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タイトル:Daily Drama Express 2011/01/30 スクール!! (3)  2011/02/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2011/01/30 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル スクール!!
局  名 フジテレビ系
放映日時 日曜21時00分
キャスト 成瀬誠一郎(江口洋介)
 桐原伊織(西島秀俊)
 武市かの子(北乃きい)
 大橋 仁(塚本高史)
 岡本幸恵(市川実和子)
 本木友一(三浦翔平)
 村上美香子(ふせえり)
 柏葉太一(田窪一世)
 西園寺綾(吉井有子)
 脇谷九十郎(塩見三省)
 吉村百合子(堀内敬子)
 武市幹城(岸部一徳)
脚  本 秦建日子 他
主題歌  サンボマスター「希望の道」

あらすじ 第3話「本気で子供のために泣け!!」

 給食の時間、突然5年生の教室に成瀬(江口洋介)が入ってきた。
「今日から毎週金曜日は、校長先生と一緒に給食の時間だ〜!」
 どうやらさっき思いつきで決めたらしい。同じ釜の飯を食って仲間
意識を高めようと。

 ところが、上野成吾はダイエット中だと言って食べるのを拒んだ。
「どうした、食べろよ!」
 成瀬は無理に食べさせようとしたが、成吾は頑なに拒否した。
「校長先生、成吾の家は給食費を払ってないの。だけどそれを言うの
かわいそうだから、ダイエットっていうウソにつきあってんですよ」
 松下頼がいらついた顔で言った。

 成瀬は教職員にいったいどうなっているのかと聞いて回った。成吾
は一学期の後半から食べてないのだと言う。ところが、みな一様に本
人が食べないと言っているのだら仕方ないと言う。無理に食べさせれ
ば訴えられるとも。
「担任の大橋先生がすでに何度も家庭訪問し、督促をしています。学
校にそれ以上のことはできない」
 桐原(西島秀俊)が全員の意見を集約した。

「なら俺は給食費をただにする!」
 成瀬は真顔で言った。
「何を言っているんです!そんなことをして学習費が削られたら本末
転倒でしょう!とにかく教師はこれ以上家庭に立ち入れない」
 珍しく桐島が声を荒げた。そこへ成吾が入ってきた。
「遅くなってすいません」
 そう言って5千円を出した。
「おおっ、これで問題解決ですな」
 脇谷(塩見三省)はホッとしたように言った。だが、成瀬は何か裏
があると思った。

 成瀬は成吾の父親を訪ねた。5千円について父親は何も知らなかっ
た。ならば成吾本人に聞こうと、成瀬は成吾の家の前で帰るのを待っ
ていた。もう辺りが暗くなってから成吾は市村理矩と一緒に現れた。
成瀬が5千円について聞くと、成吾は怒った。
「なんで俺だけ聞くんだよ。他の奴には聞かねえだろ。俺ん家が貧乏
だから疑うんだ!」
 成吾は成瀬を無視して家の中に入った。

 給食費の未納は日本の小中学校の55.4%で起きていることだっ
た。未納があれば未納した分を他の生徒の分で賄うため、どんどん質 が落ちて行ってしまう。

 次の日、理矩は成吾を自分の家に誘った。理矩の家はお金持だった。
それを見て成吾は嫌悪感が湧いてきた。もともと成吾は理矩と遊ぶ気
はなかった。それを理矩が給食費の5千円を出すのと引き換えに一緒
に遊ぶ契約をしたのだった。それで理矩と遊んでいたが、自分の貧乏
さを思い知らされるのに耐えられなくなり、理矩を突き飛ばして出て
行ってしまった。

 成瀬は給食費を少しでも安くしようと独自の献立を考え、管理栄養
士の資格を持つ養護教諭岡本(市川実和子)に相談した。しかし桐島
は有史以来人間社会に経済格差はなくならない、成瀬のしていること
はその場しのぎの気休めに過ぎない、そんなまやかしの希望を与える
のはかえって児童を傷つけるだけだと非難した。

 成吾が連絡もなく休んだので、成瀬は理矩に何か知ってるか聞いた。
すると理矩は自分は友達じゃない、成吾は自分に金をタカっていただ
けだから知らないと答えた。

 成瀬はすぐ成吾の家に向かった。家には借金取りが来ていた。成瀬
は追い返し「大丈夫だ、気にするな」と言ったが、成吾は「お父さん
もそう言ってた。けどどんどん悪くなるばかりだ。帰れよ、校長先生
に何ができんだよ!」と突っぱねた。

 成吾は家を飛び出し、理矩の家に行った。
「成吾、この前のことは気にしてないよ」
 俯いている成吾を見て理矩は言った。理矩は父母が忙しくて1人ぼ
っちが多かった。それで成吾と仲良くしたかったのだった。しかし成
吾はそんなことは耳に入っていなかった。
「お前、貯金いくら持っている?10万?それを全部くれ。そしたら
一生何でも言うこと聞くから」
「そうか……成吾が僕に用があるのはお金だよな。わかったよ」
 ショックを受けた理矩はそう言い、ある命令をした。

 次の日、5年生は全員水門近くの橋に集まった。理矩が成吾に命令
したのは橋からのダイブだった。児童の1人が慌てて職員室に来てそ
のことを話したので、成瀬はすぐ向かった。

 着いてみると、成吾が欄干に登り、他の児童たちは「成吾ダイブ!
成吾ダイブ!」とはやし立てていた。
 成瀬は必死になって止めた。しかし成吾は聞かない。
「じゃあどうすればいいんだよ。自分で働くこともできない。こうす
るしかないじゃないか!」
 成瀬は成吾を抱きとめた。
「お前は給食食ってりゃいいんだよ!めんどくさいことは大人に任せ
ときゃいいんだ。飯を食うことがお前の仕事だ」
 そして他の児童を見て言った。
「世の中には確かに経済格差がある。けど金で買えるのはそうたいし
たもんじゃない。金で買えないものの方が多い。健康だってそうだろ
う。人間は1人では生きていけない。だから誠実につき合わなくちゃ
いけない。苦労だって金で買えない。苦労は人を大きくする。理不尽
なことがあってもそれで一回り強くなれる。それでもつらけりゃ俺が
いる。同じ釜の飯を食った仲間がいる。そしてお金で買えない一番の
ものは命だ!」

 対岸では桐原に連れられた成吾の父親がいた。桐原は息子を追い詰
めたのはあなたにあると厳しく指摘し、就学支援制度を利用するよう
に言った。父親は援助を受けることを恥じていたが、桐原は子どもの
ために見栄を捨てなくちゃいけないと説いた。

 こうして成吾は給食を食べるようになり、教室内にも活気が戻った。
しかし大橋が学校を休みだした。成瀬の体当たり指導を目の当たりに
した大橋(塚本高史)は担任である自分の無力さに打ちのめされ、自
信を失ってしまったのだ。


寸  評  給食費の未納は大きな問題ですので興味深く見ていたのですが、
成瀬の行動は結局対子どもに対するものだけで、保護者への応対は桐
原がやってました。それも支援制度を受ければいいという単純な話で
あったので、この程度で解決するなら社会問題にはならないだろうに と思ってしまいました。成瀬がもっと保護者と向き合う中でこの問題
に取り組む姿が見たかったです。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 職業柄マウス操作が欠かせませんが、最近右腕がこるようになってきました。
時には二の腕が冷たくなってしまったり、人差し指がしびれたりして、休日に
休めても平日勤務に戻るとすぐまた症状が出始めてしまいます。腕のストレッ
チや入浴時によく温めるようにしていますが、かなりこりがひどいらしく、ま
だ改善の兆候が出ていません。(けん)


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