Daily Drama Express 2010/11/18 医龍３ (6) 2010/12/24

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タイトル：Daily Drama Express 2010/11/18 医龍３ (6) 2010/12/24

===================================================== 発行部数 32 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ 　　　　　　　　　　　 ☆☆ 2010/11/18 (Thr) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 　　1.木曜日の連続ドラマ　　2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1.　木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル　医龍３～Ｔｅａｍ　Ｍｅｄｉｃａｌ　Ｄｏｒａｇｏｎ局　　名　フジテレビ系放映日時　月曜21時キャスト　胸部心臓外科医　　　　　朝田龍太郎（坂口憲二）　胸部心臓外科教授　　　　加藤　晶（稲森いずみ）　循環器内科研究医　　　　藤吉圭介（佐々木蔵之介）　麻酔医　　　　　　　　　荒瀬門次（阿部サダヲ）　胸部心臓外科　　　　　　伊集院登（小池徹平）　胸部心臓外科研修医　　　真柄冬美（谷村美月）　胸部心臓外科　　　　　　木原毅彦（池田鉄洋）　循環器内科カテーテル医　黒木慶次郎（遠藤憲一）　元胸部心臓外科教授　　　野口賢雄（岸部一德）　明真大学長　　　　　　　鬼頭笙子（夏木マリ）原　　作　乃木坂太郎原　　案　永井明脚　　本　林宏司あらすじ　第六回　明真大学付属病院の屋上から、飛び降り自殺を図ろうとした十三歳の少年。　治療がこんなんな難病を抱え、絶望から発作的に屋上に上ってしまった。　駆けつけてそれを引き留めた、天才心臓外科医・朝田龍太郎（坂口憲二）だったが、足を滑らせた少年を支えようとしてバランスを崩し、誤って転落してしまう。　病院内ということもあって、発見された朝田は迅速に救急救命にかかる。だが、地上数十メートルの屋上から転落した朝田は、心臓に深刻なダメージを負ってしまっていた。このままでは、長くは持たない。　けれど、心臓外科の専門家は、重症の朝田自身と現在手術中でまだ時間がかかりそうな加藤晶（稲森いずみ）のみ。加藤の手術の終了まで、どうにか容態を持たせておきたいが、難しい。　そこへ駆けつけてきたのが、チームドラゴンから離脱したはずの伊集院　登（小池徹平）だった。　しかし、心臓の損傷は普通の心臓外科医では、手術不可能な難しいもの。　状態を見た伊集院はためらう。　だが、藤吉圭介（佐々木蔵之介）は、叱りつけるように言う。「お前しか、いないんだ！！」　それでも、伊集院はふんぎりがつかない。　伊集院は朝田のチームを離脱して、敵対する黒木のチームに入った。いつまでも助手のままで、常に脚光を浴びることなく、それでもコツコツ仕事をこなしていたことに、嫌気がさしてのこと。　しかし一方で、チームを裏切ったという自責の念もあった。「僕はもう、チームドラゴンではないですし……」　うつむく伊集院に、藤吉は「朝田はお前の手術道具を磨いていたんだぞ！」と教える。　朝田は、伊集院がチームから出ていっても、いつか戻ってきてまた手術をするようになると、信じていたのだ。　伊集院は、手術に向かうことを決意する。「患者を、オペ室に運んでください！」　緊急で手術室に運ばれた朝田。　伊集院は、ためらいながらも手術を開始する。　手際よく手術はすすみ、心臓の修復のため人工心肺にきりかえる。　伊集院は、壊れてしまった心臓の弁を修復していく。けれども所見よりも損傷はひどい。　別の患者の手術中の加藤からは、「弁を修復するのは不可能。人工弁を代わりにつける手術に切り替えろ」と電話指示がくる。　しかし、人工弁にすると少なからず障害が残ってしまう。朝田を完璧な状態に戻したい。　伊集院はそういって、難しい修復の手術を決断する。加藤から「朝田を殺す気！」と言われるが、「僕が執刀医です」とキッパリ言う。　なんとか手術をこなしていく伊集院。　だが、「そのオペは今すぐ中止しなさい」と突然マイクで命令が下る。　学長の鬼頭笙子（夏木マリ）が、手術室にやってきたのだ。　朝田は大学にとって大切な存在。まかり間違って死なせてしまったら、ダメージは大きすぎる。　このままの状態で、加藤の手術が終わるのを待て、というのだ。　伊集院は納得できない。しかし、学長の命令……。　ためらう伊集院。と、手術室のドアが開く。　そこには、準備を整えたチームドラゴンの面々が……。　先の手術を終わらせた加藤、そして麻酔医の荒瀬門次（阿部サダヲ）ら。　鬼頭は「間に合った。すぐに執刀医をかわりなさい、加藤」と命令を出す。　だが、加藤は言うことを聞かない。これまでの施術を見て、伊集院の腕を認めたのだ。　このまま伊集院に執刀させます、ときっぱり言い放つ。　チームドラゴンのメンバーが揃ったことで、伊集院のスピードも上がる。　そして、順調に手術は終わった。　人工心肺を止めて、心臓の再鼓動を待つ……。「朝田……戻ってこい……」　祈るような気持ちで、心臓を見守るスタッフ、そしてチームドラゴンの面々。　……ドク……ドクン……。　ゆっくりと、朝田の心臓は鼓動を再開する。　手術を終えて、部屋を出る伊集院とチームドラゴンの面々。「あなたじゃなきゃ、朝田は救えなかった。チームの一員として、礼をいうわ。伊集院……先生」　加藤は伊集院に微笑みかけ、チームの面々も伊集院に賞賛を送る。　伊集院は、精魂尽き果てたように床にへたり込むのだった。　伊集院の病院内での評価は高まる。　安堵の思いと、誇らしい思いを感じつつも、伊集院は何か心の中に見つけたものがある。　伊集院は、まだ意識のない朝田の眠るベッドのそばに行き、ひとり告白する。　……初めて、チームドラゴンの執刀医の立場を経験した。それでわかった。戦っているのは、自分ひとりだけじゃないということを。あれが、チームなんですね……。　一方、元心臓外科部長の野口賢雄（岸部一徳）が中国に飛ばされたことで、野口がアメリカから連れてきた黒木慶次郎（遠藤憲一）の立場もこれまでのようには行かなくなっていた。　後ろ盾がなくなって、カテーテルのチームは以前ほどの勢いがない。　荒瀬は、エレベーターで乗り合わせた黒木に、野口が飛ばされたこと、それによって黒木とカテーテルチームに影響があるのではないか、と問いかける。　が、黒木は関係ない、ときっぱり言う。　黒木はいつだって、ひとりでやってきた。これからも同じだ。だれがいようが、居なくなろうが関係ない。　それならば、どこでだっていいはず。それなのに、なぜこの明真大学付属病院を選んだのか。　荒瀬の問いに、黒木は静かに言った。「見てみたかった。ここに、最高のチームがあると聞いて……」　黒木の本心は、見えない。　チーム黒木の循環内科で、仕事をしている伊集院のところに、黒木がやってくる。　朝田の治療のため、チーム全員が駆けつけてきたことに「いつまでの仲良しごっこやってるんじゃないよ」と厳しい。　それで助かったからよかったものの、もし朝田が死んでいたら、誰が責任を取る？　チームリーダーの加藤か？　それとも執刀医の伊集院か？　仲間とか、チームとか、そんな甘っちょろいもんは、どん底になったときに、本性を現す……。　黒木は一方的に伊集院に告げると、そのまま部屋を出て行ってしまう。　伊集院は黒木に不審を抱き、黒木に関する資料を調べる。　かつて黒木は、江北大学病院の外科医だった。　才能のある医者で、将来を期待されていた。　あるとき、黒木の所属する外科チームが、動脈弁置換術をおこなうことになった。だが、功名心に駆られた執刀医の教授は、弁置換術を「ロス手術」に変更することにしたのだ。それは、最高難度といわれる手術。成功すれば、名声は一気に高まる。　けれど、黒木はその当時の外科のチームでは、不可能だと考え、何度となく教授に辞めるように進言を続けた。だが取り合ってもらえなかった。　そして、手術は失敗し、患者は死亡してしまう。　教授は責任を逃れるために、補佐役をしていた黒木のせいにする。権力者の教授に逆らうことをおそれたチームの全員が教授に従った。外科チームの全員が手のひらを返して、黒木に全ての責任を押しつけたのだ。　さらに、その亡くなった患者というのは、黒木の恋人だった……。　黒木は信じていたチームに裏切られ、最愛の人を自らの手で死なせてしまった。　その思いが、外科への恨みをもたせ、チームというものへのぬぐい去れない不信感を植え付けたのだ。「黒木のカテーテルは、外科医の復讐なんだ」　黒木の過去を知る藤吉は、そう荒瀬に全てを明かすのだった。　伊集院もまた、黒木の過去を資料から知ってしまう。　事務仕事を片づけ、屋上で休憩をとっていた伊集院は、近づいてきた黒木に話しかける。　朝田の手術で知ったチームというものの大切さを……。　黒木は頑なにチームや仲間という者を否定するが、伊集院はきっぱり言う。　黒木先生にカテーテルを教えていただいたことは、感謝しています。でも、僕はあなたとは違います。僕は……チームを信じます。　そういって、伊集院は黒木と決別し、チームドラゴンに戻ることを宣言するのだった。　朝田の意識は、未だ戻らない。また、いつ回復するかもハッキリしない。　そのため、予定していた手術には、まだ朝田は加わることができそうもない……。　鬼頭は、「朝田抜きならばしかたがない、予定している心臓外科の手術を中止ししなさい」と加藤に迫る。　だが、そこに現れたチームドラゴンの面々。「患者がいるなら、手術はする。ひとりが抜けても、機能するのがチームだ。手術の中止はしない」と、鬼頭に言う。　鬼頭はしぶしぶながら、「失敗は許さない」とだけ言い置いて去る。　そのころ、集中治療室で朝田の意識が回復していた。　ぼんやりとあらぬ方向を見つめる朝田。駆けつけてきた、チームドラゴンの面々をゆっくりと見回す。「朝田先生、また一緒にオペやりましょう」　喜び勇んで話しかける伊集院の顔を、朝田は不思議そうに見つめながら、つぶやく。「オペ……？　オペって……誰？」寸　　評　　重傷を負った朝田の治療を、チームから離脱した伊集院が治療するという回でした。　執刀医を六回ほど経験した、という設定になっていましたが、それくらいの経験でちゃっちゃと超絶難度の手術をこなすって、朝田よりも伊集院のほうが「ゴッド・ハンド」なんじゃないの！　とまあ、驚いたところで、今回は「医龍」の目玉、権力闘争の部分が少ない回でした。　しかし、中国に飛ばされながらも、しつこく明真に戻ってくる気まんまんの野口先生。次回が楽しみです。執筆者　畑中ヒロ() ---------------------------------------------------------------------- 2.　編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 　よく、記憶喪失のマネをして遊ぶときに「……なにそれ、食べられるの？」とかってやりますが、今回の最後、記憶障害（？）になった朝田が「オペって ……誰？」って返したときに、思わず吹きました。　このシーン、無言のままでも、「何それ？」でもよかったと思うんですが… …。　シリアスな場面で、こういうボケって、すごくツボにハマります。（畑中ヒロ） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。（http://www.mailux.com/) ======================================================================

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