。また、教皇はチュートン騎士団に対し、以後ポーランド王国に一切の 危害を及ぼすことを厳しく禁止した(まさに、これはローマ・カトリック教会 が完全なカルト(悪魔)側へ急傾斜することを、辛うじて紙一重で思い止まっ た歴史的瞬間であった←toxandoria、補足)。 ◆ポーランドの「シュラフタ(指導層の責任感を最重視するポーランド貴族的 エリート意識の伝統)的中間層の思想生活」と19世紀後半の「ポジティビズム 運動」について、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20101111 より部分転 載。 ・・・「シュラフタ的中間層の思想生活」は、ポーランド伝統のシュラフタ民 主主義に根差すブルジョアジー中間層の社会指導層としての規範的な精神(積 極的な生活態度)のことを指す。また、「ポジティビズム運動」は、このシュ ラフタ民主主義に根差すと考えられる、19世紀後半〜20世紀初頭のポーランド で興った一種の社会改革運動のことを指す。また、これは研究者らによって異 なる見解も存在する問題であるが、その「ポジティビズム運動」は1980年代の ポーランドでワレサを指導者として拡がった反「共産主義一党独裁政権」運動 (覇権国ソ連影響下の自由な組合活動が認められていない中で成立)であった 「連帯」(独立自主管理労働組合)の運動にも繋がるものがあるとされる。 ・・・ ところで、このパヴェウ・ヴウォトコヴィチ学長が主張した一種の先験的な 「国際政治思想」が重要であるのは、それが「非常に見事な経験論(過酷な戦 争経験の繰り返しの歴史経験)と観念論(正統宗教としての正当な観念)の弁 証法的解決策、つまり「ライシテ(フランス型の政教分離)的な考え方(観念 同時)」の先取りとなっている」ことである。しかし、余りにも先験的であっ たため、1789年の大革命を経験したフランスでさえも、このパヴェウ学長の観 念同時的レベルに到達(到達したのが第三共和国憲法(制定1875)が改正された 1884年と見れば)するには、それが主張された時から更に約450年以上もの長 い時間が必要であった。 因みに、“歴史にifがない”ことは百も承知ながら・・・、もし教皇マルティ ヌス5世がパヴェウ学長の「観念同時的な独創的主張」を受け入れることがで きず、ヨハネス・ファルケンベルク(チュートン騎士団)の言い成りになって いたとすれば、「ナチス・ドイツのホロコーストを先取りするチュートン(ド イツ)騎士団の残虐行為と全く同じ罠に嵌り、爾後のローマ教会は正統ローマ カトリックならぬカルト教団の巣窟と化していた可能性」すら考えられる。ま さに、神と悪魔は紙一重という現実を理解すべきだ。 このような西欧啓蒙思想の発展史と比較して改めて驚かされるのは、<近代に おける非常に過酷な戦争経験と多大な内外の犠牲の繰り返しの結果として、漸 く手に入れた、現代世界で最も先進的と思われる日本の平和憲法(授権規範性、 平和主義、国民主権)を、まるで民主主義発展の邪魔者ででもあるかの如く嫌 悪する安倍内閣(安倍自民党政権)の異様な“カルト的”政治感覚>のこと だ。そして、<憲法解釈の変更による集団的自衛権のムリくり閣議決定などは、 その最悪の愚行の一つ>である。 更に、不気味なのは「ライシテ感覚の欠落」どころか、積極的に「政教分離の 原則」(これも日本国憲法の要の一つ)を無視しつつ、敢えて、意図的に、正 統宗教ならぬ様々なカルト教団と接触を謀っている空気(カルトはカネと票に なる!の信念を持つが如き!)が観察されることだ。例えば、<派手にメディ ア活動を展開する”靖国神社(神社本庁、同外郭の神道政治連盟国会議員懇談 会←このメンバーは全国会議員の約3割を占める!)、統一教会、幸福の科学 ・・・“らの他にも、安倍政権に大きな影響力を行使する日本会議メンバーの 中には、実に数多くのカルト関係団体(小乗仏教系、教派神道系、キリスト教 系カルトなど)>がたむろしているようだ。 加えて、カルト化現象は何も宗教絡みだけに限ることではなく、例えば、<そ の最大のカルト的呪縛現象のマグマであり、かつ安倍政権への大きな圧力を行 使しているのが日本原子村>である。 しかも、今や、<これら日本のカルト諸派が妖しくも軍神靖国神殿(靖国神社) へ収斂>しつつある一方で、本来なら宗教・カルトなどとは全く無縁であるは ずの<原子力科学(日本原子村)が、日本全体に大きな影響を与えるカルト的 呪縛構造化>しており、しかも、<このカルト諸派と日本原子村の両者が安倍 政権を媒介に癒着>しつつあるのだ。これこそが、まことに奇ッ怪千万な<ア べ靖国&原発カルト・ダブルス/アべ靖国&原発Wカルト>現象である!これ は、まるで、ド・クソ塗れならぬ、多様でおどろおどろしいド・カルト塗れな る、アベ様一派に支配された不気味なニッポンではないか!(大苦w) なお、余談ながら、麻生副総理・安倍総理らは“さり気なくナチスの流儀に学 ぶ”こと(その典型が、閣議決定での憲法解釈捻じ曲げによる集団的自衛権の ムリくり行使!)を粋がってみせたり、あるいは安倍シンパ極右の一部が街頭 で「ナチスの旗(Hakenkreuz/卐)」を掲げて景気よくデモったりしているよ うだが、肝心のナチス・ドイツが当時の日本の自爆テロ型軍国主義(神風テロ リズム)を徹底して蔑んでいたことは殆ど自覚されていない。いつまで経って も、日本は驚くべきほどの西洋かぶれである!(かく言うtoxandoriaも同じこ とを言われそうではあるがwww)。 |