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タイトル:Daily Drama Express 2011/06/18 高校生レストラン (7)  2011/06/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2011/06/18 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 高校生レストラン
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時00分
キャスト 村木 新吾(松岡 昌宏)
 吉崎 文香(板谷 由夏)
 岩瀬 厚一(平田 満)
 佐藤 圭作(河西 健司)
 坂本 陽介(神木隆之介)
 米本 真衣(川島 海荷)
 岸野 宏 (伊藤 英明)
 戸倉 正也(金田 明夫)
 都甲 仁美(柴本 幸)
 村木 遥 (吹石 一恵)
 村木 定俊(原田芳雄)
脚  本 秦建日子 他
主題歌  サンボマスター「希望の道」

あらすじ 第7話「調理部分裂の危機」

 夏休み明け早々に毎年恒例の高校生のための料理コンクールがあり、
新吾(松岡昌宏)はそれに出るメンバー3人を選んでほしいと岩瀬校
長(平田満)から頼まれた。
「ちょっと待ってください。その話は辞退させてください」
 新吾は困惑の面持ちで断った。レストラン開店1カ月。とてもコン
クールに力を割く余裕はない。それにまだまだ基本からみっちり指導
する必要があるというのが新吾の言い分だった。料理コンクールは野
球でいえば甲子園みたいなものだと岩瀬らは説得したが、新吾は聞き
入れなかった。生徒たちの間でも誰がコンクールに選ばれるのか、ど
んな料理を作るのかで盛り上がっていたが、新吾は「出ないことに決
めた」と一方的に通告してしまった。

 落胆する生徒たちを見て、都甲(柴本幸)は岸野(伊藤英明)に説
得をしてほしいと頼んだ。さらに吉崎(板谷由夏)もまた岸野に新吾
を説得するにはどうしたらいいかと相談してきた。料理コンクールは
生徒たちの目標であり、そのために頑張っている生徒もたくさんいる
と吉崎は訴えた。

 そこで岸野は吉崎と一緒に新吾の実家を訪れた。しかし新吾は、高
校生レストランを運営している生徒という目で見られれば、必要以上
に期待をかけられ、結果も求められる。そのプレッシャーに耐えうる
だけの技術も力量もまだ生徒にはないと説明した。
「プライドの問題じゃないでしょうか?自分が指導している生徒がコ
ンクールに入選できないなんてことになったらという」
 吉崎が口をはさんだ。新吾はそんなつもりはなかったが、返答に窮
した。正直なところまだ生徒1人1人の能力を見極められてないのだ
からその中から3人を選ぶのはできないと新吾は言った。
「では生徒たちに選ばせるというのはどうでしょう。一切の責任は私
が負います」
 吉崎がそう提案したが、新吾は黙っていた。

 吉崎が帰った後、遥(吹石一恵)は吉崎は7年前に婚約者を失って
から、暗くなってしまったなあとつぶやいた。新吾はそれを聞いて、
感じ入るところがあり、考えを変えた。翌日、吉崎の言うとおり、生
徒たちが自分たちで出場メンバーを選ぶことを生徒たちに伝えた。

 選考には誰でも参加できるとあって、生徒たちは最初喜んだが、い
ざ料理を考えるとなると、自分が何を作るか伏せたり、どうせ自分に
は才能がないから選ばれるはずがないと言いだす者が出てくるなどぎ
くしゃくした空気が流れていった。

 そうした中で、あっというまに選考の日はやって来た。今年のテー
マは魚料理。陽介(神木隆之介)は鯛の二味茶漬け、真衣(川島海荷)
は鯛と蕪のムースなどいろいろな魚料理が出てきた。

 投票は1人1票で行われ、結果は部長の中村幸一、真衣、細川里美
の3人となり、確実に選ばれると思われた陽介が落選した。すると幸
一は陽介に「わざと負けたんか?」といきなり食って掛かった。新吾
は、幸一、陽介、真衣を残し、話を聞くことにした。

 幸一は陽介が選ばれないのはおかしい、自分が選ばれたのは陽介が
わざと負けたからとしか考えられず、素直に喜べなかったのだった。
すると陽介は、自分は考えが甘かった、自分は選ばれるものだと思っ
ていて腕だけで勝負してしまった。けれど、ほかのみんなの料理には
独創性があった、そうでなければコンクールでは通用しないってわか
ったと悔しそうな表情を浮かべた。
「うち、先生に選んでほしかった」
 真衣は泣きそうな顔をして言った。
「そうか、けれどそれだと3人とも落ちたかもしれないんだぞ」
「なんや、どっちにしても落ちてたんか」
 陽介は笑った。真衣も幸一もつられて笑った。そんな様子を見て、
教師は大変だが面白いと新吾は思うようになっていた。

 翌日、新吾は部員全員を集めて言った。
「選考に落ちてしまった人たちはよく聞いてほしい。負けてよかった
と思え」
 生徒たちは面食らった顔をしたが、新吾はつづけた。この先の人生
で、人は数多くの負けを味わうことになるかもしれない。けれど負け
たことに対して負けないでほしい。負けたからこそ、次頑張ろうと思
う。だから負けることは勝つことだと。そして選考された3人は勝っ
たと思うな、そう思うとすぐ追い抜かれると。

 生徒たちの表情に明るさが戻っていった。
「よし開店!」
 生徒たちはいつものようにレストランを開始した。


寸  評  陽介の落ちるという意外な展開があったので、面白く見ることが
できました。新吾も職人一辺倒から教師の資質に目覚めていったよう
で何よりです。ただこのドラマの主題はなんなのだろうか?とちょっ
と疑問を感じました。最終的には新吾が教師に目覚めて、すぐれた指
導者、教育者になることでしょうか。それだとタイトルの高校生レス
トランと結び付かないような気もします。やはりもっと生徒が前面に
でるべきなのではないでしょうか。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 もうすぐ7月。世間は節電の呼びかけがされていて、勤務先でも夕方以降は
空調を切り、定時退社を推奨しています。なので、17時を過ぎると室内は3
0度を超え、周りはみな暑い暑いとうちわが手放せないようです。しかし私は
寒がりなので、ちょうどいいくらいです。周りは上着を脱いでますが、私はま
だ上着を着ている状態です。もう夏も近いのですが、まだ夜は涼しくて毛布も
手放せません。(けん)

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