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【1日3分! ハングルプレス】 Vol.113 (通巻136号) 白頭血統 2013_8_16 《政治》
朝鮮日報(8.12)
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北, 공산주의 표현 없애고 김씨王朝 세습 명문화
북한이 지난 6월 헌법이나 노동당 규약보다 상위 규범인 '당의 유일사상 체계 확립의 10대 원칙'을 39년 만에 개정하면서 '백두 혈통', 즉 김정은 일가의 정권 세습을 명문화한 것으로 11일 확인됐다. 북한은 '10대 원칙'에서 '프롤레타리아 독재 정권'이란 말을 삭제하고 '공산주의 위업' 대신 '주체혁명 위업'을 강조하는 등 사실상 '왕조 국가'를 선언했다는 평가가 나오고 있다.
■今日の言葉
・백두 혈통(白頭の血統): 金日成、金正日、金正恩と続く北朝鮮における世襲制王朝の呼称
※「白頭山」というのは、北朝鮮と中国国境にある長白山脈の主峰のことで、中国名を長白山という。
山麓の森林地帯では、日本の植民地時代に金日成をメンバーとする「祖国光復会」がしばしば日本の軍隊と衝突したので、独立後北朝鮮jにおいては社会主義革命の聖地として扱われるようになったことから、金氏一族の血統をこのように呼称させている。
・없애다: なくす
・주체혁명(主体革命): 主体思想による革命
※金日成の名のもとに提唱されている、北朝鮮の原理思想を「主体(チュチェ)」という。
作成に携わった黄長燁(ファン・ジャンヨプ)自体が南に亡命するなど、その時その時の独裁者にとって都合の良い解釈が盛り込まれながら、自力更生論が展開されている。
その思想による革命として第三世界に宣伝されている。
■一緒に訳してみよう!
지난 6월= 直訳すれば「지나다(過ぎる、去る)」の過去連体形なので、「去る6月」だが、それはすなわち今年の6月を意味するので「今年6月」と訳す方が日本語として自然だ。
헌법이나 노동당 규약보다 상위 규범인 = 憲法や労働党規約よりも上位規範である
■対訳
北、共産主義という表現をなくし、金氏王朝の世襲を明文化
北朝鮮が今年6月、憲法や労働党規約よりも上位規範である「党の唯一思想体系確立の10大原則」を39年ぶりに改正し、「白頭血統」すなわち金正恩一族の政権世襲を明文化したものに改めたことが11日確認された。
北朝鮮は「10大原則」の中から「プロレタリア独裁政権」という言葉を削除し、「共産主義の偉業」に代えて「主体革命の偉業」を強調するなど、事実上「王朝国家」を宣言したと評価されている。
■ニュースの背景
北朝鮮は1974年4月に金正日が後継者に内定して以後最高統治規範とした「党の唯一思想体系確立の10大原則」を改正した。
今度は名称を「党の唯一の指導体系確立の10大原則」と変え、内容も序文および10条65項目から、序文および10条60項目に縮小・統合した。
1.「金氏一族」の政権世襲明文化
改正された「10大原則」第10条第1項において、「党の唯一の指導体系をたて事業を絶えず深化させ代を継いで継続せねばならない」とした。
第2項で「わが党と革命の命脈を白頭の血統として永遠に続け…その純潔性を徹底的に守らねばならない」とした。
過去「10大原則」第10条第1項は「金日成首領の指導の下、党中央の唯一的指導体制を確立せねばならない」であった。
第2項は「金日成同志の革命伝統をけなしたり抹殺しようとする反党的行動に対しては、いかなる小さな表現にも反対し堅固に闘争せねばならない」とされていたのみだった。
これは「北朝鮮が『白頭の血統』を強調し、世襲を明文化することで金日成‐金正日‐金正恩につながる家系偶像化を強化することにより、前近代的封建体制であることを自認したものである。
新しい「10大原則」には「錦繻山(クムスサン)太陽宮殿(金日成、金正日遺体保管場所)を永遠の聖地として設け決死保衛する」(第2条)。「白頭山(ペクトゥサン)偉人の肖像画、銅像、映像を入れた作品、お言葉などは丁重に迎え入れ、徹底的に保衛しなければならない」(第3条)という内容も入っており、金正恩一族を「白頭山(ペクトゥサン)の上」と表現した。
また「首領様(金日成)の教示、将軍様(金正日)のお言葉、党(金正恩)の路線と政策を事業と生活の指針とし、信条として全てのものを判断、いつどこでもその要求のとおり思考し行動しなければならない」(第4条)とも規定した。
2.「共産主義」表現弱める
「10大原則」第1条第3項にある「金日成同志がうちたてたプロレタリア独裁政権と社会主義制度を保衛し」という部分を、「金日成同志がうちたて首領様と将軍様が輝かせて下さった最も優れた私たちの社会主義制度を保衛して」に変えた。
金日成主義を、金日成・金正日主義に変えたのと共に「プロレタリア独裁政権」という表現を削除したのだ。
これもまた金氏一族の世襲体制を強固にするための措置と解釈される。
北朝鮮は「祖国統一と革命の全国的勝利のため、社会主義、共産主義偉業の完成のために闘争しなければならない」(第1条第4項)という部分も「祖国統一と革命の全国的勝利のために、主体革命偉業の完成のために闘争する」と変えた。
必ず達成すべき「偉業」として「社会主義」「共産主義」がなくなり、代わって「主体革命」が新しく入った。
これは共産主義理念よ金氏一族の唯一指導体制がさらに重要だという意味と分析される。
また、北朝鮮が全国的勝利を言及したことは対南赤化統一路線はそのまま維持するということである。
3.党幹部牽制条項新設
改正「10大原則」の中で目を引く部分の中の一つが、党幹部を牽制するために新設した条項である。金正恩体制の不安定性をあらわにした大きな課題だ。
第6条には「個別的幹部の職権におぼれ非原則的に行動する現象を徹底的になくさねばならない」という内容が新設された。 また「党の統一団結を破壊して蝕んだ分派主義、地方主義、家族主義をはじめとするあらゆる反党敵要素と同床異夢、陽奉陰違(=見ている前では従順にするふりをするも実際は他の決心をする)という現象を反対して闘争せねばならない」という内容も新しく入った。
また「古い事業方法と作風をなくさなければならない」と規定した第7条では、官僚主義、主管主義、形式主義など排斥せねばならない対象として「勢道【政治上の権力をにぎろうとすること】が追加された。
それと共に第9条では「あらゆる事業を党の唯一指導の下に組織化し、政策的問題は党中央(金正恩)の結論によってのみ処理する秩序と規律を確立せねばならない」とした。
幹部層の弊害を繰り返し言及したことはこれらの体制離反心理と規律弛緩が深刻さを傍証している。
党幹部に事業実績を出すことを強要する部分も新設された。
金正恩が「10台原則」を通じて大規模粛清を予告したことという分析もある。
4.資本主義風遮断への苦心
第4条には「ブルジョア思想」と「事大主義思想」部分を新設して指摘しながら「反党的・反革命的思想潮流に反対し闘争することで金日成・金正日主義の純潔性を守らなければならない」と規定した。
中国や韓国等を通して北朝鮮に自由主義的生活様式が流入することで党幹部と住民たちの意識が変質することを憂慮したと見られる。
5.核武装も明記
北朝鮮は「10大原則」序文で「首領様と将軍様の指導によって核武力を中枢とする軍事力と頑丈な自立経済を備えることになった」と明らかにした。これまで過去には核と関連する内容は入っていなかった。
北朝鮮は昨年4月の最高人民会議第12期第5次会議において憲法を改正し、序文に「核保有国」を明記、今年3月の労働党中央委員会全員会議では核武力・経済発展並進路線を採択している。
■編集後記
「憲法とは、国民のために為政者が順守すべき理念を明文化したものである」
全ての法律は国民が順守するために定められたものである。
よってその法律が憲法の理念に合致しているかと言う妥当性が、存続根拠となる。
ところが憲法は、国民を統治するためのものではなく、為政者が規範とすべきものだ。
少し話が外れるが、「国民でない」ものが憲法云々を口にすること自体なじまないし、ましてや法律を順守しないで改正を訴えることもなじまない。
法理の主張は「日本国民」となってからすべきなのである。
さて「北朝鮮」と「法律」の関係となると、「拉致」、「核」、「ミサイル乱射」」と、日本人にとっては「無法者国家」のイメージが強く、為政者自体に順法意識が無いように映る。
北ではその為政者を規定する憲法の上に屋上屋を設けて、戦前日本の天皇制のコピー作業を進めている。
(C) 2013 copyrights.Miz_OIKADA
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≪著者紹介≫
Miz_OIKADA/大筏瑞彦
現在名古屋在住
ビジネスコンサルタント、マーケットクリエイター
韓国語翻訳・通訳
企業研修・語学講師
講演・執筆
各種営業/販売代理店
朝鮮語専攻
上場企業の韓国現地法人で10年以上代表理事を務める。
韓国にて多くの新規事業を立ち上げ、契約交渉、知財権訴訟など多岐業務に携わる。
大韓民國國技院認定 跆拳道2段
現在経済誌「時局」にてコラム「アジアの鼓動」連載中
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発行者 大筏瑞彦
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