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タイトル:雲は遠くて <94> 25章 東京・FM の サテライト・スタジオ にて (4)  2013/11/18


25章 東京・FM の サテライト・スタジオ にて (4)

「おれはですね…。ロックバンドは、エンターテイメント
(娯楽)としての、楽しみのためと、
スピリット(spirit)的な、生きかたを求めるような、
かっこよくいえば、正義(せいぎ)や愛のために、
やってるのかなって、思うんですよ。あっはっは。
ついつい、理屈っぽいこといっちゃいましたけど、
これからも、ライブやレコーディングとか、
楽しくやってゆければ最高ですよね!あっはっは」

「そうですよね。信也さんのいいたいことは、
ぼくも、わかる気がします。
世の中に向かって、音楽で、正義や愛を、
表現できなかったら、この世は、
おしまいな気がしますよ。まったく同感です!
あっはっは」

オールバックの 渋谷陽治(しぶやようじ)の
陽気なわらい声(ごえ)に、つられて、
みんなも わらった。

「それでは、クラッシュ・ビートの、リード・ギター、
ヴォーカルの、岡林明(おかばやしあきら) さん、どうぞ、何か」

「おれも、水島麻衣(みずしままい)さんと同じように、」
イカした、メロディアスなギターソロのある、
いい作品に、いっぱい、出会えたらなあと思いますよ
それと、ヒットを、たくさん、飛ばせたらいいなと思いますね。
でも、楽しく ライブ やってゆくことが、第一(だいいち)かな」

「ぼくは、岡林さんのギターのファンでもあります。
これからの ご活躍を おおいに 期待しています!
では次に、クラッシュ・ビートの、ベース・ギター、
ヴォーカル、23歳の 高田翔太(たかだしょうた)さん」

「おれはですね。好きなことをやりながら、それで、
お金も稼(かせ)げたらいいかな、って、正直(しょうじき)、
俗(ぞく)っぽいことを思ってます。
たとえ、貧(まず)しくたって、このメンバーとなら、
いつまでも、ロックバンドで、ライブをやりたいですけどね。
はっはっは。そして、やっぱり愛や正義も、大切だよね!
あっはっはは」

「そうですよね。高田さんの気持ちもわかりますよ。
お金って、たくさんあっても、邪魔じゃありませんからね。
つい、俗っぽいことを考えるのが、人間ですよ。
でも、正義や愛を考えるあたり、さすがだと思います!
それでは、ラストは、クラッシュ・ビートのリーダー、
24歳の 森川純さんです。純さんは、ドラムス、
ヴォーカルです。では純さん、何か、抱負などを…」

「そうですね。お金の話が出た、そのついで、
なんですけど…。クラッシュ・ビートも、G ‐ ガールズも、
バンドが 存続している間は、作詞や作曲やその他いろいろな
印税の、クレジット(信用)は、バンドの名義(めいぎ)に
してあるんです。つまり、みんなで、公平に、お金を受けとる
システムにしてあるんです。メンバー全員で、
話し合った結果なんですけどね。あっはっは。

まあ、それはそうとして、このような作品の、ヒットは、
今でも夢のような気分です。これも、リスナー(聞き手)の
みなさまやファンのみなさまのサポート(支援)が
あってこそだと、心から感謝しています。
これからも、クラッシュ・ビートも、G ‐ ガールズも、
良質な音楽活動に、がんばりますので、
モリカワ・ミュージックともども、よろしくお願いします!」

「さすが、リーダーの森川さんです。
たいへん 貴重(きちょう)な、お話をありがとうございます。
そうなんですか、印税とかの クレジットが、
バンド名義ですか。みなさんの仲のよさが、団結力が、
よく伝わってくるような、お話ですよね。
お金の問題で、解散するバンドも多い 昨今ですし…。

さて、では、リスナーのみなさま、お待ちかね!
クラッシュ・ビートの、疾走するような、8ビートの、
とびきり、イカしたナンバー、Angel Rock (ロックな天使)!
お聴きください…」

ーーー

Angel Rock (ロックな天使)  作詞・作曲 森川純

街の あの子に 声かけたら ふられた おいらさ
でも あの子が 大好きさ
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

いつか あの子の 微笑(ほほえ)みは きっと おれのもの
それを 信じて ロックンロール!
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

ああぁ なんで こんな世の中 ばかりが つづくのさ!?
これじゃぁ あの子が かわいそう
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

おれは 気ままな 街のロックンローラ という噂(うわさ)
でも いいさ ロック大好きさ
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

負(ま)けずに 戦い抜いてやるぜ! ロックンロール!
おれは 岩(Rock)に だってなるだろう…
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

いつかは おいらも あの子と 暮らしたいのさ
こんな 愚図(ぐず)な おいらだけどさ
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

あああ なんで 天使のような きみに会ったのだろう
世界の 意味なんか きみがすべてさ!
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

この世界の 儚(はかな)さ 筋(すじ)の通(とお)らなさ
でも、ネバー・ギブ・アップ(Never Give Up)!
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

あの子に 会えたこと そんな奇跡を 信じて生きるのさ
たとえ この世界が 幻(まぼろし)でもね
だって、あの子は Angel Rock (ロックな天使)

そうさ まるで 魔法に かかったみたい なのさ
かわいい あの子が 忘れられない
そうさ あの子は Angel Rock (ロックな天使)だからさ

そうさ あの子は Angel Rock (ロックな天使)
そうさ あの子は Angel Rock (ロックな天使)

おいらは 気ままな Rock 'n' Roller(ロックンローラー)
おいらは 気ままな Rock 'n' Roller(ロックンローラー)

≪つづく≫ --- 25章 おわり---

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