作家&出版人育成マガジン『パウパウ』第139号 2012/03/27

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タイトル：作家&出版人育成マガジン『パウパウ』第139号 2012/03/27

0◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆ 作家&出版人育成マガジン『パウパウ』第139号 2012年3月28日発行(不定期発行)(2000年3月7日創刊) 編集・発行人上ノ山明彦 ◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆ ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●巻頭言 ● 上ノ山明彦　活動拡大のためにNPO法人設立準備開始 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 　2011年３月11日の東日本大震災から１年が過ぎました。この大震災は日本人すべてに何らかの形で影響を与えたはずです。私も個人的にはいろいろなことを思い、経験もしました。　文芸活動の面からは、それまでの出版人コムや「もの書き塾」の活動だけでは非常に不十分であることを痛感しました。もっと活動の幅を拡げたい。出版文化への貢献、作家養成、出版活動、被災地支援および様々なボランティア活動の取り組み、国際交流、まだまとまりませんが、そういったものを柱にした新しいNPO法人を設立したい、と考えました。　幸いにも、私の呼びかけに「もの書き塾」名誉塾長・横山征宏氏をはじめ各方面から賛同者に集まっていただくことになりました。　作家志望者の養成プロセスについても、他では見られない具体的な提案をしていきます。横山氏の指導は作家志望者に貴重な勉強の機会となることは間違いありません。。　現在、設立に必要な書類を作成中ですが、その経過はこのメルマガでご紹介していきますので、お楽しみにお待ち下さい。 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●新連載　「ことばの薬箱」（１）　　　　　　　　　　　小説・エッセイ入門編　　　スタート前に　　　　　　横山征宏 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 　作家を目指している人たちのために、３回にわたって連載します。　文字で表現する、とりわけエッセイや小説を職業としていきたい人へ、飛び立つ前の練習として、どんなことを心がけたらよいかを、３回に分けて書きます。これは私見でありますが、参考になれば幸いです。　馬（譬えで恐縮ですが）を川まで連れて行くことはできても、水を飲ませることは出来ないといいます。川岸まではご案内しましょう。そこから先は「あなた」です。才能も努力の先に開花するものと思いますから、がんばってください。 ①　まず、何を書きたいのか、何を伝えたいのか、しっかり考えておくこ　とが、大前提です。 ②　①のためには、どういう構想にするかを考える。 ③　その上で、どう書くか、一人称で書くのか、三人称で書くのか、など　を決める。　この３つのことは、基本的なことですから拳拳服膺（胸中に銘記して忘れず守ること）してください。　では、演習①です。 ○演習①　観察力を高める。（１）目に見えるもの------風景や人間など（２）目に見えないもの----人の心の中や歴史、五感など（１）（２）を頭において、毎日じっくり観察する訓練を行う。　その時に、必ずメモ用紙を持ち、「おやっ」と思うことや、「変だな」、「可笑しいな」、「面白そうだな」、と思ったことを、メモに書くこと。また、なんでそう思ったかも記録しておくこと。　例えば、町を歩いている時。観察していて、何かひっかかる人や物を見かけたとする。それを出来るだけ再現できるように、日時や季節やその状況をメモしておく。さらに何でそう思ったのかも書いておく。それが、ある程度まとまったところで、メモを自分でわかるように、整理する。 ○演習②　次に、書き出してみる。・メモをもとに書きたいことを整理する。・人称（一人称か三人称か）、いつのことか、起承転結をどうするか、考えをまとめる。・書き出しは大事にする。・書くときは、必ず辞書。事典類を近くに置き、ことばを選びながら書く。・書き終わったら、必ず声を出して読んでみる。耳で文章をチェックする。　黙読ではダメ。何度も読んでみて耳にスーッと入ってくる文章にする。・正確で的確な言葉遣い、描写になっているか。説明的になっていないか。　特に形容詞、副詞の使い方に注意する。・また、無駄なところはないか、推敲する。連載第１回はここまで。さあ始めてみてください。＜ここで箸休め　その１＞　まだ修行時代であった三人の作家が銀座を歩きながら、すれ違う人物を見て、それぞれが想像力を披瀝しあう。彼は年齢いくつで、職業はなになに、子供は何人等々。その根拠となるのはこれこれといった具合。　観察した人物が、その後彼らの作品に登場したかは不明。こういう観察を、一人でもやっていただろうと想像できるこの三人とは、遠藤周作、北杜夫、もう一人は安岡章太郎だったか。昔、そんなエッセイを読んだことがある。 ☆下記にあるように、ホームページと連動して指導を行います。今述べたことを参考にして、原稿をお寄せください。応募作品の中から選抜し指導します。 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●ウェブ上無料添削講座開始　　原稿募集● 　　　横山征宏が応募作品の中から選抜して指導します ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 　名誉塾長横山征宏が、インターネットもの書き塾ホームページで、公開指導を行います。月１回、応募作品の中から選抜して指導します。すべて無料です。　、＜募集要項＞ ○今回のテーマは、「風景」　身の回りの風景や印象に残っている光景など、風景描写を書いてお送りください。エッセイでも小説形式でもかまいません。 ○枚数　400字詰め原稿用紙換算５枚程度 ○ファイル形式　MS-ワードかテキストデータ。ページ設定は自由。 ☆毎回このメルマガでテーマを設定し、原稿を募集しますので、チェックをお忘れなく。 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●「出版人コム文学賞」応募要領● ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ＜原稿応募＞　原稿をお送りください。ワードかテキストデータで、PDFでもかまいません。・一次審査　作品を審査委員会で審査します。合格者のみ通知いたします。・二次審査　名誉塾長横山征宏ほか専門家が審査します。不合格者には簡潔なアドバイスを行います。合格者にはその旨通知いたします。・三次審査　作品と同時に作家と面談し、総合的な合否を決定いたします。＜作品のジャンル、枚数＞・ジャンル：小説ならなんでも可・枚数：400字詰め原稿用紙換算50枚以上、300枚以内＜審査料＞・一般　５千円・「もの書き塾」受講生（受講経験者のすべて）　４千円 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 編集後記 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆　　３月初旬、日本ペンクラブ主催のイベントで、佐賀県鳥栖市に行ってきた。前日に吉野ヶ里遺跡を見ることができた。私はよく写真で見る物見櫓とその周辺の竪穴式住居くらいしかないものと思っていたら、周辺の集落やら環濠やら墓やら、いろいろな遺跡が発掘されていて、その面積が非常に広いことに驚いた。実り豊かな大地や川に囲まれ、このクニの人々はさぞかしのどかな暮らしをしていたのだろうと思っていたら、鏃の跡が残る頭蓋骨が多数発掘されているという。人間ははるか昔から戦を佐賀県は鍋島藩の時代から教育熱心で先進的な技術を取り入れてきた県だ。その熱意にもびっくりした。サッカーもサガン鳥栖が今年から J1昇格した。サッカー好きの私としては、地方都市で盛んになっていくことは、日本がワールドカップで優勝するために絶対必要なことだと思っている。応援しますよ。（上) ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●メールマガジンを解除したい場合は、ご自分で登録サイトにいき手続きをしてください。メルマ![ID:m00026992] http://www.melma.com/ めろんぱん[ID:006130]http://www.melonpan.net/mag.php?006130 Mailux[MM408ADB0E0E3A7]http://www.mailux.com/ まぐまぐ[0000283181]http://www.mag2.com/ ●i モード専用のHPは下記URLからどうぞ。 http://www.shuppanjin.com/i/ ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ このメールマガジンを転送するのは自由ですが、記事の無断引用?転載はお断りします。転載を希望される場合は発行者の承諾を得てください。

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