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24章 クラッシュ・ビート、ヒットチャート、上位へ (2) 「ぼくは、グレイス・ガールズのアルバムにも、 衝撃的(しょうげきてき)な 感動(かんどう)を おぼえましたけど、 クラッシュ・ビートのアルバムにも、 またまた、ロックン・ロールの すごいドライブ(疾走)感といいますか、 芸術品のような完成度に、 感動をさせていただきました!」 と、MC(司会者)の、渋谷陽治(しぶやようじ)。 「ありがとうございます!」 スタジオのテーブルで、リラックスしながら、 そんな 挨拶(あいさつ)をする、 クラッシュ・ビートと、グレイス・ガールズ、 松下陽斗(まつしたはると)、岡昇(おかのぼる)の、 11人だった。 「それでは、まず、オープニングとして、 リスナーのみなさまも、お待ちかねですので、 ヒット・チャート、急上昇中の、 クラッシュ・ビートの、最高に明るくって、ポップな、 シングル・ナンバー、 I FEEL TRUE (ぼくが本当に感じていること)を、 お聴(き)きください! そのあと、みなさんのお話を、たっぷりと、 伺(うかが)わせていただきます!」 ーーー I FEEL TRUEI (ぼくが本当に感じていること) 作詞・作曲 川口信也(かわぐちしんや) ぼくが 本当に 感じていることを 話そう きっと 笑(わら)われるかもしれないね 本当のことって 言いにくいものだよね 少年の日を 思い出してみよう 時間など 気にもせず 日が暮れるまで 遊んでいたよね あどけない 少女の きみは テディベアに 頬(ほほ)よせて 幸せそうに ほほえんでいたね きみに 恋していたのだろうか? きみの家の 近くまでいって きみのことを思った 昼下(ひるさ)がり 少年や 少女のころの 日々は 時間も 止まっているかのように 永遠に近く やたらと 長かった ぼくが 本当に 感じていることを 話そう きっと 笑(わら)われるかもしれないね 本当のことって 言いにくいものだよね 少年の日を 思い出してみよう 緑の 草や木は まるで 親友みたいで いつも ぼくらの 遊びの 仲間だった あどけない 少女の きみは いろんなものに アンテナ のばすから 男の子より 全然(ぜんぜん) オトナっぽかったね きみに 恋していたのだろうか? きみがいるから 楽しかったのは 真実さ 毎日の 学校も 心弾(こころはず)んだもの 少年や 少女のころの 日々は 無邪気(むじゃき)と オトナは 笑(わら)うけど いつだって すてきな夢を 見ていたよね ぼくが 本当に 感じていることを 話そう きっと 笑(わら)われるかもしれないね 本当のことって 言いにくいものだよね 少年の日を 思い出してみよう 喧嘩(けんか)して 痛(た)い 思いもあったんだ でも 心まで 冷酷(れいこく)じゃなかったよ 少女の きみは ときおり ふいに ミステリアスな オトナっぽい仕草(しぐさ)して ぼくらを 楽しませて くれていたんだから・・・ きみに 恋していたのだろうか? そんな きみの かわいい 面影(おもかげ)さえも 遠い日の 記憶とともに 消えてゆく・・・ 少年や 少女のころの 日々を だれもが 忘れ去って ゆくんだろうか? 大切にしていた 魂(たましい)と ともに・・・ ぼくが 本当に 感じていることを 話そう きっと 笑(わら)われるかもしれないね 本当のことって 言いにくいものだよね 少年や 少女のころの 日々を だれもが 忘れ去って ゆくんだろうか? 大切にしていた 魂(たましい)と ともに・・・ It is such a thing that I feel true. (ぼくが本当に感じていることはこんなことなんだ) I don't want to lose the soul in the days of the child. (子どものころの 魂を 失(うしな)いたくないってことさ) ≪つづく≫ |