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◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆ 作家&出版人育成マガジン『パウパウ』第137号 2011年12月5日発行(不定期発行)(2000年3月7日創刊) 編集・発行人 上ノ山明彦 ◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆ [お知らせ] 出版人コムは2012年度より創立11年目に突入します。それを記念して いよいよ2大プロジェクトに着手します。 一つは「まだ見ぬ書き手育成−芥川賞・直木賞作家輩出プロジェクト」。 この構想は10年前から温めていたものです。ようやく条件が整い、満を 持して口火を切ることになりました。 もう一つは、東日本大震災関連で「教育支援e-ラーニング塾」創立です。 下記に記事を掲載してありますので、興味のある方のご参加をお待ちし ております。また、このメルマガを興味のある方に転送していただけまし たら深く感謝いたします。 http://www.shuppanjin.com/ ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●巻頭言 ● 上ノ山明彦 新企画「まだ見ぬ書き手育成−芥川賞・直木賞作家輩出プロジェクト」 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 文学は人々が困難に直面したときに光を発するものであると思います。 本年3月11日、私たちは東日本大震災という未曾有の体験をしました。い ままさに文学が力を発揮すべきときではないでしょうか。 そこで出版人コムでは、「まだ見ぬ書き手育成−芥川賞・直木賞作家輩 出プロジェクト」を開始しました。 我々の気持ちは、丸山健二著『まだ見ぬ書き手へ』(朝日新聞社刊)の 中で簡潔に表現されています。 「『まだ見ぬ書き手』は案外小説を志す人たちのなかにはおらず、文学なん ぞ青くさくて話にもならないと思い、他の世界できちんと現実に立ち向か いながら、着実な仕事振りをしている人々のなかに埋もれているような気 がしてならないのです」(同書より) 目標の実現に向けて、まず「出版人コム文学賞」を創設します。年四回 3ヶ月毎に作品を募集し、優秀な作品を選抜します。その中から特に優れ た作品については、版元と本での出版を交渉します。それが実現した後は、 全力で読者や各メディアにアピールします。 その活動の中で、芥川賞・直木賞受賞作家が誕生する環境を作り出しま す。いま芥川賞・直木賞を象徴的に掲げていますが、他の賞ももちろん目 標にします。 さらに、小説に限らずノンフィクションやエッセイ、童話の各賞受賞者 の輩出も目標とします。 この目標に向かって着実に前進するべく、このたび出版業界の大先達で ある横山征宏先生を「もの書き塾」名誉塾長兼審査委員長にお迎えいたし ました。横山先生は文芸誌「すばる」の元編集長であり、現在は日本ペン クラブの理事でもあります。かつて新人作家育成講座の講師を勤められた こともあります。非常に心強い指導者を迎えることができて、我々も決意 を新たにしております。 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●「出版人コム文学賞」応募要領● ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ <小説部門> ・ジャンル:現代、時代、推理小説などジャンル不問 ・枚数:400字詰め原稿用紙換算50枚以上、300枚以内 <ノンフィクション部門> ・テーマ自由 ・枚数:400字詰め原稿用紙換算50枚以上、300枚以内 <エッセイ部門> ・テーマ自由 ・枚数:400字詰め原稿用紙換算20枚以上、40枚以内 <児童文学、童話部門> ・テーマ自由 ・枚数:400字詰め原稿用紙換算20枚以上、200枚以内 <原稿形式> ワードかテキストデータで原稿をお送りください。PDFでもかまいま せん。 <審査方法> ・一次審査 出版人コムで審査します。合否を通知いたします。 ・二次審査 横山征宏先生(ほかベテラン編集者)が審査します。不合格者には 改善のための簡潔なアドバイスを行います。 ・三次審査 作品と同時に作家と面談し、総合的な合否を決定いたします。 <審査料> ・被災者、被災地で常時活動しているボランティア 無料 ・もの書き塾受講生(受講経験者のすべて) 4千円 ・上記以外の応募者 5千円 ※応募要領は、ホームページでも掲載。 http://www.shuppanjin.com/prize/prize.html ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●東日本大震災関連-教育支援e-ラーニング塾創立準備会参加者募集 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 出版人コム代表の上ノ山明彦が、別途提起している事業プランである。 このプランは、内閣府地域社会雇用創造事業「社会起業インキュベーショ ン事業」の一次審査を通過し、二次審査の結果待ちの状態である。 以下その趣旨をご紹介したい。 2011年3月11日に発生した東日本大地震は、東日本に甚大な被害をもたら した。 本ビジネスプランは、インターネットおよびe-ラーニングを活用した 教育支援ビジネスを提案するものである。その趣旨は以下のとおりである。 被災した児童・生徒・学生は、学校の被災、家庭の被災によって、学習で きる環境を破壊され、経済的打撃を被り、教育の機会均等さえ阻害される 事態になっている。教育的にハンディキャップを背負うということは、子 供たちの将来を不安に陥れるものである。 この事態を克服するには、“いつでも・どこでも・低コストで学習でき る”e-ラーニング環境を構築し、学習機会を提供することが非常に有効で ある。もちろん、その教育内容と教育効果も重要である。その実現のため には、教授、教師、教育研究者、ITインフラ、e-ラーニング専門家が一体 となった体制を築く必要がある。このビジネスプランはそれを実現するた めのものである。 詳細は直接説明する必要があるので、この案件に関心がある方は、ぜひ ご連絡をいただきたい。 information@shuppanjin.com ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 文学・芸術関係イベントのご案内 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●日本ペンクラブ関連 シンポジウム「世界と日本の子どもの本から」 〜 えっ、訳でこんなに違うの?〜新訳ブームの中で、翻訳の楽しさ、 難しさを考えてみよう!〜 日時: 2011年12月11日 13:30〜16:00 場所: アクトシティ浜松 コングレスセンター53・54会議室 参加費: 500円 http://www.japanpen.or.jp/news/post_269.html http://www.japanpen.or.jp/20111211.pdf ●早乙女貢記念鎌倉文化サロン定期講演会 日時 2011年12月18日(日) 13:00-14:30 場所 鎌倉市長谷 早乙女邸 講師 ささめや ゆき氏(絵描き) お申し込みは、「士魂の会」ホームページからどうぞ。 http://shikonkai.jp/ ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 編集後記 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 先週日本ペンクラブのイベントがあり、浅田次郎会長とお話する機会 があった。浅田氏はエッセイで、座椅子で眠りながら原稿を書いていた と書かれていたので、それについて質問した。浅田氏は、それは直木賞 を受賞する前後のことで、当時は「命がけで原稿を書いていた」と言わ れた。氏の「命がけ」という言葉は、単に決意を意味するものではなく 本当に命をかけておられたのである。突然卒倒すること3回。一度は路 上で倒れ、コンクリートに頭をぶつけ、危うく死にそうになったことも ある。それくらい命がけだった。氏の話を聞いて、自分は命がけで何 かをしたことがあっただろうかと考えた。一度もなかった。幸運の扉は、 それに値する人にだけ開かれているのだろう。東日本大震災被災地支援 を含めて、これからは命がけで働かねばと思う。(上) ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●PR● 「まだ見ぬ書き手」たちよ、来たれ! 「インターネットもの書き塾」塾生を募集中 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ これまで作品を書いたことのない方でも、わずか3ヶ月で書けるように なります。壁にぶつかっている方は、ていねいな指導により実力がアップ します。 「時代小説コース」「小説一貫コース」「エッセイコース」、「童話コー ス」の募集を行っています。お気軽にお問い合せください。 http://www.shuppanjin.com/ikoza/guide.html ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ●メールマガジンを解除したい場合は、ご自分で登録サイトにいき手続 きをしてください。 メルマ![ID:m00026992] http://www.melma.com/ めろんぱん[ID:006130]http://www.melonpan.net/mag.php?006130 Mailux[MM408ADB0E0E3A7]http://www.mailux.com/ まぐまぐ[0000283181]http://www.mag2.com/ ●i モード専用のHPは下記URLからどうぞ。 http://www.shuppanjin.com/i/ ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ このメールマガジンを転送するのは自由ですが、記事の無断引用?転載 はお断りします。転載を希望される場合は発行者の承諾を得てください。 |