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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜 ☆ 第拾壱巻五回 居場所の変遷 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 2011年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震 (東北大震災)にて罹災した皆様方に心からお見舞い 申し上げます。 居住地の差異の為たまたま罹災しなかった筆者に 出来ます行動は限られておりますが、幾許かが皆様の 潤いに繋がりますならば幸いです。 **** 御機嫌よう。葡萄瓜でございます。 さて、つらつらと綴って参りましょうか。 筆者がインターネットウェブの一遇でちまちまと何か しら書かせて戴く様になってから14年目満了を迎えよ うとしております。 その中で一番大きく変わったのは「腐」の居場所とそ れに対する認識ではないでしょうか。 今回はその辺を筆者の経験を基に振り返ってみたいと 思います。 今でこそ総合掲示板サイトだポータルサイトだSNSだと 横の繋がりをさりげなく強調した環境が整備されてお りますが、筆者が電脳の海に飛び込んだ2000年当時、 腐の世界の基盤となっていたのは数々の個人サイトで あった様に思います。その個人サイトの横の繋がりを 作ったのは同好の士との相互リンクであったり、共通 した傾向のサイトを渡り歩いて足跡なり言葉なりを掲 示板に残して行く常連客であったりしました。 その当時は今で言うBlogと言う概念もシステムも聞か なかった様に思います。日記帳の個々の記事にコメン トを残せるシステムは存在しておらず、そう言う構造 を作りたいならば掲示板或いはお絵かき掲示板を応用 すると言う工夫が必要だった時代。現在の様にBLOGの みを独立した居場所として捉える様な感じの日記帳解 釈は少なくとも筆写周辺の界隈では無かった筈です。 そして、当時を少しでも体感したからこそ伝えたい一 点。 その当時腐女子と言う言葉が一般的であったかと言え ば今日の様に気軽に手軽に遣われる言葉でなかった、 と筆者は感じています。 今にして思えば当時適切な名乗りを探していた人々が とりあえず輸入してきて定着した言葉、それが腐女子 であったのだろうと言う感じです。自虐とかそう言う 部分は当事者よりも外野席側で囁かれていた感じの様 に記憶しています。 そもそもその当時においても腐女子と言う言葉の源泉 についての明言は為されておりませんでした。にも拘 らず昔からある言葉であるという見解は不思議な程一 致している。 居場所によっての体感差は確実にあるでしょう。 筆者はとりあえずこれも体感の一例であると提出させ て戴きます。 そうこうしている内に一部好事家のものであったBlog と言う仕組みの便利さが拡散され、最初はサイトのコ ンテンツの一つ・日記帳に替わるものとして導入され る様になりました。そしてBlogの機能が整備されるに したがって汎用コンテンツ化して来た訳です。 実際楽ではありますね。記事一つ一つが頁にもなり、 また応用すればギャラリーにもなる。そして各々にコ メントを付ける事も可能になった訳ですから。 それと前後して発達してきたのがウェブ拍手であった 様な記憶があります。匿名で拍手を送ると同時に簡略 なメッセージを送る事が出来る仕組みですね。これも 機能が整備されるに伴い、掲示板の用途の一つであっ たゲストブックに相応するものとして認識される様に なって来ました。 そして掲示板は緩やかに緩やかにその役目を終えた様 な感じになってきました。一時花盛りであった無料レ ンタルサービスも潮が引く様にその数を減らしてゆき ました。もっとも掲示板のレンタルが減った一因には スパム喧伝コメントを多数無差別に書きこんで貸借主 のやる気を削いだ業者の存在もあったのでしょうが。 掲示板と共に数が減った感覚を覚えたのは掲示板の機 能に人工知能を加算したお遊びコンテンツでしたね。 管理者独特の方言をあらかじめ生成・設定し、その上 で管理常駐を兼ねた人工知能が学習しつつ独自の世界 を作りあげる『宙』ですとか大喜利感覚のWEBバナナ など、息抜きの名目で実はひっそりメインコンテンツ 化していたサービスのレンタルが緩やかに影を潜めて 行きました。 そして、個人サイトは徐々に情報告知に特化したもの が目立ち始め、作品から拡がる交流と言ったものはお 絵描き掲示板から発展したギャラリーサイトへその役 割を引き継いで行った様な、そう言う感じです。 その進化を上手に活かしきれたならば、また何か回答 が得られるのやも知れません。 取り留めも無く回顧してみましたが、こう言う感じだ ったでしょうか。 ひとつの時代の思い出話です。 さて、此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて戴きま す。次号まで、御機嫌宜しゅう。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ BoysLoveみそひともじ朗詠 http://com.nicovideo.jp/community/co1421231 定例配信:毎月第一月曜日・21:00(午後9時)頃〜 雑談枠:「合切袋のプチ整理」 毎月第三月曜日・21:00(午後9時)頃〜 お時間がありましたらよろしくお付き合いください。 また、2014年1月より『BL夜伽ラヂオ』第二期を配信 致しております。 BL作家紹介放送「BL夜伽ラヂオ」 毎月第二第四水曜日・午後9時(21:00)頃開始。 【4・7・10月は第一第三第五水曜日】 基本は30分ひと枠配信 http://com.nicovideo.jp/community/co1391827 第二期第5回放送は3月12日(第2水曜日)配信予定です。 回顧枠第1回(01回〜04回を振り返る)を配信します。 併せてご愛顧戴ければ幸いです。 ========================= 仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜 第拾壱巻五回 2014.3.10発行 文責:葡萄瓜XQO(ぶどううり・くすこ) http://xqo.ooh.jp/mag/ mail:xqo_gm@yahoo.co.jp :xqosy@aol.com(メールマガジン専用アドレス) 連動BLOG「ショタやおい雑記」 http://xqosy.seesaa.net/ このメールマガジンは melma! http://www.melma.com/backnumber_90840/ Mailux http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3FAB47D02D533 おしらせメールサービス http://www.marine.ne.jp/mm/user.asp?id=75297 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000270330.html merumo http://merumo.ne.jp/00609565.html のシステムを利用して発行させて戴いています。 また独自配信も開始しております。 http://xqo.ooh.jp/mag/d-send.html ご意見ご質問等は上掲メール宛、若しくはサイト内 設置メールフォームよりよろしくお願い致します。 http://xqo.ooh.jp/mag/form/ バックナンバーはサイト内及び各配信スタンドにて 公開しております。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ |