メルマガ:クリスタルノベル〜百合族
タイトル:クリスタルノベル〜百合族 Vol. 081  2011.6.11  2011/06/11


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   ◇∞◆  クリスタルノベル〜百合族〜    ◇∞◆
    ◆∞◇      Vol. 081  2011.6.11        ◆∞◇


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                    ◇∞◇ タイトル ◇∞◇ 
            
             ♪ − ビアン・スキャンダラス



 授業が終わり、菜々美は一人家路を急いでいた。道路をいつもの様
に早足で通り抜けようとした。公園の真ん中に差し掛かると、後から
爆音を響かせた一台のバイクが近づいてきた。
ブゥォン!ブゥォン!ブゥォン!
 聞き覚えのある爆音が近づいてきたので振り向くと、思ったとおり
香澄だった。
「香澄さん」そういって、菜々美は微笑んで手を挙げた。
「よう」そういってバイクに跨ったまま手を挙げる彼女の仕草がどこ
かぎこちない。
「どうしたの?」
「菜々美、今、時間あるかな」
「うん、大丈夫だけど」
 香澄が誘いに来たのか。でも、いつものように情事の前のはにかみ
が顔にはなかった。
「どうしたの?」
「いいから乗れよ」
 そう言って、顎でバックシートを指したので、菜々美は黙って香澄
の後ろに跨った。
 香澄が勢いよくバイクを発進させた。タイヤの擦れる音が響いた。
バイクは見覚えのある道を爆走した。
 工場の入り口の前でバイクが停った。他にバイクが見当たらない。
「今日はあなたのおうちじゃないの?」
 できればこんな工場の事務所で愛し合いたくはなかった。
「菜々美、こっち」
 香澄は振り向こうともせず、先に事務所の方に歩いていった。香澄
は何もしゃべろうとしなかった。菜々美はいつもと様子が違う香澄に
不安を覚えながら黙って彼女のあとをついて行った。
 香澄が事務所のドアを開けて中に入った。菜々美が慌てて彼女に続
いた。
 事務所の中に長髪の美女が立っていた。菜々美は思わず声を上げそ
うになった。美姫だった。
 色白の神秘的な美しさをたたえた表情はあの時と同じだった。グラ
デーションが浮かぶ美姫の美しい姿に、菜々美は見入っていた。 
「やっぱり、可愛いわね……」 
 そういって美姫がゆっくりと近づいてきた。菜々美は香澄な視線に
気付き振り向いた。菜々美と目があった香澄は慌てて視線をそらす。
目の前の美姫をまともに見ることができない。緊張して下を向いてい
ると、彼女の指が顎にふれた。
「あっ……?」
「私ね……あの日からあなたのことを忘れたことはなかったのよ」
そういうと、菜々美の口が美姫の唇でふさがれた。
 驚愕するが、声が出ない。
 夕焼けの光彩の中、二人は静かに唇を重ね合わせた。 
 やがて、菜々美から唇を離すと、美姫がふわりと笑った。
「あ、あの……」 
 突然のことに呆然としていた菜々美も、ようやく事態を把握し、夕
日の中でも分かるほどに顔が赤らんだ。
「美姫!」
 不意に香澄が叫んだ。 
「こ……この子には何もしないって!」
「私がこんな可愛い子に何もしないと思っていたの?」
そういって、美姫が香澄に近寄っていった。
「そ、そんなこと……。あんたが菜々美を正式に仲間として認めてや
るというから連れてきたのに。何もしないって約束したのに」
「私とあなたの間に約束なんて成立しないわ。だって、あなたと私は
奴隷とご主人様の間柄なのよ」
 そういって、美姫が香澄の髪を撫でた。
 奴隷とご主人様の間柄って何? 菜々美の頭の中は再び混乱してきた。
「あなた、ヤキモチ妬いているの?」
 美姫は香澄の特攻服のジッパーおろし、スルスルと脱がせた。
「このこの前で愛してあげる」
「や、やめて……美姫……」
 美姫は震えている香澄の体から特攻服を脱がせ、ズボンを下ろした。
「ここに座りなさい」美姫はブラとショーツ姿になった美姫をソファ
に座らせた。
 美姫の手がゆっくりとストッキングをはいていない香澄の太もも
に触れる。香澄は自分から脚を広げた。美姫の指先が香澄の太股の間
に入っていく。美姫の手は太股の肌触りを楽しむように、ゆっくりと
香澄の太股を這い昇ってくる。そして、ゆっくりと香澄のその部分に
近付いてきた。
 美姫の指先がショーツに触れた。香澄は濡れてくる自分を感じ、不
自然なほど脚を広げた。指は脚の付け根のショーツの隙間から潜り込
もうとしている。香澄は尻を前にずらし彼女の指の侵入を助けた。
 美姫の指が、ショーツの中に入り込むのが見えた。ショーツがもご
もご動いている。その動きから、美姫が香澄の柔らかな花園を堪能し
ているのがわかる。
(あぁ、なんて、しなやかな指なの。これが……美姫さんの……)
 菜々美の視線は香澄の股間に釘付けになった。その時、美姫が香澄
の耳元に囁きかけた。
「ねぇ、これ脱がない? もっと気持ちよくしてあげるから」
その言葉に香澄は頷き、腰を上げショーツを膝までずらし片脚から抜
いた。すると美姫の手は水を得た魚のように、香澄の蜜花の中を蹂躙
した。ネットリと蜜に濡れた左の中指を、香澄の敏感な真珠にあてが
い上下に擦り始めた。
「あああっ!」
 香澄の脚が反射的に閉じようとするが、美姫の右手が伸び、その膝を
押さえ、香澄に脚を閉じることを許さなかった。美姫が右手を伸ばし
たことで上体が香澄の方に向いた。
「あああ……だめ、菜々美、見ないでぇ……」
 香澄が恥ずかしそうに身をよじった。


レズビアンコミック
http://www.dmm.co.jp/digital/book/-/list/=/article=keyword/id=4013/media=comic/lovelymei-001



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  発行者      : 春野 水晶 

  * タイトル:『クリスタルノベル〜百合族〜』
  * 発行周期:不定期(週2回発行予定)

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