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タイトル:どや顔(*^_^*)まとめ 8号  2012/10/27


お題 後味の悪い話『安達ヶ原の鬼婆・魔女の家・セブン』その2

654: 本当にあった怖い名無し:2012/10/21(日) 23:24:27.11 ID:lyM/3XDR0
最近公開されたフリゲの「魔女の家」 
13歳の少女、ヴィオラが猟師の父とはぐれて森の奥の魔女の家へ迷い込み、魔法で館へ閉じ込められる。 

家の奥へと進む途中に読める日記によると、
魔女は病気でこの家から出られず孤独に過ごしており、もう先が長くないらしい。 
途中、骸骨や絵に襲われたりしながら謎を解いて、館の最深部、魔女の部屋へ辿り着くと 
目と下半身を潰され、テケテケ状態の魔女が姿を現す。

魔女は健康なその身体と交換してくれ、と逃げるヴィオラを追いかける。 
魔女の手から逃れ、館の外へ脱出するとヴィオラを捜索している父と再会。
追ってくる魔女を父が猟銃で撃ち殺してEND。 



655: 本当にあった怖い名無し:2012/10/21(日) 23:24:57.53 ID:lyM/3XDR0
だけど以上のエンディングはある真実が明かされていない。 
魔女に追われて館を出る際にあるアイテムを入手すると、エンディングが変わる。 

魔女の手を逃れ館の外へ出るヴィオラだが、その後を追う魔女に対して初めて口を開く。 
「しつこいな、いい加減あきらめたら?私を殺すなんて無理。ここは私の家なんだから」 
魔女に冷たく言い放つヴィオラ。続けて真相が語られていく。 

病気の身体で愛されることも知らず孤独に過ごす魔女のエレンの元へ、心優しい少女、ヴィオラが訪ねてくる。 
2人は友達になるがある時、魔法を使い一日だけという約束事で身体を入れ替えることになる。 
だが約束を破り、ヴィオラへ身体を返さないエレン。 

ヴィオラ(in魔女の身体)は身体に残されていた魔女の力を使い、
ヴィオラの姿をしたエレンを館へ閉じ込める。→ゲームの最初へ。 
なのでプレイヤーが館から逃がそうと動かしていたキャラクターは実は魔女。 
館の住人(?)が脱出に協力的なのも、プレイヤー=魔女だから。 

「これからは私が代わりに愛されてあげる」 

ヴィオラの姿をしたエレンは脱出の途中で手にしたナイフをぼろぼろの魔女の身体へ突き立て、
館へ背を向けるとヴィオラの父が探しに来る。 
瀕死の魔女(の姿をしたヴィオラ)は愛する父へ助けを求めるも「化け物め!」と無残に猟銃で撃ち殺されてEND。 
セリフなんかはうろ覚えですが。 



662: 1/4:2012/10/22(月) 12:59:01.97 ID:gWjVX3xv0
SFCのロボットアクションゲーム「超攻合神サーディオン」 
企画をガイナックス、メカデザインがカトキハジメ、音楽は田中公平とアニメ好きなら「おぉ!?」と思うような豪華スタッフのゲーム 
だがストーリーが結構後味悪いので書かせてもらう 既出だったらすまない。あと長い 

遙か太古、太陽系第四惑星「火球」には三つの文明「超精神」「超科学」「超自然」が存在し互いに争っていた 
そんな時に突如として謎の「機械化惑星」が空間転移で現れ、
機械生命による攻撃を受け三文明は滅亡寸前に追い込まれる 

ここに来て三文明は協力し、各々の文明の力を結集した
究極兵器「サーディオン」を7機建造し、機械化惑星との決戦に挑む 
だがサーディオンが突入した機械化惑星は再び空間転移し、サーディオンと共に消滅した 

こうして平和が訪れた「火球」の三文明は超科学はそのまま「火球」に、
超精神は「海球」超自然は「空球」にそれぞれ移住し 
争いをやめ、文明の復興と繁栄に努めることになる。 

その後8000年の時が過ぎた現代、かつての教訓を忘れ三文明は三つの惑星間で再び戦争を始めていた。 
すると遙か過去と同じように「機械化惑星」が空間転移して現れたのだ 
「NGC-1611」と新たに呼称された惑星の攻撃によって三惑星は8000年前と同じように制圧されてしまう 

三文明は今度は各々の文明から創りだした三機の「戦闘デバイス」を合体、
変形可能とする「超攻アーマー」を建造(要はゲッターロボ) 
超科学の「サラマンダ」超精神の「アルセイデス」超自然の「レオパルド」の三機とパイロットは 
各惑星を制圧した機械生命、そして「NGC-1611」と戦いを繰り広げる 



663: 2/4:2012/10/22(月) 13:01:57.19 ID:gWjVX3xv0
三機の超攻アーマー達は戦いの末それぞれの惑星に侵攻する敵の撃破に成功し、
ついに「NGC-1611」への突入を開始する 
だが機械生命の本拠であるはずの「機械化惑星」は意外にもあたり一面を緑の自然に覆われた大地だった 

困惑する三人、だが自然の風景だと思ったそれはほぼ全てが敵の擬態であり 
まるで自然と融合したかのような敵に囲まれ襲われる。
その敵は「機械生命」とは言い難いグロテクスな文字通りの「化物」だった 

敵をすり抜け「NGC-1611」内部に入れる大穴から侵入するとそこで三人はさらに衝撃を受ける 
「NGC-1611」の内部はまるで生物の内蔵のようであり、実際に生きているかのように脈打ち、臓器を持ち、 
バクテリアや寄生虫のような敵が存在する空間だったのだ、それはまるで星がひとつの生命体のようであった 

展開する事態に戸惑いながらも進んでいくと、背後から強力な酸性の洪水が流れてくる 
なんとか逃げようとするが、間に合わずレオパルドが洪水に飲まれ一瞬で消化されてしまう。 

戦友の死に落ち込む暇もなく、逃げ込んだ場所で生き残った二人は休止状態の機体を発見する 
それは8000年前に「機械化惑星」との決戦のために建造された決戦兵器「サーディオン」の一体だった 
二人は無人機であるサーディオンを起動させ、レオパルドが抜けた「超攻アーマー」の三体目として迎え入れる 



664: 3/4:2012/10/22(月) 13:05:43.88 ID:gWjVX3xv0
伝説の守護神と呼ばれるサーディオンはその圧倒的な力で惑星内部を突き進み、
ついに最深部で星の中枢である「ガーディアン」との決戦に至る 
攻撃を受けるたびにグロテクスに進化し続けるガーディアンを撃破し、
ついに8000年の時を超えた戦いに勝利する二人とサーディオン 
だが、サーディオンの中の「超精神」技術がガーディアンの中に眠る記憶を二人に見せる 

8000年前の戦いより昔の「NGC-1611」は自然と科学が同居した人類の生きる星だった 
だが星の寿命に気がついてしまった一人の科学者、「博士」が星の延命を試みる 
星を一個の生命体と考え、生態系を新たに作り出すという「ニューフロンティア計画」を開始したのだ 

だが計画は成功し、失敗した。星は見事に生命化したが、そこには星が新たに生んだ「化物」達しか住めず 
人類は滅亡してしまったのだ。ただ一人、奇跡的に生き残った「博士」の娘をのぞいて 

「博士」は死の淵で惑星のシステムに一つの命令を残した
「娘を守れ、あらゆる外敵からこの惑星に人類がいる限り必ず守護しろ」と 
だが人類が住めなくなった生態系の惑星で生き長らえるはずもなく、娘はわずか13歳で死んでしまう 
システムはそれでも死んだ娘の死体を保護し、保存し、「娘」を守り続けた。
それが命令だから「娘」が存在する以上守護しなければならない 

それが8000年前から続くこの戦争の真相だった。「火球」で三文明が争っていたために、
それを外敵と判断したシステムによって攻撃が開始され 
三文明が戦争を辞めたことで、システムは攻撃を停止したのだ。 
そして現代の三惑星の戦争を外敵と判断し「NGC-1611」は再び現れた。
遙か昔に死んだ娘を守るために、三惑星の人間達を殺戮したのだ 



665: 4/4:2012/10/22(月) 13:09:55.58 ID:gWjVX3xv0
真実を知ったサラマンダとアルセイデスは憤慨し絶望した 
一体何故こんなことになったのか、何故レオパルドやたくさんの人が死なねばならなかったのか、
その答えがこんなものだったとは 

「博士とやらの気持ちもわかる…しかし…」 

「こんなミイラ一つのために俺たちは無駄な血を流していたのか!?何のための戦いだ!レオは死んだんだぞ!!」 

「くそったれ!!こんなもののために…!!」 

怒りと無力感に身を震わせる二人、
しかし中枢システムが死んだために一つの生命である星も死に、崩壊がはじまる 
緊急脱出も間に合わず、二人とサーディオンは崩壊する星の内部に取り残された… 

200年後、かつての機械化惑星に降りた探査隊が砂漠と化した星に佇む一本の大樹を見つける 
それは自然と一体化し、長い年月をかけて星に本当の自然を生み出したかつての兵器、
サーディオンの姿だった… END 

全ての元凶である博士も良かれと思ったことが裏目に出て、
娘を愛するゆえの命令が更に悲劇を生んだということと 
戦い抜いて知った真実の残酷さに打ちひしがれたまま 

おそらく星の内部で死んでしまった二人の救われなさがなんとも言えないなあ、と… 
ちなみにこのゲーム、ストーリーは練られているけど肝心のゲーム部分があまりに雑過ぎて 
一部、というかほとんどの場合でクソゲーと言われている 



673: 本当にあった怖い名無し:2012/10/22(月) 23:07:47.13 ID:yz7PSzHV0
>>665
サーディオンナツカシス 
発売前の絢爛なスタッフ陣に騙されて買ったクチだよ 
当時は名のあるスタッフを使い捨てするようなゴミゲーが多くて 
色々とバブリーな時代だったなぁ 



674: 本当にあった怖い名無し:2012/10/22(月) 23:31:30.82 ID:L+Sun9zW0
>>665
苦労してクリアした結果がそれなのか……。 
欝になりそう。 



715: 本当にあった怖い名無し:2012/10/24(水) 12:19:29.39 ID:W92YG8QfO
御茶漬海苔のホラー漫画シリーズ「惨劇館」から「肉玉」 

JCのA子は、赤ん坊のころに母を亡くして父と二人暮らし。 
お正月に振袖を着ると、優しい父は 
「綺麗だよ、ママに見せてやりたかったなあ」 
と涙する。 
A子は友達と初詣に行く、と嘘をついて、彼氏と初詣デートに出掛けた。 

親戚宅を訪問した父は、帰りに偶然デート現場を目撃してしまう。 
で、後をつけて彼氏が一人になった所で殺す。御茶漬海苔なので、当然のように殺す。 

A子が帰宅すると、父は留守で「伯父さんの所に御年始に行ってきます」とメモがある。 
A子は偶然、父の古い日記を見つける。 

『A美には男がいる。許さない』 
(盗聴器を仕込んだヌイグルミをプレゼントして探った描写) 
『監禁したら逃げようとしたので脚を切断した』 
『警察に電話しようとしたので腕を切断した』 
『口を縫った』 
『A美が妊娠した!』 
『女の子が生まれた!A子と名付ける』 

見つけた隠し部屋に入ると、手足がなく口を縫われた女がベッドに寝ているというか転がされている。 
点滴やら医療器具やらに繋がれた女は、タイミングよく絶命する。 
タイミングよく現れた父は、 
「A子、ママ死んじゃったよお〜A子はパパを裏切らないよな〜」 
と泣きながら、斧を振りかざす。おしまい。 



717: 本当にあった怖い名無し:2012/10/24(水) 13:29:00.06 ID:rSBBPF9X0
>>715 
タイミングよく絶命ではなく、A子が「ママ! ママなのね!?」と抱きついたから
ベッドが壊れて生命維持装置が外れたんだよ。 
で、A子も四肢切断の上、口を縫われた姿になってて、
キチパパが「A子、これでもうどこにも行かないよね」 
と囁きかけてるところでEND。 



764: 本当にあった怖い名無し:2012/10/26(金) 09:20:10.64 ID:NtrcrBYg0
セブン (映画) 

舞台は、雨降りしきる大都会である。新たな殺人事件が発生し、 
退職まであと1週間のベテラン、サマセット(モーガン・フリーマン)と 
血気盛んな新人ミルズ(ブラッド・ピット)の両刑事が現場に急行した。 

被害者は極限まで肥満した大男で、汚物にまみれ、食べ物の中に顔を 
埋めた恰好で死んでいた。死因は食物の大量摂取とその状態で腹部を 
殴打されたことによる内臓破裂が死因だったことが判明する。 

男の後頭部に付けられた銃口の痕から、何者かに、死ぬまで食べ続けるよう 
強制させられていたことが判明した。そして現場には、 
犯人が残したものと思われる「GLUTTONY(大食)」と書かれた文字が残されていた。 

次の死体は、オフィスビルの一室で、腹部を斬られ血まみれになって 
殺されていた弁護士グールドだった。殺人現場には、「GREED(強欲)」の文字があった。 
グールドは縛られており、ちょうど贅肉の部分を1ポンド分切り落とされていた。 
土日に犯行が行われており、犯人に2日間もかけ自分のどこの肉を切るか選ばされていた。 

このことからサマセットは、犯人が「七つの大罪」をモチーフにして殺人を 
続けていることを確信する。 その後、グールドの妻の証言により部屋に 
飾ってある絵が逆さまになっていることを知る。殺人現場を再検証し、 
壁に指紋で書かれた「HELP ME」の文字を発見する。指紋から前科者の通称ヴィクターだと突き止める。 

ヴィクターの部屋に急行した捜査陣は、舌と右腕を切られた上、ベッドに縛りつけられて 
廃人同様となったヴィクターを発見。部屋には彼が衰弱していく様を撮影した写真と 
「SLOTH(怠惰)」と書かれた紙が残されていた。グールドの部屋の指紋は、 
ヴィクターの切り取られた右腕で付けられたものだった。 
犯人は計算した上でちょうど1年後に警察にヴィクター宅に踏み込ませたのだ。 



765: 本当にあった怖い名無し:2012/10/26(金) 09:23:03.90 ID:NtrcrBYg0
>>764の続き 

捜査は振出しに戻り、サマセットはFBIの友人の協力を得て、犯罪者に利用される恐れのある 
「要注意図書リスト」の「七つの大罪」に関する図書館の貸出記録から、容疑者を割り出そうとした。 
ほどなく「ジョン・ドウ」(ケヴィン・スペイシー)という男が該当者に挙がった。 
半信半疑のまま、2人は男のアパートを訪ねるが、その時、帰ってきた男がいきなり拳銃を発射して逃げた。 
どしゃ降りの中を追跡したミルズを、男は待ち受けて打ち倒し、頭に銃口を突きつけるが、 
なぜかとどめは刺さずに去った。 

その後、ジョン・ドウの部屋を調べなければならないが、違法な捜査で犯人の自宅にたどり 
着いたため部屋のドアをノックできない。しかしミルズはジョン・ドウに殴られたことで 
激怒しておりサマセットの制止を無視し部屋のドアを蹴破ってしまう。 

彼の部屋からは、これまでの被害者の写真とヴィクターの 
自宅の捜査をしていたとき撮られたミルズの写真が発見された。 
男は報道カメラマンを装い、大胆にもヴィクターの自宅アパートに現れていたのだ。 
警察関係者がジョン・ドウの部屋を調べるが部屋からは指紋が一つも 
見つからなかった(後に判明するが、ドウは指紋を切り取っていた)。 

そこへ、ジョン・ドウが自宅へ、警察への賞賛の言葉と計画変更を告げる挑戦的な電話をかける。 

やがて、第4の殺人「LUST(肉欲)」として、刃先のついたディルドーに突かれ、 
娼婦が殺された。第5の殺人「PRIDE(高慢)」として、顔を切り裂かれて悲観した美人モデルが自ら命を絶った。 

そんな時、意外にも残る2件を残して、ジョン・ドウと名乗る男(ケヴィン・スペイシー)が 
警察に自首して来た。拘置された男の過去や身元は全く不明だった。 
男は自分は選ばれた人間で、誰もなし遂げなかった偉大なことを行ったと言う。 



767: 本当にあった怖い名無し:2012/10/26(金) 09:31:10.12 ID:NtrcrBYg0
>>765の続き 

ドウは、ミルズとサマセットを伴ってある場所に車を向かわせた。
とある荒野で止まった一行の前に、宅配便の車が現れ、小さな箱を置いて去った。 

ドウはその箱の中に、ミルズの新婚の妻トレイシー(グゥイネス・パルトロウ)の生首が入っていると言い、 
これは彼を羨んで彼女を殺した「ENVY(嫉妬)」の罪だとも語った。 

逆上するミルズは怒りにかられ、ドウに銃口を向けた。 
サマセットは必死で止めるが、妻のお腹の中に子供がいると知ったミルズは、ドウを射殺してしまう。 
男の目論見どおり、「WRATH(憤怒)」の殺人をもって7つの殺人は完結した。 

ドウと名乗る男の正体も動機も闇と消えた。サマセットは絶望感に包まれ、再び雨降りしきる町に戻った。 



774: 本当にあった怖い名無し:2012/10/26(金) 19:37:54.77 ID:o1AHW1/V0
>>769 
乙 
すごく読みやすかった 



776: 本当にあった怖い名無し:2012/10/26(金) 20:08:19.84 ID:k190uXDRO
プラットピットが葛藤しながらも殺害に至るシーンの演技で鳥肌たったな

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