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===================================================== 発行部数 43 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2011/07/21(Thr) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル それでも生きていく 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 深見洋貴(瑛太) 遠山[三崎]双葉(満島ひかり) 雨宮健二[三崎文哉](風間俊介) 日垣[深見]耕平(田中圭) 草間真岐(佐藤江梨子) 遠山[三崎]灯里(福田麻由子) 日垣由佳(村川絵梨) 藤村五月(倉科カナ) 臼井紗歩(安藤サクラ) 深見逹彦(柄本明) 日垣誠次(段田安則) 草間五郎(小野武彦) 遠山[三崎]隆美(風吹ジュン) 三崎駿輔(時任三郎) 野本[深見]響子(大竹しのぶ) 脚 本 坂元裕二 主題歌 小田和正『東京の空』 あらすじ 第三話 お母さんだから… 深見洋貴(瑛太)に、「大丈夫?」と声を掛ける遠山[三崎]双葉 (満島ひかり)。 「大丈夫な時って、大丈夫って声、かけないでしょ。大丈夫じゃな いからでしょ」と理屈っぽい洋貴。 到着する。 礼を言う双葉に、「近く?」と訊く洋貴。「おじさんのところに」 と双葉。 「引っ越したのって、やっぱりマスコミとか?」と洋貴。「わたし、 最初、深見さんがやっているんだと思った」と双葉。 今日も三崎駿輔(時任三郎)が電話を取ると、無言電話だった。 駿輔は、仕事の合間に、バイト、探しておいてやろうか?と言う。 お願いします、と双葉。 野本[深見]響子(大竹しのぶ)は、男性から、電話を掛けた回数 のリストと、『あなたの隣に15年前に7歳の女の子を殺した一家が 近くに住んでいます』と書かれたビラを渡される。響子は、後でお金 を払う、と言う。 アーケードを歩いていた双葉は、後ろから、「ゴリラの人」と声を 掛けられる。双葉は、背中にゴリラの絵が描かれたTシャツを着てい た。 「ごめんね、ゴリラなんて言っちゃって」と、声を掛けた響子。 名前を教えてと言われて、上ですか?と双葉。できれば、両方と響 子。 「『板東作』です」と双葉。「いいお名前ね」と響子。その名前は、 たまたま目の前に這ってあった選挙ポスターの名前『板東作茂』から とっただけだった。 日垣[深見]耕平(田中圭)は、生のトウモロコシにかじりつき始 める。驚く洋貴に、「これ、生で食べられるのなの」と言う。 耕平は響子がいやがせをしているのを知っていた。そのことを聞い た洋貴は、びっくりする。 双葉は、響子に連れられて、ボーリングに行く。 娘が殺されたのは、幼い娘を放っておいた母親が悪いとみんな非難 する。でも、子供が亡くなってから母親の生き方なんて、誰も教えて くれないじゃない。たまには、こんなこともしないと、やっていられ ないわ、と言う。 ボーリングのボールの穴から、双葉の指が抜けなくなる。響子は一 緒に引っ張ってくれて、やっと抜ける。響子は、自分の娘も、今頃は 双葉ぐらいになっていたのだろう、と言う。 洋貴の店に行くと、双葉と響子は、トウモロコシの皮をむいて、焼 いている。お醤油をと言われても、双葉は見つけられない。 うちでは、お醤油を冷蔵庫に入れるの、と響子。双葉が冷蔵庫を開 けると、醤油が入っている。 そこに洋貴が入ってきて、「それ、生で食べられるんだよ」と言う。 思わず目を見合わせる双葉と響子。 洋貴は双葉の手を握ると、強引に外に連れ出す。 「『作ちゃん』って何だよ。それにオヤジさんの職場や学校に知ら せたのも、いたずら電話も母さん(響子)がやったことだ」と洋貴。 バス停で、双葉の膝から血が出ているのをみつけた響子は、消毒す る。タイトスカートをはいた双葉がベンチに座る。 響子はそれを見て、座るとスカートが少しあがるでしょ。亜季は 2歳ぐらいから、それに興味を持って、短いスカートをはきたがった。 でも、買わなかった。亜季は少し足を引きずっていた。小さい時に熱 を出したためだった。だからそれを少しでも見えないようにって。ス カートにくるまれていた亜季の膝はつるつるで、触るとくすぐったが った。 小学校に上がって、夏が来て、亜季に短いスカートを買ってあげた。 あの日もその短いスカートをはいていた。 霊安室で、あの子のスカートから出る膝を触ったが、もう何も反応 しなかった。出かける時、スカート、短いんじゃないの?と思ったけ れども、何も言わずに、菓子パンを置いておいただけだった..... 響子がバランスを崩し、ガードレールにしがみつく。自分が悪い。 亜季に何もしてやれなかった バスが近づいてくるが、手が震えて、響子は小銭を落としてしまう。 でも、拾わずにバスに乗った。 双葉は小銭を拾う。そして、洋貴の店に飛び込む。 お母さんを助けてあげてください。ずっと怖かったんだと思います。 亜季ちゃん、女だから。その男の人に殺される前に、何か.....警察 に行けば、見つかった時の状況がわかるのではと、双葉。 双葉のお兄さんでしょ、と洋貴。 もう、わからないの。どうなっているのか、お兄ちゃんが、と双葉。 草間真岐(佐藤江梨子)は、雨宮健二[三崎文哉](風間俊介)に、 ひどい、と言う。自分のことを見てくれなくて、と。 草間五郎(小野武彦)が、新入りを紹介する。目つきのきつい女性 だった。 洋貴と双葉は、弁護士のところへ行く。目的の人は、すでに引退し ていた。相談料は1時間で1万5千円。もう15年前の調書で処分さ れてしまっているだろう。たとえのこっていたとしても、人権への配 慮があるからと、遠回しに断る。 あきらめた表情の二人に、声を掛ける女性。藤村五月(倉科カナ) と名乗り、自分は数年前亡くしたけれども、警察では見せてもらえず、 民事の裁判でやっと証拠開示をしてもらえた。 15年経って、憎しみは少し癒えましたか? いや、オレは逃げて いただけなんで、と洋貴。箱に閉じ込めて..... ネットカフェに行く。明日もう一度、五月と会うことを約束したか らだ。 受付で、カップルシートしか空いていないと言われる。双葉が、そ れでもいいというので、洋貴もそうする。 洋貴と双葉は、向かい合って座るってどういう気分かな? といい ながらも、並んで座ったまま話す。 双葉は、洋貴の家へ行く時、バスで、昔住んでいたところの近くを 通るのだが、いつも怖くて目をつぶってしまう。でも、今度行ってみ ようかな、と言う。 洋貴は、この間双葉は、文哉に殺されそうになったことがあると言 っていたが、どういう気分だったか聞く。 双葉は、「聞くんですか?」と言いながら話す。このまま目を覚ま さなければ、亜季ちゃんが殺されなくて済んだのかな、と思ったとい う。 洋貴は、生きていてよかったじゃないですか。今度一緒に行ってみ よう、その家、と言う。 洋貴は、ゴロッと横になると、双葉に背を向けて寝る。双葉は、座 ったまま、膝を抱えて休む。 携帯が鳴る。双葉が洋貴を、「携帯が鳴っています!」と言って起 こす。 電話に出た洋貴は、オウム返しに「警視庁!?」と言う。 響子は、居間でお札を数えていた。そこに洋貴が飛び込んできて、 「もう、こんなこと、止めろよ!!」と言って、止める。そして、手 に持っていた封筒を、『検死結果』と示す。亜季が死んだ時、どうだ ったのか。文哉にどうされたのか、と洋貴。 響子は洋貴を無視し、食器を片付け始めた。「聞かなくていいの?」 と言う洋貴に、「今、忙しいの!」と響子。 洋貴は、かまわず読み上げる。亜季は後頭部を殴られ、倒れたとこ ろをさらに数回、ハンマー様のもので殴られた。湖に投げ捨てられた 時は、すでに死亡していた。即死だった。着衣に乱れはなく、また下 半身への乱暴の痕もないので、姦淫の可能性は無い、とされている。 母さんが心配したようなことはなかった。母さんのせいなんかでは なかったのだ、と言う。 落ち着きを取り戻した響子は、自分のために調べたの?と訊く。頷 く洋貴。 洋貴は、亜季が亡くなったのは、自分のせいだ。自分が亜季を置い ていったからだ、と泣く。 響子は、自分は洋貴のせいだなんて思っていない、と言う。 洋貴は、それでも自分のせいだと言う。 響子は、そんなことはない。お兄ちゃんでしょ。お兄ちゃんが泣い たら、亜季が笑うよ、と慰める。 「励ますつもりで来たんだけどな」と洋貴。 響子は、亜季の話を思い出す。ゴリラの血液型は全部B型なんだっ て..... いろいろ話した後亜季は、「なんで、亜季は殺されたの? お兄ち ゃんのせいじゃないでしょ。お母さんのせいでもないでしょ。お父さ んのせいでもないでしょ。じゃあ、なんで亜季は殺されたの?」と訊 く。 庭木に水を撒いていた響子は、ホースを手放すと、そこにうずくま って、号泣する。 店に戻ってきた洋貴は、電話をして、話せました。ボクのせいでは ないと言われました。あなたのおかげです、と言う。電話の相手は双 葉。 洋貴は双葉を呼び出す。 礼を言う双葉に、ボクもつきあって貰いましたから、と言う。 タクシーに乗っていた響子は、自分が「もう電話もいいです。ビラ も。その代わり、お願いがあります」と言ったことを思い出していた。 並んで歩く洋貴と双葉。洋貴に、「恋してますか?」と訊かれ、 「かろうじて」と答える双葉。 タクシーを降りて、歩いていた響子の前を、背中にゴリラの絵が描 かれたTシャツを着た少女を見かけ、ハッとする。ためらう響子。 洋貴と双葉は、目的の家を見る。売家になっていて、草が生い茂っ ている。洋貴は、もう長いこと、このままのようですねと言いながら、 草をかき分けて進む。夏みかん(?)が置いてあった。洋貴は、文哉 が歩道橋の手すりの上に残していった果実を思い出す。 響子が向かった先の家の庭に、クリーニング店のパンが止まる。下 りてきた駿輔と、顔を会わせる響子。 健二は、みんなに先に上がってくださいと声を掛ける。自分は、あ と倉庫の整理をするから、と。 新たに入った女性・臼井紗歩(安藤サクラ)にも、もう上がってく ださいと声を掛ける。すると、「三崎さん」と呼ばれる。無視する健 二。 すると紗歩は、今度は「三崎文哉さん」とフルネームで呼ぶ。振り 返った健二に、ニヤリとする。 寸 評 文哉が本当に亜季を殺したのか? そうだとすると、何が原因だっ たのか? 突発な事故というには、執拗に殴っていますので、やはり、 故意を感じます。 文哉はえん罪だとしたら、裁判でそれを主張したのでしょうか? 主張しなかったとしたら、その理由は? そして、紗歩は文哉とどんな関係があるのでしょうか? 関係者が増えて、謎が増えました。ストーリーに奥行きが出てきた 気がします。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 先日、人工衛星が落ちてくるという事件がありました。幸い、死者は出なく て済んだようですが、大気圏で燃え尽きずに地表、あるいは海面まで固形物が 残る。今度は、ドイツの衛星が、先日のアメリカよりももっと大きな塊で落ち てくるとのこと。 『杞憂』という言葉があります。天が落ちてくるのではないかという、可能 性の低いことを心配しても意味がないということですが、現代では、天からい つ何時、何がふってくるかわかりません。 恐竜が絶滅した原因が隕石との説が有力です。天から降ってくるものは、た とえそれ自体の重さはたいしたことが無くても、大きな破壊力を持っています。 日本の真ん中に落ちてきたら、日本全国が破壊されるといわれると、落ちる とわかってからでは、逃げようがありません。確率として、3600人に一人 に当たるといわれても..... 今後は衛星をあげる技術もさることながら、落ちてくる衛星をどうにかする 技術を早急に確立して欲しいと思います。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |