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タイトル:憂国通信  2010/12/25


天皇陛下に褒められたさかなクン「ギョギョッとうれしい」と園遊会にかぶりもの出席か? 


天皇陛下、さかなクンの名を挙げ功績讃える→さかなクン「ギョギョッとうれしい!ものすごく幸せ」…クニマス発見で
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1293158897/

「さかなクン」は通称だが、芸名でもある。

こんな書き込みがあった。

≪天皇といえど公の場で呼び捨てとはいかがなものか? ≫

「さかなクン」に敬称を付けるべきか、なかなか判断に迷うところだ。しかし、「さかなクンさん」と呼ぶのも変だ。
このように、さん付けすると不都合が発生するケースはたまに見かける。「アグネス・チャン」の場合もそうだ。「アグネスさん」でも「チャンさん」でもかまわないのだろうが、しっくりいかない。

天皇陛下が名前を挙げられたさかなクン「本当に感慨無量」
http://www.youtube.com/watch?v=Onwb_ce0uYs

陛下は「さかなクン」と呼び捨てにされたが、このような事例は過去においてなく、おそらくさかなクンが最初だろう。

ところで、陛下からお褒めの言葉をいただいたさかなクンは舞い上がってしまい、「陛下が申した…」などと敬語を間違えてしゃべっていた。
博識な人物のようだが、異様にテンションが高い独特のしゃべり方は、やや聞き取りにくい難がある。

≪1年未満で消えるような色物芸人かと思っていたけど、本当土下座して謝るわw。好きこそものの上手なれの歩く見本だなぁ。やり続けてればこんな幸運にもブチ当たるし。これぐらい突き抜けてる迷わない生き方って迷ってばかりの俺にはひたすら羨ましい ≫

これがさかなクンに対する一般的な評価だろうが、芸人の雑学のレベルとは一線を画しているのだろう。また、一見脳天気に見えるようなキャラだが、そう思われているだけに、営業的には苦労していそうだ。

≪子供相手に説明してる映像見た事あるけど、すごく分かりやすい。ていうか、子供がさかなクンの説明にドンドン引込まれていく様子に感心した。どこかの教授がさかなクンの本当のスゴさはそのプレゼン能力だって言ってたそうだが、その通りだと思った。≫

もともと子供にものを教える才能には長けていたのだろう。あの独特の言い回しも子供は苦にならないようだ。
以下は、さかなクン自身が書いたの回想録の一節である。

≪中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。
いばっていた先輩が3年になったとたん、無視されたこともありました。
突然のことで、わけはわかりませんでした。でも、さかなの世界と似ていました。
たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。
せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。
けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。
すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。
助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。
いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。
広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、
なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。
中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。
ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。
でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。
学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、
その子はほっとした表情になっていました。
話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、
だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。
ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。
大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、
悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。
外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。
広い空の下、広い海へ出てみましょう。≫

前半部分に意味不明な表現があるものの、なかなか意味深長な文章である。

≪さかなくん、園遊会に呼ばれることもあるかな?その時はかぶりモン、脱げよ≫

ところが、陛下とさかなクンとは既知の間柄だった。

天皇陛下が「さかなクン」とご懇談 なお、さかなクンは懇談中も上の本体を外さなかった。 
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1255732319/1

ということで、陛下の前でさかなクンはかぶりものを外さなかったのである。

一説によると、さかなクンの父親で高名な囲碁棋士である宮沢吾朗氏も園遊会にラフな格好で臨んだという話だ。真偽のほどは不明である。

「さかなクン」がイギリスBBCの番組に出演した際の映像もある。

Adam and Joe go Tokyo: Sakanakun
http://www.youtube.com/watch?v=pdJRY8Mv0kU

さかなクンの言動は、一般常識とはかけ離れており、そのことが様々な憶測を呼んでいる。
さかなクン精神障害説と正常説とがある。
精神障害説を唱える連中は、アスペルガーやサヴァン症候群の軽度な症状ではないかと主張している。
特に、さかなクンの尋常ならざる知識量はサヴァン症候群の特徴に近いものがある。

≪実際さかなクンって魚の知識量は世界の3本の指に入る程らしいし、なんかわからない魚がいたら大学の教授がsakana-kunに聞いてみるかって位の人物らしいからね ≫

逆に、「昔は普通のしゃべり方をしていた。あれはタレントとしての演出である」と指摘する者もいる。「タレントになる以前にクイズに出演していた当時のさかなクンの振る舞いは一般的な範疇に収まるものだった」というのである。
彼の能力を評価する者に支えられている部分は大きいだろうが、さかなクンがそれなりに世渡りしていることも事実なので、「異常者」と決めつけることはできない。

このような謎の多い人物なので、当然都市伝説も発生している。

※ 中学時代は水槽学と間違えて吹奏楽部に入部。しかしソロサックスで金賞受賞経験有
※ 中学校3年生の時に学校で飼育していたカブトガニの人工孵化に成功
※ TVチャンピオンで5連覇して殿堂は序の口
※ さかな漢字258文字検定1級保持者(1級の合格者は2009年現在でさかなクンさん一人だけ)
※ 魚を食べる事に関しても大好きで、ひそかにギネスの「人類で最も多くの魚類を食べた」記録保持者(3228種)
※ 浜崎あゆみに対して「【鮎】という魚の偉大さとは不釣り合いだから改名しろ」と一刀両断
※ ディスカバリーチャンネル、「深海の謎を追え」ではイギリスの潜水探査船チームからも名前が上がるほど
※ フグの毒、テトロドトキシンに対して抗体が出来ているただ一人の人間としてWHO(世界保健機関)に記録されている
※ さかなクンさんの初代本体(上の帽子)はサザビーズオークションに出品され、約340万円で落札された(落札金は全額寄付)
※ 松方弘樹が巨大クロマグロを釣り上げたのは有名だが、それを落札したのはさかなクンさん
※ 釣りバカ日誌には初代から特別監修としてさかなクンさんの名前(本名)が載っている
※ 実は現存の約1割の魚の発見者がさかなクンさん。まさに現代版トリコ

どこまで本当でどこから嘘なのか、なかなか見分けづらい。


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