メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:民自野合「野田⇒安倍」傀儡禅譲式&メディア維新お祭り総選挙・・・(2/2)−2  2012/11/21


■[暴政]民自野合「野田⇒安倍」傀儡禅譲式&メディア維新お祭り総選挙で脱
原発放棄を選択させられる日本国民(2/2)−2
 
<注記>お手数ですが、当記事の画像・動画は下記URLでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20121120
 
・・・以下は、NHKスペシャル|原発事故調 最終報告〜解明された謎 残され
た課題〜http://urx.nu/2usM より転載/(1/2)からの続き・・・

 
<注記>・・・当部分は、(1/2)の再録・・・
 
コトの真相はともかく、司会担当の森本健成アナウンサーが破廉恥罪の主人公
となっているため、当番組の再放送やアーカイブでの利用は不可能になるので
はないか、と思われる。その意味でも、このスクリプト記録は貴重である。
 
また、この番組で浮き彫りとなった、今後も絶対にやるべき持続的調査と4号
機問題(超危険な使用済み核燃料の保管対策/万一、これが過酷化すれば日本
列島全滅のリスクに繋がる!)などへの根本かつ抜本的な緊急対策は、野田総
理の<フクシマ収束宣言のウソ>と<曖昧ゼロ原発政策>の下で、東電等電力
各社、加えて野田政権自身と規制庁・同委員会を含む原子村側によって殆ど無
視され、放棄され続けてきた!今、野田政権⇒安倍自民党政権へとパペット役
の<禅譲>を謀る、善良な国民騙しの総選挙が行われようとしているが、もっ
ぱら中身のない極右第三極への期待を煽り立てる主要メディアによって<脱原
発からの争点外し>プロパガンダが堂々と行われつつある。
 
なお、当事件については、これが単なる冤罪ならず<組織に対し其の所属員の
油断と隙を突き見せしめで上手く利用した>という説もある!これは、あり得
る鴨!当説によれば、中立・公正、適切批判力、好感度&広く一般への影響力
大な人物ほど利用価値あり、となるから恐ろしや!(⇒NHKキャスター森本
健成氏逮捕について(神州の泉)http://urx.nu/2xiM hanachancause2012.
11.18 16:17)
 
・・・
 
(4/4)【癒着・が生んだ規制の骨抜き】
 
ナレーション(伊東敏恵NHKアナウンサー)
 
政府、国会、民間、3つの事故調は、規制機関と電力会社の安全対策が不十分
だった原因について追及しました
 
「とりこ」の関係
 
「もたれあい」
 
その結果、過去に安全対策を見直す機会が何度もあったのにもかかわらず、先
送りにしてきた事実が、浮かび上がりました
 これは、3つの事故調が指摘した規制や調査の先送りを年代順に並べたもので
す。
 
・・・年表、省略・・・コチラを参照乞う  ⇒ http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20121120

 例えば、1980年代の末 過去の大津波の調査に乗り出すべき機会がありなが
ら 検討を先送りしています アメリカ同時多発テロのあとには原発で過酷事
故が起きたときの対策をアメリカから学んだにもかかわらず生かそうとはしま
せんでした
 
このように原発の安全対策を強化するチャンスが少なくとも23回もありながら
先送りされてきたのです その中には(2006年 IAEA基準の避難対策) 事故
が起きた際の、新たな避難対策も含まれていました
 日本では、大規模で長期間に及ぶ避難対策がなかったため住民は、今回、大
きな混乱に陥りました
 
実は、IAEA、国際原子力機関が示した避難対策をもとに日本でも新たな対策
が、原子力安全員会で検討されていたのです しかし、その動きに、「原子力
安全・保安院が横やりを入れた」と報告書は指摘しています
 
政府事故調
 「現行の(EPZにおける)防災対策が不十分であるとの認識を与えることとな
り、原子力安全に対する国民の不安感を増大するのではないかといった強い抵
抗があった」当時の原子力安全・保安院委員長、広瀬研吉氏の発言です
 
政府事故調
 「JOC臨界事故への対策が一段落するなどして、ようやく、国民が落ち着い
たときに、なぜまたあえて、そのような議論 をして、国民を不安に陥れるの
か、寝た子を起こすな」
 
政府事故調
 「防災指針にPAZ(予防的措置範囲)は書き込まないこととなった」
 
新たな対策を提案していた、原子力安全委員会も 保安院を説得しようとはせ

 住民を安全に避難させるための国際 基準の導入は先送りされたのです
 更に、3つの事故調が重要なポイントとして指摘しているのが 電源対策
(1993年 安全設計審査指針検討会)の先送りです
 福島第一原発で起きた、メルトダウンの発端は電源が失われ、通常の手段で
の冷却が、行えなくなったことにありました
 
実は20年前、原子力安全委員会では全ての電源を失ったときの対策を、規制に
盛り込むことが。話し合われました その場には、東京電力と関西電力の社員
が出席していました
 電力会社からは、「そのような対策を規制へ反映することは、行き過ぎだ」
と、反対意見が出されます
 すると、原子力安全員会は、電力会社に対し今後も『30分程度』で問題ない
という(中長時間のSBOを考えなくて良い)理由を作文してください」と依頼
したというのです
 
規制をしない理由づけを規制される立場の電力会社に作らせるというあっては
ならないなれ合いが、まかり通っていたのです
 
国会事故調
 「(全電源喪失に関する)規制化は行われなかった」
 
結局、全ての電源が失われても、重大事故に至らないための規制は先送りさ
れます
 国会事故調の報告書は、こう、結んでいます
 
「もし、規制当局と事業者の双方が安全第一に徹し、必要な備えに怠り無きを
期していれば、十分に「防ぎ得た」災害である」
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 安全、安全と言っていたこの裏で、こんなことが行われていたのかと
 こう、怒りを覚えた方も多いと思うんですが
 あの、民間事故調の報告書でも、北澤さん、この規制の在り方については、
ふれていますよね、問題視していますが
 
北澤宏一 (民間事故調委員長)
 はい、そうですね あの、日本では、空気を読む そういう風土というよう
なものが
 こう組織の中に、下手をすると、正義よりも組織の方が重要といった
 そういった雰囲気を作っていた面があるかと思います
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 空気を読むって、ふつうは、いいことに使いますけれども そこがいけない
わけですね
 
北澤宏一 (民間事故調委員長)
 ふつうの社会ではいいんだけれども こういう非常に危険な原子力を扱うよ
うなそういう規制と それから推進する側との間に、空気を読むようなそうい
う部分に
 相手の都合を考えてやっていくようなことではいけないということがあった
はずなんですね
 あの、日本では、もうひとつ「安全神話」というものがあってですね 100%
安全なものに、これ以上の安全はないといったような自縄自縛状態になってし
まって「改善」と言い出すことが規制側にも、もうそれ以上のことを言うって
いう勇気がなかったそういう面があったかと思います
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 まあ、当然、非常に根深い問題ですが このままでいいわけはありませんよ

 とすると、いったい、どうすればいいのかっていうの ぜひ、みなさんか
ら、お聞きしたいんですが
 黒川さん、例えば、その、海外との関係からいくと、どうなんでしょうか
 あの、これ、わたしどもは、あの「規制のとりこ」という言葉で表しました
けれども
 
黒川清 (国会事故調委員長)
 まあ、政府はですね、国民のために、いろんなところを規制しなくちゃなら
ないっていうことがありますよね
 
ところが、規制される側の方が まあ、専門的な知識とか、いわゆるそうい
う話で、だんだん知識が増えてくると どうしても規制する側が、規制される
側にどんどん引っ張られてしまって 先延ばしにしてしまう さっきから出て
いますよね そういう関係ができてしまうのを「規制のとりこ」と言いまして
 これは日本に特有だというわけではなくて国の、まあ、 政府の失敗だという
ふうに一般に考えられていますけれども そういう関係ができあがっていたと
いうのを
 いろいろな調査の、あの、事実としてですね、作り上げながら、これを書か
していただきました
 
それを常に先延ばしして、両方に都合がいいこと これは、そのほかにも都合
のいいことがいろいろあるので それをついつい先延ばして、国民の安全第一
という話が、どっかにすっ飛んでたというところに
 こういうことが起こってしまったんですね まあ、そういうのが、規制のと
りこですし
 こういう意味では、この、国会、今度、わたくしどもは国会から初めて、憲
政史上初めてということで、委託をされていますので
 
まあ、これは、国民の代表である国会議員の、立法府ですから
 まあ、こういう意味では 国会による、いろんな原子力政策も規制もしっか
り監視してくださいという7つの提言に 至ったというのは、そういう意味でぜ
ひ、国民の人にも知ってもらいたいなあと思っています
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 柳田さん、規制する側とされる側っていうのは、どうあるべきなんでしょうか
 
柳田邦男 (政府事故調委員)
 これは、あの、規制機関、今度、新しくできますけれど、規制庁という形で
ね  で、これは、三条機関といって、非常に独立性の強い、法律の裏付けをも
った独立性の強い組織になるわけですが ただ、問題は「仏作って魂入れない」
っていうのは、ダメで
 どうやったら魂が入るかっていうと これはその長になる人 と委員とが、こ
れから、2年、3年とたつ間にどういう実績を積み上げていくか そして、実際
のそのスタッフがですね
 どれだけの技術的な知見や、あるいはそのそういう審査をする眼を持ち そ
して、実質的に業界との癒着のないような
 本当に住民の視点に立った、安全っていうものを最優先する規制の業務を遂
行していくか
 そういう中で作り上げていくものだと思うんですね
 
これは、規則やルールだけではできない やっぱり、人物、人々が、スタッフ
が、それを作っていくという そういう文化を根付かせるっていうことで初め
てできていくもので
 で、これは、あの、交通機関、航空とか鉄道とかね、30年かかって今の運輸
安全委員会に到達したわけです それを、少なくとも、5年以内に達成するく
らいの
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 原子力の分野でも作り上げていかなきゃならない
 
柳田邦男 (政府事故調委員)
 そういう文化を作っていかなきゃならない
 
根元良弘 (NHK原子力担当デスク)
 国民の中に、待ったなしっていう感じがありますよね そんなに時間をかけ
てられないんじゃないかって
 
柳田邦男 (政府事故調委員)
 それから、先ほどの図で示しましたけれど こちら(事業者・行政の視点)
から見るだけの規制では、どうしても見逃しがちになる こちらから(被害
者の視点)ですね
 規制機関も自らがそこに住んでいる住民の一人だ あるいは、自分の家族が
そこに 住んでいたらっていうような そういう視点で、本当に大丈夫かって
 こういう眼をもって見ることがですね 規制の中身を実体のあるものにして
いくものだと思うんですね
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 はい では、調査を続けてきて、いったい、今後にどんな課題が残されてい
るのか、というのをお聞きしたいんですけれども、 北澤さん
 
北澤宏一 (民間事故調委員長)
 はい、まず、一点なんですけれども あの、情報の伝え方を国は、どういう
ふうにすべきか、ということを平時からきちんと考えなくちゃいけないと
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 情報の伝え方
 
北澤宏一 (民間事故調委員長)
 スピーディーの問題、放射線量の問題
 あるいは、海外に事故のことをどうやって伝えるか メルトダウンは起きて
いたのかっていうことですね いろんなことが、今回は、情報の伝え方を失敗
したために 国は、かなり人気を失ってしまったというようなところが あっ
たかと思います 国民は不安になってしまった、かえって
 だから、これを普段から考えると、そういうことを、まず、アレするという
ことと それから、もう一つはやっぱり、 国としての危機管理のやり方です
ね それをマニュアルなんかが、ちゃんとできていなかった ただ、それを今
のうちにきちんと考えるっていうことが 今回の非常に大きな教訓だと思いま

 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 平時から、ということですね
 
北澤宏一 (民間事故調委員長)
 はい
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 黒川さん
 
黒川清 (国会事故調委員長)
 あ、実はですね、この事件は、日本は経済大国であり、科学技術先進国です
から みんな、びっくりしたわけですね で、これが、全てのネットとか、テ
レビ
とかいろんなことでこの十数カ月、世界中がウオッチしているんです
 で、そういうような意識が、まあ、行政当局も それから、まあ、東電もそ
うですけど、全ての関係者が
 
そういう気持ちを持っていたでしょうか
 で、その、あれだけの避難者を出していて どういう対策を採ったかって、
みんなが見てるんです
 で、これそのものが、国の信頼の欠如になっていくということで、国会の事
故調は、7つの提言と言いましたけども 例えば規制当局は、国会が常に監視
するような委員会を作ろうと さっき言ったような、使った、あの、燃料棒は
どうしようかっていったら
 このような独立した調査委員会を作って、それについての政策を出してもら
おう
 というような幾つかの提言をしてありますので
 
その一つ一つを、国民が、自分で選ぶ国会議員に託すということがすごく大事
なので
 ぜひ、そのような認識を広げていきたいなと、思っております。
 
根元良弘 (NHK原子力担当デスク)
 
まあ、政府の事故調査検証委員会、報告書で、一里塚という言葉を使っていた
と思うんですね
 
畑村陽太郎 (政府事故調委員長)
 うん、うん
 
根元良弘 (NHK原子力担当デスク)
 まだまだ残された課題、多いと思うんですけれど
 いかがでしょうか
 
畑村陽太郎 (政府事故調委員長)
 はい、あの、こういうことを調べたい こういうことを知りたいっていうこ
とが、たくさんあったんですが やれなかったことがたくさんあります
 
で、それのいくつかをあげますと 例えば、なぜ、こういう設計になっていた
んだろうかって考えると 技術の来歴のようなものを、きちんと調べないとい
けないということがあります
 
それから、例えば、メルトダウンが起こったっていうけど それは、いった
い、どこでどんなふうに進行していったのか それから、水素がどんなふうに
発生したのか
 
さらに圧力容器の中から、格納容器に、格納容器から外部へどんなふうに漏れ
ていったんだろうか、ということを シミュレーションでやるっていうんでは
なくて
 
もっと、実物に近い格好で、再現実験をして考え方が正しいかどうかを 検証
するというような ものすごく大変な実験をやり残しています
 
やりたいと思ったけど、できませんでした こういうのはぜひ、次の機関がや
ってほしいというふうに思っています
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 次の機関っていうのは?
 
畑村陽太郎 (政府事故調委員長) はい、あの、これは、調査を継続し、それか
ら、これを明らかにするための機関ですから 規制庁がやるのか、もっと違う
ところに、それを委託してやるようなことになるのか やり方は、わたくしに
は今わかりません
 
でも、次に、こういう活動をやり続けるということが、非常に大事だというふ
うに思っているんです
 
根元良弘 (NHK原子力担当デスク)
 原子力の安全の根幹にかかわっていると思うんですよね あの、どうですか、
柳田さん
 
柳田邦男 (政府事故調委員)
 で、まあ、そういうものと並行して その、住民の被害とは一体何なのかっ
ていうことを
 全容を解明することが、とても大事だと思うんですね
 
例えば、あの、災害関連死といって あの、今まで、こう平穏に過ごしていた
村から引き離されるように避難したがゆえに病気が悪化して亡くなったという
災害関連死が数百人にのぼってんですよ。
 
で、まあ、津波で避難したっていう方を合わせると、761人が福島県内で既に
亡くなっているんですけれど その災害関連死の大半が原発被害者なんですね
 
で、そういうことを考えると、それは 761の悲劇が みんな個性を持った悲劇
が、同時に起こったと考えればいいんで  そうすると、被害いうものの深さ
っていうものがみえてくる  それは農地が使えなくなって、これからどうや
って生きていくかとか 家畜を手放してこれからどう生きていくかとか
 
あるいは、子供の育て方をどうするかとかですね  もうさまざまな問題が、
放射能汚染によって起こっているわけですね
 
この全体像をつかむのには 医学、精神医学、あるいは社会学、社会心理学、
心理学
 さまざまな分野の総力をあげての、調査をですね 2年、3年かけてやらない
と全体がつかめない これは不可欠なことだと思うんですね
 
これだけ歴史的な大きな事件を教訓としてこの国の在り方に投影していくた
めには、そういう調査が必要だし これ、行政(が)やるのは無理でしょう
けど
 ただ国家はですね、そういう枠組みを作って、予算をつぎ込んで そういう
特別な組織をつくってやるべきだと思うんですね
 
たくさんの報告書の膨大な資料が出ましたけれども
 
これは一つのある意味で出発点だと思って これを素材にしてさらに なぜ行
政はこういう考え方をするのか なぜ事業者はこういう考え方をするのか な
ぜ技術者はこういう考え方をするのか
 その分析はこれから、いろんな専門家がやっていくための素材が今、そろい
ましたっていう、こういう段階だと思い ます
 
森本健成 (NHKアナウンサー)
 はい、みなさん、今夜はどうもありがとうございました
 
今もありましたように、報告書が出ても、そこで示された多くの教訓や提言、
実行に移さなければ、意味がありません 政府や電力会社には真摯(しんし)
な対応が求められています
 そして、いまだに残る多くの課題や疑問 これを解決するための調査を、さ
らに続けていかなければならない報告書は強く求めています。
 
おしまい

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