メルマガ:【実践留学道場】
タイトル:【実践留学道場】 [第553号]  2012/10/03


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             【実 践 留 学 道 場】

             第553号(2012/10/3発行)

       毎回発行部数:約530部、 累計発行部数:351,593部

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 読者の皆さん、こんにちわ。
メールマガジン【実践留学道場】”道場主”(ほかにも”師範”や編集スタッフ
等々発行に関わる全てを兼ねています!)の、ヒデクラです。

 もう今年も10月であり、日本も9月の下旬頃からだいぶ涼しくなってきました。
シンガポールでは、1年中同じような気候であり、暑さには慣れていましたが、
これから寒くなる日本の冬に耐えれるかどうか、ちょっと心配です。
(もう、日本に戻ってきて2か月程たち、色々な意味で、日本の生活には既に
どっぷり浸かっているんですが、...。例えば、食事も減らし、シンガポール
で増えた体重を減らす、等々(笑)。既に、2か月で、2Kg程の減量が成功し、
標準体重まで、あともう少しのところまで来ました!)

 では、早速、前回より連載を開始ました新コラム『ヒデクラの翻訳実践秘話』
を開始しましょう。翻訳に興味の無い方も、楽しく読めて色々勉強になりますよ。


 それでは、早速、今回の稽古に入りましょう!


  =========================[今回の内容]==========================

    ☆1☆ 『ヒデクラの翻訳実践秘話』(第2話)
 
    ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』

  ===============================================================


 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


         『ヒデクラの翻訳実践秘話』(第2話)
         ==================

  このコラムは、単に翻訳家を目指したり、翻訳に興味のある人への
 情報だけでなく、実践英語力を強化したり、海外留学を目指して
 おられる人の参考になるような内容も盛り込みながら、楽しく読める
 ようなコラムにして行きたいと考えています。
 (新たに執筆して行きますので、どこまで連載が続くか分かりませんが、
 頑張って執筆して行きます!)

  では、早速開始しましょう!

    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

 ●第2話:これまでの私の翻訳遍歴は? 


  前回のイントロに続いて、今回は、これまでの私の翻訳に対しての
 取り組みや苦労話も交えながら、「私の翻訳遍歴」なるものをご紹介
 して行きましょう。

  内容としては、前回ご紹介しました分野のうち、実務翻訳や、
 出版翻訳の話題が中心となります。
  尚、映像翻訳の分野に関しては、これまで私は全く関わっていません
 ので、翻訳遍歴と言う意味では、特に何もありません。すみません。
 (ただ、洋画の字幕翻訳等、興味はありますが、...。)


  私は会社に入ったころから、TOEICや英語検定等の英語関連
 資格取得に向けて、また、海外出張や海外留学に向けての実践英語力
 の育成に心掛けており、その頃から既に、「翻訳」に関しての興味は
 ありました。

  もちろん、「通訳」にも興味があったのですが、「通訳」は
 かなり敷居が高く、「翻訳」のほうが身近に感じたと言うことも、
 「翻訳」に興味を持ったひとつの理由でもあります。


  私の本格的な翻訳は、会社に新入社員で入った頃から始まっています。
 それは、先ず、配属された所属部署での、海外の文献の翻訳を依頼され
 たところから始まりました。

  私は、以前もこのメルマガの中で書きましたように、もともと
 英語には興味がありましたが、こと本格的な翻訳に関してはあまり
 かかわりが無く、この時もただ「英語の文献を訳す」くらいの感じ
 で取り組みましたが、途中、上長が翻訳途中の私の文章を見て、
 「いける、続けて。」との一言。それにより、翻訳まがいのことに
 多少なりとも関わり、興味が湧いてきました。
 (因みに、その時の上司は、その当時にしては結構英語に堪能な方で
 あり、その人からの評価、ということもあり、余計に自信を持った
 次第です。)


  その後、社内での英文の和訳、日本語の英訳等々の翻訳まがいの
 仕事は多々ありましたが、翻訳的な実務翻訳への関わりは、もう
 少し後のことです。
  それは、米国大学院への留学や海外関連会社への駐在から帰って
 きたあとのことでした。

  その頃、翻訳関連の雑誌や書籍も巷に結構出てきており、これらの
 書物を読んだりして、自分なりに翻訳、というものに対しての見識を
 広めるべく、取り組んでいました。

  丁度その頃、まだ今ほど普及はしていない電子書籍の出版を、知り
 合いの方からの勧めがあり、更には、歴史写真解説書の英訳も頼まれ、
 米国の電子書籍専門販売サイト(著名な書籍の電子版も併せて売って
 いる、本格的な電子書籍専門の書店eBookMall、CyberRead等です)にも、
 何点か販売実績が出ました。
 (ただ、その頃ま未だ電子書籍があまり普及しておらず、大した収入
 にはなりませんでしたが、私自身は、大変良い勉強にはなったと
 思っています。)
  因みに、WebでeBookMallで検索し、その書店のサイトで、Hidekura
 と入力すれば、私の英訳した書籍が3冊ほど、今も出てきます。
  その翻訳は、かなりの初期段階で、しかも、納期も厳しい中での
 英訳でしたので、翻訳の質はおはずかしながら、余り良くないと
 思います。まあ、勉強とボランティアを掛け持ちでやったような
 仕事でしたので、当時は。


  その後は、翻訳の通信教育を受けたり、翻訳のネット上でのコンテスト
 に参加したり等々、そのあと数年で、かなり翻訳へのスキルもそれなり
 に、身についてきたような気がします。

  その頃、以前このメルマガにも何度も投稿され、米国留学後は米国
 で翻訳業を営まれています、あの元気な(笑)工原さん(クハラさん
 とお読みします。覚えておられますか? 何年も前の読者の方は、
 良くご存知ですよね?)の翻訳のお手伝いも、時々させて頂いています。
  今は、PCが普及しており、メールでデータの授受もできるので、
 大変便利です。シンガポール駐在中も、米国とシンガポールの時差を
 利用しながらの急ぎの作業をお手伝いさせて頂いたこともありました。

  ただ、翻訳のお手伝いと言っても、私も仕事の傍ら、あまり時間も
 取れませんので、自分の得意なIT関連の、特に、翻訳の「チェッカー」
 としてのお手伝いをさせて頂いた程度です。もう、ここ2、3年継続
 させて頂いています。

  >米国の工原さん、いつも、お世話になっています!
   今後も、宜しくお願いします。
   (翻訳業、頑張って下さい!)


  と、私の翻訳遍歴は、遍歴と言えるほどのあまり大したものでは
 ありませんが、ここで、「チェッカー」という言葉が出たついでに、
 少し、翻訳のプロセスに関して補足して、今回のお話を終えることに
 しましょう。


  実務翻訳のプロセスとしては、今では人手だけでなく、翻訳専用の
 マシン(翻訳のノウハウがたまった翻訳プログラム)を使うケースが
 多いようです。これにより、専門用語の的確な翻訳や要求納期への
 時間短縮が可能となります。

  この翻訳プログラムは、使う都度、専門用語やノウハウが蓄積される
 仕組みとなっており、人手での翻訳上の用語の不統一や不整合等も
 防いでくれますので、翻訳初期段階では、かなり利用されているよう
 です。
 (私は、未だ使ったことがないので、実態は分かりませんが、良く
 翻訳者の募集の際には、このプログラムの利用経験を問われること
 もあるようです。)

  しかし、これらの翻訳プログラムを利用するにしろ、しないにしろ、
 翻訳のプロの出番は、必ず出てきます。
 (たとえ、素訳の段階においても、翻訳者のスキルは重要です!)
  翻訳プログラムによる翻訳は、あくまでも翻訳の初期段階であり、
 たとえば、人手で実施する素訳のかわりと思っていたほうが良いと
 思います。
 (今は、翻訳機も、もっとすごくなっているかもしれませんが。)


  そして、第一ステップとも言える素訳が終わった段階で、翻訳の
 プロによる、翻訳内容のチェックが行われますが、このチェックを
 する人をチェッカーと呼びます。

  このチェッカーは、翻訳自体のスキルももちろん必要ですが、それ
 よりも、対象とする実務翻訳の業務分野の知識も当然必要となります。
  と言うのも、単に翻訳の正しさだけでなく、専門用語の使われ方や
 訳し方が正しいか等も含めてチェックしないといけないからです。
 (場合によっては、原文の意味が変わらない範囲で、敢えて、読者が
 理解しやすいように、専門用語の訳を変更する必要もあります。)

  チェッカーの指摘内容をもとに、メインの翻訳担当者が、再度、翻訳
 内容を見直し、更に顧客から要求されている書式や翻訳基準に沿った
 翻訳となっているか等々も見直し&修正した上で、納入物を完成させ、
 初めて翻訳完了となります。

  最終的には、顧客指定の電子データ等での納入となりますが、今は、
 PCが普及していますので便利です。それでも、一連の翻訳作業の完了
 までには結構工数がかかり、急ぎの依頼のときには、結構日程的に
 厳しい作業となる場合もあります。


  以上、ざっと実務翻訳の流れを、私なりの解釈で書いてみましたが、
 実際、翻訳専門会社ではもっと効率良く、大量の翻訳業務をこなせる
 ように色々工夫されているようです。
 (もちろん、そのようなところでは、翻訳専用機(PCに、結構高い、
 専用の翻訳ソフトを入れたもの)を活用していると思いますので、
 翻訳者の役割も、若干変わってくると思います。)

  ただ、ここに書きましたように、人手での翻訳作業というのは、
 多かれ少なかれ、必ず必要となりますので、実務翻訳者のニーズは
 いくら翻訳機の機能・性能がアップしても無くなることは無いであろう
 と、私は考えています。如何でしょうか?

  このあたりの翻訳者のスキル、必要性といった面も踏まえ、次回以降
 執筆して行こうと考えています。
  

  次回は、「翻訳と留学との関係は?」と題して、お送りします。
 どうぞ、ご期待下さい。


                    〜 第2話、完 〜

    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

  『ヒデクラの翻訳実践秘話』(第2話)、如何でしたでしょうか?
   本コラムへのご意見、ご感想等々ありましたら、是非、メール
  にてお寄せ下さい。個別回答のみでなく、共通的なご質問には、
  このコラムにて、回答させていただきます。
 (メールアドレスは、このメルマガの下のほうに記載してあります。)


 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜


 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          【道場主の戯言(編集後記)】
          =============

  本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。
 いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます!


  前回より連載を開始ました新コラム『ヒデクラの翻訳実践秘話』、
 如何でしょうか?
 
  多忙な中での新規執筆ですので、多少の誤字・脱字や、内容の不整合は
 ご容赦の上、お気軽にお読みください。エッセイ風に。

  また、どうぞ、ご自由なご意見、ご要望等もお寄せ下さい。


  今後の連載コラムの各回のサブテーマは、下記のように考えていますが、
 読者の皆さんのご要望等により、内容を変更させてゆくことも可能です。

  因みに、現時点では、以下の内容を予定しています。

 ●第1話:イントロ〜翻訳とは? [第552号](前回掲載分!)

 ●第2話:これまでの私の翻訳遍歴は? [第553号](今回掲載分!)

 ●第3話:翻訳と留学との関係は? [第554号](次回掲載予定分!)

 ●第4話:翻訳とグローバルの関連性は? [第555号]

 ●第5話:翻訳業界の実情は? [第556号]

 ●第6話:私が考える翻訳の基本とは? [第557号]

 ●第7話:実務翻訳のポイントとは? [第558号]

 ●第8話:翻訳力を向上させるためには? [第559号]

 ●第9話:【最終回】翻訳家を目指す方へ! [第560号]



  今後も、このメルマガ【実践留学道場】、更に頑張って充実させて
 行きますので、どうぞ引き続き、宜しくお願い致します。


 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした!
それでは、次回をお楽しみに。( Take care and study hard! )


      ●●● 次回は、10月17日発行予定です。●●●


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