변두섭 회장은 1980년대 음악다방 DJ로 시작해 가수 이진관의 매니저로 음반제작에 나섰지만 실패했다. 그는 이후 예당기획을 설립했고 회사를 2001년 코스닥에 상장시켰다. 이후 예당은 가수 매니지먼트, 음반 제작을 넘어 드라마·게임 제작 등 사업을 대중문화콘텐츠 전반으로 확대했다. 현재 예당엔터테인먼트의 시가총액은 1023억원 규모다.

■今日の言葉

・마이더스 손:　ミダスの手（Midas touch）＝触ったもの全てを黄金に変える能力。

※ミダス＝ギリシャ神話に登場する、プリュギアの都市ペシヌスの王。

また有名なイソップ物語の「王様の耳はロバの耳」は、このミダスを主人公とした後日談でもある。

・음악다방(音樂茶房):　音楽喫茶。

※通常薄暗い店内の一角にガラスに囲われたDJブースを設置し、客がリクエスト曲を紙に書いて申請するとレコードをかけてくれる形態の喫茶店。

８０年代まで韓国の繁華街にはいたるところに存在した。

・이진관:　イ・ジングァン＝1980年TBC「若者の歌謡祭」入賞し歌手デビュー。代表曲「인생은 미완성（人生は未完成）」など。

・나서다:　関与する→携わる、かかわる

・코스닥(KOSDAQ):　米国NASDAQに倣って1996年に作られた、ベンチャーや中小企業の先端技術株中心に取引される、韓国証券取引所とは別の市場。

2005年韓国証券先物取引所が開設された際統合され、同所内でのコスダック部門に属する市場となった。

■一緒に訳してみよう！

매니저로 음반제작에 나섰지만 = マネージャーとして音盤制作に関与したが→マネージャーとしてレコード制作に携わったが

■対訳

「芸能界のミダスの手」　故ピョン・ドゥソプ会長とは？

ピョン・ドゥソプ会長は１９８０年代音楽喫茶のDJから始まり、歌手イ・ジングァンのマネージャーとしてレコード制作にかかわったが失敗に終わった。

彼は芸堂企画を設立し、会社を２００１年コスダックに上場した。

それ以降芸堂は歌手マネージメント、音盤制作を経てドラマ・ゲーム制作など事業を大衆文化コンテンツ全般に拡大した。

現在藝堂エンタテイメントの時価総額は１０２３億ウォンとなっている。

■ニュースの背景

4日藝堂（イェダン）・エンタテイメントのビョン・ドゥソプ(54)会長が自身の事務室で首をくくって亡くなった状態で発見された。

1959年全南・和順（ファスン）の出身で、1998年に80年代のアイドル歌手だったヤン・スギョンと結婚して1男1女をもうけた。

多くのスターを誕生させたことで芸能界の‘ミダスの手’という評判が立った。

■編集後記

藝堂企画には80年代に大人気を博した歌手ヤン・スギョン、チェ・ソンス、パク・カンソン、チョ・トクペなどが所属していた。

現夫人のヤン・スギョンは90年に日本デビューし、フジテレビ系ドラマ「過ぎし日のセレナーデ」の主題歌「愛されてセレナーデ」を歌い、同年の日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得している。

アイドルからムード歌謡まで、当時の韓国歌謡の主流をなす歌手たちが在籍していた。

故人は1992年藝堂音響を設立してソテジ、イ・スンチョル、ジュース、ルーラ、ソリッド、ジェクスキス、イ・ジョンヒョン、ジヌーションなど90年代を代表する歌手のレコードを手掛けた。

特に「난 알아요（ナンアラヨ＝俺には分かる）」をヒットさせたソテジの登場は社会現象にまでなり、既存の音楽シーンを一瞬にして塗り替える衝撃で、現代のK-POPの基礎がこの時に完成した。

またロックバンド「復活」のリードボーカルだったイ・スンチョルは、まもなく芸能生活30周年を迎えるが常に第一線で活躍しており、「RUI」の名で2006年に日本でもデビューしている。

「ルーラ」のリードボーカルだったイム・ジェボムも同様に息の長い活動をしている。

「テクノ女王」の異名をとったイ・ジョンヒョンは、2004年に日本でもデビューし、同年の紅白歌合戦にも出場している。

しかし2000年代に入り、デジタル音源市場の発展に伴うコピーとファイル共有ソフトの氾濫により、レコード市場が壊滅、相当な打撃を受けたことでエンターテインメントとメディアを包括する総合エンターテインメント企業へと会社の方針を変える。

90年代後半のコスダック上場ブームに乗り、強大な資金力を動員してチェ・ジウ、キム・ハヌル、チェ・スジョン、チャン・ジニョン、ファン・ジョンミンなどを擁するになった。

ドラマと映画製作に参入し、映画配給を開始した。

現在の藝堂にはイム・ジェボム、アリ、クッカステンなどの歌手が所属している。

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≪著者紹介≫

Miz_OIKADA/大筏瑞彦

現在名古屋在住

ビジネスコンサルタント

韓国語翻訳・通訳

企業研修・語学講師

講演・執筆

各種営業/販売代理店

朝鮮語専攻

上場企業の韓国現地法人で10年以上代表理事を務める。

韓国にて多くの新規事業を立ち上げ、契約交渉、知財権訴訟など多岐業務に携わる。

大韓民國國技院認定　跆拳道2段

現在経済誌「時局」にてコラム「亜細亜の鼓動」連載中

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