|
===================================================== 発行部数 31 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2010/09/16(Thr) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.木曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル GOLD 局 名 フジテレビ系 放映日時 木曜22時 キャスト 早乙女悠里(天海祐希) 早乙女洸(松坂桃李) 早乙女晶(武井 咲) 新倉リカ(長澤まさみ) 蓮見丈治(反町隆史) 早乙女惣一(夏八木勲) 早乙女修一(水上剣星) 蓮見丈治(反町隆史) 明石辰也(寺島 進) 早乙女廉(矢野聖人) 相馬幸恵(賀来千香子) 早乙女晶(武井 咲) 保坂次郎(志賀廣太郎) 早乙女朋(大江駿輔) 丹羽聖子(エド・はるみ) 丹羽 勝(水野真典) 脚 本 野島伸司 主題歌 Superfly『Wildflower』 あらすじ 最終回 死なないで。母と子の号泣の結末 競技が始まり、各選手、飛び込む.....だが、早乙女廉(矢野聖人) は、飛び込まなかった。 駆けてきた蓮見丈治(反町隆史)が、廉の背中を叩く。 早乙女惣一(夏八木勲)は、廉を担ぎ出したのは、早乙女洸(松坂 桃李)が.....と言う。 早乙女悠里(天海祐希)は、洸が本気を出してくれればと思った、 と言う。 蓮見は、そのために廉を、と言う。 悠里は、廉は耐えられる体ではなかった。でも、本気で戦おうとし た。次男の気持ちなんて、考えていなかった。母親失格だ、と言う。 廉は、前よりずっと強くなった、と蓮見。 神代麻衣子(南沢奈央)が、「洸.....」とつぶやく。 洸がゴールする。一番だった。ガッツポーズを取る。 立ち上がる惣一と悠里。蓮見は悠里の肩を叩く。 惣一は、「優秀な経営者と、優秀な母親は似ている。何を大切にす べきかを知っている」と言う。「はい」と蓮見。 洸は、近づいてきた悠里に、「母さん」と呼びかける。「おめでと う」と悠里。でも、洸とはそれだけで、悠里は廉のところに歩いて行 く。洸に、蓮見が声を掛ける。 悠里は、廉をしっかりと抱きしめると、「ありがとう」と言う。 洸の記録は、日本新記録だった。 特別貴賓室の前で待っている新倉リカ(長澤まさみ)。そこに離婚 届を返して貰ったと、喜色満面で出てくる明石辰也(寺島進)。しか も悠里に謝られちゃった。洸に気づかれないために、廉に芝居させて いること、言えなかった、と。オレ、かなり挙動不審だったけど、ば れなくてよかった、と言う。そして、リカも辞表、早く返して貰え、 と。 悠里のところへ行くリカ。まさか、辞表、返してくれ、なんて思っ てないわよね、と悠里。離婚届は返して貰ったって、とリカ。離婚届 と辞表は違う、と悠里。 悠里は、リカが秘書だから厳しく言うの。秘書は、時に社長の私生 活まで覗ける。絶対安心できる者でなければならない。正しい、正し くないではなく、社長の言うとおりにする。だから秘書は懐刀と呼ば れる。それが、主人に逆らって、ついていけないと言う。絶対に辞表 は返さない。恨むんなら、恨みなさい、と言う。 リカは、恨むなんてとんでもない。自分が秘書だから、厳しく言っ てくれているのだと思っています。次に役立てます、と言う。 競技場の廊下を、フラフラと歩いている丹羽聖子(エド・はるみ)。 聖子は、自宅で息子・丹羽勝(水野真典)の首を絞めたのだった。勝 を殺して、自分も死ぬ、と言って。勝は、ナイフを取り出すと、これ で自分を殺してくれ、と言う。 悠里が、閉会の辞のため、壇上に立つ。そして、『君の行く道は、 果てしなく遠い.....』と歌を歌い、この歌詞のように、つらいとき も挫折せずに、続けてきた。それが今回の成果につながっている。 また、チャップリンは、どの作品が最高かと訊かれ、綺羅星のごと くある作品ではなく、"Next One" と答えた。次の作品。もし、次の 作品が、快作だったとしても、また "Next One" と答えるだろう。次 を、次をと目指していく。 その会場に、ナイフを構えた聖子が、悠里目指して、フラフラと入 ってくる。 それに気づいた蓮見は、聖子を止めようとして、ナイフで刺される。 会場に、叫び声が上がる。 リカは部屋を片付けながら、金ちゃんをどうしようか悩んでいる。 明石に飼って貰おうか......まだ、ローンも残っているのに、と困っ ている。 ドアを何度もドンドンと叩く音。出て行けということか、とリカが 出ると、叩いていたのは明石。リカは、金ちゃんの話をしようとする が、明石は、それより、刺された、と言う。 オペ室の前で待っている、早乙女家の一同。 悠里は、こんな事になるなんて.....と言う。聖子は、自分のクレ ーマーだった。電話では、何度か話したことがあった。 蓮見は、何度か会いに行ったようだ。蓮見は、もともと聖子はクレ ーマーだから、気をつけろと言っていたのに。 医者が出てきて、蓮見の容態は予断を許さない。出血が多いからだ、 と説明する。 悠里が気を失い、倒れる。 悠里を、ハイヤーの後部座席に座らせる。その悠里を心配そうに見 る運転手の保坂次郎(志賀廣太郎)。 悠里の車の前に、少年が現れる。ランニングシャツに半ズボン。 「朋くんが(早乙女朋(大江駿輔))」と悠里に声を掛けるリカ。 悠里は、あれは蓮見だと譲らない。 医者が出てきて、待っているみんなに、院内の血液ストックは、使 い切ってしまった。今、近隣の施設に輸血パックを譲ってくれるよう 頼んでいるが、そんな簡単には入手できないだろう、と言う。 洸は、自分たちの血を使ってくれ、と言う。廉も早乙女晶(武井咲) も洸も、オレたちは早乙女だから勝つ、と言う。惣一は、この子たち の好きにさせてやってくれ、と言う。 悠里は、孤児だった蓮見が早乙女家にやってきたときを思い出して いた。悠里を助けてやる、と言っていた。ステーキの食べ方を知らず に手づかみでかぶりついていた。 今度は、リカも会った少年が、蓮見の少年時代とわかった。 蓮見少年は、やがて朋と手をつなぐ。 拘置所で、聖子と面会する悠里。聖子は開口一番、謝罪しない。悠 里が悪いのだから。悠里のような人が、他人の家庭を不幸にする。き れいに生まれ、お金持ちで、と言う。 悠里は、わたしの兄は自殺した。小さいとき、強盗に入られ、悠里 を守ってくれたお手伝いさんが、目の前で殺された。夫はわたしにコ ンプレックスを持ち、浮気し、そのため、四人目の子供を流産した。 長男はプレッシャーに耐えきれず、事故を起こした。次男は心臓に疾 患を抱えている。長女はわたしに反発して、肩にタトゥーを入れた。 そして、わたしの大切な、大切な人は、あたなに傷つけられた。それ でも、わたしの家庭がうらやましい? わたしが幸せだと思う? この世で一番愚かなのは、人をねたみ、立ち止まること。そんな暇 があったら、考えろ。こぎ出せ。ブランコは揺らし続けろ。一番つま らないは、何もしないこと。不幸なら、思い切って、泣けばいい。そ して、そこから大きくブランコをこぎ出せばいい、と悠里。 悠里の脳裏には、修一の言葉が蘇っていた。 この期に及んでも、まだお人好しなのね。あなたの心は、わたしに は響かない。わたしは、自分でブランコを止めることを選んだのだ、 と聖子。 悠里は、聖子に立ち直って欲しいと思っているのは、自分では無い。 息子さんよ、と言う。 聖子は、息子がそんなことを言うわけがない。わたしは、あの子の 首を絞めたのよ、と言う。 悠里は、時には奇跡が起こることがある。暗いところに落ちてしま った聖子を助けるため、自分が明るいところにいなければいけない。 聖子を引き上げるために、と勝が言っていた、と言う。 悠里は、勝を招き入れる。勝の姿を見て、号泣する聖子。 悠里は、その2人を残して立ち去る。 蓮見がリビングに入ると、電気が消えている。懐中電灯がともり、 その光の差すところを目で追っていくと、蓮見の退院を祝う横断幕。 そこには悠里だけでなく、洸、廉、晶もいる。みんな蓮見は家族だ から、と言う。 蓮見は早速、晶の練習メニューを考えたから、と言う。悠里はハッ とする。蓮見は、洸と廉の眼を目隠しして、後ろを向かせる。男子は 見てはいけない、と。 晶は、悠里にごめんなさいと謝る。そして、トレーナーを脱ぐ。下 着の肩紐のところの皮膚はきれいだった。 蓮見は、晶は体を傷つけちゃいなかったんだ、と言う。シールだっ たんだ、と納得する廉。 そこに明石が大きなバッグを提げてやってきて、自分を許してくれ、 と頭を下げる。こうして、家族みんなと一緒にいるのはいいな、と。 悠里は、自分はいい妻ではなかった。子供たちにも厳しく、いい母 親でもなかった、と言う。 そんなことは無いと言って、明石は有利を抱きしめる。そして、も う1人、子供を作ろうか?と言う。エーッ?という顔の悠里に、弟が 欲しい、と廉。 悠里は、洸には長男ということで、一番つらく当たってしまった、 と言う。洸は、悠里のことを恨んではいない。悠里は、いつも洸と一 緒に苦しんでくれたから、と言う。 蓮見は1人窓辺で、酒を飲んでいる。窓の向こうに、修一の背中を 見ていた。 修一は、蓮見は家族だ。だから、悠里を好きになってはいけない。 好きになったら、家族ではなくなってしまう、という修一の声が聞こ える。 チャイムが鳴る。蓮見が玄関を開けると、洸と廉、晶が入ってくる。 夫婦水入らずにしてあげようと思って、と。 お前たちも家族じゃないか、と言う蓮見に、蓮見も自分たちの家族。 なんと言ったって、『血を分けた』家族なんだから。パジャマも持っ てきた、と言う。 その頃明石は、悠里に膝枕してもらって横になり、2人でお酒を飲 んでいた。 明石は、子供たちにレスリングを教え始める。 晶は、蓮見の指導で、より難しい技に挑んでいる。 廉は、バックパックを背負って旅立った。 悠里の新しい秘書選び。悠里の隣に、蓮見が立っている。 悠里は、何であの子もいるのよ!と文句を言う。学歴を問わないと あったから、と蓮見。 悠里は、履歴書を見ている暇はない。今度の秘書には、英語力が必 要。英語で自己紹介して、と言う。 一人目も、二人目も、英語はペラペラ。三人目はなんとリカ。 悠里は蓮見に、リカの英語力について訊く。駅前留学ぐらいしたら しい、と蓮見。 リカの番になり、話し始めるリカ。案の定、たどたどしい英語。だ が、内容は、今まで悠里に言われたことを思い出し、それを織り込ん でいる。色は赤が好きとか、自分の家族とか。 蓮見が、リカが一番悠里のことを愛しているんじゃないか。英語な ら、通訳を雇えばいいだろう、と言う。 悠里は、リカを秘書に決める。ほかの応募者からの鋭い視線がリカ に突き刺さるが、リカは気づいていない。 悠里はリカに、すぐにアパートに引っ越しなさい、と言う。だが、 ためらうリカ。そして、動物は飼えるのか訊く。うちには、金ちゃん がいるので、と。 悠里は、わたしが持っているアパートよ、と言う。 リカは喜びのあまり、悠里に駆けよって、抱きつこうとする。だが、 悠里は足を出してリカを引っかけ、リカは床にドテッと倒れる。「そ んなア〜」と情けない声を出すリカ。 寸 評 洸はオリンピックの代表選手になり、晶もきっと、蓮見の指導で、 優勝するのでしょうね。 オリンピックの重圧から、心ならずも逃れた廉は、バックパッカー として、夢に一歩を踏み出す。 辞表を出したら受理されて、返してもらえなかったリカ。当てが外 れて退職してしまいましたが、再チャレンジで、見事、再び秘書の座 を射止めました。部屋も変わらなくていいし。 でも、あの部屋の隣には、たぶん明石も廉も居ないのですよね。金 ちゃんとの1人と一匹暮らし、寂しいと感じるようになるのでしょう か? また、洸と晶の復活で、朋くは無事成仏できたのでしょうか。 最後まで引っ張ったもろもろの問題を予定調和的に解決しましたね。 途中の悠里の過激発言は、さすが野島伸司!と思ったのですが、終 盤、悠里は、自分が悪いと口にするようになって、社会に対する問題 提起ではなくなってしまったのが、残念です。最後まで、女王様キャ ラで押し通したら、どういう結末になっていたでしょうか。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 遅くなってしまって、済みませんでした。最終回にたどり着きました。 夏、酷暑に耐えたためか、今が暑いのか、涼しいのか、あるいは寒いのか、 よくわからなくなってしまいました。 今冬、寒くなるという予測も出ているようですが、夏、あれだけ暑かったの ですから、暖冬になって欲しいと思います。夏の暑さをためておいて、冬に解 放できたらいいのですが。 業界としては、冬は冬で寒くなった方が、物が売れて助かる、というところ も多いのでしょうが。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :draken このメールマガジンは、メールマガジン[Macky!]を利用して発行しています。 (http://macky.nifty.com/) ====================================================================== |