★執筆業
株式会社時局社発行の月刊ビジネス雑誌「時局」6月号(5月7日発行)より、「アジアの鼓動」というコーナーを数名で担当することになりました。
新聞・雑誌の執筆をお引き受けします。
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★韓国語レッスン
私は初心者を3か月で韓国語スピーカーにできる語学講師です。
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★ビジネスコンサルティング
モノづくり産業必見!
韓国機械展(KOMAF2013)出展のご案内
当方が出展者とりまとめの窓口業務を行っております。
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前号の編集後記を、今回増刊号にしました。
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【1日3分! ハングルプレス増刊号】 Vol.19 (通巻123号) 8度の38度-2 2013_4_7 《政治》
中央日報(4.5)
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本文は前回配信しました。
■編集後記
日韓ワールドカップ決勝戦を1日後に控えた2002年6月29日、西海延坪島海上において北朝鮮警備艇が先制奇襲砲撃する形で「西海交戦」は始まった。
北方境界線(NLL)を戦闘地域化するための北朝鮮による武力挑発だったが、この交戦過程で韓国側の6人の若い将兵たちが犠牲となり命を落とした。
発端は3年前だった。
金大中政権下の韓国で、やはり北の奇襲による「黄海交戦」が同地域において勃発、この時は装備に勝る韓国側の圧勝に終わった。
後に国防部は1999年を第一、2002年を第二「延坪海戦」という呼称に統一した。
「西海」、「黄海」同じ朝鮮半島の西側の海をさすが、中国の黄河が流入することで土砂の色によって黄色く染まることからきている「黄海」という言い方よりも、時の流れとともに「西海」という言い方を使う場合が増えてきている。
韓国では初の受賞となる「ノーベル賞」を、現代グループから5億ドルを送金したことで、2000年に訪朝して金正日との面談を取り付け、「平和賞」受賞につなげた金大中大統領の「太陽政策」の最中だった。
大統領は「確かに北による侵略行為ではあるが、金正日が指示したかどうかは分からない。」などという理由をつけてこの時は北に対しまともな抗議すらしなかった。
「第2の建国」を掲げ国内インフラを整備、IMFプログラム体制から脱却し、韓国企業を国際競争力のあるところまで成長させた功績や、日本文化開放を段階的に進め輸入先多辺化品目(貿易黒字であっても、ほとんどの工業部品を日本から輸入していたため対日貿易赤字が深刻だった韓国が、日本企業の市場参入を阻んで国内企業の育成を図るとともに、他国からの輸入を奨励した輸入規制)の大幅緩和など対等な日韓関係を目指す姿勢は大変立派なものだと思える。
しかしその反面、今日の核およびミサイルの開発とそれに伴う挑発の原点となったのは、金大中による国家破たん直前だった北朝鮮にたいする支援が原点であり、この時の「黄海交戦」が北による南侵挑発の契機となった。
北側から「黄海交戦」を見た場合、様子見にジャブを繰り出してみたところ、予想以上に強烈なフックがカウンターとなって帰ってきた形となった。
ここで南はひるんだ相手にワン・ツーを打ち込んで、「どういうことだ!」と相手側に乗り込むくらいの勢いを見せておかなければならなかったのだが、金大中はさらなる従北姿勢を見せてしまい、仕返しの機会をうかがっていた北によって任期最終年に「西海海戦」を引き起こされた。
一度目はノーベル賞が、二度目はワールドカップの成功が掛かっている最中だ。
「晴れの舞台」を成功させたい韓国は、「何も出来まい」と踏んだ狡猾な北朝鮮に足元を見られていた。
ワールドカップでは、市庁前大広場を埋めつくす何万という赤いTシャツの応援風景が、繰り返しニュースなどでも映し出された。
第2延坪海戦が起こる2週間前の6月13日、 京畿道楊州郡(現:楊州市)で女子中学生2名が米第2歩兵師団装甲車に轢かれて死亡する事故が発生した。
米軍キャンプ内で軍事法廷で開かれ、起訴されていた兵士2人に無罪評決が言い渡された。
これに怒った市民らは11月26日に最初の集会を開いた。
ワールドカップでよく見られた市庁前に集まる群衆の光景が、今度はロウソクデモにとってかわった。
この事件は、韓米政府間の地位協定の見直しにまで発展、同年12月に行われた大統領選挙で、反米ムードの波に乗った左翼陣営の盧武鉉が、当初優勢を伝えられていた金泳三の流れをくむ保守派の李会昌(イフェチャン)を僅差で破って当選した。
軍部の最高指導者にして、領土保全の最高責任者である盧武鉉大統領は、北を刺激しないことに努め、毎年執り行われる亡くなった若い兵士たちの追慕式にも一度として姿をみせていない。
最前線で北朝鮮と戦って名誉の戦死を遂げた将兵より、 在韓米軍の交通事故で犠牲になった少女の方が「英雄」としてもてはやされるのだ。
国を守って息子を北朝鮮に殺された兵士の家族は、このような大韓民国を見捨てて米国に移住を決めたことが後日ニュースでも取り上げられた。
一方でこの件とは全く関係のないはずの北朝鮮で、2003年4月、北朝鮮の平壌牡丹峰第1中学校は、死亡した2人の学生を名誉学生としている。
盧武鉉政権下での韓国内ではこうして反米従北ムードが蔓延し、現在「江南スタイル」が話題のPSYが、02年には在韓米軍反対集会で米軍装甲車の模型を投げ捨てるパフォーマンスを行っていた。
さらに04年には「イラク人を拷問して殺した米軍とその家族に苦痛を与えてゆっくり殺せ。」という内容のラップを反米集会で何度も歌った
ラップの内容:
「이라크의 포로를
마구 고문한
똥축 늘어차의
서양 남녀들!
イラクの捕虜を拷問しまくったくそったれ西洋男女ども!
고문시킨 서양 남녀들의
딸(아가씨)나 어머니나 신부나
아버지도 전원 죽여라!!!
拷問した西洋男女どもの娘や母や新婦や父親も全員殺せ!
천천히 느긋하게 죽여라!! 괴롭게 죽여라!!!」
ゆっくりとじわじわ殺せ! 苦しませて殺せ!
余談ではあるが…
この歌手は12年末には米国で、31回目を迎えるTV番組「クリスマス・イン・ワシントン」において、出演したオバマ大統領夫妻が同席するなか、8年前とは打って変わり、「オッパはクリスマススタイル」などと言って大統領を持ち上げた。
また韓国内で政治的パフォーマンスを繰り広げてきたにもかかわらず、今年の大統領就任式典では、思想的には政敵にあたる朴槿恵のために記念公演を行っている。
韓国では「日本海」の事を「東海」だと主張している。
日本人から見たら、日本の西側にある海を「東海」などと表現されるのは当然受け入れられない。
それなら「黄海」も「西海」だと国際舞台で訴えるのかと言えば、そういうことはしない。
自己中心的な主張はあくまで日本に対してのみ行われる。
金大中の時代までは西海岸上の出来事は「黄海」上でのという表現をすることが多かった。
日本人から見たら、「中国にすり寄る事大主義の残滓」に思えたこの表現も、現在ではだんだんと「西海」という言い方が幅を利かせるようになってきた。
この西海ではその後、2009年に大青島の近海で銃撃戦を引き起こされている(大青海戦)。
さらに、2010年3月26日北による韓国哨戒艦「天安」沈没事件では、乗組員104名のうち46名が行方不明になった。
そしてその半年後の2010年11月23日 、韓国の海兵隊員2名、民間人2名が死亡、海兵隊員16名が重軽傷、民間人3名が軽傷を負う大延坪島近海での朝鮮人民軍と韓国軍による砲撃戦が勃発した。
この時朝鮮人民軍が北方限界線(NLL)を越えた大延坪島に向けて突然、砲弾約170発を発射、90発が海上に落下し、80発が同島に着弾した。
常に瀬戸際外交を繰り返してきた北朝鮮にとって、核兵器とミサイルの完成は、金正日が生前悲願としたものだ。
本人の死後、だれもその遺言に異議を唱えることはできない。
北朝鮮内部には現実的な改革開放派と守旧的な強硬派の勢力争いがあるようだ。
改革路線の金正男が入国禁止状態にあり、本人の資質はどうあれ、後任に正恩を押し立てた正日の亡霊に操られた強硬派によって、今日の緊張がもたらされている。
20年前の4月9日は、金正日が国防委員長に就任した日だ。
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≪著者紹介≫
Miz_OIKADA/大筏瑞彦
ビジネスコンサルタント
韓国語翻訳・通訳
企業研修・語学講師
講演・執筆
各種販売代理店
朝鮮語専攻
上場企業の韓国現地法人で10年以上代表理事を務める。
韓国にて多くの新規事業を立ち上げ、契約交渉、知財権訴訟など多岐業務に携わる。
大韓民國國技院認定 跆拳道2段
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