メルマガ:仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜
タイトル:仇花の記憶 13/04/10 286号  2013/04/10


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜

第拾巻七回  「前菜」を味わう
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2011年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震
(東北大震災)にて罹災した皆様方に心からお見舞い
申し上げます。
居住地の差異の為たまたま罹災しなかった筆者に
出来ます行動は限られておりますが、幾許かが皆様の
潤いに繋がりますならば幸いです。

****

御機嫌よう。葡萄瓜でございます。
さて、つらつらと綴って参りましょう。

今回は筆者も少々手を染めております、BL作品のレビ
ューから考えを転がしてみたいと思います。

筆者はかつてBL作品のレビューに対し、余り良い感情
を持っていませんでした。
それは率直に言うとレビュー自体に、と言うよりは風
潮と言うものに対しての嫌悪感だったのかも知れませ
ん。
読者であると言うだけで作品を情け容赦無く貶める事
を許されている、と思い込んでいたと思しきレビュー
公表がかつては多かった記憶があります。個人にせよ、
あるいは合評にせよ。
それらは「毒舌」と言う評価の下容認されていた訳で
すが、筆者は正直苦手でした。
何故ならばそこには一つの価値観しか許されていない
様な空気が濃厚に漂っていたからです。ぶっちゃけて
言えば、粗探しこそ美徳と言う価値観が優先されてい
た感じでした。
確かにツッコミを求める読者にとってはそう言うレビ
ューは有用かも知れません。しかし、BL作品を心持の
頓服にしたい人にとっては余計にささくれを増やすだ
けの作用しかなかったのではなかろうか、と。
ある程度の揺るぎなき物指・共有認識があった上での
酷評の共有なら筆者も失望しなかったでしょう。しか
し、酷評の多くは個々のその瞬間の感想をあたかも公
的な共有認識にすり替えようとするものでして…。
レビューを読んだだけでお腹一杯と言う状況もあった
と言うのは多分否めません。前菜だけで知った気にな
られてはメインディッシュである作品も立つ瀬がない
かと。

そう言う筆者が今現在細々ながらもBL作品のレビュー
に手を染めているのですから面白いものです。
理由は簡単です。作品を愛し慈しむ公開レビューの割
合が段々と増えたからです。酷評の質も理念ありきの
ものに変わって来た様な感がございます。
もちろんレビュアーも人間ですから様々な個性が共演
しています。だからこそ面白いと筆者も感じています。
筆者は感想を書くと言うよりは情報を挟みたいと言う
姿勢のレビュアー擬きでしょう。それでも酷評はすま
いと心掛けてはいます。どこかに何か回避路が出来る
様にとは心掛けています。その作品が筆者の肌に合わ
なくても他の方の肌に合う可能性が未知数にあるから
です。
せめてもの架け橋の一助として。そして、作品と言う
メインディッシュを引き立たせる為の前菜を少しでも
軽やかで出来の良いものにしてみたく。

さて、様々な考え方は有ろうかと思われますが敢えて
一言蛇足を。
レビューに販促的要素は籠められるべきか。

筆者は否と考えます。それは書店店頭POPあるいは帯の
役割でしょう。そしてそれらには対象書籍に対する適
切な評価も又必要かと。非BL書籍にBL要素を匂わせる
POPを付して販促を促そうと言う愚行は重々避けるべき
と一消費者として筆者は考えます。
閑話休題。
その販促云々の一点だけ除けば特に大した作法は無い
と筆者は愚考します。あとはレビュアー個々の書籍と
の対峙姿勢が問われるだけでしょう。
作品を出汁にして自分語りに終始すればそれなりの反
応が残りましょうし。
作品を語るという事は少なからず自分の内面を出す事
にも通じます。そこの匙加減の左右がレビューそれぞ
れのツボになるのではなかろうか、と。

さて、此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて戴きま
す。次号配信まで、御機嫌宜しゅう。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

以下喧伝です。

BL夜伽ラヂオ http://com.nicovideo.jp/community/co1391827
筆者【ぶどううり・くすこ[葡萄瓜XQO]】の独り
体制になっての再開しております。

今後の配信時間:
毎週水曜日21:00(午後9時)頃〜

お時間が合いましたらお立ち寄りください。

=========================
仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜
第拾巻七回 2013.4.10発行

文責:葡萄瓜XQO(ぶどううり・くすこ)
http://xqo.ooh.jp/mag/
mail:xqo_gm@yahoo.co.jp
連動BLOG「ショタやおい雑記」
http://xqosy.seesaa.net/

このメールマガジンは
melma! 
http://www.melma.com/backnumber_90840/

Mailux
http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3FAB47D02D533

おしらせメールサービス
http://www.marine.ne.jp/mm/user.asp?id=75297

まぐまぐ
http://www.mag2.com/m/0000270330.html

merumo
http://merumo.ne.jp/00609565.html

のシステムを利用して発行させて戴いています。

また独自配信も開始しております。
http://xqo.ooh.jp/mag/d-send.html

ご意見ご質問等は上掲メール宛、若しくはサイト内
設置メールフォームよりよろしくお願い致します。
http://xqo.ooh.jp/mag/form/

バックナンバーはサイト内及び各配信スタンドにて
公開しております。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。