マイナス2℃の超爽快ビール
日本に旅行に行くと、その高度に発達した大都会と、爽やかな自然の田園風景との間で、帰ることを忘れてしまいそうになる。だが自由旅行でもツアー旅行でも、夜のとばりが降りる頃になると、ショッピングセンターも観光地も次々に閉まってしまう。そんな時、ホテルでゆっくりする以外に、何ができるだろうか?今年の5月以降、夜の日本にまた一つすばらしい場所が生まれた。――アサヒビールが、全国4つの大都市に独特の雰囲気の超爽快なビールバー「エクストラコールドBAR」を開設したのである。さあ、みんなで本物の日本のエクストラコールドを飲みに行こう!
エクストラコールドは、ビールの生誕地であるヨーロッパでも不思議なものとして捉えられている。純正なヨーロッパのビール、特にミュンヘンビールは、芳醇な麦の香りが味わえなければ意味がない。だから、ビールを冷凍する技術はヨーロッパ人の発明ではあるが、純正の生ビールは必ず常温で飲まなければ、本物の味を味わうことはできないとされている。
だが一方で、生ビールの芳醇な香りをすべての人が好むとは限らないし、生ビールは新鮮な牛乳と同じで、すぐに飲まなければたちまち変質してしまう。無菌ろ過したり、糖分を抑えたりした生ビールは健康にもよく、保存にも便利だが、すでに生ビールの味わいは失われている。しかしビールもやはり酒の一種なので、糖分を除去すると酒の味が爽やかになり、さらに冷凍するとこの爽やかな感覚がさらに倍加するのだ。
アサヒのエクストラコールドBARの他にはない特徴は、究極のエクストラコールドを提供するということである。我々は純水の氷点は摂氏0℃で、海水などの非純水の氷点はそれよりやや低いことを知っている。ビールもやはり同じだが、エクストラコールドBARには独自に開発されたドラフトタワーが設置され、ビールの温度が厳格に摂氏氷点下2℃に制御されている。これは、もうちょっとで氷結するというぎりぎりの温度である。それだけでなく、バーに置かれたテーブルも特製だ。小さな四角形のテーブルの四隅に、それぞれグラスを入れる穴が開いており、グラスをそこに入れて、おしゃべりしながら氷点下のビールの絶妙な味をゆっくり楽しむことができるのだ。
現在アサヒのエクストラコールドBARは東京の銀座、名古屋の栄、大阪の心斎橋、福岡の天神に開業しており、近未来の雰囲気を持つドラフトタワーを自分で操作することができる。エクストラコールドは一杯の価格が550円である。友だちを誘って、大いに飲もうではないか。(凱特執筆)
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