メルマガ:クリスタルノベル〜百合族
タイトル:クリスタルノベル〜百合族 Vol. 088  2011.10.9  2011/10/09


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   ◇∞◆  クリスタルノベル〜百合族〜    ◇∞◆
    ◆∞◇      Vol. 088  2011.10.9         ◆∞◇


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                    ◇∞◇ タイトル ◇∞◇ 
            
             ♪ − ビアン・スキャンダラス



「あぁっ!」 
その姿をどこかの女がビデオカメラに撮影している。
「いや! こんな姿撮らないで!」 
アキエが叫んだが、美姫は構わずにバイブを動かし続けた。 
「あぁっ!」 
狂うほどの羞恥の中に、甘い悦びが体の奥に湧き上がってくる事をア
キエが感じているのが、菜々美にはよくわかる。菜々美は大勢の
レディースたちの前で自慰をさせられた時の甘い快感を思い出していた。
アキエは唇から涎を垂れ流しながら、股間に出入りするバイブの動き
に腰を同調させていた。 
「あん! 狂っちゃう! あん!」 
二十前の身の詰まった豊満な下半身を浮き上がらせながら、アキエは
悶えていた。 
「ほら、あの腰を上げて突き出す格好、あなたと全く一緒よ」 
前のボックス席にいるカップルの女たちが、ビデオを撮影しながら、
アキエの狂態を薄ら笑いを浮かべながら見つめている。 「このビデオ
を家で待っている子猫ちゃんに見せてあげるの」
美姫は左手でアキエの左の乳首を 強く摘みながらバイブを動かした。
アキエは腰を更に高く浮かせた。 
「あぁ! だめっ! いくっ! いっちゃうっ!」 
アキエは腰を高く浮かせたまま、全身を激しく痙攣させ、そして絶頂を
迎えた。 
「菜々美……触って……」
 香澄は菜々美の右手を取ると、そっとスカートの中に導いた。
「香澄さん……」
 菜々美の指が香澄のパンティの脇から中に入る。膣に触れると、驚
くほど濡れていた。
 菜々美は指で花弁を割り、上下になぞり、蜜にまみれた指で上の小
さな蕾をとらえた。
「ああん……ああっ、いい」
 とろけるような快感におそわれて、香澄はせつない甘声をあげた。
香澄の花びらから、おびただしい蜜があふれでた。
「あっ、あっ、あっ、……いい、いい……菜々美……」
 香澄はうわごとのように、歓びの声をあげた。
 菜々美は、なおもしつように、香澄の秘部を攻め立てた。花弁の間
に指を入れ、掬い上げるようになぞった。指先が蕾をとらえた。菜々
美は指で小陰唇を開いて、クリトリスをいじり始めた。
「あうっっ…… イヤぁ……ン……それ……すごく……気持ちいい……」
 菜々美のクリトリスの刺激で香澄は身体を仰け反らせた。
「これがいいのね……香澄さん」
 菜々美は香澄のクリトリスを擦るようにしていじった。
「はぁああぅ……いいっ……クリが……感じるぅ……」
「こう……?」
「はぅぅ……あぁん……イヤァ……気持ちいぃ……菜々美……
あぁぁ……いいっ……」
「香澄さん……すごくえっち……アソコからお汁を垂れ流して……
すごくえっち顔してる……」
「ああぁ〜ん…… 言わないで……だってぇ……もぅ……
イッちゃいそう…… 」
 菜々美はクリトリスを中心に、マッサージするみたいに香澄の性器
に手を押し付けていじった。
「あぁぅぅぅ……もう……イキそぅ……菜々美……もう、がまんできない……」
「我慢しなくて……思いっきりイッてもいいのよ……どうして欲しい……?」
「もっとクリトリスを激しくこすってみて……」
 言われたままに、菜々美は上下に激しく擦るようにして香澄のクリ
トリスを刺激した。
「ああっ……あっ……あっ……だめぇ……いくぅ……ああああっ!」
 香澄は、いっそう高い歓喜の声をあげて達した。
 荒い息遣いで、グッタリなってる香澄に、菜々美は抱きついてキスし
た。菜々美の白い顔はうっすらと赤みを帯びて、汗ばんでしっとりと
なめらかだった。
「わたしばっかり、ずるい……」
 荒い息で香澄が囁き、肩に口づけし、首筋を辿り、耳朶を軽く噛んだ。
「あ……んっ……」
 ぞくりとするような快感がこみあげてきて、菜々美が小さな嬌声を
洩らしながら、香澄の背に手をまわした。
 香澄は、ずっと触れないようにしていた菜々美の下半身に指を伸ば
した。茂みをかきわけて、菜々美の奥深くに指を忍ばせる。そこはも
う外側まで潤っていた。
 指先で愛液をすくい、ゆったりと菜々美の一番敏感な部分を探しあてる。
「……あっ……ん……っい、や」
 核に触れると、びくっと小さな痙攣をして、菜々美の声が高まった。
それに応えるように、何度も何度もやわらかく、敏感な突起を撫で上げていく。
「あっ……ああ……あっ……」
「ここが感じるのね……?」
「や……あんっ……そんな……」
「菜々美の体のことは良く知ってるのよ」
 菜々美が両手で強く香澄の背中にしがみついた。香澄が羽毛のよう
な柔らかさで指を動かすと、次第に菜々美の身体が小さく震えてきた。
「あっ……もう、だめ……いっちゃう……」
「いっていいよ」
「そんな……あっ、ああんっ……か、香澄さん……だめ……
もう、いきそう……ああっ! いくっ! いっちゃう!」
 菜々美は、そのまま絶頂に達して、身体を大きく震わせた。
 肩で息をしながら、顔を上げると、周りのボックス席からカップル
たちがこちらを見ていた。
「やだ……見られてた……」
「いいの……ここはそういうところなの……」
 汗で湿った菜々美の前髪をかけ上げながら、香澄がキスをした。
「喉が乾かない? 何か注文しましょう。あなた、サイダーでいいわね」
 香澄がテーブルのお上のボタンを押すと、女性がひとりやってきた。
菜々美は慌てて乱れたスカートを直し、シャツの前を両手で合わせた。
「ビールとサイダーのエス」香澄の注文を聞き、女が立ち去った。
 前の舞台ではいつの間にかショーは終わっていた。注文したサイダー
が来た。のどが渇いていた菜々美は、一気に半分ほど飲んだ。
 横に座っている香澄に髪を撫でられているうちに気持ちよくなって
きた。次第に意識が遠のいていく。


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  発行者      : 春野 水晶 

  * タイトル:「クリスタルノベル〜百合族〜」
  * 発行周期:不定期(週2回発行予定)

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