濱守栄子チャリティーコンサート「いつかまたあの場所で笑い合いたい…」
岩手県大船渡出身シンガーソングライターの濱守栄子が、10月8日(月・祝)にサンパール荒川(荒川区民会館)にて震災風化の防止と被災地(大船渡市・陸前高田市)への寄附を目的としたチャリティーコンサートを開催する。岩手県大船渡市と陸前高田市は2011年3月11日、東日本大震災の大地震に加え人類が体験したことのないような大津波に襲われた。あの身の毛も弥立つような大津波の映像をこのメルマガ読者の皆さんもご覧になったことと思う。声を失うとはこういうことかと教えられるような映像で、自然災害の猛威を如実に表している。
濱守さんは震災後何も手付かずだった中で自身を奮い立たせ、数々の思い出が溢れる道をモチーフに「国道45号線」を作曲した。そして被災地はもちろん全国で行われる震災復興のメッセージを発信するイベントで「国道45号線」を歌い、そのCD売り上げの半分と自らが募った募金全額を寄付し続けてきた。その総額は現在150万円にのぼるが、復興にはまだ多額の費用と気の遠くなるような時間を要する。今回のチャリティーコンサートの収益全額も大船渡市と陸前高田市に寄付される。「故郷再建」と一言で言っても、道のりは長い。彼女の思いは必ずや「故郷再建」の一助となる。彼女の魅力は素朴さや透明度の高い心だ。果てなく根の深い震災の問題は山積みだが、その心と共に一歩ずつ歩けば未来に希望が持てる。
「私は今東京でまるで何事もなかったように暮らす人たちを見ていて、日ごと苦しくなります。このコンサートは被災地以外の皆さんが被災地のことを忘れていないというメッセージになる。一人でも多くの方にお越しいただき、故郷の皆さんに少しでも元気になってもらいたい。」と語った。
濱守さんは先日発売された陸前高田復興応援ソングCD「たかたのゆめちゃん」を歌っているが、そのCDに収録されているもう1曲「みらいのたからもの」を歌うアニソン界のカリスマ、あの「だんご3兄弟」でおなじみの歌のお兄さん速水けんたろう氏がコンサートに友情出演。また2003年1月〜東京都荒川区の施設・病院・学校で演奏活動している音楽ボランティア管弦楽団「アンサンブル荒川」も出演する。(北村優希執筆)
日時:2012年10月8日 (月・祝 ) 場所:サンパール荒川(荒川区民会館) 16:00 開場/ 17:00 開演予定
チケット代:¥3,000 (税込) お問合せ:ジャパンコミュニケーション03-5404-8475 ( 平日8:30〜17:30 )
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