メルマガ:【実践留学道場】
タイトル:【実践留学道場】 [第533号]  2011/11/16


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             【実 践 留 学 道 場】

             第533号(2011/11/16発行)

       毎回発行部数:約610部、 累計発行部数:340,227部

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 読者の皆さん、こんにちわ。
メールマガジン【実践留学道場】”道場主”(ほかにも”師範”や編集スタッフ
等々発行に関わる全てを兼ねています!)の、ヒデクラです。

 皆さん、既にご存知かと思いますが、タイでは大洪水の被害が未だ続いており、
また範囲も、バンコック市内まで及んで大変なようです。タイには日系の自動車
部品メーカー等々多々あり、その影響は、タイ以外にまで及んおり、私はシンガ
ポール駐在ですが、仕事上の関連もあり、毎日その状況が入ってきています。

 日本での大地震に加え、世界各国では地震、台風、ハリケーン、洪水と、今年
は様々な天災の被害で各国大変な年となっており、更には円高の影響もあって、
日系企業各社は、真剣に海外への生産拠点移転も模索しているようです。
 となると、やはり天災の影響が少なく、かつ、労働力の安い国が選ばれること
になり、そういったところから、今後、インドネシアやフィリッピンも注目され
てくるでしょう。(更には、ベトナムや南アフリカ等々も?)
 シンガポールは、幸い天災の影響は少ないのですが、労働力が日本並みに高く
なってきていますので、直接これらのニーズはありませんが、天災の被害の可能
性が少ないということから、あまり労働力の要らないコンピュータデータセンター
等のニーズが高まっています。
(冒頭での前置きが少し長くなりました。すみません!)


 それでは、早速、今回の稽古に入りましょう!


  =========================[今回の内容]==========================

    ☆1☆ 『ヒデクラの海外留学成功秘話』(第4話)
 
    ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』

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 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


       『ヒデクラの海外留学成功秘話』(第4話)
       ====================

  かなり前に連載していました、『留学実践講座』をベースに、更に
 内容を更新し、『ヒデクラの海外留学成功秘話』として連載しています。
  このコラムでは、単に海外留学について解説するだけでなく、どう
 すれば海外留学を安く実現&成功させ、かつ、実践英語力の増強に結び
 つけることができるか、等々もおり込みながら、ノウハウを解説して
 行きたいと考えています。では、早速開始しましょう!

    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

 ●第4話:留学時に必要な英語力は?


   今回は、前回の留学目的にも関連し、「留学前にある程度の
  英語力をつけるべきか、それとも留学によって英語力を増強
  すべきか?」といった話題について考えてみたいと思っています。

   「ニワトリが先か、タマゴが先か」といった訳でもありません
  が、留学前にどの程度の英語力が備わっていれば十分か、留学
  にてその英語力がどの程度伸びるか、つまり、「英語が先か、
  留学が先か」といった話題です。


   以前、私のこのメルマガの読者を対象に下記のようなご質問
  を投げかけたことがあります。
  
   ○「留学前にある程度の英語力をつけるべきか、それとも
     留学によって英語力を増強すべきか?」

   そして、これに関連して、過去、私がこのメルマガ誌上で
  「単なる語学留学は意味が無い」というようなことを述べた際に、
  色々議論になった話題でもあります。
  (その後、「単に語学留学を否定している訳ではない」という、
  この意味の奥深さをご理解いただけたようで、助かりましたが。)


   しかし、今の段階でもハッキリ言える事、そして多数の方の
  合意を得たこととしては、やはり「留学前にある程度の基本的な
  英語力は必要だ」ということです。

   昨今、米国留学時に必須のTOEFLの内容がかなり難しく
  なってきています。というより、単なる形式的なテストでは無く、
  より米国留学後の状況を意識したテスト内容となってきています。

   そして、この理由は、明らかです。

   米国の大学や大学院、あるいは語学学校でさえついて行けない、
  あるいは、講師の言っていることが聞き取れない、対応できない
  生徒、留学生が散見されるからでしょう。よって、留学生の英語
  レベルを大学側がチェックできる唯一の指標である、TOEFL
  の内容が年々変わってきているのも当然です。
   つまり、より実践的な英語力を評価できるテストとなってきて
  いるのです。


   では、その「基本的な英語力」とは果たしてどの程度のレベル
  なのでしょうか?
   これは一概にいえませんが、逆にこのレベルは、前回のテーマ
  である、「あなたの留学の目的は?」にも関連するのです。

   仮にあなたがかなりの英語力をお持ちであり、これから米国の
  大学や大学院で学位をとろうということが留学目的の方であるか、
  それとも英語力に未だ若干自信がないがゆえに、留学してその
  英語力を更に強化したいという目的の人であれば、既にそれなりの
  「基本的な英語力」は備わっているでしょう。ただし、多少リス
  ニングに不安があったり、実践英語としてのレベルには未だ達して
  いないかも知れません。
   しかし、このような方々の英語力は、レベル的にはさほど問題も
  無く、TOEFLでもそれなりの点数が取れると思います。
   よって、このような目的で留学される方であれば、その留学を
  否定する理由は全くありません。
 
   しかし、ここで一番問題のあるパターンは、あなたが「英語が
  上手くなりたい。留学して早く英語を自由にしゃべれるようになり
  たい。」ということのみが留学の主目的になってしまい、しかも、
  あなたの現時点の英語力が、米国現地での受け入れ点数に対して、
  橋にも棒にもかからないようなレベルであった場合です。

   確かに、英語が上手くなりたいという熱意は十分認めます。
  しかしながら、これまで何度も述べていますように、ただ単に
  留学するだけではそんなに英語は上手くならないのです。しかも、
  あなたが望むような”ペラペラ”のレベルには。けっして。

   もしも、あなたの留学目的がこのようなパターンであるとする
  ならば、日本での専門的な機関、例えば通訳養成所のようなところ
  に通って、ここで必死に英語のトレーニングに励むほうは、留学
  よりも早い英語上達の近道です。
   しかし、英語が余り得意でないあなたにとって、これはかなり
  大変なトレーニングとなるでしょう。英会話学校のような生易しい
  ものではありません。けれども、このトレーニングの暁には留学
  よりもずっと確かな、”ペラペラ”しゃべれる英語力がきっと
  ついていることでしょう。

   したがって、留学する際に必要な英語力は、その目的により
  異なるのは当然ですが、それよりも前の問題として、この
  「あなたの留学の目的は?」ということがあるわけです。
   そして、その留学目的が語学力を要する内容か否かにより、
  当然必要とされる留学前の「基本的な英語力」も異なってきます。
  (例えば、コンピュータサイエンス専攻よりも、よりディスカッ
  ションの多いMBAのほうがより高度な英語力が要求されます
  ので、TOEFLの基準点も高くなっているわけです。)
   
   如何でしょうか? 私の意図するところは伝わりましたで
  しょうか?

   最後に、あらためて「海外留学とはどういうことか」を、皆さん
  ご自身で良く考えてみて下さい。

   もちろん、短期の語学留学や学位取得の為の留学、その他、海外
  でなければ学べないことを習得するための留学等々も広く含まれ
  ますが、一番大切なのは、あなたご自身がこの問に対して明確な
  回答を持っていることです。

   これが明確であれば、たとえ短期の語学留学であっても、それ
  なりの成果はきっと出てくるでしょう。


   今回は、少し長くなりました。すみません。
  次回のテーマは、「留学前に知っておくべきことは?」と題して、
  少しお話しましょう。

                    〜 第4話、完 〜

    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

   『ヒデクラの海外留学成功秘話』、如何でしたでしょうか?
   本コラムへのご意見、ご感想等々ありましたら、是非、メール
  にてお寄せ下さい。個別回答のみでなく、共通的なご質問には、
  このコラムにて、回答させていただきます。
 (メールアドレスは、このメルマガの下のほうに記載してあります。)

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜


 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          【道場主の戯言(編集後記)】
          =============

  本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。
 いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます!


  冒頭、少しタイの話を書きましたが、先日会議があり、タイのプーケット
 まで出張してきました。
  私は地理に余り詳しくなく、最初は洪水の影響を心配していましたが、
 プーケットは同じタイでも、洪水の影響は全く無く、おだやかなリゾート
 地でした。

  会場のホテルは、海のすぐそばの立派な、まさにリゾート地のホテル、
 といった感じでした。
 (私は、少し離れた安いホテルに宿泊しましたが、このホテルは古く、
 あまり良く無かったです。)
  今回のプーケットは仕事でしたが、今度は遊びでプーケットに行って、
 このような立派なホテルでのんびりと過ごしたいところです。

  私は海外旅行は余りしませんが、シンガポールに駐在していると、
 仕事上、ここから色々な国に出張の機会が多く、これまで色々な国の
 人とも出会い、会話することにより、日本は、つくづくドメスティック
 な国だな、と感じると共に、私が普段提唱しています、コミュニケー
 ション手段としての英語の重要性を認識することが、多々あります。

  会議の会場では、皆さん気さくに話しかけてきますが、やはり共通語
 は英語ですので、この英語でのコミュニケーション能力がかなり重要な
 ファクターとなります。
  英語が出来ないと、色々な国の人とコミュニケーションが全くできず、
 仕事にも支障が出てくるでしょう。
 (今回の出張では、会場で、シンガポールからの人は勿論のこと、タイ、
 韓国、インド、デンマーク、マレーシア、アメリカ等々、東南アジア
 以外の国の方とも広く交流することができ、かなり持参して行った
 名刺が、すべてなくなってしまいました。)

  ただ、残念だったのは、日本からの参加者が少なかったことですね。
 日本人ももっと積極的に、このような国際イベントにどんどん参加
 すべきだと思います
  そして、そのためには、今の時代、日本人と言えど、最低限、英語
 は自由に扱えないといけないな、と再認識した、今回の出張でした。

  私も更に、実践英語力を強化し、自分の言いたいことが100%自由
 に英語で伝えられるように、切磋琢磨しないといけません!
 (今回は、実践英語関連の編集後記で何とか締めくくれました(笑)。)


 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした!
それでは、次回をお楽しみに。( Take care and study hard! )


      ●●● 次回は、12月7日発行予定です。●●●


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